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第四章『魔王城で婚活を!?」
第88話 敗北妊娠 ★
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卑猥な淫音に交じった、無機質な鉄を叩く音に気づいて、ヒミカの瞳に焦点が戻る。
「ゆ、ユーマ?」
『ヒミカさん! ご無事なんですね!? 助けに来ました! ここを開けてください!』
「まさか、大淫婦ラミアがやられたのか!? だが、この扉は魔王城の中でも玉座を守る扉と同じだ。人間一人如き、何も出来やしない。聞き耳を立てるのが精々だろう」
「ユーマ、ユー、まぁ! 私は……はぁっ♡ その、だ、大丈夫だか、ら……はぁっ♡」
『大丈夫ですか!? 声が、かなり苦しそうです。怪我してるんですか? それとも──っ!?』
ガンガン!
何かを察したのか、扉の向こう側にいるらしいユーマの扉を叩く力が強くなる。
「助けてほしい、と目が訴えてるなヒミカ。でもいいのか? キミのこんなはしたない姿を見られても」
「あ……!」
「いっそ扉を開けて紹介しようか。世界の覇者となる魔王の我と、その花嫁、勇者ヒミカを。夫婦初の共同作業、魔族繁殖のための子作りを」
「それだけは、絶対ダメ」
「何が駄目なんだ? 自ら腰に跨ってだらしない淫裂でペニスを食み、エサを与えられた駄犬のように愉快に腰を振っておきながら!」
「ン、はぁ……っ♡ んあぁん♡ だってぇ……もう一人じゃ立ってられなくてぇ♡ おちん×んに身体を支えてもらってるの、ぉ……♡ おちん×んがないとヒミカ、生きていけないって理解らされちゃったからぁ♡」
「ヒミカさん!? 今すごい声がしましたけど、ほんとに大丈夫なんですか!?」
「だいじょ……おほっ♡」
ヒミカの反応を楽しむように、魔王が執拗に腰を打ち付ける。
壁越しのユーマに、湿った肉と肉がぶつかり合う音を聞かせるように。
(こんな、おっぱい揺らしながら仰け反り絶頂してる姿が見られちゃったら……っ)
勇者と騎士の冒険に満ちた魔王討伐の旅は終わる。
今のヒミカを見たユーマも表情なんて想像したくもない。
仮に、海よりも広い心で全てを許してくれたとしても、もうヒミカには騎士に守ってもらう資格などない。
「ユーマ……、それがヒミカを苦しめている男の名か?」
「っ!?」
「名前を呼んだ途端、ま×こがぎゅってキツくなったが?」
「ン、ぅう……♡」
「我と寝てる時に他の男がチラつくなんて不愉快だ。扉ごと、五月蠅いアイツを殺してしまおうか」
ブレドが右手を扉に向けて掲げると、膨大な魔力が手の平に集まっていく。
「やめてっ!」
けれど、ブレドは魔力をぎゅっと握り込んで消滅させた。
「……気配が無くなった。扉を開けられなくて諦めんだろう」
「ユー、マ……?」
「はははっ、滑稽だ。勇者を寝取られて、おめおめ逃げ出すとは。ご足労お疲れさまでした、というヤツだな」
「……ふ、ふ」
「何を笑っている?」
「よかった、わ」
「よかった、だと?」
「ええ。だって、あのままだったらユーマは殺されてた。ユーマを裏切った私だけど、彼の命は、守れたから」
「まだ下らん理性が残ってるとは、さすがは勇者と言うべきか。イキ狂う寸前なのによく言う」
「んあああっ!?」
いつのまにか体勢が対面座位から騎乗位になっている。
「おちん×んがが大きくてぇ……っ、奥の気持ちいいところ、ツボを突くみたいにぐりゅぐりゅって当たってりゅっ……っ♡ ひうっ!?」
ブレドはさらに肉棒のリズミカルな刺突に加え、ここにきて初めて、陰核を手で荒々しく揉みつぶした。
「あ、はぁ♡ ひぅうううっ!? 急に激しくしたら、我慢できずにイ、くっ──♡」
瞬く間に絶頂し、弓のように柔らかい身体がしなる。
立ち上がれば、ヒミカを狂わせるペニスから逃れることはできるはずだ。
ブレドはもう拘束していない。
けれども、ヒミカは自ら快感を貪るように腰を振り続けている。
逃げだすための力が、もう入らないから。
精液を注がれても、魔力に変換されなくて魅了で反撃することもできないから。
(違うのぉ♡ もう理解らされちゃったからぁ♡ 強いおちん×んからは逃げられないって♡ ヒミカは魔王に身体を許しちゃうビッチなんだって♡)
「お仕置きだ。二回目射精すぞ」
「うそっ♡ 連続でイくっ♡ イかされるっ!? ──おっっ……♡」
ぶびゅっ。
ぐちっ、びゅるるるるむっ。
ばびゅるるるるるるるるるるるるるっ!
