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第三章『王子様、現る!?』
第52話 我慢できないの♡ ★
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扉の向こう側は、セントエルディア城下町を思わせるほどの熱気に包まれていた。
戦線というから戦場のど真ん中ではあるのだけど、ここには待ちと言っても差し支えない。
様々な道具や食べ物を売る市場があり、人々が左右に視線を揺らしながら忙しなく行き交っている。
壁の修復に精を出す男たち。広場で子供たちが追いかけっこをしていた。
「普通に女性や子供もいますね。全く、あの衛兵の頑固さときたら」
「そうね」
「まずは戦線の指揮を執っている人物を探しますか? それとも、中央に聳え立つ勇者の墓を見に行きますか? それとも、誰かに頼み込んで僕らを紹介してもらうというのも──」
「ねぇ」
つんつんと、ユーマの鎧をつつくヒミカ。
「どうしました? 何かお考えでも」
「……魔力回復、シたい」
「あ……」
ヒミカの魅了は、一度発動すると魔力が空になるまで消費してしまう。
だから、魅了した相手から絞り出した精液で回復するまでが通例なのだが……。
衛兵を気絶しておいて本当によかったと、ユーマは心の底から思うのであった。
★
「はぁっ……はぁっ……!」
「じゅぽっ! じゅぽっ……じゅるるぅっ! ……ぐぽっ、ぐぽっ! ……れるっ」
「ヒミカさん、まずい、です。誰か、来ちゃいます……」
「らっへぇ……がまんできないんらもん……ずじゅっ、ちゅうっ! じゅぷぷっ!」
市場のある大通りから離れた開けた場所。
大型のテントが複数設置されたここは、どうやら魔界戦線防衛部隊の駐屯地のようだ。
魔物が襲撃するポイントに合わせて、キャラバンのように移動しながら戦線を組んでいるのだろう。
今は丁度お昼時で市場が賑わっていて、駐屯地の人影はまばらだった。
「咄嗟に入ってしまいましたが……っ! このテント、かなり身分の高い人のものみたいですよ。いつ戻ってくるかも知れな……うあっ」
亀頭を舐られて、ザクロのような舌が包皮の内側に潜り込んで恥垢をほじくり返している。
「じゅるっ……せーし、ザーメン……まだかなぁ♡」
卑猥な言葉が鼓膜に浸透する。
発情しているとはいえ、ヒミカはユーマの前で欲望を素直に曝け出すことが多くなった。
(ヒミカさんの……っ! いつも僕に優しく話しかけてくれる口から、歌うようにえっちな言葉が出て……っ!)
ぞくぞくぞくっ! と腰が浮いて、無意識に腰を突き出してしまう。
ヒミカは少し苦し気に眉を寄せるも、自らも肉棒を口を窄めて埋没させていく。
魔界戦線に向かう途中、宿を転々とする度に同じことをされているのに、慣れることはない。
(ヒミカさんが口を動かすたびにおっぱいが揺れて……っ! なんてエロい身体なんだ!)
