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番外編
お堅い教官は公私混同がお好き 1
しおりを挟む※※※
自由過ぎるヘザーに勝手に振り回されるヒューイ。いつものパターン。
※※※
「なあ。ヘザー借りていい?」
「だめだ」
同期のベネディクトの申し出に、彼がなぜそんな言葉を放つに至ったのかを考える前に、ヒューイは即座に答えていた。しかも若干かぶせ気味に。
答えた後でベネディクトの陥っている状況を推測してみる。たぶんどこかの夜会に招待されているのだが、あいにくパートナーがみつからない。そこで、まあまあ気心の知れた女性であるヘザーを連れて行きたいと、ベネディクトは考えたのではないだろうか。
冗談ではない。ヘザーはこのヒューイ・バークレイの婚約者だ。
「ちょ、怖い顔すんなよ!」
「……。」
ヘザーは貸し借りするような存在ではない。が、自分の許可を得ずに連れ出していい訳でもない……などと口にしてしまえば目の前の男は「もーう! そんなにヘザーのこと好きなのかよー!」とニヤニヤしながら小突いてくるに違いないので、ヒューイとしては口を噤んで睨みつけるしかない。
だがベネディクトは困った顔をしてため息をついた。終いには頭をぼりぼりと掻き毟る。ヒューイをからかう余裕もないほどに切羽詰まっているらしい。
「あー……ヘザーならちょうどいいのになあ。彼女にとっても悪い話じゃないと思うんだけどさあ……」
彼の態度はまるで、思わせぶりにチラチラして興味を抱かせる悪徳商法の売り手のようだ。まあベネディクトは他人を騙して陥れるような人間ではないので、本当に困っているのだろう。
「ヘザーを連れて行きたいのは、どういった催し物なんだ?」
「……え? ああ、違う違う。社交行事とかじゃなくてさ。今俺が担当してる新人のうちの何人かが、研修を終えたら国境警備に配属されそうなんだよなあ」
「……ほう。」
ヒューイが思っていたのとはまったく違う展開の話だ。少し興味がわいてきた。
「で、さあ。OBの指南役を呼びたいと思ってたんだけど」
「ああ、誰を呼ぶんだ?」
新人研修を受け持つ教官は、退役済みの騎士を特別講師として招き、新人騎士たちに稽古をつけてもらったり、自分の経験を語ってもらったりすることがある。
現在この国は他国と大きな戦をしてはいないが、国境警備、つまり地方にある砦に配属されるとなると、戦闘の機会が増える。自国で犯罪を犯して他国へ逃亡しようとする者、逆に異国からこのフェルビア王国へ逃げ込もうとする犯罪者たちを捕まえなくてはいけないからだ。さらに犯罪者は徒党を組んでいることもある。こちらが予想をしなかった動きをして意外なものを武器にしている場合もあるのだ。新人騎士には荷が重いし、スタンダードな訓練だけを行っていても対応できないだろう。
そこで、実戦経験を多く積んだ特別講師の指南が必要となってくるわけだ。
「俺さあ、ヘザーが丁度いいと思うんだよな」
「……。」
ベネディクトの言葉に、ヒューイも考え込んだ。確かに、ヘザーの動きは本来の騎士とはちょっと──場合によってはかなり──違う。剣士時代の派手な魅せ技で相手の注意をひきつけたかと思えば、ケチくさいフェイントをかけてきたりして、とにかくトリッキーな剣技なのだ。彼女と手合わせを行っておけば、新人騎士が対応できる幅も広がるような気がした。しかし、
「ベネディクト。君の言うことも分かるが、普通に戦闘経験の多い退役騎士でも良いのではないか」
「いやー、そうするのが普通なんだろうけどさあ……」
ベネディクトがまた頭をかきながら、手元の書類をぱらぱらと捲った。
「それだと、予算が足りねえのよ」
「……何だと?」
新人研修に経験豊富な講師を呼ぶのは、半ば伝統となっている。だがそれは悪しき慣習とも呼べた。
