24 / 28
異世界の愛され姫は追いかけてきた従兄からも(性的に)ヤンデレ執愛されました
騎士たちの反応、王子の苦悩
しおりを挟む
「アリサ!」
「おひい様、もうおよろしいのですか?」
一週間ぶりに登校した亜莉紗を、騎士たちが心配してくれる。
「それがなぁ、登校中もどうにも具合が悪そうっていうか……」
今日の登校エスコートはサイラスだった。道中、亜莉紗は顔を赤くして何度もふらついたのだ。
「……大丈夫、姫様? えっちしたら治る?」
エーミールが心配する。皆も心配そうに亜莉紗の様子を窺っている。
「だいじょうぶだよ、みんな。もう元気だから」
授業中、亜莉紗は同じクラスのエーミールが何度も心配そうに亜莉紗を窺う視線を感じていた。
(ごめんね、エーミール。ぜんぜん大丈夫なのに……)
ーー大丈夫どころか。
(アァ、気持ち、イイよぉ……っ)
今亜莉紗の下着の中には、ローターが仕込まれているのだ。「お兄ちゃんが好き」と告げた亜莉紗に、光琉が付けさせたものだ。
(気持ちいい、けど……、イくのは……難しい、かな……)
光琉からは、イッたらローターを外してもいいと告げられている。だが振動が弱くてとてもイけそうにはなかった。
「アリサ、本当に大丈夫なの?」
ふと顔を上げると、フェリクスが亜莉紗を見つめていた。休み時間となり、心配したエーミールが呼んできたのだろう。
「だいじょう、ぶ……」
顔を赤くしてはぁはぁと息を吐く亜莉紗を見て、フェリクスはこう言った。
「保健室、行こう」
そう言って亜莉紗を強引に立たせ、お姫様抱っこで抱え上げた。
(だめぇ……今、触れられたらぁ……っ)
それがたとえ腕や腿への刺激であっても、今の亜莉紗には耐え難い快楽となる。
(フェリクスが歩くたび、振動、が……っ)
保健室までの道のりはなんとか耐えきった亜莉紗だったが、やがてベッドへ降ろされ、フェリクスは個々のベッドを仕切るカーテンを閉めた。
「アリサ、もし……」
「?」
「もし発情して辛いなら、私が慰めてあげるよ」
「……っ!」
フェリクスが身をかがめてきて、そっとくちづけられる。
「――――ッッ!!!!」
ついに亜莉紗はビクビクと体を跳ねさせた。くちづけで達したのだ。
フェリクスが驚いて身を離す。
「キスでイッたの? アリサ……」
「ローター、が……っ」
「ろーたー?」
イッた秘肉にさらなる振動を与えてくるローターが辛くて、亜莉紗は下着から蜜にまみれたそれを引きずり出した。内腿に貼り付けられたコントローラーも、テープをべりべりとはがす。
ぶるぶると震えるローターを見て、フェリクスが目を丸くした。
「これは……アリサの世界の技術?」
「う、うん……」
「……自慰に使ったの? 私たちがいるのに……物足りない?」
「ううん、ううん……!」
亜莉紗は必死に首を振った。光琉のことを好きとは言ったが、決してフェリクスや騎士たちへの愛が薄れたわけではないのだ。
亜莉紗は悩んだ。だが――、
(やっぱり、フェリクスたちに光琉お兄ちゃんのこと、話そう……)
亜莉紗を全身で愛してくれる彼らに対して、不誠実なことはしたくなかったのだ。
「従兄が、ねぇ……」
「その方も、おひい様を一途に愛しておられるのですね」
「僕だって、姫様をもっと愛してるもん……」
「…………」
放課後。
光琉のことを告げた亜莉紗に、騎士たちはそれぞれの反応を返した。
「ごめんね、みんな。みんなとも今まで通りに愛し合うつもりだから……」
騎士たち四人との乱交にはすぐに抵抗感をなくした亜莉紗であっても、光琉という元の世界での倫理観をひきずる存在に、つい罪悪感を抑えられない。
「まぁ、姫さんがそれでもっと充実して、キレイになれるならいいんじゃねーか?」
「……そっか。姫様は女の人だもんね。いっぱいえっちしたほうがいいよね」
サイラスとエーミールは納得したようだった。
「この学園には、十人ほどの騎士をもつ姫もいらっしゃいますしね……。おひい様にとっては、私たち四人では少なかったのでしょう」
レアンドルもそう言ってくれた――だが。
「…………」
「フェリクス。貴方は納得がいかないようですね?」
フェリクスだけが硬い表情を崩さなかったのだ。
「その男が――彼が、愛され姫の騎士として我々に加わるのならば、私だって納得も行く。だが、今の形では……」
「……今の形では?」
「――……」
フェリクスは押し黙ってしまった。沈黙が場を支配する。
その沈黙を破ったのはサイラスだった。
「姫さんを愛するなら納得しろよ、フェリ坊。ここはお前の国とは違うんだ。お前は王子様じゃなくて、姫さんの騎士のひとりに過ぎねーんだよ」
「――……!」
フェリクスがはっと顔を上げる。
(フェリクス――)
亜莉紗の胸は激しく痛んだ。フェリクスの表情が、あまりに痛ましかったからだ。
「……フェリクス。貴方が真におひい様を愛するならば、騎士としてその領分を超えないのも私たちのお役目なのですよ」
「姫様、これからも僕たちとたくさんえっちしてくれるよね? それならいいんじゃないかなっ」
(ごめんね、なんて言えないよね……)
