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駅に着くともう電車が来ていた。
焦って改札をくぐり電車に向かって走る…と
「ごめんなさい!!」
女の子の声が聞こえた。
自分のことしか考えてなかった僕はどうやら改札口でぶつかってしまったらしい。
「いえ、こちらこそすみません。大丈夫ですか?」
「大丈夫です!!急いでるので!!」
早口でそう言うとその女の子は改札口へと小走りでむかった。
僕は前方から人がやってくるのに気づき、急いで走ろうとすると、目の前に青いイルカのキーホルダーが落ちていた。これ、さっきの女の子のだよな。慌てて改札の方へ向かうもそれらしい人影は見当たらない。
どうしたもんかなあこれ。ぶつかった拍子に外れてしまったのであろうボールチェーンをはめようとしたが、弱ってしまっていてすぐに外れてしまう。これだと落としても無理はなかった。
そして僕はと言うと、乗るはずの電車を逃してしまい、次の電車までのおよそ30分暇を弄ぶことになった。
焦って改札をくぐり電車に向かって走る…と
「ごめんなさい!!」
女の子の声が聞こえた。
自分のことしか考えてなかった僕はどうやら改札口でぶつかってしまったらしい。
「いえ、こちらこそすみません。大丈夫ですか?」
「大丈夫です!!急いでるので!!」
早口でそう言うとその女の子は改札口へと小走りでむかった。
僕は前方から人がやってくるのに気づき、急いで走ろうとすると、目の前に青いイルカのキーホルダーが落ちていた。これ、さっきの女の子のだよな。慌てて改札の方へ向かうもそれらしい人影は見当たらない。
どうしたもんかなあこれ。ぶつかった拍子に外れてしまったのであろうボールチェーンをはめようとしたが、弱ってしまっていてすぐに外れてしまう。これだと落としても無理はなかった。
そして僕はと言うと、乗るはずの電車を逃してしまい、次の電車までのおよそ30分暇を弄ぶことになった。
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