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「なぁ、魔王よ‥‥‥俺と旅をしてみないか‥‥?」第8話
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魔界の儀式が終わった翌日、
ホルディスと魔王は旅の支度をして門を出ようとしている。その時に遠くからサラスが走ってきた。
サラス:「魔王様!会えなくなるのが寂しいです!ちゃんとご飯を食べて、寝る前にはちゃんと歯を磨いてくださいね!」
サラスは涙を流しながら魔王の手を握り大きく振っている。
魔王:「分かってる分かってるから~ 手が痛いよ~そしてそんなに泣かないで~。私にはホルディス様がいらっしゃるんですから。」
ホルディスという名を聞くと、サラスの泣き顔が一瞬で変わった。そしてホルディスを睨みながらホルディスの目の前に来た。
サラス:「魔王様に‥何かあったらただじゃおきませんからね…。」
ホルディス:「わかっている。絶対に守る。だから、サラスは安心してくれ。」
サラス:「え…えぇ…なら任せます// 。……まぁ、とにかくお気おつけて行ってください。アバトロムは危険です。奴が持ち去ったラスト・ブラッドを必ず取り返してきてください!」
そしてホルディスと魔王は魔王城をあとにした。
ホルディスと魔王は道を歩きながら会話をしている。
ホルディス:「ここからどうやっていくんだ?」
すると魔王は地図を出した。
魔王:「この地図は全界が描かれている地図です。上の界が天界と真ん中が人間界そして下の界が今私たちがいる魔界です。今私たちは魔界の真ん中にある魔王城の少し離れたところの北にあるデットブレッドの森の近くにいます。デットブレッドの森を通り極地の森へ行き、ある方に会いに行きます。」
ホルディス:「ある方ってだれだ?」
魔王:「アバトロムの居場所を知ると思われる方の所に行きます。」
ホルディス:「アバトロムの居場所をしてる奴なんて絶対に敵じゃないか!」
魔王:「まだわかりません。敵だとしても戦って教えてもらうまでです。」
ホルディス:「で…でもな…」
魔王:「私はホルディス様がついていらっしゃいますから!」
美しい笑顔でそう言った。
歩き続けるとだんだん霧が強くなり、ホルディスははぐれまいと思いながら魔王についていくと霧が少しずつ晴れて行った。
魔王:「着きました。ここがデッドブレッドの森の入り口です。」
そこは森ではなかった。しかし森でないと言えば間違っている。分かりやすく言えば、森の姿ではなかった。通常の緑豊かな森ではなかったのである。
ホルディス:「魔王…ここが森なのか…?」
To be continued……
ホルディスと魔王は旅の支度をして門を出ようとしている。その時に遠くからサラスが走ってきた。
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サラスは涙を流しながら魔王の手を握り大きく振っている。
魔王:「分かってる分かってるから~ 手が痛いよ~そしてそんなに泣かないで~。私にはホルディス様がいらっしゃるんですから。」
ホルディスという名を聞くと、サラスの泣き顔が一瞬で変わった。そしてホルディスを睨みながらホルディスの目の前に来た。
サラス:「魔王様に‥何かあったらただじゃおきませんからね…。」
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サラス:「え…えぇ…なら任せます// 。……まぁ、とにかくお気おつけて行ってください。アバトロムは危険です。奴が持ち去ったラスト・ブラッドを必ず取り返してきてください!」
そしてホルディスと魔王は魔王城をあとにした。
ホルディスと魔王は道を歩きながら会話をしている。
ホルディス:「ここからどうやっていくんだ?」
すると魔王は地図を出した。
魔王:「この地図は全界が描かれている地図です。上の界が天界と真ん中が人間界そして下の界が今私たちがいる魔界です。今私たちは魔界の真ん中にある魔王城の少し離れたところの北にあるデットブレッドの森の近くにいます。デットブレッドの森を通り極地の森へ行き、ある方に会いに行きます。」
ホルディス:「ある方ってだれだ?」
魔王:「アバトロムの居場所を知ると思われる方の所に行きます。」
ホルディス:「アバトロムの居場所をしてる奴なんて絶対に敵じゃないか!」
魔王:「まだわかりません。敵だとしても戦って教えてもらうまでです。」
ホルディス:「で…でもな…」
魔王:「私はホルディス様がついていらっしゃいますから!」
美しい笑顔でそう言った。
歩き続けるとだんだん霧が強くなり、ホルディスははぐれまいと思いながら魔王についていくと霧が少しずつ晴れて行った。
魔王:「着きました。ここがデッドブレッドの森の入り口です。」
そこは森ではなかった。しかし森でないと言えば間違っている。分かりやすく言えば、森の姿ではなかった。通常の緑豊かな森ではなかったのである。
ホルディス:「魔王…ここが森なのか…?」
To be continued……
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