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第2章 憧れた夢の途中
女神の祝福3。
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会場となる大広間の前の入口には、国王夫妻と、リリー姉様とアル様、ライが待っていた。
フレイアのおかげで邪気は全て浄化され、壊れていた部分も綺麗に修復されていて、使用する分には問題がなさそうなので、予定通りメイン会場として利用することなったらしい。
「まぁ、想像以上に可愛いわ。カップルで互いの色彩の服を身に纏うと、より、お似合いになるわね。」
そう、感想を言ったのは王妃様。
確かにカップルでお互いの色彩の服やドレスを着るというのはあまり無い。
大体小物を合わせたりするのが流行りだ。
「新しい流行りになりそうね。よく、似合ってるわ。」
穏やかに王妃様は感想を言う。
「そうですわね。私達も次はレティ達と同じ様に互いの色彩の服を仕立てましょうか。」
「あぁ、そうだね。きっとヴィーやレオも同じ様に仕立てるだろうね。」
「あら、そうしたら私達もそうしましょうか、陛下。」
「そうだな。そろそろ新しい流行りを創り出すにもいいだろう。」
どうやら、その案は私達の卒業パーティで実現しそうな気がする。
と、私は思う。この方々なら確実に実行するだけのものを持っているからなぁ。
と、事の成り行きを傍観していればそろそろお時間です。
と声がかかる。
パーティの参加者が全員揃ったのだろう。
扉が開かれ、名を呼ばれたペアから入場して行く。
最後が陛下達なので、ライ、私達、ルイ兄様達、陛下達の順番だ。
このパーティには、伯爵家以下の男爵、子爵家も参加するのでかなりの人数になる。
にこやかに笑を浮かべ所定の位置へやってくれば、グラスが渡され陛下が始まりを宣言をする。
「今宵は我が国の200年の記念すべき日だ。皆の者多いに楽しんでくれ。」
とグラスを掲げ、飲み干す。
建国祭には他国からも、留学で我が国に訪れている王子や王女、国王の名代だったりと訪れている。
先程の騒ぎが外に漏れていなくてよかったと、正直内心安堵した。
留学生の何人かは学院で会っているので、その他の方々は今夜初対面となる。
立食パーティーにはなるのだが、まずは、初めに国王夫妻がファーストダンスを踊る。
その後は踊りたいペアが踊るという形になるのだが、人気の独身男性は令嬢に囲まれると言うのが通例だ。
ふと2番目の兄を見つけ、少し考える。あの表情はいかに早く退出するか考えている。
まぁ、王族への挨拶が済めばある程度は早めに帰れますものね。
私も早く帰りたいのにと思うのは、明日からの学院での引継ぎ作業があるからだ。
一応祝日にはなるのだが、生徒会に所属しているのでそうも言っていられない。
それに王太子であるラズ様の婚約者となったということは、早々に後継者を見つけなくてはいけない。
いっそのことリオを会長にアークを副会長で、書記会計は成績順で決めるのはどうかしら?