「ほらほら、辛気臭せー顔してないで、一発……いや五発くらいヤッてスッキリしようぜ!!」
サイラスが皆を強引に寝室へと押し込んだ。それからはなし崩しにセックスに突入した――だが。
フェリクスが挿入をしたがったので、亜莉紗は蜜壺でフェリクスを受け入れた。だが抽送するフェリクスは快楽にその眉根を寄せながらも、とても苦しげに見えたのだった――。
「おひい様、もうおよろしいのですか?」
一週間ぶりに登校した亜莉紗を、騎士たちが心配してくれる。
「それがなぁ、登校中もどうにも具合が悪そうっていうか……」
今日の登校エスコートはサイラスだった。道中、亜莉紗は顔を赤くして何度もふらついたのだ。
「……大丈夫、姫様? えっちしたら治る?」
エーミールが心配する。皆も心配そうに亜莉紗の様子を窺っている。
「だいじょうぶだよ、みんな。もう元気だから」
授業中、亜莉紗は同じクラスのエーミールが何度も心配そうに亜莉紗を窺う視線を感じていた。
(ごめんね、エーミール。ぜんぜん大丈夫なのに……)
ーー大丈夫どころか。
(アァ、気持ち、イイよぉ……っ)
今亜莉紗の下着の中には、ローターが仕込まれているのだ。「お兄ちゃんが好き」と告げた亜莉紗に、光琉が付けさせたものだ。
(気持ちいい、けど……、イくのは……難しい、かな……)
光琉からは、イッたらローターを外してもいいと告げられている。だが振動が弱くてとてもイけそうにはなかった。
「アリサ、本当に大丈夫なの?」
ふと顔を上げると、フェリクスが亜莉紗を見つめていた。休み時間となり、心配したエーミールが呼んできたのだろう。
「だいじょう、ぶ……」
顔を赤くしてはぁはぁと息を吐く亜莉紗を見て、フェリクスはこう言った。
「保健室、行こう」
そう言って亜莉紗を強引に立たせ、お姫様抱っこで抱え上げた。
(だめぇ……今、触れられたらぁ……っ)
それがたとえ腕や腿への刺激であっても、今の亜莉紗には耐え難い快楽となる。
(フェリクスが歩くたび、振動、が……っ)
保健室までの道のりはなんとか耐えきった亜莉紗だったが、やがてベッドへ降ろされ、フェリクスは個々のベッドを仕切るカーテンを閉めた。
「アリサ、もし……」
「?」
「もし発情して辛いなら、私が慰めてあげるよ」
「……っ!」
フェリクスが身をかがめてきて、そっとくちづけられる。
「――――ッッ!!!!」
ついに亜莉紗はビクビクと体を跳ねさせた。くちづけで達したのだ。
フェリクスが驚いて身を離す。
「キスでイッたの? アリサ……」
「ローター、が……っ」
「ろーたー?」
イッた秘肉にさらなる振動を与えてくるローターが辛くて、亜莉紗は下着から蜜にまみれたそれを引きずり出した。内腿に貼り付けられたコントローラーも、テープをべりべりとはがす。
ぶるぶると震えるローターを見て、フェリクスが目を丸くした。
「これは……アリサの世界の技術?」
「う、うん……」
「……自慰に使ったの? 私たちがいるのに……物足りない?」
「ううん、ううん……!」
亜莉紗は必死に首を振った。光琉のことを好きとは言ったが、決してフェリクスや騎士たちへの愛が薄れたわけではないのだ。
亜莉紗は悩んだ。だが――、
(やっぱり、フェリクスたちに光琉お兄ちゃんのこと、話そう……)
亜莉紗を全身で愛してくれる彼らに対して、不誠実なことはしたくなかったのだ。
「従兄が、ねぇ……」
「その方も、おひい様を一途に愛しておられるのですね」
「僕だって、姫様をもっと愛してるもん……」
「…………」
放課後。
光琉のことを告げた亜莉紗に、騎士たちはそれぞれの反応を返した。
「ごめんね、みんな。みんなとも今まで通りに愛し合うつもりだから……」
騎士たち四人との乱交にはすぐに抵抗感をなくした亜莉紗であっても、光琉という元の世界での倫理観をひきずる存在に、つい罪悪感を抑えられない。
「まぁ、姫さんがそれでもっと充実して、キレイになれるならいいんじゃねーか?」
「……そっか。姫様は女の人だもんね。いっぱいえっちしたほうがいいよね」
サイラスとエーミールは納得したようだった。
「この学園には、十人ほどの騎士をもつ姫もいらっしゃいますしね……。おひい様にとっては、私たち四人では少なかったのでしょう」
レアンドルもそう言ってくれた――だが。
「…………」
「フェリクス。貴方は納得がいかないようですね?」
フェリクスだけが硬い表情を崩さなかったのだ。
「その男が――彼が、愛され姫の騎士として我々に加わるのならば、私だって納得も行く。だが、今の形では……」
「……今の形では?」
「――……」
フェリクスは押し黙ってしまった。沈黙が場を支配する。
その沈黙を破ったのはサイラスだった。
「姫さんを愛するなら納得しろよ、フェリ坊。ここはお前の国とは違うんだ。お前は王子様じゃなくて、姫さんの騎士のひとりに過ぎねーんだよ」
「――……!」
フェリクスがはっと顔を上げる。
(フェリクス――)
亜莉紗の胸は激しく痛んだ。フェリクスの表情が、あまりに痛ましかったからだ。
「……フェリクス。貴方が真におひい様を愛するならば、騎士としてその領分を超えないのも私たちのお役目なのですよ」
