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異世界の愛され姫は追いかけてきた従兄からも(性的に)ヤンデレ執愛されました
騎士たちの反応、王子の苦悩
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「アリサ!」
「おひい様、もうおよろしいのですか?」
一週間ぶりに登校した亜莉紗を、騎士たちが心配してくれる。
「それがなぁ、登校中もどうにも具合が悪そうっていうか……」
今日の登校エスコートはサイラスだった。道中、亜莉紗は顔を赤くして何度もふらついたのだ。
「……大丈夫、姫様? えっちしたら治る?」
エーミールが心配する。皆も心配そうに亜莉紗の様子を窺っている。
「だいじょうぶだよ、みんな。もう元気だから」
授業中、亜莉紗は同じクラスのエーミールが何度も心配そうに亜莉紗を窺う視線を感じていた。
(ごめんね、エーミール。ぜんぜん大丈夫なのに……)
ーー大丈夫どころか。
(アァ、気持ち、イイよぉ……っ)
今亜莉紗の下着の中には、ローターが仕込まれているのだ。「お兄ちゃんが好き」と告げた亜莉紗に、光琉が付けさせたものだ。
(気持ちいい、けど……、イくのは……難しい、かな……)
光琉からは、イッたらローターを外してもいいと告げられている。だが振動が弱くてとてもイけそうにはなかった。
「アリサ、本当に大丈夫なの?」
ふと顔を上げると、フェリクスが亜莉紗を見つめていた。休み時間となり、心配したエーミールが呼んできたのだろう。
「だいじょう、ぶ……」
顔を赤くしてはぁはぁと息を吐く亜莉紗を見て、フェリクスはこう言った。
「保健室、行こう」
そう言って亜莉紗を強引に立たせ、お姫様抱っこで抱え上げた。
(だめぇ……今、触れられたらぁ……っ)
それがたとえ腕や腿への刺激であっても、今の亜莉紗には耐え難い快楽となる。
(フェリクスが歩くたび、振動、が……っ)
保健室までの道のりはなんとか耐えきった亜莉紗だったが、やがてベッドへ降ろされ、フェリクスは個々のベッドを仕切るカーテンを閉めた。
「アリサ、もし……」
「?」
「もし発情して辛いなら、私が慰めてあげるよ」
「……っ!」
フェリクスが身をかがめてきて、そっとくちづけられる。
「――――ッッ!!!!」
ついに亜莉紗はビクビクと体を跳ねさせた。くちづけで達したのだ。
フェリクスが驚いて身を離す。
「キスでイッたの? アリサ……」
「ローター、が……っ」
「ろーたー?」
イッた秘肉にさらなる振動を与えてくるローターが辛くて、亜莉紗は下着から蜜にまみれたそれを引きずり出した。内腿に貼り付けられたコントローラーも、テープをべりべりとはがす。
ぶるぶると震えるローターを見て、フェリクスが目を丸くした。
「これは……アリサの世界の技術?」
「う、うん……」
「……自慰に使ったの? 私たちがいるのに……物足りない?」
「ううん、ううん……!」
亜莉紗は必死に首を振った。光琉のことを好きとは言ったが、決してフェリクスや騎士たちへの愛が薄れたわけではないのだ。
亜莉紗は悩んだ。だが――、
(やっぱり、フェリクスたちに光琉お兄ちゃんのこと、話そう……)
亜莉紗を全身で愛してくれる彼らに対して、不誠実なことはしたくなかったのだ。
「従兄が、ねぇ……」
「その方も、おひい様を一途に愛しておられるのですね」
「僕だって、姫様をもっと愛してるもん……」
「…………」
放課後。
光琉のことを告げた亜莉紗に、騎士たちはそれぞれの反応を返した。
「ごめんね、みんな。みんなとも今まで通りに愛し合うつもりだから……」
