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番外編
俺のしたかったエッチな話 2
しおりを挟む「教官長、喜んでくれてよかったな」
二人になった後、ベネディクトはそう言った。
反対されたり複雑な表情をされたりすることも考えられたのだ。しかし教官長は祝福してくれるらしい。
「ふっ。まあ、ここまでは私の計画通りだ」
「け、計画通り……?」
「ああ。『一番に打ち明ける』と伝えたことで、叔父は自尊心がくすぐられたはずだ。私の父が反対しても、叔父が味方になってくれるだろう」
「……。」
ベネディクトは天井を仰ぎ見る。
教官長を前にしたステラはとても殊勝な態度だった。彼が恩人だからなのだと思っていたが、それだけではなかったらしい。
ステラは続けた。
ステラの両親が反対するとしたら、過去の醜聞が理由になるだろう。醜聞持ちの娘を引き取ることになる、ラスキン家の立場を考慮しての反対ということだ。
「そして貴様の両親が反対するとしたら……やはり私の醜聞のことだろうな」
「いや、俺は……」
ステラの言うとおり、反対されるとしたら醜聞のこと。或いは結婚したあともステラが仕事を続けるということだろうか。しかしベネディクトだって自立した一人前の男だ。自分の意思を貫き、家族を説き伏せてみせる自信はある。
そう告げようとしたが、ステラのほうが先に口を開いた。
「叔父に反対された場合は、あの本のことで脅して味方にするつもりだったが、そこまでしなくてもよかったようだな」
ステラは生真面目で純粋で馬鹿正直でもあるが、意外と計算高い。それは海賊たちと戦ったり、騎士団の利益を上げるためにはある程度の駆け引きが必要であるからなのだろう。
「あのさあ」
ベネディクトは騎士団長としてのステラに思いを馳せながら、隣にいる、婚約者であるステラを見つめた。彼女の頬に手を添え、目元のほくろをそっと親指で撫でる。
「俺、あんたのそういうとこ、すげえ好き」
「……そういうところ、とは……?」
「ああ。なんでも一人で決められるところ。戦って手に入れようとするところ。とにかく好戦的なところ。すげえ好き……。けど、結婚は俺と二人でするんだぜ? そもそもあんたと結婚したいって言い出したのはこっちなんだしさ、もうちょっと俺のこと信用してくれよな」
ステラの、なんでも一人でやろうとするところは好きだ。そういうところに惚れた。しかしこれでは、ベネディクトは当事者でありながら部外者のようではないか。ステラと結婚するために、自分だってできることはある。
そう伝えて、彼女の隙をついてちゅっと口づけた。
ここが教官長の屋敷だと考えると不謹慎ではあるが、この屋敷のどこかに「森の秘密のカーニバル」が置いてあることを思えば、ここ一帯の「道徳レベル」のようなものはぐっと下がる気がする。婚約者にちょっとキスをするくらい構わないだろうと思った。
ステラは唇を奪われたことに怒りを見せるでもなく、ベネディクトを見つめ返した。
「ベネディクト……貴様は、私を惣菜にすると言っていたが……」
「いや、オカズ、オカズ」
「……何が違うのだ? 同じことではないのか?」
「飯として食う時はどっちでもいいが、オナニーする時はオカズ、な」
どうしてここでこんな話をしているのだろうとおかしな気もしたが、ステラがふざけているわけではないことも知っている。ベネディクトは律儀に答えた。
するとステラはテーブルにあったペンを掴む。そして懐から手帳を取り出し、
「ふむ、自慰の時は『オカズ』……」
呟きながら何かを書いている。
「お、おい。まさか……」
勉強熱心なのは良いことだが、いちいちメモしているというのだろうか。
「ベネディクト。ついでに教えてほしい」
「え? あ、ああ……?」
「自慰に関してもだが、男性器にはなぜたくさんの呼び名があるのだ?」
「え? えー……」
「貴様は『ちんこ』というが、海賊たちは『ちんぽ』と言う者が多い気がする。何が違うのだ? 場合によって使い分けたりとかはあるのか?」
「え。えぇええ……」
ベネディクトは、エッチな話は好きだ。大好きだ。
しかし、これはやっぱり自分の好きなエッチな話ではない気がする……。
「『ちんちん』というやつもいるな……『男根』や『ペニス』とは、どう使い分ければよいのだ?」
「……『ちんちん』は、繰り返し言葉だし、『男根』や『ペニス』に比べたら子供っぽい響きだけどな」
「なるほど。子供っぽい、か……」
なんとなく答えただけだったが、ステラは真面目な顔をして手帳に書き込んでいる。
「え? 書いてんの? マジで書いてんの!?」
ステラの手元を覗き込むと「ちんちん→子供っぽい。ちんこ→(空白)。ちんぽ→(空白)」という部分が目に入った。
この手帳を落としたりしたら、「森の秘密のカーニバル」どころではない気がした。ベネディクトは開いた口をどう塞ごうかと思案していたが、ステラはそんなことを気にする様子もない。