「姫様、これからも僕たちとたくさんえっちしてくれるよね? それならいいんじゃないかなっ」
(ごめんね、なんて言えないよね……)
「ほらほら、辛気臭せー顔してないで、一発……いや五発くらいヤッてスッキリしようぜ!!」
サイラスが皆を強引に寝室へと押し込んだ。それからはなし崩しにセックスに突入した――だが。
フェリクスが挿入をしたがったので、亜莉紗は蜜壺でフェリクスを受け入れた。だが抽送するフェリクスは快楽にその眉根を寄せながらも、とても苦しげに見えたのだった――。
0
お気に入りに追加
2,872
あなたにおすすめの小説
女性が全く生まれない世界とか嘘ですよね?
青海 兎稀
恋愛
ただの一般人である主人公・ユヅキは、知らぬうちに全く知らない街の中にいた。ここがどこだかも分からず、ただ当てもなく歩いていた時、誰かにぶつかってしまい、そのまま意識を失う。
そして、意識を取り戻し、助けてくれたイケメンにこの世界には全く女性がいないことを知らされる。
そんなユヅキの逆ハーレムのお話。
異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?
すずなり。
恋愛
ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。
一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。
「俺とデートしない?」
「僕と一緒にいようよ。」
「俺だけがお前を守れる。」
(なんでそんなことを私にばっかり言うの!?)
そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。
「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」
「・・・・へ!?」
『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。
※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。
ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?
最愛の番~300年後の未来は一妻多夫の逆ハーレム!!? イケメン旦那様たちに溺愛されまくる~
ちえり
恋愛
幼い頃から可愛い幼馴染と比較されてきて、自分に自信がない高坂 栞(コウサカシオリ)17歳。
ある日、学校帰りに事故に巻き込まれ目が覚めると300年後の時が経ち、女性だけ死に至る病の流行や、年々女子の出生率の低下で女は2割ほどしか存在しない世界になっていた。
一妻多夫が認められ、女性はフェロモンだして男性を虜にするのだが、栞のフェロモンは世の男性を虜にできるほどの力を持つ『α+』(アルファプラス)に認定されてイケメン達が栞に番を結んでもらおうと近寄ってくる。
目が覚めたばかりなのに、旦那候補が5人もいて初めて会うのに溺愛されまくる。さらに、自分と番になりたい男性がまだまだいっぱいいるの!!?
「恋愛経験0の私にはイケメンに愛されるなんてハードすぎるよ~」
明智さんちの旦那さんたちR
明智 颯茄
恋愛
あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。
奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。
ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。
*BL描写あり
毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。
美幼女に転生したら地獄のような逆ハーレム状態になりました
市森 唯
恋愛
極々普通の学生だった私は……目が覚めたら美幼女になっていました。
私は侯爵令嬢らしく多分異世界転生してるし、そして何故か婚約者が2人?!
しかも婚約者達との関係も最悪で……
まぁ転生しちゃったのでなんとか上手く生きていけるよう頑張ります!
女性の少ない異世界に生まれ変わったら
Azuki
恋愛
高校に登校している途中、道路に飛び出した子供を助ける形でトラックに轢かれてそのまま意識を失った私。
目を覚ますと、私はベッドに寝ていて、目の前にも周りにもイケメン、イケメン、イケメンだらけーーー!?
なんと私は幼女に生まれ変わっており、しかもお嬢様だった!!
ーーやった〜!勝ち組人生来た〜〜〜!!!
そう、心の中で思いっきり歓喜していた私だけど、この世界はとんでもない世界で・・・!?
これは、女性が圧倒的に少ない異世界に転生した私が、家族や周りから溺愛されながら様々な問題を解決して、更に溺愛されていく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる