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第3章 ライブイベント編
スキャンダル?
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翌朝ひな以外の家族がリビングでまったりしていたら、テレビのニュースが、芸能コーナーへと移っていた。
『今日発売の雑誌に、なんと!FRONTIERのHARUの2回によるデート現場が掲載されています!』
「げほっ、」
はるちゃんが飲んでいたコーヒーを吹き出す。
「はるちゃん、汚い。」
「悪い」
テーブルを拭きながら、テレビをみる。
隣に座るパパはご満悦だ。
絶対狙ってたな、この顔は。
「パパ、わざと?」
「もちろん。千鶴以外は顔をと言うより、家族だって公表しようと思って。パパ結婚してる事は言ってるけどはーくん達のことは隠してたしちょうどいいかなぁと。」
「イベント前日なのに。」
「だから、だよ。明日のはーくんとちぃちゃんの衣装お揃いにして、オープニング歌って、ちぃちゃん早着替え~でエンディング歌えばいいと思うんだ。」
「でた、父さんの無茶ぶり。」
「2人とも出来ちゃうでしょう?それにワクワクするわね!」
両親にそう言われ、私とはるは互い顔を合わせる。
「頑張ろうか。」
「まぁそうだな。マスコミ対策はどうなってんの?」
「明日のイベントで発表するとFAXで関係各社に流したから大丈夫だよ。」
「根回し十分じゃない。まぁ、追いかけられないだけマシね。」
苦笑を浮かべる。
インターフォンがなり、迎えがきたので泊まりの荷物を持って車に乗り込んだ。
********
「さて、はるちゃんどうする?むしろ私これ、スカートってパニエ無理じゃない?」
「無理だな。」
「腰の飾り布をスカートにするなぁ?下ホットパンツ履けば良いんじゃない?スカート諦めればいいか。」
それぞれ用意された衣装を見比べる。
「そうだな、下にホットパンツなら問題ないね。ロングの編み上げブーツもそのまままで。髪はウィッグいれるだろうから取ればイイしな、」
「それで行くか。胸潰すべき?」
「俺はそんなにありません」
「え?有るの?」
「ねぇよ。」
「はるたちは何話してんの?周りを笑い殺したいわけ?」
同じ控え室にいたかなちゃんが呆れながらこちらを見ている。
「かなちゃんはるちゃんの女子説が」
「あ、俺が女装って手もあるな。」
「でかい女の子は入りません。ブログのネタにするつもり?!」
「あ、良いかも。イベント後やろう!」
すっごい笑顔で言ってるあたり、本気でやるな。
今この控え室にはFRONTIERの3人+私+事務所のヘアメイクの杉さんだ。
最終のリハも終わり衣装の最終調整中。
この後はホテルに戻って寝るだけだ。
とりあえずマスコミ対策で変装はするけどね。
「とりあえずご飯食べようよー」
「あ、ひなごめんね、行こうか。かなちゃんも。」
「俺はついでなわけ?」
「ちぃ、俺は?」
「はるちゃんは知らない。」
「お兄ちゃんの扱い!」
「反抗期です。杉さんも行きましょー」
「ですね。」
「じゃあ、メシ行くか。」
5人でホテルのレストランに食べに行った。
ちゃんと個室があって、ゆっくり食べることが出来ました。
明日は頑張ろう。
『今日発売の雑誌に、なんと!FRONTIERのHARUの2回によるデート現場が掲載されています!』
「げほっ、」
はるちゃんが飲んでいたコーヒーを吹き出す。
「はるちゃん、汚い。」
「悪い」
テーブルを拭きながら、テレビをみる。
隣に座るパパはご満悦だ。
絶対狙ってたな、この顔は。
「パパ、わざと?」
「もちろん。千鶴以外は顔をと言うより、家族だって公表しようと思って。パパ結婚してる事は言ってるけどはーくん達のことは隠してたしちょうどいいかなぁと。」
「イベント前日なのに。」
「だから、だよ。明日のはーくんとちぃちゃんの衣装お揃いにして、オープニング歌って、ちぃちゃん早着替え~でエンディング歌えばいいと思うんだ。」
「でた、父さんの無茶ぶり。」
「2人とも出来ちゃうでしょう?それにワクワクするわね!」
両親にそう言われ、私とはるは互い顔を合わせる。
「頑張ろうか。」
「まぁそうだな。マスコミ対策はどうなってんの?」
「明日のイベントで発表するとFAXで関係各社に流したから大丈夫だよ。」
「根回し十分じゃない。まぁ、追いかけられないだけマシね。」
苦笑を浮かべる。
インターフォンがなり、迎えがきたので泊まりの荷物を持って車に乗り込んだ。
********
「さて、はるちゃんどうする?むしろ私これ、スカートってパニエ無理じゃない?」
「無理だな。」
「腰の飾り布をスカートにするなぁ?下ホットパンツ履けば良いんじゃない?スカート諦めればいいか。」
それぞれ用意された衣装を見比べる。
「そうだな、下にホットパンツなら問題ないね。ロングの編み上げブーツもそのまままで。髪はウィッグいれるだろうから取ればイイしな、」
「それで行くか。胸潰すべき?」
「俺はそんなにありません」
「え?有るの?」
「ねぇよ。」
「はるたちは何話してんの?周りを笑い殺したいわけ?」
同じ控え室にいたかなちゃんが呆れながらこちらを見ている。
「かなちゃんはるちゃんの女子説が」
「あ、俺が女装って手もあるな。」
「でかい女の子は入りません。ブログのネタにするつもり?!」
「あ、良いかも。イベント後やろう!」
すっごい笑顔で言ってるあたり、本気でやるな。
今この控え室にはFRONTIERの3人+私+事務所のヘアメイクの杉さんだ。
最終のリハも終わり衣装の最終調整中。
この後はホテルに戻って寝るだけだ。
とりあえずマスコミ対策で変装はするけどね。
「とりあえずご飯食べようよー」
「あ、ひなごめんね、行こうか。かなちゃんも。」
「俺はついでなわけ?」
「ちぃ、俺は?」
「はるちゃんは知らない。」
「お兄ちゃんの扱い!」
「反抗期です。杉さんも行きましょー」
「ですね。」
「じゃあ、メシ行くか。」
5人でホテルのレストランに食べに行った。
ちゃんと個室があって、ゆっくり食べることが出来ました。
明日は頑張ろう。
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