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第5章 その後のお話編。
卒業式~春陽の場合~
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基本的に私は歌う時に踊らない。
はるちゃんは、私と歌う時は私に合わせてくれるので勿論踊らない。
お互いの音を聞きながら、声を重ねていく。
歌うにあたりどちらがメロディを歌うかしか決めていないので、ぶっちゃげ本番、アドリブ上等。
なのでる。
初めの3曲を歌い終わるとMC。
これ、ミニライブ扱いでいいと思うのよ。
しかし暑い。
水分補給を補給しながら用意された椅子に座る。
「さて、一気に3曲歌いましたがどうだった?どれもいい曲だろ?」
「はるちゃん、ドヤ顔辞めようか。」
「俺がんばったのよ?!珍しく。」
「ほぼ私が作ったんだけどね、そして、ひなに相談してたでしょ?」
「ちょ、バレてる。お姉ちゃんにバレてるよ!ひなどうしよう?!」
ステージ上ではるちゃんがそう言うと客席から、「知らなーい」とひなの返事が返ってきた。
そのやり取りに可愛いー。って声が上がる。
仲いいなぁと思いながら水分補給を忘れない。
「ちょっとちぃ、聞いてる?」
「聞いてる聞いてる。さて、ここでサップラーイズ!!」
「え?」
「サプライズなのよ、はるちゃん。」
ふふっ、と笑えば後方入口から現れたのはかなちゃんと蒼介。さらに会場は黄色い悲鳴があがる。
いやー、人気者だね、皆!
「さてさて、麗しのシャルロッテ様このメンバーで何をなさるおつもりで?」
開口一番笑顔だけど笑ってない蒼介がいた。
「え?お祝い事はみんなで楽しく行うのが基本でしょう?私、何か間違ってるかしら?」
「ロッティ!!」
「やっだ!怒っちゃやーよ?ヴァン。」
「まぁ。落ち着こうか、ちぃと蒼。寸劇をいきなりやりだすな。」
「楽しければよし!はい、このメンバーで先日聞いてもらった曲を歌いたいと思います!」
「曲ってアレ?」
「そう、君達が提供しろって言った曲ですねー。なので、張り切って歌ってね~。入りはハモってね。私からは以上です。頑張れ?」
そういいギターを準備する。その間ちょっとした打ち合わせをし、何とかなったみたいだ。
「かなちゃんタイトルコール!」
「本日最後の曲です。Day Dream。」
ギターと、それ以外の楽器の演奏に耳を傾ける。
うん、バスをハッキリ出し正解だったな~。
満足気に細く微笑みギターを奏でる。
3人とも楽しそうに歌ってくれるから、嬉しかったりする。
ふと、客席みれば春陽が歌いたそうにウズウズしている。
それを見た私は春陽をステージに呼べば、そのまま駆け上がってきた。
会場のボルテージはMAXで、異様な熱気に包まれた講堂は皆の笑顔が溢れていた。
はるちゃんは、私と歌う時は私に合わせてくれるので勿論踊らない。
お互いの音を聞きながら、声を重ねていく。
歌うにあたりどちらがメロディを歌うかしか決めていないので、ぶっちゃげ本番、アドリブ上等。
なのでる。
初めの3曲を歌い終わるとMC。
これ、ミニライブ扱いでいいと思うのよ。
しかし暑い。
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「さて、一気に3曲歌いましたがどうだった?どれもいい曲だろ?」
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「俺がんばったのよ?!珍しく。」
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「ちょ、バレてる。お姉ちゃんにバレてるよ!ひなどうしよう?!」
ステージ上ではるちゃんがそう言うと客席から、「知らなーい」とひなの返事が返ってきた。
そのやり取りに可愛いー。って声が上がる。
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「ちょっとちぃ、聞いてる?」
「聞いてる聞いてる。さて、ここでサップラーイズ!!」
「え?」
「サプライズなのよ、はるちゃん。」
ふふっ、と笑えば後方入口から現れたのはかなちゃんと蒼介。さらに会場は黄色い悲鳴があがる。
いやー、人気者だね、皆!
「さてさて、麗しのシャルロッテ様このメンバーで何をなさるおつもりで?」
開口一番笑顔だけど笑ってない蒼介がいた。
「え?お祝い事はみんなで楽しく行うのが基本でしょう?私、何か間違ってるかしら?」
「ロッティ!!」
「やっだ!怒っちゃやーよ?ヴァン。」
「まぁ。落ち着こうか、ちぃと蒼。寸劇をいきなりやりだすな。」
「楽しければよし!はい、このメンバーで先日聞いてもらった曲を歌いたいと思います!」
「曲ってアレ?」
「そう、君達が提供しろって言った曲ですねー。なので、張り切って歌ってね~。入りはハモってね。私からは以上です。頑張れ?」
そういいギターを準備する。その間ちょっとした打ち合わせをし、何とかなったみたいだ。
「かなちゃんタイトルコール!」
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ギターと、それ以外の楽器の演奏に耳を傾ける。
うん、バスをハッキリ出し正解だったな~。
満足気に細く微笑みギターを奏でる。
3人とも楽しそうに歌ってくれるから、嬉しかったりする。
ふと、客席みれば春陽が歌いたそうにウズウズしている。
それを見た私は春陽をステージに呼べば、そのまま駆け上がってきた。
会場のボルテージはMAXで、異様な熱気に包まれた講堂は皆の笑顔が溢れていた。
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