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「なぁ、魔王よ‥‥‥俺と旅をしてみないか‥‥?」第7話 「魔界の儀式」
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サラス:「はい、儀式でございます。」
すると魔王は小さい子供がおもちゃを買ってもらったかのように飛び跳ね喜んでいる。
ホルディスには魔界の儀式なんてどんなものか想像もつかなかった。ましてや恐ろしいものだと思い込んでいた。
魔王:「では、早速しましょう!もう私は行っておきますね!」
魔王は鼻歌を歌いながら先に行ってしまった。
サラス:「では、私たちもいきましょう。」
サラスはホルディスの手をひっぱって、準備室と看板に書かれた部屋に入れられた。
ホルディスは鏡の前に座らされ、サラスや他のメイドに身体中に真っ白に化粧をされた。
サラス:「魔王様に渡す時が必ず来ますので。それまで持っていてください。」
サラスから指輪をもらった。
そして真っ白な服を着せられ気がつくと教会の神父がいる前にいた。
ホルディス:「これ…って……。」
いきなり音楽が鳴り出し後ろに座っている魔界の者達は拍手をしている。
するとドアが開いた。
ドアの先は眩しくて、最初は見えなかったがすぐに分かった。 魔王だった…。
魔王は化粧をして白いドレス着て、おじいさんと腕を組んでいる。
一歩ずつ一歩ずつと歩いてくる。
ついには、魔王はここまで来て腕を組んでいたおじいさんは後ろの席に座った。
神父:「汝、魔王様が病にかかった時も危険に晒された時も助ける共に挑む事を誓いますか?」
ホルディス:「は!?なんだって!?」
後ろで座っていた人たちはホルディスの言葉を聞き唖然としていた。
魔王は小声で
魔王:「そこは、 誓います。 って言ってくださいよ。」
ホルディスも小声で対応した。
ホルディス:「なんで魔王と結婚しなくちゃならないんだ。」
魔王:「これは儀式なんです。お願いします。」
ホルディス:「これは結婚じゃないんだな?本当に儀式なんだよな?」
魔王:「はい!信じてください!」
ホルディス:「分かった…」
そう言うと小声をやめて、納得いかない顔をしていた。
ホルディス:「誓います。」
神父:「汝、ホルディス様が病にかかった時でも危険に晒された時も共に挑む事を誓いますか?」
魔王:「はい!」
神父:「では、誓いのキスを」
ホルディス:「おい! ちょいま……!」
ホルディスが言葉を言う前には魔王はホルディスの唇にキスをした。
甘い匂い 柔らかい唇の感触 頭の中がとろけてしまう様な感覚。何が何だか分からなくなってしまいそうだ。
ふとホルディスは我に返り魔王の肩を持ちキスを止めた。
魔王はホルディスをチラチラ見ながら赤面していた。
神父:「では、ホルディス様から儀式の言葉を言ってもらいます。」
ホルディスは小声で
ホルディス:「魔王、なんて言えばいいんだ。」
魔王:「なぁ、魔王よ俺と旅をしてみないか と言ってください。そうすれば儀式は終わりですよ。」
ホルディス:「なぁ、魔王よ‥‥‥俺と旅をしてみないか‥‥?」
魔王:「喜んで!」
すると後ろの人たちが立ち上がって喜んで拍手をしたり、声を上げたりしていた。
これが勇者ホルディスと魔王が旅をする物語の始まりである。
To be continued……
すると魔王は小さい子供がおもちゃを買ってもらったかのように飛び跳ね喜んでいる。
ホルディスには魔界の儀式なんてどんなものか想像もつかなかった。ましてや恐ろしいものだと思い込んでいた。
魔王:「では、早速しましょう!もう私は行っておきますね!」
魔王は鼻歌を歌いながら先に行ってしまった。
サラス:「では、私たちもいきましょう。」
サラスはホルディスの手をひっぱって、準備室と看板に書かれた部屋に入れられた。
ホルディスは鏡の前に座らされ、サラスや他のメイドに身体中に真っ白に化粧をされた。
サラス:「魔王様に渡す時が必ず来ますので。それまで持っていてください。」
サラスから指輪をもらった。
そして真っ白な服を着せられ気がつくと教会の神父がいる前にいた。
ホルディス:「これ…って……。」
いきなり音楽が鳴り出し後ろに座っている魔界の者達は拍手をしている。
するとドアが開いた。
ドアの先は眩しくて、最初は見えなかったがすぐに分かった。 魔王だった…。
魔王は化粧をして白いドレス着て、おじいさんと腕を組んでいる。
一歩ずつ一歩ずつと歩いてくる。
ついには、魔王はここまで来て腕を組んでいたおじいさんは後ろの席に座った。
神父:「汝、魔王様が病にかかった時も危険に晒された時も助ける共に挑む事を誓いますか?」
ホルディス:「は!?なんだって!?」
後ろで座っていた人たちはホルディスの言葉を聞き唖然としていた。
魔王は小声で
魔王:「そこは、 誓います。 って言ってくださいよ。」
ホルディスも小声で対応した。
ホルディス:「なんで魔王と結婚しなくちゃならないんだ。」
魔王:「これは儀式なんです。お願いします。」
ホルディス:「これは結婚じゃないんだな?本当に儀式なんだよな?」
魔王:「はい!信じてください!」
ホルディス:「分かった…」
そう言うと小声をやめて、納得いかない顔をしていた。
ホルディス:「誓います。」
神父:「汝、ホルディス様が病にかかった時でも危険に晒された時も共に挑む事を誓いますか?」
魔王:「はい!」
神父:「では、誓いのキスを」
ホルディス:「おい! ちょいま……!」
ホルディスが言葉を言う前には魔王はホルディスの唇にキスをした。
甘い匂い 柔らかい唇の感触 頭の中がとろけてしまう様な感覚。何が何だか分からなくなってしまいそうだ。
ふとホルディスは我に返り魔王の肩を持ちキスを止めた。
魔王はホルディスをチラチラ見ながら赤面していた。
神父:「では、ホルディス様から儀式の言葉を言ってもらいます。」
ホルディスは小声で
ホルディス:「魔王、なんて言えばいいんだ。」
魔王:「なぁ、魔王よ俺と旅をしてみないか と言ってください。そうすれば儀式は終わりですよ。」
ホルディス:「なぁ、魔王よ‥‥‥俺と旅をしてみないか‥‥?」
魔王:「喜んで!」
すると後ろの人たちが立ち上がって喜んで拍手をしたり、声を上げたりしていた。
これが勇者ホルディスと魔王が旅をする物語の始まりである。
To be continued……
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