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第三章『王子様、現る!?』
第60話 裸の付き合い2 ★
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クライドがさらに一歩近づき、しゃがみ込んでいるヒミカのほっぺに亀頭が押し付ける。
「戦場っていつも死と隣り合わせだろ? 色々と溜まっててさ」
熱っぽく見つめるアクアマリンの瞳。
(クライドの……おちん×ん……っ!)
初恋の男の子のペニスを目の前にして胸が高鳴るのを自覚する。
けれど、今はまだ冷静さが残っている。
精液も魔力も、ジャイアントオークによって満たされてしまっているから。
「私、汚れてるんだよ」
「え? なんか言ったか?」
搾り出した声はシャワーの水と共に流れていった。
しばらく俯いたままだったヒミカのことを、恥ずかしがっていると思ったのか、クライドはヒミカの手を取って肉棒を握らせた。
(熱……っ!)
火で炙ったかのような肉鏝。
どくん、どくんと脈打つ血管を手のひらで感じる。
青年の逞しい雄の証に、ヒミカの女としての部分も共鳴するかのように熱を帯びてしまう。
(私、どうしたらいいんだろう)
初恋の幼馴染。
学院でいじめられていた幼い自分を慰めてくれた、ヒミカにとっての王子様。
(でも、私は今、勇者なんだ)
世界に平穏を取り戻すため、復活した魔王を倒さなければならない。
急がないと先ほどの防衛線と同じ、いや、それ以上の負傷者を増やしてしまう。
(なのにっ、私は魔物に妊娠させられちゃったかもしれなくて……もう頭がいっぱい。どうしたらいいの!?)
「ヒミカ、頼むよ」
錯乱する心中などおかまいなしに求められる。
(だめ……身体が勝手に発情して……っ!)
冷静さを保つために深呼吸した吐息がペニスに吹きかかると、クライドが背筋を震わせた。
「あっ」
これ以上我慢はできないとばかりに、クライドはヒミカの手を使って扱き始めた。
「はぁっ……はぁっ……!」
目の前で、手の中で、ペニスがさらに硬度と角度を増していく。
真っ赤に充血した亀頭は、鈴口から歓喜の涙を流す。
想い人を気持ちよくさせている状況が、ヒミカの心と身体をとろけるような充足感で満たしていく。
操られたかのように手がふとももの間を割って入ると、シャワーの水ではないぬめりに指先が沈む。
(ちょっとだけ……っ! 少し触るだけだから……っ!)
ペニスを掴む右手、女陰を弄る左手を同時に動かす。
しゅっ、しゅっ、じゅっ、じゅぷっ、じゅぷぷっ!
カウパーが潤滑油となり、手の動きが加速する。おへそにくっつきそうなくらい反り返った肉槍を押し倒すようにぎゅっと強く握り込む。
「ヒミカ……なんだか、上手いな……? やばい、めっちゃ気持ちいい」
「そ、そんなこと……」
ない──と言うのは嘘になる。
(でも、慣れているなんて思われたくない)
わざと手つきを粗雑にするも、クライドは不満を漏らすどころか、踵を浮かせて身を捩った。
「く、あっ……! なんだこれ……指先がまるでま×この壁みたいに絡みついて……っ!? こんなの、我慢できそうにな…………うっ」
あっけなくクライドは射精した。
「きゃっ」
反射的に両手で精液を受け止める。
ガクガクと腰をのけ反らせて、暴れ馬のようにペニスが跳ねながら狭いテントの中で精液をぶちまけた。
健康で、日頃から身体を鍛えている男子の精子量はそこらの魔物にさえ相当する。
数十度の脈動を経て収まった頃には、両手で掬い切れないほどの精液スープが出来上がっていた。
(クライドの……精子。子供だった頃じゃ考えられない。こんなに、熱くて、濃いのが出るんだ……ごくり)
スープ皿を持ち上げるように、一気に飲み干してしまいたい衝動に駆られる。
(はぁっ……飲みたい、搾りたておち×ぽミルク、鮮度抜群のまま飲み干したいよぉ……きっとのど越しもぷりぷりして、美味しいんだろうなぁ……ってダメダメ! はしたない女だって幻滅されちゃう)
クライドは、ヒミカが娼婦として働いていることはもちろん、勇者の力で常に発情していることも、失った魔力を精液で回復していることも知らないのだ。
「ヒミカ……」
息を切らしたクライドが余裕のない、熱っぽい目でヒミカを見つめる。
「飲んで」
声に、子宮が揺れた。
(飲んで、いいの……!?)
精液と同じくらいドロドロに濁った思考は、頭の奥で微かに残っている理性を容易く塗りつぶしてしまう。
胎内では未だオークの精子がぴょんぴょん跳ねているのに、唇が、舌が、喉が、食堂がご馳走精子を飲み干せと叫んでいる。
まるで肉汁溢れるステーキを間近で眺める犬のように、手の中の精液に向けて、ゆっくりと舌を伸ばしていく。
「ヒミカさん、大丈夫ですか?」
「「っ!?」」
「戦場っていつも死と隣り合わせだろ? 色々と溜まっててさ」
熱っぽく見つめるアクアマリンの瞳。
(クライドの……おちん×ん……っ!)
