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番外編

爆走、乙女チック花嫁街道! 2

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 食堂に居合わせた騎士たちは恐々とこちらの様子を窺っている。
 だが、当のニコラスは呑気なもので。

「どうしたんですかあ。そんなに興奮して」
 へらへらと笑っている。
「興奮どころか激怒している! 説明しろ! 僕が男と結婚するだと!? 君は何故そんな嘘を言った!」
「えっ? 教官の結婚相手って、男の人なんですか!? 俺はてっきり……」
「ニコラス・クインシー! いい加減にしたまえ! この期に及んでまだとぼけるつもりか!」
「ヘザー殿と結婚するって聞いてたんですけど、違ったんですか?」
「ちょっと待て……」

 ニコラスは、ヒューイの結婚相手を把握しているし、妙な噂を広めた覚えもなさそうにしている。
 というか、何故みんな、自分が同性婚するというホラ話をわりと自然に受け入れるのだ……解せぬ。

「教官がヘザー殿と……って聞いた時、そりゃもうびっくりしたんですよ。でも、考えてみたらお似合いだなって思って。ああ、そうそう。お祝い言わなくっちゃですよね、おめでとうございます!」
「ああ……」
 では、どこで「事故」が起こったのだ?
「君は……僕の助手と研修生に、この食堂で話をしたそうだな」
「はい! みんな教官のことに興味津々でしたよ」
 直接訊ねるのは畏れ多いが、ヒューイの私事について知りたそうにしていたらしい。

「俺、ヘザー殿の魅力をみんなに伝えなくちゃって、張り切って説明したんです!」
「ほう……」
 ニコラスもヘザーを慕っていたし、かなり懐いていた。だから彼は、ヒューイの婚約者はとても素敵な人だと分かってもらおうと試みたらしい。

「まずは、すっごく背が高くて!」
「……うむ」
「剣の腕前も確かで!」
「……ああ」
「少年の心を持ち続けている人で!」
「……まあ、間違ってはいないが……」
「そこら辺の男の人よりも、ずっとカッコいいって言ったんですよ!」
「……ちょっと待て」
「最後に『自分が女だったら、絶対惚れてたと思う』って付け加えときました!」
「………………。」

 ようやく合点がいった。
 やはり発生源はニコラス・クインシーであった。
 ヒューイは力なく目の前の椅子に座り込む。
「でも、なんでバークレイ教官が男の人と結婚するって話になってるんでしょう?」
 ニコラスは悪びれた様子もなく、不思議そうにしている。

 確かにニコラスは嘘は言わなかったのだろう。
 ヘザーは背が高くて剣の扱いも上手く、その辺の男よりはずっとカッコいい。自分が女だったら惚れていたかどうかは分からない──というか、自分が女だったら……という想像自体がヒューイには難しい──。
 それにヘザーに少年の心があるというのも間違いではない。ヘザーをロイドやグレンのような年齢の男の子たちの中に一人で放り込んでも、実際に彼女は上手くやってしまうだろう。
 とはいえ、ヘザーは「男勝り」だとか「女を捨てている」とかいうタイプではまったくない。ヒューイが贈った花一輪で喜ぶような乙女心……大いに不純物が混じってはいるが、ヘザーは乙女心も持ち合わせているのだ。ただし、これを他の人間にわざわざ教えてやるつもりはないが。

 ……それにしたって、普通、男が結婚すると言ったら相手は女だろう。普通は。
 そういう前提でニコラスは話した。だが、話を聞いた者たちはヒューイの相手が男だと思い込んだ。
 どうして皆自然に相手が男だと思い込むのだ……本当に解せぬ。



「す、すみません……ぼく、てっきり……」
「ギャハハハ! お前が! 男と結婚!」
 事の次第を知ったエドウィンは申し訳なさそうに肩をすぼめている。野次馬としてやってきたベネディクトは腹を抱えて笑っていた。

「ああ、腹いてぇー……」
「ベネディクト、いつまで笑っている! ……ちなみに僕はちっとも笑えない!」
「いやでも俺、勘違いする奴の気持ちもなんか分かるわぁ」
「なんだと」
「だってお前ってなんか女ギライっぽい雰囲気あるし」
 ベネディクトは涙を拭いながらそう答える。彼の言葉に頷きかけ慌てて止めたエドウィンの姿を、ヒューイは視界の端で捉えた。

 このような疑惑の目を向けられたのは初めてではない。なんと、ヘザーもヒューイをその手の人間だと思っていたようである。
 女嫌い……初めの頃は、ヘザーもそんな風に受け止めていたのだろうか。
 だが自分が女嫌いというのはそんなに間違った意見でもない。ただし、仕事の場においてだ。
 ヘザーと組むまでは女と働くなんて冗談ではないと、そう思っていた。今後も自分の意思で女性を仕事上のパートナーに据えることはないだろう。