噴射と呼ぶにふさわしい勢いに、魔王でさえも苦悶のため息を漏らす。
「んァっ!? あああああっ♡ 子宮破裂しちゃうっ♡ 先着一匹の赤ちゃん部屋に精子が押しかけてギチギチに詰まってるっ♡」
ジャイアントオークですら比較にならないほど夥しい量の精液。
巨大なペニスで膣に蓋をされ、隙間のないはずの結合部から絶えず逆流してしまう。
「クク、ハハハ! 喜べヒミカ! 種付けによって我はさらに成長する!」
筋肉質の体がさらに膨張し、漆黒の翼はより凶暴な姿に変貌する。
初めはブレドよりお姉さんだったけど、抱きすくめられるヒミカの方が、幼い子どもに見える。
今のブレドの体格は、人間換算すると二〇代後半。
子孫を残すために、もっとも精子量が多くなる年代。
「おっ!? おちん×んがぁっ♡ まだ大きくなりゅっ♡ 子宮なんてとっくに貫通して、奥の壁ごつんごつんって叩いてりゅっ♡」
おへその裏まで届きかねない強烈な圧迫感。
亀頭がハンマーのように叩きつける度にヒミカは絶頂し、チカチカと視界が明滅する。
まるで頭の中に直接精液を流し込まれているように、頭の中が真っ白になっていく。
「勇者ヒミカよ! 孕め! 我の子種を受け入れろっ!」
ブレドが渾身の力で腰を突き上げ、残った精子をまとめてヒミカの中に叩きつけた。
「あーーーーっ。あ、はぁ…………♡」
もはやヒミカは声を出すことすらできない。
しなだれるように魔王の大きな胸に倒れ込むと、魔王の唇が受け止めるようにヒミカの唇と重なった。
「んんっ……♡ れるっ……♡ じゅるるう♡ れろっ、れろろっ♡」
反応が希薄なっているにも関わらず、ヒミカは自ら舌を絡め、吸いあげる。
「勇者ヒミカよ、汝、魔王たる我との婚淫望むか?」
「……はい、ヒミカは魔王ブレド様と結婚し、性奴隷として奉仕します♡♡♡」
敗北宣言。
「……美しい」
魔王の顔が絶頂に歪む。
疲れ果てて気絶したヒミカを見上げている表情は、射精をも凌ぐ充溢感に満ち溢れていた。
魔王に芸術の心得はないが、この世の最も美しいとされる絵画、彫刻に向かって精液をぶちまけるような冒涜心に、思わず腰がぶるりと震えた。
ヒミカの姿は堕落した女神そのものだった。
夜空のような黒髪、透き通る白い肌、豊満な身体の至る所全てが、汗、尿、唾液、愛液、精液、あらゆる体液が塗りたくられている。
特に精液の量はすさまじく、桶を何杯も頭から被ったかのように幾層にも重なって張り付いていた。
そして、堕落の象徴たる、膨らんだお腹。
狂ったように明滅していた勇者の証である淫紋が消滅していた。
とくん、とくんと脈動しているのは、魔王の子を妊娠しているからだ。
今もヒミカの胎嚢の中で、魔王の分身が、健やかに育っているだろう。
「よろしい。我と共に子を産み育てて世界を支配し、神さえも追い出した理想郷をつくろうではないか。今は腹の子のためにもしばし眠るがよい」
ようやっと、未だ収まりのつかない極太ペニスを尻目に、いささか気怠く重い腰を引く。
異変に気づいた。
「……抜けない、だと?」
「ゆ、ユーマ?」
『ヒミカさん! ご無事なんですね!? 助けに来ました! ここを開けてください!』
「まさか、大淫婦ラミアがやられたのか!? だが、この扉は魔王城の中でも玉座を守る扉と同じだ。人間一人如き、何も出来やしない。聞き耳を立てるのが精々だろう」
「ユーマ、ユー、まぁ! 私は……はぁっ♡ その、だ、大丈夫だか、ら……はぁっ♡」
『大丈夫ですか!? 声が、かなり苦しそうです。怪我してるんですか? それとも──っ!?』
ガンガン!
