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第1章 学園編入編。
世の中狭い 2。
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しばらく続いた沈黙の後、苦笑をさつきさんは浮かべた。
『そうね。それに関しては龍也の方が詳しいと思うわ。正確にはbrillioの参謀が。』
『達也なら、警察の調査内容も多少は知ってるだろうな。学院内の事は正確に知っていると思うが、早々に情報は渡さないと思う。あいつは警察をあまり信用してないからな。』
『そうか、警部は捜査してないんですか?』
『警部は辞めて頂戴。"さつき"でいいわ。したくてもさせてくれないの。おそらく、相田君たちに頼んだことも、それを調べ終わったら今回の件は終了よ。個人的には少し調べてるけれど・・・。』
『・・・・そうですか。それは令状とってもですか?』
『・・・色々パターンはあるのだけれど、その事件を無かった事にされるし、白を通されるし、たとえ令状取って調べても何も出てこなかったわ。まぁ、一般の貴方達に言っても仕方のないことだけれど。』
そんなさつきさんに、私も困った表情をし頷いた。
じゃあなんで警察なんて呼ぶんだろう?
そんな疑問がふと浮かんだ。
それ以上はお互い何も話さず、当初の目的地だった総合事務所でマンションの鍵を受け取りに行き、一番近い正門まで龍也に送ってもらった。
さつきさんとは捜査の件で少し話があるらしく事務所で別れた。
「じゃあ、また明日ね龍」
「あぁ。明日な、フィー」
お互いの頬にキスを落とすと、帰路に付く。
振り返る瞬間頭上で火花が散った気がするのは気のせいだったということにしようと思う。
なんで、初日でこんなに仲が悪くなるのかが分からない。
仲良くなれそうと思ったのに。
正門から10分位歩いたところに建っている、15階建てのマンションの5階が、留学中私たちがシェアする部屋だ。
間取りは2LDKだが、アメリカを発つ時、“ベットはセミダブルで準備しているからな”と言われていたから、裏の意味まで訳すと“ダニエルの精神安定よろしく”もあるし、"どうせディのベッドに入り込むだろ?"だと思う。
そこまで分かってるなら、何で私達にまわすのかなと言うのはあった。
確かに発つまで少し仕事が立て続けでゆっくり休む暇が無かった。
ゆっくり休める!!と、思った矢先に言われた今回の日本行き。
そして、電話口でのルイスの言葉。
絶対何か裏があると私は確信をした。
『フィー、お風呂入ってこいよ。』
『あ、うん。髪ちゃんと乾かしなさいよ?』
『面倒・・・。
『面倒とか言わない。そこにドライヤーは置いているから。』
着替えを持ち、ディにきちんと釘を指すとお風呂場へと向かった。
『そうね。それに関しては龍也の方が詳しいと思うわ。正確にはbrillioの参謀が。』
『達也なら、警察の調査内容も多少は知ってるだろうな。学院内の事は正確に知っていると思うが、早々に情報は渡さないと思う。あいつは警察をあまり信用してないからな。』
『そうか、警部は捜査してないんですか?』
『警部は辞めて頂戴。"さつき"でいいわ。したくてもさせてくれないの。おそらく、相田君たちに頼んだことも、それを調べ終わったら今回の件は終了よ。個人的には少し調べてるけれど・・・。』
『・・・・そうですか。それは令状とってもですか?』
『・・・色々パターンはあるのだけれど、その事件を無かった事にされるし、白を通されるし、たとえ令状取って調べても何も出てこなかったわ。まぁ、一般の貴方達に言っても仕方のないことだけれど。』
そんなさつきさんに、私も困った表情をし頷いた。
じゃあなんで警察なんて呼ぶんだろう?
そんな疑問がふと浮かんだ。
それ以上はお互い何も話さず、当初の目的地だった総合事務所でマンションの鍵を受け取りに行き、一番近い正門まで龍也に送ってもらった。
さつきさんとは捜査の件で少し話があるらしく事務所で別れた。
「じゃあ、また明日ね龍」
「あぁ。明日な、フィー」
お互いの頬にキスを落とすと、帰路に付く。
振り返る瞬間頭上で火花が散った気がするのは気のせいだったということにしようと思う。
なんで、初日でこんなに仲が悪くなるのかが分からない。
仲良くなれそうと思ったのに。
正門から10分位歩いたところに建っている、15階建てのマンションの5階が、留学中私たちがシェアする部屋だ。
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そこまで分かってるなら、何で私達にまわすのかなと言うのはあった。
確かに発つまで少し仕事が立て続けでゆっくり休む暇が無かった。
ゆっくり休める!!と、思った矢先に言われた今回の日本行き。
そして、電話口でのルイスの言葉。
絶対何か裏があると私は確信をした。
『フィー、お風呂入ってこいよ。』
『あ、うん。髪ちゃんと乾かしなさいよ?』
『面倒・・・。
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