退役した騎士と現役の騎士が特別講習を経て繋がりを持つのは、もちろん大切なことである。問題は、特別講師に支払われる「報酬」であった。
退役した騎士……大抵は貴族出身だったり、バークレイ家のように騎士の家系の者だったりすることが多い。ただ、彼らに「報酬」として現金を支払うのは失礼なこととされている。退役騎士も、よほど金に困っているとかでない限りは現金での「報酬」を受け取らないだろう。金に困っていたとしても、プライド的に受け取れないかもしれない。
その「報酬」は主に記念盾や装飾品、希少種の馬などで支払われていた。さらに、講師が休憩するための部屋──兵舎の応接室を使い、専属のメイドをつけて冷えたワインなどを提供する──を用意しなくてはいけないし、ちょっとしたパーティーを計画したり、高級酒場に連れ出したりなどの、いわゆる「接待」を行わなくてはならないのだ。だから特別講習を行うたびに結構な金額が使われていた。
「俺、こないだ座学の時に使う立派な椅子買っちゃったじゃーん」
ベネディクトはインクにペン先をつけると、いじけた子供のように、要らない紙の端にぐるぐると謎の模様を描き始める。
彼は自分の研修生に座らせる椅子を実験的に買い替えていた。異国製のもので、座った時に血行を妨げないような工夫された作りになっているという高級品であった。椅子は、作りによっては、座っていると太腿の裏が圧迫されて血行が悪くなり、身体のむくみや冷えに直結する。眠気や集中力にも影響がでるので、疎かにはできないアイテムだ。ヒューイもベネディクトの買い物を無駄遣いだとは思わないが。
「しかし、一度に買い過ぎだ。二十脚以上購入したのではないか? 君はそんな人数を受け持ったりしないだろう?」
「予備だよ、予備。あと、たくさん買った方が一脚あたりの値段が安くなるからさあ」
「まったく……予算はもっと計画的に使いたまえ」
「じゃ、お前んとこの予算貸して。来年返すからさ」
「……予算の貸し借りは禁止されている」
「じゃあ、ヘザー貸して」
「……。」
ヒューイは少し考えた。「ヘザーとの手合わせをならず者との戦いに見立てる」とか、「ヘザーならば予算内で安く雇える」とか、そういう風に考えてしまうと非常に面白くないのだが、正直なところ、ヒューイもヘザーが剣を振り回しているところを見たかった。彼女の剣技は報酬を得るに値する。
それに、ヘザー本人がこの話を聞いたらどう思うだろう。特に彼女は減量に励んでいる。ウィルクス夫人が許可する運動といったら乗馬くらいのもので、ヘザーは食事の調整と、オイルマッサージ店に通うことでなんとか体重を減らそうとしていた。今のヘザーにこの話を持ち掛けたら、「やりたいやりたい!」と両手をあげて喜ぶのではないだろうか。
「少し待ってくれ……まずはヘザーの意志を確認してみる」
ヒューイはベネディクトにそう告げた。
今夜はちょうどウィルクス夫人とヘザーが夕食を食べにやってくる日だ。そこで伺いを立てようと思った。
「ラッキー、ちょっと、じっとしてて……こら、動いちゃだめだよ、ラッキー!」
ヒューイが帰宅すると、父が犬にブラシ掛けをしようと悪戦苦闘している場面に出くわした。
ラッキーはブラッシングが嫌いで、父がブラシを手に持った途端にぐるぐると逃げ回り、彼を翻弄している。やっと動きを止めたかと父が腰を落としたタイミングで、再び逃げ出した。
「あああ、ラッキー! ほら、これが終わったらごはんをあげるから、ね?」
父はそう言って宥めたつもりらしい。が、ラッキーは「ごはん」という言葉しか聞かなかった。今すぐエサが貰えるのかと思い込み、今度は喜びの舞を始めた。興奮して暴れまわっていて収拾がつきそうにない。
「ラッキー! そうじゃなくて!」
「父上」
「あ。ヒューイ。おかえり。今、ラッキーにブラシを……」
「ええ。見ていました。僕にブラシを貸してください。ラッキー、こちらに来たまえ」
