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第3章 勇気を持って一歩踏み出せば
私は私で産まれて、貴方に出会った2。 〜ラザルートside〜
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ライの誕生日を迎えたまたま学院に用があった私は、プレゼントを持って学院にやってきた。
今日はレティの兄レオナルドも一緒だ。
学院に到着した後、レティに渡した指輪からの魔力を感じた。
レティ自体に掛かっている幻影魔法の魔力を探しその場所へと向かうと、一人の女子生徒と何か話している風に見えた。
そのまま近寄れば、一方的なのか、あまり相手をしていないレティに腹を立ててなのか語尾が強くなる。
これはまずいと思った瞬間、レティは思いっきり突き飛ばされた。
「きゃーーーーーー!!!」
という叫び声に反応する。
反対側にライとアークの姿を捉えたが、私の方が早かった。
咄嗟に手を差し出し抱きとめると、触れた肌が熱く異常事態を察知する。
頬を赤く染め、呼吸もいつもより浅く早い。
おデコに触れば熱く熱を出しているのは明白だったし、原因は魔力の調整で体の反応が出てしまったのだろう。
人が近づく気配を感じ、それがライ達のものでは無いとわかると、反射的に叫んでいた。
「誰も触れるな!」
そのままレティを抱き上げると医務室へと向かうことにする。
「レオナルド、私の代わりに学長への報告をしておいてくれ。ライラック、この自体の詳しい状態を後で報告しろ。アイクは寮からマリーを呼んできてくれ。」
「分かりました。」
「あぁ。調べる。」
「医務室に後から行きます。」
一気に場の温度が下がった様に、皆黙り込む。
レティを突き飛ばした張本人に、冷ややかな視線を向ければ青ざめた表情をしていた。
どんな理由にせよ、八つ当たりにしろ具合の悪いレティを突き飛ばした事に対していい印象は無い。
「詳しい情報を持っている者はライラックに報告するように、それ以外は速やかに解散しろ。」
それぞれに指示を出せば、そのままレティを医務室へ運ぶ。
廊下をつっきたところにある医務室には、私自身が通っていた頃から変わらず同じ先生が担当をしている。
「マグノリア先生、お久しぶりです。ベットを使っても?」
「王太子殿下、久しぶりじゃのう。おや?エレノアール侯爵令嬢じゃな。奥のベットを使いなさい。」
ベットに寝かせたところで、マグノリア先生はレティの傍に来るとじっと見つめる。
「魔力が馴染んでいる途中じゃな。しばらく熱が続くじゃろうが、安静にしとれば問題無い。」
「ありがとうございます。レティーシアの侍女とアイクが来るまでは居ますので。」
「そうか。ゆっくりしていくといい。」
「はい。」
近くにあった椅子をベットの横に持ってくると、桶に水と氷を浮かべる。持っていたハンカチを付け絞ると額に載せる。
その間に先生にタオルの在処を聞いて取ってくると、ハンカチを取りタオルをおデコにのせた。
暫くして、焦った表情のマリアとアイクが来たので看病を頼み、ライラックの元へ事情を聞きに行くことにした。
今日はレティの兄レオナルドも一緒だ。
学院に到着した後、レティに渡した指輪からの魔力を感じた。
レティ自体に掛かっている幻影魔法の魔力を探しその場所へと向かうと、一人の女子生徒と何か話している風に見えた。
そのまま近寄れば、一方的なのか、あまり相手をしていないレティに腹を立ててなのか語尾が強くなる。
これはまずいと思った瞬間、レティは思いっきり突き飛ばされた。
「きゃーーーーーー!!!」
という叫び声に反応する。
反対側にライとアークの姿を捉えたが、私の方が早かった。
咄嗟に手を差し出し抱きとめると、触れた肌が熱く異常事態を察知する。
頬を赤く染め、呼吸もいつもより浅く早い。
おデコに触れば熱く熱を出しているのは明白だったし、原因は魔力の調整で体の反応が出てしまったのだろう。
人が近づく気配を感じ、それがライ達のものでは無いとわかると、反射的に叫んでいた。
「誰も触れるな!」
そのままレティを抱き上げると医務室へと向かうことにする。
「レオナルド、私の代わりに学長への報告をしておいてくれ。ライラック、この自体の詳しい状態を後で報告しろ。アイクは寮からマリーを呼んできてくれ。」
「分かりました。」
「あぁ。調べる。」
「医務室に後から行きます。」
一気に場の温度が下がった様に、皆黙り込む。
レティを突き飛ばした張本人に、冷ややかな視線を向ければ青ざめた表情をしていた。
どんな理由にせよ、八つ当たりにしろ具合の悪いレティを突き飛ばした事に対していい印象は無い。
「詳しい情報を持っている者はライラックに報告するように、それ以外は速やかに解散しろ。」
それぞれに指示を出せば、そのままレティを医務室へ運ぶ。
廊下をつっきたところにある医務室には、私自身が通っていた頃から変わらず同じ先生が担当をしている。
「マグノリア先生、お久しぶりです。ベットを使っても?」
「王太子殿下、久しぶりじゃのう。おや?エレノアール侯爵令嬢じゃな。奥のベットを使いなさい。」
ベットに寝かせたところで、マグノリア先生はレティの傍に来るとじっと見つめる。
「魔力が馴染んでいる途中じゃな。しばらく熱が続くじゃろうが、安静にしとれば問題無い。」
「ありがとうございます。レティーシアの侍女とアイクが来るまでは居ますので。」
「そうか。ゆっくりしていくといい。」
「はい。」
近くにあった椅子をベットの横に持ってくると、桶に水と氷を浮かべる。持っていたハンカチを付け絞ると額に載せる。
その間に先生にタオルの在処を聞いて取ってくると、ハンカチを取りタオルをおデコにのせた。
暫くして、焦った表情のマリアとアイクが来たので看病を頼み、ライラックの元へ事情を聞きに行くことにした。
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主人公は隣国のお姫様ですがライラックのお話です。ご興味のあるかたはよろしくお願いいたします君がずっと好きでした。
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