「それで、『ちんこ』と『ちんぽ』の違いは何だ?」
「え? いや、俺もなんとなく『ちんこ』って言ってるだけで、違いについては深く考えたことは……」
「貴様個人の見解でかまわん。話してみろ」
「え。えー……飽く迄もイメージなんだけどさ」
「ふむ」
「『こ』と『ぽ』の響きの違いかなあ……『ちんこ』に比べると『ちんぽ』のほうが、子供っぽいけど、なんかやらしい響きがある」
「なるほど。子供っぽいが、卑猥……相反する性質が同居しているということだな」
「あと、そいつの育った地域とか、よく猥談をするメンバーがそいつをどう呼ぶかにも関係するんじゃねえか?」
「なるほど、人間関係や地域性か……では、貴様はなぜ『ちんこ』を多用するのだ?」
「うーん……俺としちゃ『ちんこ』のほうが言いやすいっつうか、気軽に口にできるんだよな」
「ふむ、使いやすさ、か……」
「いや、これ、わざわざメモすることなのか? 俺、あんたのそういうとこも好きだけどさあ、」
「……私のそういうところ、とは」
そこでステラは顔をあげ、ベネディクトを見た。
ベネディクトは彼女の頬に手を添えて見つめ返した。
「生真面目なとこ。目的に向かってまっすぐ進むとこ」
さっきもこんなやり取りをしたなあと考えながら、ステラの目元のほくろに親指の腹で触れる。
すると、ステラが言った。
「貴様は私を惣菜……オカズにすると言っていたが、」
「ああ、言った」
そしてその通りにしている。ベネディクトは頷いた。
「実は先日、私も貴様をオカズにして抜いた」
「……。」
ベネディクトはステラの言葉の意味を考えながら、もう一度彼女のほくろを撫でた。そしてその意味を理解したとき、驚きのあまり声が裏返った。
「……ハァ!?」
「だから、貴様で抜いた」
ステラは淡々と繰り返す。
「えっ、ちょ、ちょっと……俺で、なんだって!?」
「貴様で抜いたと言っているんだ」
「えっ、えぇえええ? 俺で、オナニーしたの!?」
「そうだ」
これは大事件だ……!!
異性の自慰に自分が使われたなんて初めて聞いた。というか、異性に自慰をしたなどという告白をされたのは初めてだ。しかも相手はステラである。
そしてこれはベネディクトの大好きなエッチな話のはずだ。
ただ、なんかちょっと違う気もする。
ステラは真顔のままだし、第一、相応のムードというものがまったくない。
なのに身体がぶわっと熱くなってきた。
「え? え? ちょ、ちょっと待って……待って……」
ベネディクトはシャツの襟元を緩めてそこを掴み、ばたばたと扇ぐようにして風を取り込んだ。
動揺しまくっているベネディクトを観察していたステラは、まずいことを口にしたと思ったようだ。
「もしかして、言わないほうが良かったことなのか」
「いや、俺にだけ言うのなら全然構わないから! 聞きたい、その話聞きたい!!」
ベネディクトは隣にいるステラのほうにぐいぐい身を寄せると、彼女の肩を抱き、もう一方の手では彼女のそれを握った。
女の自慰は「抜く」と言わないような気もするが、それはこの際どうでもいい。
以前、おねえちゃんのいる騒がしい酒場に入ったとき、隣のテーブルのオッサンがおねえちゃんに「ひとりで弄るときはどういう風にするの?」としつこく訊ねていたことがある。その会話が耳に入ってきて、ベネディクトは「うわあ……」とドン引きした。いま、そのオッサンと自分は同じようなことになっているわけだが、それもこの際どうでもいい。
「お、教えて?」
「……先日、貴様の部屋を訪ねたあと、私はおそらく『おさまりがつかない』状態に陥ったのだと思う」
「ああー、わかる! 俺も、俺も!」
俺もめちゃくちゃムラムラして抜いた! と続けたかったが、それではステラの話を遮ることになってしまう。相槌を打つだけにして、ベネディクトは彼女の手をぎゅっと握り、話の続きを促した。
こうして肩を抱いて手を握っていないと、ステラを押し倒してしまいそうなのだ。いくらこの周辺の道徳レベルが低くても、教官長の屋敷でそれをするわけにはいかない。
ステラは訥々と語る。
「私は、女にも自慰行為があることは知っていた」
海賊船に乗っていた娼婦たちが、これまでに相手をした最低な男の話をしており、「あんなのだったら、ひとりエッチのほうがずっとマシ!」と言っていたのだそうだ。
「数年前のことだ。女にも自慰があるのを知った私は、それを試してみることにした」
「ああ、そ、それで?」
「性器を刺激すればよいのだと判断したのだが……触ってみても、痛いだけだった。やり方が間違っているのか、或いは私が処女だから痛いだけなのかとその時は考えていた」
「うん、うん。そ、それで……!?」
男であるベネディクトだって、そんな気分じゃない時にあそこを擦ってみても、勃つまでにすごく時間がかかる。女ならば、なおさら気分が大事なのではないだろうか。