何かを察したのか、扉の向こう側にいるらしいユーマの扉を叩く力が強くなる。
「助けてほしい、と目が訴えてるなヒミカ。でもいいのか? キミのこんなはしたない姿を見られても」
「あ……!」
「いっそ扉を開けて紹介しようか。世界の覇者となる魔王の我と、その花嫁、勇者ヒミカを。夫婦初の共同作業、魔族繁殖のための子作りを」
「それだけは、絶対ダメ」
「何が駄目なんだ? 自ら腰に跨ってだらしない淫裂でペニスを食み、エサを与えられた駄犬のように愉快に腰を振っておきながら!」
「ン、はぁ……っ♡ んあぁん♡ だってぇ……もう一人じゃ立ってられなくてぇ♡ おちん×んに身体を支えてもらってるの、ぉ……♡ おちん×んがないとヒミカ、生きていけないって理解らされちゃったからぁ♡」
「ヒミカさん!? 今すごい声がしましたけど、ほんとに大丈夫なんですか!?」
「だいじょ……おほっ♡」
ヒミカの反応を楽しむように、魔王が執拗に腰を打ち付ける。
壁越しのユーマに、湿った肉と肉がぶつかり合う音を聞かせるように。
(こんな、おっぱい揺らしながら仰け反り絶頂してる姿が見られちゃったら……っ)
勇者と騎士の冒険に満ちた魔王討伐の旅は終わる。
今のヒミカを見たユーマも表情なんて想像したくもない。
仮に、海よりも広い心で全てを許してくれたとしても、もうヒミカには騎士に守ってもらう資格などない。
「ユーマ……、それがヒミカを苦しめている男の名か?」
「っ!?」
「名前を呼んだ途端、ま×こがぎゅってキツくなったが?」
「ン、ぅう……♡」
「我と寝てる時に他の男がチラつくなんて不愉快だ。扉ごと、五月蠅いアイツを殺してしまおうか」
ブレドが右手を扉に向けて掲げると、膨大な魔力が手の平に集まっていく。
「やめてっ!」
けれど、ブレドは魔力をぎゅっと握り込んで消滅させた。
「……気配が無くなった。扉を開けられなくて諦めんだろう」
「ユー、マ……?」
「はははっ、滑稽だ。勇者を寝取られて、おめおめ逃げ出すとは。ご足労お疲れさまでした、というヤツだな」
「……ふ、ふ」
「何を笑っている?」
「よかった、わ」
「よかった、だと?」
「ええ。だって、あのままだったらユーマは殺されてた。ユーマを裏切った私だけど、彼の命は、守れたから」
「まだ下らん理性が残ってるとは、さすがは勇者と言うべきか。イキ狂う寸前なのによく言う」
「んあああっ!?」
いつのまにか体勢が対面座位から騎乗位になっている。
「おちん×んがが大きくてぇ……っ、奥の気持ちいいところ、ツボを突くみたいにぐりゅぐりゅって当たってりゅっ……っ♡ ひうっ!?」
ブレドはさらに肉棒のリズミカルな刺突に加え、ここにきて初めて、陰核を手で荒々しく揉みつぶした。
「あ、はぁ♡ ひぅうううっ!? 急に激しくしたら、我慢できずにイ、くっ──♡」
瞬く間に絶頂し、弓のように柔らかい身体がしなる。
立ち上がれば、ヒミカを狂わせるペニスから逃れることはできるはずだ。
ブレドはもう拘束していない。
けれども、ヒミカは自ら快感を貪るように腰を振り続けている。
逃げだすための力が、もう入らないから。
精液を注がれても、魔力に変換されなくて魅了で反撃することもできないから。
(違うのぉ♡ もう理解らされちゃったからぁ♡ 強いおちん×んからは逃げられないって♡ ヒミカは魔王に身体を許しちゃうビッチなんだって♡)
「お仕置きだ。二回目射精すぞ」
「うそっ♡ 連続でイくっ♡ イかされるっ!? ──おっっ……♡」
ぶびゅっ。
ぐちっ、びゅるるるるむっ。
ばびゅるるるるるるるるるるるるるっ!