騎士たち四人との乱交にはすぐに抵抗感をなくした亜莉紗であっても、光琉という元の世界での倫理観をひきずる存在に、つい罪悪感を抑えられない。
「まぁ、姫さんがそれでもっと充実して、キレイになれるならいいんじゃねーか?」
「……そっか。姫様は女の人だもんね。いっぱいえっちしたほうがいいよね」
サイラスとエーミールは納得したようだった。
「この学園には、十人ほどの騎士をもつ姫もいらっしゃいますしね……。おひい様にとっては、私たち四人では少なかったのでしょう」
レアンドルもそう言ってくれた――だが。
「…………」
「フェリクス。貴方は納得がいかないようですね?」
フェリクスだけが硬い表情を崩さなかったのだ。
「その男が――彼が、愛され姫の騎士として我々に加わるのならば、私だって納得も行く。だが、今の形では……」
「……今の形では?」
「――……」
フェリクスは押し黙ってしまった。沈黙が場を支配する。
その沈黙を破ったのはサイラスだった。
「姫さんを愛するなら納得しろよ、フェリ坊。ここはお前の国とは違うんだ。お前は王子様じゃなくて、姫さんの騎士のひとりに過ぎねーんだよ」
「――……!」
フェリクスがはっと顔を上げる。
(フェリクス――)
亜莉紗の胸は激しく痛んだ。フェリクスの表情が、あまりに痛ましかったからだ。
「……フェリクス。貴方が真におひい様を愛するならば、騎士としてその領分を超えないのも私たちのお役目なのですよ」
「姫様、これからも僕たちとたくさんえっちしてくれるよね? それならいいんじゃないかなっ」
(ごめんね、なんて言えないよね……)
「ほらほら、辛気臭せー顔してないで、一発……いや五発くらいヤッてスッキリしようぜ!!」
サイラスが皆を強引に寝室へと押し込んだ。それからはなし崩しにセックスに突入した――だが。
フェリクスが挿入をしたがったので、亜莉紗は蜜壺でフェリクスを受け入れた。だが抽送するフェリクスは快楽にその眉根を寄せながらも、とても苦しげに見えたのだった――。
「おひい様、もうおよろしいのですか?」
一週間ぶりに登校した亜莉紗を、騎士たちが心配してくれる。
「それがなぁ、登校中もどうにも具合が悪そうっていうか……」
今日の登校エスコートはサイラスだった。道中、亜莉紗は顔を赤くして何度もふらついたのだ。
「……大丈夫、姫様? えっちしたら治る?」
エーミールが心配する。皆も心配そうに亜莉紗の様子を窺っている。
「だいじょうぶだよ、みんな。もう元気だから」
授業中、亜莉紗は同じクラスのエーミールが何度も心配そうに亜莉紗を窺う視線を感じていた。
(ごめんね、エーミール。ぜんぜん大丈夫なのに……)
ーー大丈夫どころか。
(アァ、気持ち、イイよぉ……っ)
今亜莉紗の下着の中には、ローターが仕込まれているのだ。「お兄ちゃんが好き」と告げた亜莉紗に、光琉が付けさせたものだ。
(気持ちいい、けど……、イくのは……難しい、かな……)
光琉からは、イッたらローターを外してもいいと告げられている。だが振動が弱くてとてもイけそうにはなかった。
「アリサ、本当に大丈夫なの?」
ふと顔を上げると、フェリクスが亜莉紗を見つめていた。休み時間となり、心配したエーミールが呼んできたのだろう。
「だいじょう、ぶ……」
顔を赤くしてはぁはぁと息を吐く亜莉紗を見て、フェリクスはこう言った。
「保健室、行こう」
そう言って亜莉紗を強引に立たせ、お姫様抱っこで抱え上げた。
(だめぇ……今、触れられたらぁ……っ)
それがたとえ腕や腿への刺激であっても、今の亜莉紗には耐え難い快楽となる。
(フェリクスが歩くたび、振動、が……っ)
保健室までの道のりはなんとか耐えきった亜莉紗だったが、やがてベッドへ降ろされ、フェリクスは個々のベッドを仕切るカーテンを閉めた。
