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第1章 王太子殿下の婚約者候補
歪みが始まる2。✩
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所有物が壊された日から早数日。
私物を全て生徒会室へ移動させたので、私物に関しては特に被害は受けていない。
どちらかというと、ゴミを机に捨てられているとか、机自体が無くなっているとかで物理的な、そして幼稚な嫌がらせが増えた。
そんなに、嫌われているのだろうか?
と思うものの、犯人の意図が分からない。
こんなことをしても、私が王太子妃候補から外れることはない。
ライやアーク、リオがそろそろ本気で怒りそうってことが気づけないのだろうか?
私は、むしろ犯人の方が気の毒でしかない。
手紙の脅迫は相変わらずだし、手口からして同一犯だとは思えないのだ。
「犯人も飽きないわね。」
放課後城下街のカフェテリアで、ライの機嫌を少しでも良くする為、デートと称した視察をすることにした。
テラス席に座り、注文した紅茶とケーキを一口口に含みながらしれっと呟く。
手紙の方もそろそろ証拠が揃ってきたので、どうにかしたいのだが手紙を送ってきている方の犯人は動く気配が無い。
逆に、違う人間が私に嫌がらせを始めた。
私の中で犯人は2人。
手紙の犯人は、オリビア嬢で決定。魔力も変わらないから、マリー曰く間違い無いらしい。
ただ、手紙以外は特に何かをしてくる気配は無い。
マリーだから犯人が分かっただけで、普通は分からないらしい。
じゃあ、物理的な嫌がらせの方は誰?ってなってしまうのだ。
私が王太子妃、ないし王子妃となるのが不都合な人間って以外に多くいるのだ。
「逆に冷静にいられるレティが不思議でならないんだが?」
「あら?周りが怒れば逆に冷静になるわよ。それに、持ち物に対しての嫌がらせって人じゃ無さそうって言うのが私の見解。ルイ兄様に相談しようかしら?」
「精霊・妖精が犯人って言いたいのか?」
「可能性としてはね。いたずら好きな子達も居るって以前聞いたこともあるし、このままルイ兄様のところへ行こうかしら?」
「仮に精霊・妖精であれば学院の警備は関係ないな。好きに出入りができるだろう。そっちに関しては生徒会室以外何もしていないから。」
どこか納得したような、表情をしたライは相変わらず眉間にシワを寄せているが、連日警備の数等増やしても犯人は捕まらず、異変が起きる直前の記憶が飛ぶという事が共通して起こっているので可能性はある。
そして、今日机を木にしてくれたようだけれども、その根元に小さな石を見つけた。
ダークグレーのその石を見つけ、ライに声をかけると証拠として魔法で作った小瓶に入れて保管をしてもらっている。
「今朝教室で拾った石も、ルイ兄様に見せたら何か分かるかしら?」
「あー、わかる可能性あるな。ルイ叔父上は王城の書籍の内容を大体把握してるから。よし、そうと決まれば早く食べて城へ行こう。」
早く食べてしまうのは、少しマナー違反ではあるが今はストレスの原因を排除することが最優先である。何より建国祭はすぐそこまで迫っているのだ。
こんなことに構っている暇ははっきり言ってない。
黙々とケーキを食べ紅茶で流し込むと、カフェを出て王城へと向かった。
私物を全て生徒会室へ移動させたので、私物に関しては特に被害は受けていない。
どちらかというと、ゴミを机に捨てられているとか、机自体が無くなっているとかで物理的な、そして幼稚な嫌がらせが増えた。
そんなに、嫌われているのだろうか?
と思うものの、犯人の意図が分からない。
こんなことをしても、私が王太子妃候補から外れることはない。
ライやアーク、リオがそろそろ本気で怒りそうってことが気づけないのだろうか?
私は、むしろ犯人の方が気の毒でしかない。
手紙の脅迫は相変わらずだし、手口からして同一犯だとは思えないのだ。
「犯人も飽きないわね。」
放課後城下街のカフェテリアで、ライの機嫌を少しでも良くする為、デートと称した視察をすることにした。
テラス席に座り、注文した紅茶とケーキを一口口に含みながらしれっと呟く。
手紙の方もそろそろ証拠が揃ってきたので、どうにかしたいのだが手紙を送ってきている方の犯人は動く気配が無い。
逆に、違う人間が私に嫌がらせを始めた。
私の中で犯人は2人。
手紙の犯人は、オリビア嬢で決定。魔力も変わらないから、マリー曰く間違い無いらしい。
ただ、手紙以外は特に何かをしてくる気配は無い。
マリーだから犯人が分かっただけで、普通は分からないらしい。
じゃあ、物理的な嫌がらせの方は誰?ってなってしまうのだ。
私が王太子妃、ないし王子妃となるのが不都合な人間って以外に多くいるのだ。
「逆に冷静にいられるレティが不思議でならないんだが?」
「あら?周りが怒れば逆に冷静になるわよ。それに、持ち物に対しての嫌がらせって人じゃ無さそうって言うのが私の見解。ルイ兄様に相談しようかしら?」
「精霊・妖精が犯人って言いたいのか?」
「可能性としてはね。いたずら好きな子達も居るって以前聞いたこともあるし、このままルイ兄様のところへ行こうかしら?」
「仮に精霊・妖精であれば学院の警備は関係ないな。好きに出入りができるだろう。そっちに関しては生徒会室以外何もしていないから。」
どこか納得したような、表情をしたライは相変わらず眉間にシワを寄せているが、連日警備の数等増やしても犯人は捕まらず、異変が起きる直前の記憶が飛ぶという事が共通して起こっているので可能性はある。
そして、今日机を木にしてくれたようだけれども、その根元に小さな石を見つけた。
ダークグレーのその石を見つけ、ライに声をかけると証拠として魔法で作った小瓶に入れて保管をしてもらっている。
「今朝教室で拾った石も、ルイ兄様に見せたら何か分かるかしら?」
「あー、わかる可能性あるな。ルイ叔父上は王城の書籍の内容を大体把握してるから。よし、そうと決まれば早く食べて城へ行こう。」
早く食べてしまうのは、少しマナー違反ではあるが今はストレスの原因を排除することが最優先である。何より建国祭はすぐそこまで迫っているのだ。
こんなことに構っている暇ははっきり言ってない。
黙々とケーキを食べ紅茶で流し込むと、カフェを出て王城へと向かった。
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主人公は隣国のお姫様ですがライラックのお話です。ご興味のあるかたはよろしくお願いいたします君がずっと好きでした。
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