「ぷぱぁっ。ユーマ、さっきからずっとおっぱい見てるでしょぉ」
「あ、いや!」
「もう、バレバレなんだからね」
「ごめんなさい」
「ううん、違う。なんだか嬉しいなって。私のおっぱい、ちょっと大きすぎるから。太って見えちゃうし」
「大きくて何が悪いんですか! 男は皆、大きなおっぱいが大好きなんです! あの衛兵だってガン見してたじゃないですか! それにですね、僕はヒミカさんの大きいのに少しも垂れなくて柔らかくて、大きな乳輪は唇と同じくらいのピンク色で、普段は恥ずかしがり屋なのに興奮するとツンと自己主張する乳首も全部大好きなんですから!」
早口でまくしたて、急に恥ずかしくなってしまう。
(な、何を言ってるんだ僕は。ただの変態じゃないか)
ヒミカは一瞬だけ呆気にとられていたけど、すぐに魔性の笑みを浮かべた
「ありがと。じゃあ、今日は胸でシてあげる」
ここ最近、ユーマは一人でオナニーする回数が激減している。
ヒミカがえっちする度に過激になっていって、ペニスが渇く暇もないのだ。
戦線というから戦場のど真ん中ではあるのだけど、ここには待ちと言っても差し支えない。
様々な道具や食べ物を売る市場があり、人々が左右に視線を揺らしながら忙しなく行き交っている。
壁の修復に精を出す男たち。広場で子供たちが追いかけっこをしていた。
「普通に女性や子供もいますね。全く、あの衛兵の頑固さときたら」
「そうね」
「まずは戦線の指揮を執っている人物を探しますか? それとも、中央に聳え立つ勇者の墓を見に行きますか? それとも、誰かに頼み込んで僕らを紹介してもらうというのも──」
「ねぇ」
つんつんと、ユーマの鎧をつつくヒミカ。
「どうしました? 何かお考えでも」
「……魔力回復、シたい」
「あ……」
ヒミカの魅了は、一度発動すると魔力が空になるまで消費してしまう。
だから、魅了した相手から絞り出した精液で回復するまでが通例なのだが……。
衛兵を気絶しておいて本当によかったと、ユーマは心の底から思うのであった。
★
「はぁっ……はぁっ……!」
「じゅぽっ! じゅぽっ……じゅるるぅっ! ……ぐぽっ、ぐぽっ! ……れるっ」
「ヒミカさん、まずい、です。誰か、来ちゃいます……」
「らっへぇ……がまんできないんらもん……ずじゅっ、ちゅうっ! じゅぷぷっ!」
市場のある大通りから離れた開けた場所。
大型のテントが複数設置されたここは、どうやら魔界戦線防衛部隊の駐屯地のようだ。
魔物が襲撃するポイントに合わせて、キャラバンのように移動しながら戦線を組んでいるのだろう。
今は丁度お昼時で市場が賑わっていて、駐屯地の人影はまばらだった。
「咄嗟に入ってしまいましたが……っ! このテント、かなり身分の高い人のものみたいですよ。いつ戻ってくるかも知れな……うあっ」
亀頭を舐られて、ザクロのような舌が包皮の内側に潜り込んで恥垢をほじくり返している。
「じゅるっ……せーし、ザーメン……まだかなぁ♡」
卑猥な言葉が鼓膜に浸透する。
発情しているとはいえ、ヒミカはユーマの前で欲望を素直に曝け出すことが多くなった。
(ヒミカさんの……っ! いつも僕に優しく話しかけてくれる口から、歌うようにえっちな言葉が出て……っ!)
ぞくぞくぞくっ! と腰が浮いて、無意識に腰を突き出してしまう。
ヒミカは少し苦し気に眉を寄せるも、自らも肉棒を口を窄めて埋没させていく。
魔界戦線に向かう途中、宿を転々とする度に同じことをされているのに、慣れることはない。
(ヒミカさんが口を動かすたびにおっぱいが揺れて……っ! なんてエロい身体なんだ!)
「ぷぱぁっ。ユーマ、さっきからずっとおっぱい見てるでしょぉ」
「あ、いや!」
「もう、バレバレなんだからね」
「ごめんなさい」
「ううん、違う。なんだか嬉しいなって。私のおっぱい、ちょっと大きすぎるから。太って見えちゃうし」
「大きくて何が悪いんですか! 男は皆、大きなおっぱいが大好きなんです! あの衛兵だってガン見してたじゃないですか! それにですね、僕はヒミカさんの大きいのに少しも垂れなくて柔らかくて、大きな乳輪は唇と同じくらいのピンク色で、普段は恥ずかしがり屋なのに興奮するとツンと自己主張する乳首も全部大好きなんですから!」
早口でまくしたて、急に恥ずかしくなってしまう。
(な、何を言ってるんだ僕は。ただの変態じゃないか)
ヒミカは一瞬だけ呆気にとられていたけど、すぐに魔性の笑みを浮かべた
「ありがと。じゃあ、今日は胸でシてあげる」
ここ最近、ユーマは一人でオナニーする回数が激減している。
ヒミカがえっちする度に過激になっていって、ペニスが渇く暇もないのだ。
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