上 下
17 / 193
南駅の駅弁

5話

しおりを挟む


 車両の外の通路に出ると、月が皓々と輝いて山並みと線路を照らしていた。
ケイジュの顔もはっきり見えるほど明るい夜だ。
ついさっきまで在来生物との死闘が繰り広げられていたとは思えない。
ケイジュはさり気なくあたりを見回して人が近くにいないか確かめた。
そして口を開きかけたおれを手で制し、うつむいて何事かを呟く。
それは魔法の詠唱だったらしい。
黒いモヤのようなものがケイジュの足元から立ちのぼり、おれとケイジュを包んだ。
黒いモヤは煙たくもないし触れもしないが、機関車の音が少し遠のいたような気がする。

「姿隠しの魔法だ。おれたちの姿と声が、しばらくの間認識されにくくなる」

おれはなるほどと頷いて、ケイジュと視線を合わせる。

「内緒話をしたいんだよな?えーと、どこから説明したらいいか……」

「まずはなぜ客車から降りてきたのか聞きたい。まさかつい好奇心で在来生物の見物に来たんじゃないだろうな?」

ケイジュの声はいつもよりも更に低くて迫力満点だ。おれはつい視線をそらしてしまった。

「ち、違う!その、車両の魔力灯が消えたあと、向かいの座席で火事場泥棒を働いてる奴を見つけちまってさ。流石に放ってはおけなかったんで、捕縛して駅員のところに連れて行ったんだ。
それで、ちょうど在来生物の声が大きくなったからつい外を見て……そしたらバカでかい在来生物が機関車に突進しようとしてるし、冒険者は魔法で吹き飛ばされてるしで……しかも在来生物の目の前にケイジュがいたから居ても立ってもいられなかった。
そこからは……ご存知のとおりです」

説明していると、結局自分が好奇心に負けて飛び出したような気がしてきて落ち込んだ。
おれの目にはかなり危ないように見えたけど、ケイジュにとってはそうじゃなかった可能性もある。
おれが慌てて精霊術を使わなくてもケイジュならなんとか出来たかも。
おれがうつむきつつケイジュの様子をチラチラ伺うと、ケイジュは困ったような顔で深く息を吐いた。

「……経緯は分かった。おれも過保護になりすぎていたようだ。責めるような言い方になってすまない」

おれは顔を上げてケイジュの顔をまじまじと見る。
ケイジュがおれの安全を気にするのは、きっと用心棒としての責務を全うしようとしているだけだと思っていたけど、今の言い方はまるで子供に対する父親みたいだ。
ケイジュは息を深く吸い、おれの目を真っ直ぐ見つめる。

「それから、助かった。ありがとう」

「ほ、ほんとか?おれ余計なことしてないか?」

「あの在来生物はまだ名前もついていないような新種で、おれも攻めあぐねていた。最終手段として、ありったけの魔力をつぎ込んで即死魔法を放つつもりでいたが、セオドアのおかげでなんとかなった。おかげで魔法を使う余力も残しておけたし、余計なんかじゃない」

「そうか、ならよかった」

おれはようやく肩から力が抜けた。
さすがケイジュだ。
あの状況でも奥の手は隠してあったんだな。
おれのしたことが余計なことであっても嫌だったが、おれの精霊術が遅れていれば死んでいた、みたいな状況でも嫌だったので心底安心する。
ケイジュは少し迷うような素振りをみせながらも、ぎこちなくおれの肩をぽんぽんと叩く。
さっきからケイジュの挙動が父親っぽく見えておかしい。
おれは少し笑って、他に聞きたいことは?と尋ねる。