 妙な誤解を受けた話をヘザーにしたら、彼女も大笑いするだろうか。
 ヘザーの反応を見てみたい気もしたが、残念ながら今は二人で会うことを禁じられている。ウィルクス夫人が同席していれば会っても良いと言われてはいるが、夫人の前でこんな話をしようとは思えない。
 次に二人で会えるのは、いつになるのだろう。

「あ、そうだ。ヒューイ」
 その時、ベネディクトがふと思い出したように手を打った。
「お前さあ、今期の研修生送り出したら、休暇に入んの?」
「ああ、そうだな……」
「どっか出かける予定とかある?」
「う、む……」
 ぼんやりと呻る。
 研修期間が終わったら──落第生がいないことが前提になるが──大抵は休暇をとる。……が、ヘザーとは会えない。
 屋敷で大人しく過ごすか。それとも休暇を取らずに働くか……その二択で悩み、自分には二つしか選択肢がないことに改めて驚く。ヘザーに出会う前は自分なりの休暇の過ごし方があった筈なのだが。だが、どんな風に何をして過ごしていたのか、いまいち思い出せない。
 歯切れの悪い返答に、ベネディクトはヒューイは暇だと踏んだようだ。
「俺、アディシュに視察に行くんだけどさ。お前も行かないか?」

 アディシュとは、王都の南にある大きな街だ。そこにある学校へ出向き、成績優秀な少年に「王都の寄宿学校へ編入して、騎士を目指さないか」と声をかけに行くのだという。寄宿学校の教師と、司令部所属の騎士がチームを組んで行っている、いわゆる勧誘活動だ。
 もちろん騎士を目指せるような家柄に生まれた少年──貴族や富豪の息子だ──に声をかけることはない。対象は、飽く迄も普通の町人の息子である。
 少年の親との話が纏まれば、少年が騎士になるまでの学費や寮費は国が持つ制度がある。大抵は二つ返事で片付く話だが、商家の跡継ぎ息子だったりするとその限りではないし、こちら側も無理は通さない。

「ふむ、アディシュか……」
 ダイヤの原石を見きわめる仕事も面白そうだ。
 ヒューイはベネディクトに向けて頷いた。
「よし。僕も参加させてもらおう」


*


 ”二週間ほど王都を離れることになった。
 行先はアディシュ。学校の視察と生徒の勧誘を兼ねたものだ。
 戻ったらまた連絡する。”

「えっ。これだけ!?」
 ヘザーはヒューイから届けられた手紙を読み、あまりのそっけなさに裏返したり、暗号が隠れているのではないかと逆さから読んだり文頭の文字を拾ってみたりしたが、特に何もないようだった。
 二週間も離れるのにこれだけ……ヒューイらしいと言えばヒューイらしいけれど、ちょっと物足りないし寂しい。
 ただでさえここ二週間は顔を合わせていないのに、さらに二週間だなんて……合計でひと月も会えないではないか!
 それに、これまでは会えなくても「王都のどこかに彼がいる、ヒューイの屋敷に行けば彼がいる」というちょっとした安心感があった。王都を離れられてしまっては、それもない……。

「ヒューイ様が留守にするようですね」
 ウィルクス夫人の声に顔を上げると、彼女もヒューイからの手紙を受け取っていた。彼らはヘザーの花嫁教育について、打ち合わせを行うことが時折あった。ヒューイの二週間の留守は、ウィルクス夫人も把握しておく必要がある。

「はい。あのー……」
「ピッ! いけません!」
「えっ。まだ何も言ってないんですけど!」
「言わなくてもわかります! ヒューイ様が出立する前に会いたいと仰るのでしょう!」
「うっ……」
 なぜわかった。
「あの。でも、ウィルクス夫人も一緒にバークレイ邸でなら……」
「ピィッ! ピッ! ピッ! なりません! 私の隙をついて二人でコソコソ消えるおつもりでしょう! 若い人は熱情に流されがちです! 暫く会えないとなるとなおさら! 結婚前にお腹が大きくなったらどうするんですか! ふしだらな女性だと噂されますよ!」
「う、うう……」
 そりゃあ、チャンスがあったら物陰に隠れてちょっとキスしたりして……とか考えなかった訳ではない。しかしここまで物凄い剣幕で笛を吹かれつつまくし立てられると、これ以上食い下がっては夫人はますます頑なになってしまうだろう。容易に推測できる。
 ヘザーはがっくりと肩を落としたのだった。



 後日、ヘザーは自室でフェルビア王国の歴史についての本を読んでいた。
 王家の歴史ならば騎士になる前にみっちりと叩きこまれたが、今読んでいるのは古くから存続する貴族の家系、彼らの使用する紋章の由来……などなどが記された本である。