「アリサ、もし……」
「?」
「もし発情して辛いなら、私が慰めてあげるよ」
「……っ!」
フェリクスが身をかがめてきて、そっとくちづけられる。
「――――ッッ!!!!」
ついに亜莉紗はビクビクと体を跳ねさせた。くちづけで達したのだ。
フェリクスが驚いて身を離す。
「キスでイッたの? アリサ……」
「ローター、が……っ」
「ろーたー?」
イッた秘肉にさらなる振動を与えてくるローターが辛くて、亜莉紗は下着から蜜にまみれたそれを引きずり出した。内腿に貼り付けられたコントローラーも、テープをべりべりとはがす。
ぶるぶると震えるローターを見て、フェリクスが目を丸くした。
「これは……アリサの世界の技術?」
「う、うん……」
「……自慰に使ったの? 私たちがいるのに……物足りない?」
「ううん、ううん……!」
亜莉紗は必死に首を振った。光琉のことを好きとは言ったが、決してフェリクスや騎士たちへの愛が薄れたわけではないのだ。
亜莉紗は悩んだ。だが――、
(やっぱり、フェリクスたちに光琉お兄ちゃんのこと、話そう……)
亜莉紗を全身で愛してくれる彼らに対して、不誠実なことはしたくなかったのだ。
「従兄が、ねぇ……」
「その方も、おひい様を一途に愛しておられるのですね」
「僕だって、姫様をもっと愛してるもん……」
「…………」
放課後。
光琉のことを告げた亜莉紗に、騎士たちはそれぞれの反応を返した。
「ごめんね、みんな。みんなとも今まで通りに愛し合うつもりだから……」
騎士たち四人との乱交にはすぐに抵抗感をなくした亜莉紗であっても、光琉という元の世界での倫理観をひきずる存在に、つい罪悪感を抑えられない。
「まぁ、姫さんがそれでもっと充実して、キレイになれるならいいんじゃねーか?」
「……そっか。姫様は女の人だもんね。いっぱいえっちしたほうがいいよね」
サイラスとエーミールは納得したようだった。
「この学園には、十人ほどの騎士をもつ姫もいらっしゃいますしね……。おひい様にとっては、私たち四人では少なかったのでしょう」
レアンドルもそう言ってくれた――だが。
「…………」
「フェリクス。貴方は納得がいかないようですね?」
フェリクスだけが硬い表情を崩さなかったのだ。
「その男が――彼が、愛され姫の騎士として我々に加わるのならば、私だって納得も行く。だが、今の形では……」
「……今の形では?」
「――……」
フェリクスは押し黙ってしまった。沈黙が場を支配する。
その沈黙を破ったのはサイラスだった。
「姫さんを愛するなら納得しろよ、フェリ坊。ここはお前の国とは違うんだ。お前は王子様じゃなくて、姫さんの騎士のひとりに過ぎねーんだよ」
「――……!」
フェリクスがはっと顔を上げる。
(フェリクス――)
亜莉紗の胸は激しく痛んだ。フェリクスの表情が、あまりに痛ましかったからだ。
「……フェリクス。貴方が真におひい様を愛するならば、騎士としてその領分を超えないのも私たちのお役目なのですよ」
「姫様、これからも僕たちとたくさんえっちしてくれるよね? それならいいんじゃないかなっ」
(ごめんね、なんて言えないよね……)
「ほらほら、辛気臭せー顔してないで、一発……いや五発くらいヤッてスッキリしようぜ!!」
サイラスが皆を強引に寝室へと押し込んだ。それからはなし崩しにセックスに突入した――だが。
フェリクスが挿入をしたがったので、亜莉紗は蜜壺でフェリクスを受け入れた。だが抽送するフェリクスは快楽にその眉根を寄せながらも、とても苦しげに見えたのだった――。
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