「あとは、精霊術について聞きたい。すべて話せとは言わないが、おれの精霊術に対する認識はどうやら大きく間違っているようだ。支障が出ない範囲で教えてくれ」

おれは頷く。
ケイジュになら話してもいいだろう。
それに、今回のようなことが二度と起きないとも限らない。

「じゃあ、精霊術を説明する前に、ちょっと前置きがあるから聞いてくれるか?」

「ああ」

「これはおれ自身の考えじゃなくて、貴族としての慣習なんだが、精霊術の詳細は口外しちゃいけないんだ。御存知の通り、旧人類には魔力がない。魔法を使う在来生物やら亜人やらに対抗するために開発されたのが精霊術だ。
だから、敵に詳細を知られちゃまずいってことだな。もしケイジュが精霊術のことを人に言いふらしたりしたら、貴族から殺し屋を差し向けられる。くれぐれも気をつけてくれ」

「わかった」

ケイジュが神妙な顔で深く頷くのを確認して、おれは着ていた服のボタンを外していく。

「セオドア……!?」

ケイジュが珍しくうろたえた声を出したけど、おれは気にせず、いつもきっちり着込んでいる肌着も寛げて胸板をさらけ出した。

「これが精霊術の核だ」

おれの胸板のちょうど真ん中あたりには、くるみほどの大きさの穴が空いていて、そこには精霊術の力の源である魔石が埋め込まれている。
それを目にしたケイジュはぎょっと目を見開いていた。

「貴族は10歳になると、魔石をはめ込む台座を胸に埋め込むんだ。この台座からは紐みたいなものが伸びていて、その紐は体内を通って頭まで繋がっている。そして台座に精霊術専用の魔石、核を埋め込む」

おれは言いながら、胸元から核を抜き出してみせた。
おれの瞳と同じ、青みを帯びた灰色の石は寸分の狂いもない球体だ。
指でつまめるほどの大きさだがずっしりと重い。

「この核は溜め込んだ魔力を一切外に漏らさない特殊な加工がしてある。この胸に埋め込んである台座だけが、この核から魔力を引き出すことができるんだ」

胸にぽっかりと空いた穴は見ていて気持ちいいものじゃないだろう。
しかも金属のような光沢を放つ台座もその中に埋まっているのだ。
エレグノアの貴族ほど、歪な生き物はいない。
我こそ正しい人間の姿だ、と豪語するくせに服の下にはこんな物を隠しているのだから。

「ケイジュも、この核からは魔力は感じないだろ?けど、魔力を込めることはできる」

おれが核をケイジュの方に差し出すと、ケイジュは遠慮がちに手を伸ばしてきた。
その指先がかすかに核に触れると、ケイジュは息を呑んだ。
核に魔力が吸い込まれていく感覚がわかったのだろう。

「確かに、魔力が吸い取られていく。しかも、なんだ、この魔石……この大きさなら魔力の容量はたかが知れているのに、底が見えない……!?」

「魔力を満タンにするには竜人並の魔力量が必要になるから気をつけてくれ。おれも魔力の充填は貴族街の竜人の知り合いに依頼してるんだ」

「そう、なのか……この魔力を使って、魔法を?」

「結果的には魔法と同じ事が起きるが、魔法を使うのはおれじゃない。精霊だ。精霊のことは知ってるか?」

「無機物に宿る魔力を糧に生きている、目には見えない生き物だと聞いている」

「そうだ。精霊はおれたちとは生きている次元が少しずれているために、目には見えない。けど、おれたちと同じように生きている。精霊が食料にしているのは無機物に宿る魔力だ。自然界に存在する魔石や、巨大な滝、吹き荒れる風、火山の火の中に存在する魔力をな。この核に宿る魔力も、精霊にとっては食い物だ。すでに生き物の体から切り離された魔力だからな」

「生き物に宿る魔力は、精霊は食えないのか」

「勝手に魔力を食われないように、生き物のほうが進化して精霊を寄せ付けない体の構造になったんだろう。けど、進化してない旧人類は、この核を餌に精霊を寄せ集めて、魔力を与えるかわりに精霊に命令できる」

「精霊と意思疎通ができるのか?」

「うーん、ある意味そう言えるか……そもそも精霊には意志と言えるほどの知能はない。単純な生き物なんだよ」

「そんな相手にどうやって命令する?」

「胸の台座から、頭の中まで繋がってる紐、この紐がおれの思考や言葉を読み取って精霊にわかる波動として変換してくれる。そこのところの詳しい仕組みはおれでも知らない機密事項だ。おそらく神話時代の技術だと思うぜ」