うーん、と脱線する脳内で私なりにまとめていればラズ様が小声で話しかけてきた。
「・・・何を考えてるの?」
「生徒会の事ですわ。王太子妃教育または王妃教育があるのじゃないかと思いまして、あるとしたら学院の事を早急にライと片付けてしまう必要がありますわ。」
「王族がいないものね。」
「えぇ。王女殿下はまだ入学されてませんし、何よりパーティなどまだ出席はできませんでしょう?」
「そうだね。」
「まぁ、きっと詰めればすぐ終わりますわ。」
「ライとレティならすぐに片付くよ。それよりも私と踊ってくれますか?」
「もちろん、喜んで。」
立っていた場所から、私の前へ体を移動させたラズ様の手を取り、にっこりと微笑むとダンスフロアーへと向かった。
結局、ライとアル兄様、アークにリオと身内のみダンスをすると、理由を付けてそうそうに控え室に戻ってこれた私は、部屋着に着替えるとマリーとラズ様に挨拶をして眠りについた。
フレイアのおかげで邪気は全て浄化され、壊れていた部分も綺麗に修復されていて、使用する分には問題がなさそうなので、予定通りメイン会場として利用することなったらしい。
「まぁ、想像以上に可愛いわ。カップルで互いの色彩の服を身に纏うと、より、お似合いになるわね。」
そう、感想を言ったのは王妃様。
確かにカップルでお互いの色彩の服やドレスを着るというのはあまり無い。
大体小物を合わせたりするのが流行りだ。
「新しい流行りになりそうね。よく、似合ってるわ。」
穏やかに王妃様は感想を言う。
「そうですわね。私達も次はレティ達と同じ様に互いの色彩の服を仕立てましょうか。」
「あぁ、そうだね。きっとヴィーやレオも同じ様に仕立てるだろうね。」
「あら、そうしたら私達もそうしましょうか、陛下。」
「そうだな。そろそろ新しい流行りを創り出すにもいいだろう。」
どうやら、その案は私達の卒業パーティで実現しそうな気がする。
と、私は思う。この方々なら確実に実行するだけのものを持っているからなぁ。
と、事の成り行きを傍観していればそろそろお時間です。
と声がかかる。
パーティの参加者が全員揃ったのだろう。
扉が開かれ、名を呼ばれたペアから入場して行く。
最後が陛下達なので、ライ、私達、ルイ兄様達、陛下達の順番だ。
このパーティには、伯爵家以下の男爵、子爵家も参加するのでかなりの人数になる。
にこやかに笑を浮かべ所定の位置へやってくれば、グラスが渡され陛下が始まりを宣言をする。
「今宵は我が国の200年の記念すべき日だ。皆の者多いに楽しんでくれ。」
とグラスを掲げ、飲み干す。
建国祭には他国からも、留学で我が国に訪れている王子や王女、国王の名代だったりと訪れている。
先程の騒ぎが外に漏れていなくてよかったと、正直内心安堵した。
留学生の何人かは学院で会っているので、その他の方々は今夜初対面となる。
立食パーティーにはなるのだが、まずは、初めに国王夫妻がファーストダンスを踊る。
その後は踊りたいペアが踊るという形になるのだが、人気の独身男性は令嬢に囲まれると言うのが通例だ。
ふと2番目の兄を見つけ、少し考える。あの表情はいかに早く退出するか考えている。
まぁ、王族への挨拶が済めばある程度は早めに帰れますものね。
私も早く帰りたいのにと思うのは、明日からの学院での引継ぎ作業があるからだ。
一応祝日にはなるのだが、生徒会に所属しているのでそうも言っていられない。
それに王太子であるラズ様の婚約者となったということは、早々に後継者を見つけなくてはいけない。
いっそのことリオを会長にアークを副会長で、書記会計は成績順で決めるのはどうかしら?
うーん、と脱線する脳内で私なりにまとめていればラズ様が小声で話しかけてきた。
「・・・何を考えてるの?」
「生徒会の事ですわ。王太子妃教育または王妃教育があるのじゃないかと思いまして、あるとしたら学院の事を早急にライと片付けてしまう必要がありますわ。」
「王族がいないものね。」
「えぇ。王女殿下はまだ入学されてませんし、何よりパーティなどまだ出席はできませんでしょう?」
「そうだね。」
「まぁ、きっと詰めればすぐ終わりますわ。」
「ライとレティならすぐに片付くよ。それよりも私と踊ってくれますか?」
「もちろん、喜んで。」
立っていた場所から、私の前へ体を移動させたラズ様の手を取り、にっこりと微笑むとダンスフロアーへと向かった。
結局、ライとアル兄様、アークにリオと身内のみダンスをすると、理由を付けてそうそうに控え室に戻ってこれた私は、部屋着に着替えるとマリーとラズ様に挨拶をして眠りについた。
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主人公は隣国のお姫様ですがライラックのお話です。ご興味のあるかたはよろしくお願いいたします君がずっと好きでした。
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