すると、ラッキーは非常に不本意そうにすごすごとヒューイの前にやって来た。そしてがっくりと項垂れながらも従順にブラシ掛けをさせる。
「お、おお……」
その様子を見ていた父が感嘆の声を漏らしたが、ヒューイにしてみれば彼のやり方がまずいのだ。「ブラシ掛けの後にごはん」だなんて告げたら──知能の高い犬は理解するかもしれないが──大抵の犬は都合の良い部分しか耳に入らないに決まっている。ブラシの後に食事、ということを言って聞かせるのではなくて習慣づけなくてはならない。
ヒューイはしゃがみ込んで、本格的なブラシ掛けに入る。
「私の時とは違って、ラッキーは大人しいね……」
「父上、よく見ていてください。ラッキーの毛がこんな風に絡んでいる時は、強引にブラシをかけるのではなく……こっちのブラシを使うんです」
説明しながら、別のブラシに持ち替える。
「このブラシで毛玉を解してから、通常のブラッシングをしてください。それでも解れない場合は、このオイルを使います。父上のやり方だと毛が引っ張られて痛みがあるのでしょう。だから、ラッキーが嫌がるのでは」
「な、なるほど。色んな道具とブラシがあるとは思ってたけど……そういう風に使うんだね」
ブラシをかけながら、ラッキーの手足の爪をチェックする。爪はそんなに伸びてはいなかったが、肉球の間から毛が飛び出していた。絨毯の上ならば問題ないだろうが、この状態では石や木の床で滑ってしまう。ヒューイは飛び出した毛をカットし、またブラシ掛けに戻る。最後は艶が出るように全体の毛を梳かしてやる。
ラッキーは比較的毛足の長い白い犬だ。しかし耳の後ろはベージュ色で、背中も所々がまだらに黄ばんでいる、いかにもな雑種である。それでも栄養のありそうなものを食べさせ、散歩に連れて行き、こうしてブラシをかけてやっているうちに、輝くような美しい毛並みになった。最近では「何という種類の犬なんだい」と訊ねられることもあり、なかなか見栄えが良くなってきたのだった。
ブラッシングを終えた後はキッチンに向かい、ラッキー用の食事をとりに行った。これは一日に二度、メイドに作ってもらっている。人間の食事の残りを与えている家が多いようだから、最初に「犬用の食事を作ってほしい」と頼んだ時は目を剥かれた。
食事の内容は、大抵は肉と野菜、穀物を煮込んだものだ。排泄物の状態を見ながら食材の配分を変えたりして、ラッキーの健康に気を配っていた。
「ラッキー。食事だ」
そう声をかけると、ラッキーはそわそわしながら餌台の前にやって来る。
「待て」
まずはラッキーの首にスカーフを巻いてやった。胸の毛が汚れないようにするためのものだ。スカーフを巻き終わり、「よし」と告げると、ラッキーは夢中になって食事をし始めた。
少し離れた位置でヒューイも腰を落とし、ラッキーの食事風景を眺める。
正直なところ、ラッキーは自分の意思とは関係なく引き取る羽目に陥った犬だし、こんな駄犬に何を至れり尽くせりしてやっているのだ……と、思わぬわけではない。ひょっとしたら、どこかに所属することなく気ままに野良犬生活を送っていた時の方が、犬としては自由で幸せだったのかもしれない。
バークレイ家にやって来たからには家のルールに従って貰わなくてはいけないが、その代わりに完璧な世話を施しているつもりだ。それがラッキーにとっての「幸せ」なのかどうかは分からないが。
「……美味いか?」
自分の言っていることがラッキーに理解できるとは思わなかったが、彼は餌に食らいつきながらも尻尾をわさわさと揺らした。なんとなく、言葉が通じたような気がした。
これではどっちが主なのだか分らんな、と、そう思いつつ、ヒューイはポケットから懐中時計を取り出した。ヘザーたちがやって来る時刻が近づいていた。
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