 するとアイリーンがやってきて、ヘザーの袖をツンと引っ張った。顔を上げると、彼女は人差し指を唇に当てている。内緒話だろうか。ヘザーも無言で頷いた。
 彼女はヘザーの耳元で囁く。
「ヘザー様。この建物の……裏庭へ行ってください」
「裏庭……?」
「はい。ヒューイ様がいらっしゃってます」
「……!」
 立ち上がろうとしてガタッと椅子の音を立ててしまった。アイリーンと顔を見合わせ、互いに頷き合いながら、今度はゆっくりと立ち上がった。
「アイリーン。今の話……ほんと?」
「はい。さっきウィルクス夫人は自分のお部屋に入りましたので、裏庭へ行くなら今のうちです……!」
「う、うん! わかった、ありがとう……!」



 静かに、だが急いで裏庭へ向かう。
 ヒューイは生垣に沿うようにひっそりと佇んでいた。
 名前を呼んで手を振って駆け寄りたいところだが、大声を出すのは拙い。ヘザーはドレスを摘んで小走りでヒューイの元へ向かった。

「こっそり来てくれたの?」
「ああ。明朝、王都を発つ。しばらく顔を合わせないことになるからな」
 なんだか遠回しな言い方だが、要は暫く会えないから来てくれたということだ。
「嬉しい。なんか、手紙も素っ気なかったから……」
 ここでヒューイの眉がピクリと動いた。
「素っ気ない……? 僕は君からの返事を受け取ったためしが、一度もないのだが?」
「え。あれ……? 手紙、書いて欲しかった?」
「筆不精なのは承知していたが、ここまで酷いとは思わなかった!」
 ヘザーの質問に直截的に答える形ではなかったが、要は返事が欲しかったということだ。
 なんだかヒューイが可愛くて、ヘザーはにやにやと笑ってしまう。
「ご、ごめん。何書いたらいいか分かんなくて」
「日々の出来事を知らせてくれればいい」
「でも、失敗ばかりなのよ」
 刺繍を血飛沫と見間違われたり。ウィルクス夫人の旦那さんを勝手に亡き者にしてしまったり。
「それは……相手がウィルクス夫人で不幸中の幸い、というべきか」
「うん、これからもっと気をつける」
 本格的に社交界に出た後で、生きている人を死んだものとして扱ってしまったりしたら大変な事になる。

「では、僕はそろそろ行かねば。手紙にも書いたが、王都へ戻って来たらまた連絡する」
「え、もう帰っちゃうの」
「ああ。本当は今は会ってはいけない期間なんだ。夫人に気づかれたら……アイリーンが誤魔化すにしても、限度があるだろう」
 わざわざ来てくれたのは嬉しいが、ほんの数分の逢瀬でしかない。
 ヘザーはじりじりとヒューイににじり寄った。

「じゃあ、チューして」
 唇を突き出してそう言うと、彼は何度か瞬きをし……、
「チュ……なんだと!?」
 目を見開いて仰け反った。

 ヒューイの反応、面白すぎるのだが。
「チュー。キス。お別れの……じゃなくて、行ってきますと行ってらっしゃいのキス」
 この庭はレンガの塀で囲まれているが、外の通りからは馬車の車輪の音や、行き交う人々の挨拶する声が聞こえてくる。見えないだけで、人の気配はビシバシ伝わってくるのだ。
 ま、こんなところじゃしてくれないよなあ、とダメもとでの申し出であったから、
「今は……自粛期間だろう」
 ヒューイが厳しい顔をしてそう答えるのも想定内であった。

 だが彼が上着のポケットに手を突っ込み、周囲をきょろきょろしたかと思ったら、触れるだけのキスを素早くしてそっぽを向いてしまうところは想定外であった。
「また連絡する。君も早く戻りたまえ」
 そう告げてすたすたと歩いていくヒューイの後姿を、ヘザーはうっとりと見送った。
 ……なにこれ。すごい萌えるんだけど!
 ウィルクス夫人は「ふしだら」だと言うけれど、こんなに幸せならふしだらでもアバズレでもズベ公って言われてもいい……!(そこまで言ってない)



 あまーい飴を貰って、夢見心地で部屋へ戻ると、ウィルクス夫人とアイリーンの会話が聞こえた。
「あら? ヘザーお嬢様は?」
「はい、あの……お腹が痛いそうで……お便所にこもってます」
「んまあ! 拾い食いでもしたのではないでしょうね!」
「さあ……」

 アイリーンの誤魔化しはともかくとして──むしろ、よんどころない事情でいつ戻ってくるかわからない事象には、この言い訳がぴったりだろう──ウィルクス夫人はヘザーが拾い食いをするような女だと思っているのだろうか。
 ちょっぴり切ないヘザーであった。


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