噴射と呼ぶにふさわしい勢いに、魔王でさえも苦悶のため息を漏らす。
「んァっ!? あああああっ♡ 子宮破裂しちゃうっ♡ 先着一匹の赤ちゃん部屋に精子が押しかけてギチギチに詰まってるっ♡」
ジャイアントオークですら比較にならないほど夥しい量の精液。
巨大なペニスで膣に蓋をされ、隙間のないはずの結合部から絶えず逆流してしまう。
「クク、ハハハ! 喜べヒミカ! 種付けによって我はさらに成長する!」
筋肉質の体がさらに膨張し、漆黒の翼はより凶暴な姿に変貌する。
初めはブレドよりお姉さんだったけど、抱きすくめられるヒミカの方が、幼い子どもに見える。
今のブレドの体格は、人間換算すると二〇代後半。
子孫を残すために、もっとも精子量が多くなる年代。
「おっ!? おちん×んがぁっ♡ まだ大きくなりゅっ♡ 子宮なんてとっくに貫通して、奥の壁ごつんごつんって叩いてりゅっ♡」
おへその裏まで届きかねない強烈な圧迫感。
亀頭がハンマーのように叩きつける度にヒミカは絶頂し、チカチカと視界が明滅する。
まるで頭の中に直接精液を流し込まれているように、頭の中が真っ白になっていく。
「勇者ヒミカよ! 孕め! 我の子種を受け入れろっ!」
ブレドが渾身の力で腰を突き上げ、残った精子をまとめてヒミカの中に叩きつけた。
「あーーーーっ。あ、はぁ…………♡」
もはやヒミカは声を出すことすらできない。
しなだれるように魔王の大きな胸に倒れ込むと、魔王の唇が受け止めるようにヒミカの唇と重なった。
「んんっ……♡ れるっ……♡ じゅるるう♡ れろっ、れろろっ♡」
反応が希薄なっているにも関わらず、ヒミカは自ら舌を絡め、吸いあげる。
「勇者ヒミカよ、汝、魔王たる我との婚淫望むか?」
「……はい、ヒミカは魔王ブレド様と結婚し、性奴隷として奉仕します♡♡♡」
敗北宣言。
「……美しい」
魔王の顔が絶頂に歪む。
疲れ果てて気絶したヒミカを見上げている表情は、射精をも凌ぐ充溢感に満ち溢れていた。
魔王に芸術の心得はないが、この世の最も美しいとされる絵画、彫刻に向かって精液をぶちまけるような冒涜心に、思わず腰がぶるりと震えた。
ヒミカの姿は堕落した女神そのものだった。
夜空のような黒髪、透き通る白い肌、豊満な身体の至る所全てが、汗、尿、唾液、愛液、精液、あらゆる体液が塗りたくられている。
特に精液の量はすさまじく、桶を何杯も頭から被ったかのように幾層にも重なって張り付いていた。
そして、堕落の象徴たる、膨らんだお腹。
狂ったように明滅していた勇者の証である淫紋が消滅していた。
とくん、とくんと脈動しているのは、魔王の子を妊娠しているからだ。
今もヒミカの胎嚢の中で、魔王の分身が、健やかに育っているだろう。
「よろしい。我と共に子を産み育てて世界を支配し、神さえも追い出した理想郷をつくろうではないか。今は腹の子のためにもしばし眠るがよい」
ようやっと、未だ収まりのつかない極太ペニスを尻目に、いささか気怠く重い腰を引く。
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「……抜けない、だと?」
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