初恋の男の子のペニスを目の前にして胸が高鳴るのを自覚する。
けれど、今はまだ冷静さが残っている。
精液も魔力も、ジャイアントオークによって満たされてしまっているから。
「私、汚れてるんだよ」
「え? なんか言ったか?」
搾り出した声はシャワーの水と共に流れていった。
しばらく俯いたままだったヒミカのことを、恥ずかしがっていると思ったのか、クライドはヒミカの手を取って肉棒を握らせた。
(熱……っ!)
火で炙ったかのような肉鏝。
どくん、どくんと脈打つ血管を手のひらで感じる。
青年の逞しい雄の証に、ヒミカの女としての部分も共鳴するかのように熱を帯びてしまう。
(私、どうしたらいいんだろう)
初恋の幼馴染。
学院でいじめられていた幼い自分を慰めてくれた、ヒミカにとっての王子様。
(でも、私は今、勇者なんだ)
世界に平穏を取り戻すため、復活した魔王を倒さなければならない。
急がないと先ほどの防衛線と同じ、いや、それ以上の負傷者を増やしてしまう。
(なのにっ、私は魔物に妊娠させられちゃったかもしれなくて……もう頭がいっぱい。どうしたらいいの!?)
「ヒミカ、頼むよ」
錯乱する心中などおかまいなしに求められる。
(だめ……身体が勝手に発情して……っ!)
冷静さを保つために深呼吸した吐息がペニスに吹きかかると、クライドが背筋を震わせた。
「あっ」
これ以上我慢はできないとばかりに、クライドはヒミカの手を使って扱き始めた。
「はぁっ……はぁっ……!」
目の前で、手の中で、ペニスがさらに硬度と角度を増していく。
真っ赤に充血した亀頭は、鈴口から歓喜の涙を流す。
想い人を気持ちよくさせている状況が、ヒミカの心と身体をとろけるような充足感で満たしていく。
操られたかのように手がふとももの間を割って入ると、シャワーの水ではないぬめりに指先が沈む。
(ちょっとだけ……っ! 少し触るだけだから……っ!)
ペニスを掴む右手、女陰を弄る左手を同時に動かす。
しゅっ、しゅっ、じゅっ、じゅぷっ、じゅぷぷっ!
カウパーが潤滑油となり、手の動きが加速する。おへそにくっつきそうなくらい反り返った肉槍を押し倒すようにぎゅっと強く握り込む。
「ヒミカ……なんだか、上手いな……? やばい、めっちゃ気持ちいい」
「そ、そんなこと……」
ない──と言うのは嘘になる。
(でも、慣れているなんて思われたくない)
わざと手つきを粗雑にするも、クライドは不満を漏らすどころか、踵を浮かせて身を捩った。
「く、あっ……! なんだこれ……指先がまるでま×この壁みたいに絡みついて……っ!? こんなの、我慢できそうにな…………うっ」
あっけなくクライドは射精した。
「きゃっ」
反射的に両手で精液を受け止める。
ガクガクと腰をのけ反らせて、暴れ馬のようにペニスが跳ねながら狭いテントの中で精液をぶちまけた。
健康で、日頃から身体を鍛えている男子の精子量はそこらの魔物にさえ相当する。
数十度の脈動を経て収まった頃には、両手で掬い切れないほどの精液スープが出来上がっていた。
(クライドの……精子。子供だった頃じゃ考えられない。こんなに、熱くて、濃いのが出るんだ……ごくり)
スープ皿を持ち上げるように、一気に飲み干してしまいたい衝動に駆られる。
(はぁっ……飲みたい、搾りたておち×ぽミルク、鮮度抜群のまま飲み干したいよぉ……きっとのど越しもぷりぷりして、美味しいんだろうなぁ……ってダメダメ! はしたない女だって幻滅されちゃう)
クライドは、ヒミカが娼婦として働いていることはもちろん、勇者の力で常に発情していることも、失った魔力を精液で回復していることも知らないのだ。
「ヒミカ……」
息を切らしたクライドが余裕のない、熱っぽい目でヒミカを見つめる。
「飲んで」
声に、子宮が揺れた。
(飲んで、いいの……!?)
精液と同じくらいドロドロに濁った思考は、頭の奥で微かに残っている理性を容易く塗りつぶしてしまう。
胎内では未だオークの精子がぴょんぴょん跳ねているのに、唇が、舌が、喉が、食堂がご馳走精子を飲み干せと叫んでいる。
まるで肉汁溢れるステーキを間近で眺める犬のように、手の中の精液に向けて、ゆっくりと舌を伸ばしていく。
「ヒミカさん、大丈夫ですか?」
「「っ!?」」
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