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私、メリッサ・ジョセフィーヌ・オステンが友人のレティーシア・フォン・エレノアールの婚姻の儀に参加し帰国して早、一箇月。
この一箇月、隣国フレイアスの第二王子であるライラック様の恋人と関係が変わったあの日から、私の知らないところで色々と動いていたのだと思う。
フレイアスから帰国と同時に、父様から聞かされたのはライラック様との婚約承諾の話。
元々父様が持ってきている縁談は、私の初恋の終わらせ具合でまとめる予定だったらしく、この度めでたく両想いとなったので、国内での縁談は白紙に戻った。
なにより、フレイアス王族と六侯爵家の人間と気持ちを通わせているのにも関わらず、婚約をしないということはありえないらしく、理由を聞けば”諦めることを知らない”との事。
独占欲が強く、愛した相手を離すことはないのだそうだ。
帰国して一週間で婚約式の日程が決まり、決まると同時に王太子妃となったレティから”お揃いのデザインのドレスを来て欲しい。このデザインであればライとの衣装にも合うから”とお願いの手紙が届いた。
衣装を合わせる時間がないため、レティに言われるがまま作ったドレスは品が損なわれない程度に胸元が開き、ウェスト部分はリボンでコルセットのように締め、ウェストには太めのリボンで、バラの花が飾られスカートはふんわりとしたものだった。カラーは青みの強い紫で、銀糸で裾などに刺繍が入っている。
髪は編み込み、少し後れ毛を出してもらった。
フレイアス式の婚約式となるので普段付けているティアラは付けず、小ぶりのイヤリングとネックレスを着けると、ノアお兄様が部屋まで迎えに来てくれて、そのまま大広間へと向かった。
大広間にはオステンの貴族全員が集まっており、私とノアお兄様が最後の入場となった。
会場へ入り、父様とお母様の隣に立つとレティ達の到着を告げるラッパがなった。
「フレイアス王国、王太子ラザルート・ウィル・ヴィ・クローネ・フレイアス殿下並びに、レティーシア・ヴィ・エレノアール・クローネ・フレイアス妃殿下、ライラック・ウィル・ヴィ・フレイアス殿下のご入場です。」
ホールに三人の名前が響くと、3人がゆっくりと入場してきた。
ラザルートさまは薄いグレー、ライは私と同じ青みの強い紫のロング丈のフロックコートを着用し、ラザルート様にエスコートされているレティは、ラザルート様と色みは同じではあるが、シャンデリアの光が当たるとキラキラと光沢がある私と同じデザインのドレスを着ていた。
左右に並んでいたき貴族から驚いた様な表情が何人も見られる。
「こ度は遠い所、よく来てくれた。」
「本日は急な申し出にも関わらず、このような場を開いていただきまして有難うございます。」
私たちの前にたどり着いた三人は、父様に対して敬意を示すよう綺麗なカーテシとお辞儀をした。
普段のじゃれ合いからは、想像もつかないほど優雅に挨拶をする3人に、普段見れないかっこよさを感じて、顔が赤くなりそうだった。
それから、父様と今日はお母様がファーストダンスを歓迎会は始まった。
この一箇月、隣国フレイアスの第二王子であるライラック様の恋人と関係が変わったあの日から、私の知らないところで色々と動いていたのだと思う。
フレイアスから帰国と同時に、父様から聞かされたのはライラック様との婚約承諾の話。
元々父様が持ってきている縁談は、私の初恋の終わらせ具合でまとめる予定だったらしく、この度めでたく両想いとなったので、国内での縁談は白紙に戻った。
なにより、フレイアス王族と六侯爵家の人間と気持ちを通わせているのにも関わらず、婚約をしないということはありえないらしく、理由を聞けば”諦めることを知らない”との事。
独占欲が強く、愛した相手を離すことはないのだそうだ。
帰国して一週間で婚約式の日程が決まり、決まると同時に王太子妃となったレティから”お揃いのデザインのドレスを来て欲しい。このデザインであればライとの衣装にも合うから”とお願いの手紙が届いた。
衣装を合わせる時間がないため、レティに言われるがまま作ったドレスは品が損なわれない程度に胸元が開き、ウェスト部分はリボンでコルセットのように締め、ウェストには太めのリボンで、バラの花が飾られスカートはふんわりとしたものだった。カラーは青みの強い紫で、銀糸で裾などに刺繍が入っている。
髪は編み込み、少し後れ毛を出してもらった。
フレイアス式の婚約式となるので普段付けているティアラは付けず、小ぶりのイヤリングとネックレスを着けると、ノアお兄様が部屋まで迎えに来てくれて、そのまま大広間へと向かった。
大広間にはオステンの貴族全員が集まっており、私とノアお兄様が最後の入場となった。
会場へ入り、父様とお母様の隣に立つとレティ達の到着を告げるラッパがなった。
「フレイアス王国、王太子ラザルート・ウィル・ヴィ・クローネ・フレイアス殿下並びに、レティーシア・ヴィ・エレノアール・クローネ・フレイアス妃殿下、ライラック・ウィル・ヴィ・フレイアス殿下のご入場です。」
ホールに三人の名前が響くと、3人がゆっくりと入場してきた。
ラザルートさまは薄いグレー、ライは私と同じ青みの強い紫のロング丈のフロックコートを着用し、ラザルート様にエスコートされているレティは、ラザルート様と色みは同じではあるが、シャンデリアの光が当たるとキラキラと光沢がある私と同じデザインのドレスを着ていた。
左右に並んでいたき貴族から驚いた様な表情が何人も見られる。
「こ度は遠い所、よく来てくれた。」
「本日は急な申し出にも関わらず、このような場を開いていただきまして有難うございます。」
私たちの前にたどり着いた三人は、父様に対して敬意を示すよう綺麗なカーテシとお辞儀をした。
普段のじゃれ合いからは、想像もつかないほど優雅に挨拶をする3人に、普段見れないかっこよさを感じて、顔が赤くなりそうだった。
それから、父様と今日はお母様がファーストダンスを歓迎会は始まった。
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