実を言うと、この精霊術用の核や胸に埋め込む器具はすでに製造技術が失われている。
貴族たちは神話時代から現在まで残っている遺物を昔からのやり方で使っているだけなのだ。
幸い、神話時代の頃が一番純粋な人間は多かったようで、使った形跡のない遺物が殻都の奥底には大量に眠っている。
貴族たちが頑なに殻都の中心から退こうとしないのは遺物を隠し続けるため、というのもある。
おかげで、おれみたいな貴族のはみ出しものでも精霊術を使えるように“改造”してもらえるというわけだ。
ケイジュは包帯の巻かれた手を顎に当て、眉をしかめている。
しばらく沈黙が続き、頭の整理が終わったらしいケイジュが口を開く。

「……仕組みについてはなんとなくだが理解できた気がする。魔法と精霊術では、他にどんな相違がある?」

「精霊術の長所は、消費する魔力に対して生み出せる火力が大きいことだ。核に蓄えておける魔力が多いということもあるが、さっきの雷みたいな、上級魔法レベルの現象を精霊術なら連発できる。自動二輪車があんなに長時間動かせるのも、精霊術の燃費がいいからだ」

「なるほど」

「短所は、魔法みたいに繊細な操作が出来ないことだな。精霊たちに命令できるのは、ここで一番でかい生き物に雷を落とせ、とか、目の前の生き物を燃やせ、とか、単純なことだけだ。しかも、威力を抑えたりすることが出来ない。滝のように水を生み出すことは出来ても、コップに水を満たすだけなんてことはできない。とにかく派手な現象を起こすことしか出来ないんだ。傷を癒やしたり、身体を強化したりも命令が複雑になりすぎるから使えない。自動二輪車みたいに精霊術専用の道具を作れば、繊細な操作も可能だが……開発資金にも限界あるし、生活魔法みたいに気安くは使えないな」

「歩く大砲みたいなものか」

ケイジュの例えが言い得て妙だったのでおれは笑った。

「そうそう。だから、精霊術はいざというときの脅しにしか使えなかったんだ」

「セオドアが無鉄砲なのもその力があったせいか」

「……どれだけ威力の高い大砲を持っていても、無敵じゃないっていうのは最近思い知ったよ」

ケイジュはおれの言葉に、ならばよし、とでも言うように薄く微笑んだ。

「とはいえ、精霊術が強力な切り札であることはわかった。そろそろ胸を隠しておけ。もうすぐ魔法の効果が切れる」

おれは核を胸にはめ込んで、服のボタンをしっかりとめる。
しかし、ケイジュの視線が痛い。
そこまで監視しなくても、ちゃんと服ぐらい着られるんだけどなあ。

「ケイジュ、あのさ、ケイジュはおれが純粋な人間だってこと一生懸命隠そうとしてくれてるけど、多少バレてもおれは平気だぜ?貴族を恨む亜人は多いだろうけど、おれも全く戦えないわけじゃないんだし……」

「その考えは甘いぞセオドア。おれやセオドアよりも腕の立つ奴に襲われたらどうする。それに、恨んで襲ってくるならまだわかりやすいが、お前の立場や能力を利用したいと考えるやつはごまんといるはずだ。魔法使いにしてみたら、その核は喉から手が出るほどの逸品だぞ。その台座ごと奪えば、核から魔力を引き出せるんだろう?」

「はは、それは無理だ。胸に埋め込んである器具には自爆機能がついてる。無理やり取り外そうとすればおれごとドカンだ」

おれがそう言った瞬間、ケイジュの眉がつり上がった。おれは焦って言葉を続ける。

「いや、うっかり触ったぐらいじゃ爆発したりしないぜ?無理やり引っ張ったりして台座の底の部分が肉体から離れたらその瞬間に爆発するんだ」

ケイジュの表情がますます険しくなって、おれはたじろいだ。
何がケイジュの逆鱗に触れたのかわからないので、とりあえず思いつくままに言葉を並べ立てる。

「精霊術の秘密を貴族以外に知られないようにっていう防御機能だな。それに、貴族を害した奴も巻き込まれて死ぬんだから、ますます貴族を襲おうなんて考えるやつも少なくなるだろうし、完全に無駄な機能ってわけじゃ……ないと……思う……」

