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プロローグ
第1話 プロローグ 騎士くんの童貞卒業 ★
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鍛え抜かれた身体。
それは、重い剣を振るうためにある。
銀色に煌めく剣。
それは、魔物を斬り伏せるためにある。
清廉なる騎士。
それは、世界に平和をもたらすためにある。
けれど、彼は勇者ではない。
「勇者様! で、射精ますっ」
情けない宣告と同時に、騎士の股間が粗末なベッドの上でガクガクと跳ねた。
「んぐっ、んんっ!」
小柄の背丈に似つかわしくない、大きくいきり立った騎士のペニスが射精した。
騎士に跨る少女──ヒミカの口の中で。
どくん、どくん──。
脈動する度に小さな口から肉棒が零れそうになるのを懸命に押さえつける。
騎士は成人になったばかりの年齢だが、身長はヒミカの頭一つ分も低い。
だが、思春期の男子が吐き出す精液の量は尋常ではない。
雄の生殖本能を遺憾なく発揮し、雌の喉奥に勢いよく注ぎ込まれる白濁。
それなのに、肉竿の根本まで咥え込むヒミカに苦しそうな様子は一切なく、むしろ恍惚とした表情を浮かべている。
十回にも渡る律動がようやく収まった。
「んっ。んくっ。ごくっ。──ぷぱっ。もう何度目か分からない程射精してるのに、すっごく濃くておいしい♡」
深夜のボロ宿。
リップ音を立てて、ヒミカは口に咥えていたモノを惜しむように離した。
唾液がつーっと糸を引き、ぬらぬらと湿ったペニスが力なく横たわる。
「もうギブアップ? でも、まだいけるよね?」
ぺろり、と口の端に残った白い粘液を舌で舐めとった。
口腔に絡みつく精液をようやく飲み込むと、身体の中で魔力が巡っていく。力が漲っていく感覚に陶酔するように、淫紋が刻印されたお腹を指でなぞる。
ヒミカにとって、精液を飲むことは魔力補給、つまり回復の手段である。
一方、軋むベッドで全裸になっている騎士は、先ほどの射精によって体力を消耗して息も絶え絶えになっている。
「はぁ、はぁ……。日中に魔物と戦った疲労さえなければ……はぁ、はぁ」
「男の子って、ピンチになると子孫を残そうとする本能で性欲が増すって聞いたけど」
「そ、それを言うなら、今がまさにピンチです」
「ふふっ。冗談言えるくらいなら、まだいけるわね」
ヒミカは左手で騎士の乳首をこねながら、右手で肉棒をしごく。
(くぅっ……。射精したばかりだから敏感になってる……っ!?)
鈴口からカウパーを迸らせながら、肉竿は騎士の苦悶する表情に反してみるみる怒張していく。
それだけではない。
「【誘惑の濡れ瞳】!」
真面目そうな風貌に浮かぶ妖艶な笑み。
ピンクダイヤモンドのように煌めく瞳。
ウインクと同時に魔力で編まれた矢が瞳から放たれ、見つめ合う騎士の目を射抜く。
「あのっ! 勇者様っ!?」
「大丈夫。ちゃんと威力抑えてるから」
それは勇者の持つ力。
討たれた相手を魅了し、発情させる誘惑の瞳。
「でもっ、か、身体が熱っ……!?」
「きたきたっ! オーク並みのペニスっ!」
騎士のペニスがみるみる内に膨張する。青黒い血管がクモの巣のように表面を埋め尽くす。
魔法で増大したのではない。
ヒミカの虜となり、種付けしたいとイキり立っているのだ。
平均並みだったはずのサイズは二十センチに迫り、真っ赤に腫れあがった亀頭はキノコのように傘を広げている。
全身の血液が股間に集中し、貧血と興奮が騎士の脳内を掻き回す。
「勇者、様ぁ……っ」
「また勇者様に戻ってる。私のことはヒミカでいいって言ってるでしょ。私はいつもユーマのことは名前で呼んでるでしょ?」
「そうは言われましても、まだ恐れ多くて」
「もう、私の騎士となって一か月でしょ?」
「は、はい……うぁ」
つつーっと根本から撫で上げると、肉槍がぶるんっと悶える。
ユーマは熱に浮かされたようにぼうっとする心地のまま、ごくりと生唾を呑み込む。
枯れ果てた筈の精が睾丸の中で次から次へと生産されていく。まるでペニスが脳の代わりに命じているかのように。
「今日も私を守ってくれたよね。本当に感謝してる。だから、今まで私を守ってくれたお礼をしたいんだけど
「お礼、ですか。そんな。むしろ僕の方が守られているというか」
「いらないの? 私には渡せるものはないけど、代わりになんでもするよ?」
「なんでも……?」
壁の薄いボロ宿で絶世の美少女とエッチをしているが、ユーマは生まれてから今日まで、童貞だった。
初めてヒミカに口で奉仕してもらった記憶が蘇る。
自身のペニスを女の子に舐めてもらうという経験は天に昇る心地だった。しばらくオカズには困らないくらい濃密な体験だったから、それ以上を望まなくても十分だった。
だが、今この瞬間、目と鼻の先に熱を帯びた全裸の女体がある。
ヒミカの【誘惑の濡れ瞳】のせいで、意識がぼーっとて、正常な思考ができない。
(なんでも……。ヒミカさんと、なんでもできるっ……!?)