「だが、先日、貴様と会ったあと……身体が疼いていた、とでも言えばいいのだろうか……そこで私は、どこをどう触れば良いのか理解した気がする」
「ああ、それで……?」
さっきは相応のムードがないと思っていたが、そんなことはまるでなくなった。こうしてステラとくっついて彼女の自慰の話を聞いていると、すごくエッチな気分になってきたのだ。
「貴様が、私にしたように、触れてみた」
「お、俺のこと考えながら……?」
「その通りだ」
ステラがこくんと頷いたので、ほんとうに押し倒してしまいたくなった。ズボンの中のものは痛いくらいに硬くなっている。
ステラからは恥じらいも窺えないが、かといって生々しい露骨さも感じられない。ただ、事実を淡々と語っている。ベネディクトにとってはそこがまた良かった。
気持ち良かった? とか、何回やった? とか聞いてみたい気もしたが、ステラは部屋の脇にあるキャビネットの上の時計をちらりと見た。
「そろそろ三十分経つ。叔父を呼びに行かねば」
「え? あ、ああ……」
正直なところ「え~~~」と子供のように床に寝転がってじたばたと暴れたい気分だった。もっとステラとエッチな話をしていたかったのだ。
「あまり結婚の話はできなかったな。私個人の話ばかりにつき合わせて悪かった」
「いや、全然、全然!」
どうやって結婚を進めていくかの相談も大事だが、今の数十分で、エッチな話を通してぐっとステラとの距離が縮まった気がする。ベネディクトにとっては非常に有意義な時間であった。
ステラが使用人に頼んで教官長を呼ぶ。彼が部屋にやってくるまでの間、ベネディクトは自分が興奮できるポイントが一つもないドラゴンと馬車のことを考えながら、昂ぶりを鎮める努力をしたのだった。
教官長の屋敷から宿舎へ戻るために二人で馬車に乗り込む。
向かい合って腰を下ろすと、馬車が動き出した。
「叔父が復帰した後のことだがな」
「え? ああ」
「私は十日ほど休暇をとる。その間に、できるだけ結婚の話を進めることにしたい。貴様はそれでいいか」
「あ、ああ。もちろん」
ステラは休暇中に教官長代理を務めているわけだが、自分の休みについては「改めて調整する」と過去に言っていたはずだ。
しかし他の団員たちは二か月以上休んでいるのに、彼女はそれで大丈夫なのだろうか。
「問題はない。生家が王都にある団員たちは、この休暇中も詰所にちょくちょく顔を出しているし、帰る故郷のない者たちもそうだ。もちろんその分の給金は支払っている」
「いや、しかし。あんたは働きづめじゃん。大丈夫なのか?」
「叔父の前では言えんが……海に出ることに比べたら、新人教育課の仕事は休んでいるのとそう変わらん」
「ですよね……」
彼女の言うことはもっともだ。騎士団を纏め上げて海賊たちと戦い、安全に航海できるように四六時中気を配っていなくてはならない海軍の仕事に比べたら、毎日似たようなことを繰り返しているベネディクトの仕事など、彼女にとっては休んでいるようなものなのだろう。
ステラはもうすぐ教官長代理の役目を終える。
はじめは彼女が上官となったことが嫌で嫌で仕方がなかったのに、今はすごく名残惜しい。
「なあ、そっちに行っていい?」
ベネディクトはそう言って、ステラの隣に座った。
それから、さっきみたいに彼女の肩を抱いて手を握る。
ステラは身体を寄せてくることもなかったし、手を握り返してくることもなかったが、ベネディクトの腕を振り払いもしなかった。
たまに、そっけない男に心奪われて骨抜きになっている娘を見かける。そんなカップルを見るたびに「なんであんな冷たい男がいいんだ?」とベネディクトは不思議に思っていたが、そっけない女に心奪われることになって初めてそういう娘たちの気持ちがわかった。
彼女は世間一般の男が夢見るような甘く可愛らしい恋人ではないかもしれないが、それでもベネディクトはステラ・ハサウェイに夢中だ。
ああ~……すき……。
ステラへの想いに一人で勝手に浸っていると、彼女がぼそりと言った。
「ベネディクト。貴様を信用していないわけではないのだが、」
「……うん?」
「貴様が私に惚れているというのは、一時的な気の迷いに過ぎないのだとも思っていた」
「え? 俺は……」
そんなことはない。
焦って否定しようとしたが、ステラは首を振り、自分の言葉を続けた。
「私のような女が貴様の周りにいなかったせいもあって、物珍しさと混同しているのではないかと、そう思っていた。だから、やがて貴様の目が覚めて後悔する日が来るのではないかと……そういう、懸念もあった」
彼女はいったんそこで言葉を切った。小さく息を吐き出して、再び続ける。
「だが、貴様は私のどこに惚れたのか……ひとつひとつ挙げることを厭わない。貴様の言葉を聞いているうちに、私の懸念は小さくなっていった」
「え、あの。それって……」
──俺、あんたのそういうとこ、すげえ好き
──……そういうところ、とは……?