おれはついに言葉を失って、怒りを押し殺しているような表情のケイジュに詰め寄られた。

「……セオドア……自分の命を軽んじるのはやめてくれ」

ケイジュの両手がおれの肩に伸ばされる。
ずっしりと重く、温かい手のひらが、ぐっとおれの肩を掴んだ。

「ちがう、おれは別に、死にたいわけじゃ、」

おれが首を振っても、ケイジュはおれから目を離さなかった。
おれはようやく、ケイジュの目が怒りではなく、悲しみに満ちていることに気付く。
月の光を映しこんだ瞳は、不安定に揺れていた。

「ああ、わかっている。だが、自分の意志ではなく、ただの物に生死を左右されるとわかっていて、それを受け入れているのは、自分の命を諦めているように思える。後腐れなく死ねるのだから、いつ死んでも構わない、とな」

おれはそう言われてとっさに違うと言い返せなかった。脳裏に浮かぶのは鮮烈な赤色。
“貴族として”素晴らしい最期だったと、誰もが称賛していた。
おれはあんなふうに死ぬのは嫌だと、逃げてきたはずだったのに。
いつの間にか、縋っていたのか。
血の気が引いていく感覚がして、ぐらりと視界が歪む。
しかし、おれの体はケイジュの両手によってしっかりと現世に繋ぎ止められていた。

「セオドア、お前がどんな生き方をしようと、どんな死に様を迎えようと、おれは否定しないつもりだった。だが、もう無理だ……言わせてくれ……せめて、おれが側にいるときは、いつ死んでも構わないなんて馬鹿げた考えはやめろ。生にしがみついていてくれ」

ケイジュの手から熱が伝わってくる。
昏い思考の淀みにまっすぐに染み込んできたその熱をたぐり寄せ、おれはいつの間にか閉じていた目を開ける。
ケイジュの余裕のない必死な表情が目に入って、おれは唇をきつく噛み締めた。
感情がごちゃまぜになっていて、苦しい。
せめて、わかった、と答えなければと思っているのに、思ったように舌が動かない。
ケイジュは一度うつむいて、ふー、と長く息を吐き出したあと、さっきよりも小さく静かな声で言った。

「……大げさかもしれないが、おれは、セオドアのことを得難い友人だと思っている……おれの後ろじゃなく、おれの横を歩いてくれる、唯一の友人だ……だから、頼む。自分を大事にしてくれ」

おれは息を止めて、その言葉に聞き入っていた。
脳裏をよぎった鮮紅はもう思い出せない。千千に乱れていた感情も、嬉しい、という一点に収束した。
おれは強張っていた背中の力をため息とともに逃して、口を開いた。

「……ありがとう……おれにとっても、ケイジュは大事な人だ。一緒に世界の全部を見て回るためにも、意地でも生き抜くさ」

おれの言葉で、ようやくケイジュの表情が和らいだ。
目尻が下がり、唇が柔らかい弧を描く。
月の蒼い光に照らされてより冷たく見えるはずの顔が、胸を締め付けるくらい優しげに微笑んでいる。
おれはその顔を見て、ああよかった、と心底安心するとともに、ああ、すきだな、と当たり前のように思った。



しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない

月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。 人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。 2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事) 。 誰も俺に気付いてはくれない。そう。 2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。 もう、全部どうでもよく感じた。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です! 小説家になろうでも10位獲得しました! そして、カクヨムでもランクイン中です! ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。 いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。 欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・ ●●●●●●●●●●●●●●● 小説家になろうで執筆中の作品です。 アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。 現在見直し作業中です。 変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。

処理中です...