最早してほしいことなど、一つしかない。
「じゃあ…………、僕の童貞を奪ってください!」
一世一代の告白を受け止めたヒミカはにっこりと微笑んだ。
「いいわ。ユーマの全部、私がもらうね」
それは、重い剣を振るうためにある。
銀色に煌めく剣。
それは、魔物を斬り伏せるためにある。
清廉なる騎士。
それは、世界に平和をもたらすためにある。
けれど、彼は勇者ではない。
「勇者様! で、射精ますっ」
情けない宣告と同時に、騎士の股間が粗末なベッドの上でガクガクと跳ねた。
「んぐっ、んんっ!」
小柄の背丈に似つかわしくない、大きくいきり立った騎士のペニスが射精した。
騎士に跨る少女──ヒミカの口の中で。
どくん、どくん──。
脈動する度に小さな口から肉棒が零れそうになるのを懸命に押さえつける。
騎士は成人になったばかりの年齢だが、身長はヒミカの頭一つ分も低い。
だが、思春期の男子が吐き出す精液の量は尋常ではない。
雄の生殖本能を遺憾なく発揮し、雌の喉奥に勢いよく注ぎ込まれる白濁。
それなのに、肉竿の根本まで咥え込むヒミカに苦しそうな様子は一切なく、むしろ恍惚とした表情を浮かべている。
十回にも渡る律動がようやく収まった。
「んっ。んくっ。ごくっ。──ぷぱっ。もう何度目か分からない程射精してるのに、すっごく濃くておいしい♡」
深夜のボロ宿。
リップ音を立てて、ヒミカは口に咥えていたモノを惜しむように離した。
唾液がつーっと糸を引き、ぬらぬらと湿ったペニスが力なく横たわる。
「もうギブアップ? でも、まだいけるよね?」
ぺろり、と口の端に残った白い粘液を舌で舐めとった。
口腔に絡みつく精液をようやく飲み込むと、身体の中で魔力が巡っていく。力が漲っていく感覚に陶酔するように、淫紋が刻印されたお腹を指でなぞる。
ヒミカにとって、精液を飲むことは魔力補給、つまり回復の手段である。
一方、軋むベッドで全裸になっている騎士は、先ほどの射精によって体力を消耗して息も絶え絶えになっている。
「はぁ、はぁ……。日中に魔物と戦った疲労さえなければ……はぁ、はぁ」
「男の子って、ピンチになると子孫を残そうとする本能で性欲が増すって聞いたけど」
「そ、それを言うなら、今がまさにピンチです」
「ふふっ。冗談言えるくらいなら、まだいけるわね」
ヒミカは左手で騎士の乳首をこねながら、右手で肉棒をしごく。
(くぅっ……。射精したばかりだから敏感になってる……っ!?)
鈴口からカウパーを迸らせながら、肉竿は騎士の苦悶する表情に反してみるみる怒張していく。
それだけではない。
「【誘惑の濡れ瞳】!」
真面目そうな風貌に浮かぶ妖艶な笑み。
ピンクダイヤモンドのように煌めく瞳。
ウインクと同時に魔力で編まれた矢が瞳から放たれ、見つめ合う騎士の目を射抜く。
「あのっ! 勇者様っ!?」
「大丈夫。ちゃんと威力抑えてるから」
それは勇者の持つ力。
討たれた相手を魅了し、発情させる誘惑の瞳。
「でもっ、か、身体が熱っ……!?」
「きたきたっ! オーク並みのペニスっ!」
騎士のペニスがみるみる内に膨張する。青黒い血管がクモの巣のように表面を埋め尽くす。
魔法で増大したのではない。
ヒミカの虜となり、種付けしたいとイキり立っているのだ。
平均並みだったはずのサイズは二十センチに迫り、真っ赤に腫れあがった亀頭はキノコのように傘を広げている。
全身の血液が股間に集中し、貧血と興奮が騎士の脳内を掻き回す。
「勇者、様ぁ……っ」
「また勇者様に戻ってる。私のことはヒミカでいいって言ってるでしょ。私はいつもユーマのことは名前で呼んでるでしょ?」
「そうは言われましても、まだ恐れ多くて」
「もう、私の騎士となって一か月でしょ?」
「は、はい……うぁ」
つつーっと根本から撫で上げると、肉槍がぶるんっと悶える。
ユーマは熱に浮かされたようにぼうっとする心地のまま、ごくりと生唾を呑み込む。
枯れ果てた筈の精が睾丸の中で次から次へと生産されていく。まるでペニスが脳の代わりに命じているかのように。
「今日も私を守ってくれたよね。本当に感謝してる。だから、今まで私を守ってくれたお礼をしたいんだけど
「お礼、ですか。そんな。むしろ僕の方が守られているというか」
「いらないの? 私には渡せるものはないけど、代わりになんでもするよ?」
「なんでも……?」
壁の薄いボロ宿で絶世の美少女とエッチをしているが、ユーマは生まれてから今日まで、童貞だった。
初めてヒミカに口で奉仕してもらった記憶が蘇る。
自身のペニスを女の子に舐めてもらうという経験は天に昇る心地だった。しばらくオカズには困らないくらい濃密な体験だったから、それ以上を望まなくても十分だった。
だが、今この瞬間、目と鼻の先に熱を帯びた全裸の女体がある。
ヒミカの【誘惑の濡れ瞳】のせいで、意識がぼーっとて、正常な思考ができない。
(なんでも……。ヒミカさんと、なんでもできるっ……!?)
最早してほしいことなど、一つしかない。
「じゃあ…………、僕の童貞を奪ってください!」
一世一代の告白を受け止めたヒミカはにっこりと微笑んだ。
「いいわ。ユーマの全部、私がもらうね」
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