ステラは、ベネディクトの気が変わるのではないかと不安に思っていたと言いたいのだろうか。
けれどもベネディクトはどんどん愛を伝えるほうだ。ステラの不安を取り除くためではなくて、ただ無邪気に「好き、好き」と一人で盛り上がって騒いでいるようなものではあるが。
「私は、貴様の機嫌を窺って生きることはできないが……貴様が私を選んだこと、後悔させないよう尽力はする。よろしく頼む」
「…………。」
ステラの言葉を聞いて、ベネディクトの心は打ち震えた。さっき、ベネディクトをオカズにしたと告白されたとき以上に震えた。
「そろそろ王宮に到着する。検問があるぞ。向かいの席に戻れ」
「あ、ああ……」
ベネディクトは、うっとりとしたため息のような返事をして席に戻る。
検問を受けたあと、馬車は宿舎の裏口に停まった。
「では、私の務めも残り少ないが、決して気を緩めるなよ」
「は、はい」
馬車をおりた後のステラの言葉に、ベネディクトは敬礼を返した。
そして彼女の後姿を見送りながら、心臓を押さえて倒れそうになったが、なんとか堪える。さらにステラを追いかけて「素敵! 抱いて!」と足元に縋りつきたくなったが、それもなんとか我慢した。
翌日、午後の一コマ目が空き時間になっていたベネディクトは、休憩室でテストの採点を行っていた。
ステラと同じ部屋にいては絶対に口許が緩んでしまうからだ。この部屋には誰もいなかったので、ちょうどよかった。
しかし、ここにはステラがいないというのに、やっぱりにやにやとしてしまう。口笛まで吹いてしまう始末である。
ステラが自分をオカズにしてくれて、しかも「後悔させない」なんて男気のあるセリフを言ってくれた……ベネディクトは昨日からずっとふわふわとした幸せな気分なのだ。
すると、休憩室にランチボックスを抱えたヒューイが入ってきた。
なんでも、午前中の最後の授業が長引いてしまったらしい。この際だからとヒューイはみっちりと授業を行い、今から昼休みなのだという。
採点を行うベネディクトの隣で、ヒューイはいつものように優雅にランチをはじめた。
彼は家からランチボックスを持ってくることもあるが、メニューによってなのか、昼前にそれが家から届けられることもある。今日は後者のようだ。
もちろん、日によって──いつ昼食をとれるか分からないくらい忙しい時期や、ベネディクトと昼食の約束をしている場合など──は、食堂で食べることもあった。
ヒューイはご丁寧にフィンガーボウルまで用意して、蒸しエビの殻をむき始める。
いつものベネディクトであれば「職場で食うメシがなんでそんな豪華絢爛なんだよ」と突っ込んでいるところだが、今日は違った。
孫を見守るおじいちゃんのような気持ちになったのである。
「美味いか?」
ニコニコしながら問うと、ヒューイは微妙に顔をひきつらせた。
気色悪かったんだろうなとわかった。実は自分でも、今のはちょっと気持ちが悪かったからだ。
「……君は、ずいぶんと機嫌が良さそうだな」
「まあな」
贅沢なことに、ハッピーな気分を持て余しているのだ。ヒューイにおすそ分けしてやりたいところだが、彼はじゅうぶんに幸せそうに見える。
ベネディクトは採点中の答案を見下ろした。
「全部マルにしちゃおっかな~」
「いや、それはやめておきたまえ」
思ったとおり、ヒューイはかぶせ気味に突っ込んできた。
「おいおい。ほんとにやるわけねえだろ」
「……どうなのだろうな?」
そこでハッピーな男ふたりで、気色の悪い笑みを浮かべ合ったのだった。
(番外編:俺のしたかったエッチな話 了)
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