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第三章『魅了H。駆出し淫魔は大悪魔に誘惑され、黒い天使は嫉妬する』
第六十八話「仲良くイチャイチャお風呂タイム」(★)
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かぽーん……。
一人暮らしの賃貸に備え付けられた浴槽は、当然小さい。
僕と、僕の上に重なるように座ったシトラスと、二人で一緒にお風呂に入っている。
「あったかいね」
「うむ」
僕は恥ずかしさのあまり、さっきから当たり障りのないことを言いまくっている。
シトラスも素で返事してくるから尚のことやりづらい。
それにしても。
僕は目と鼻の先にあるシトラスのうなじに酔いながら、今の状況を冷静に観察する。
シトラスは、見た目は中学生だ。
だから、狭い浴槽でもギリギリなんとかなっている。
完全に僕に身体を預けているので、下を向けば肩から下にも目が届く。
透明なお湯の中で、小ぶりなおっぱいがゆらゆらと揺れている。
続いて、綺麗なおへそに、魅惑的な太もも。
最後に、毛が一つ生えてないトライアングル。
「ダメだ……」
「宋真!?」
僕は天を仰ぐように浴槽の壁にもたれかかる。
既にのぼせ気味の僕は、思いっきり脱力する。
「シトラス、僕に構わず、自由にあがっていいよ。冷蔵庫にはバーゲンダッツもあるから、好きにしていい。ラムレーズン味」
「宋真はどうするのだ?」
「僕は……瞑想する」
「さっきから火傷しそうなくらい熱いのが当たってるのだが。一体何を瞑想してるのだ?」
「うっ……。仕方ないでしょ。こんな状況、こうならない方がおかしいんだ」
身体は脱力しているのに、ペニスだけが臨戦状態になっている。
上からシトラスのお尻で挟まれているため、膨らむたびに柔らかい感触が刺激となって、腰が浮いてしまう。
「フフ、我に興奮しているのだな。もっと素直になればいいのに」
「く、あ……」
えいえい。
可愛らしく身体を押し付けてきて、逃げられない僕は情けない声を漏らしてしまう。
「宋真、さっきから両手がビクビクしてるぞ」
「こ、これは……」
「なぜ、触ってくれないのだ? 他の女の子とは好き放題してたのに、そんなに我の身体は魅力ないのか……」
「ち、違うよ。シトラスだから我慢してるんだ」
「? 何を言っている。今の宋真なら、【魅了魔法】で好き放題出来るであろう」
確かに、【魅了魔法】を使えば、僕はどんな女の子とも、いつだって好きな時にエッチすることができる。
「でも、ダメなんだ。シトラスだけは、魔法に頼ることなく、僕を好きになってほしいから」
ピタリ、とシトラスが動きを止めた。
そして一度立ち上がって振り向くと、向かい合うように再び身を屈める。
「馬鹿だな、宋真は」
ちゃぷり、お湯が跳ねる音がして、僕のほっぺたが、お湯よりも温かくて、柔らかいものに包まれた。
「余計なことを考えなくても、我はとっくに……宋真に魅了されてるのに」
次の瞬間。
それは、僕とシトラスの唇が、初めて重なった時だった。
「んっ……ふっ……んんっ……ちゅるっ、れろ……」
じっくりと唇をなぞりあうと、シトラスの小さい舌が口の中に入ってきた。
溶け合うように絡め合い、甘く瑞々しい果実のようなそれを吸う。
「んんっ……ちゅくっ……。じゅるるっ、じゅ……ちゅぷっ……」
シトラスが僕の首に手を回す。
キスの速度と温度が上がる。
ちゃぷちゃぷとお湯が跳ねる音。
ぴちゃぴちゃと唾液が絡み合う音。
雨音のようなノイズが、浴槽内で幾重にも反響して、音のカーテンとなる。
「んあっ……、はあっ……はあっ……。キスって、こんなに気持ちいいモノなのだな」
「シトラス、本当に初めてなの?」
僕が少しだけ怪訝な顔をすると、むんずとペニスを思いっきり握りしめられた。
「ぐはっ!」
「今のは宋真が悪いぞ」
シトラスは僕の首にもたれかかると、独り言のように呟く。
「だが、私が悪魔として甘いのはこういうところだ。【魅了魔法】で誰かを犯したいんじゃなくて、好きな人と結ばれたかった。ハハ、甘々だ。ミカエリの事も笑えんな」
「もう一度言うよ、シトラスのそれは、甘いけど、優しさなんだよ」
僕はお湯の中でゆらゆらゆれる漆黒の羽にそっと触れた。
「なら、宋真も甘くて優しいな。宋真も天使なのか?」
「いや、確かに僕も甘いけど」
いたずらっぽく笑ってから、宣言する。
「僕はシトラスからもらった【魅了魔法】で、女の子を好き放題する悪魔だよ」
「……そうか。私が天使で宋真が悪魔。まるで逆だな」
首に手を回す手をほどき、浴槽の中で四つん這いになるシトラス。
お湯とキスですっかり赤くなった顔は、幼いながらも妖艶さを秘めている。
「だったら、私を好き放題してみてよ」
悪魔モードではなく、素のシトラスの声。
無理に作った低音ボイスではなく、弾むように明るい声。
それはつまり、シトラスの交じり気ない本音ということだ。
僕はその一言で魅了されてしまった。
「あんっ」
どれだけキスをしても、子供だからと一切触れてこなかったシトラスの身体。
瑞々しい果実のように、ぷっくりと先端が膨らんだおっぱいを、僕は手のひらで包み込んだ。
一人暮らしの賃貸に備え付けられた浴槽は、当然小さい。
僕と、僕の上に重なるように座ったシトラスと、二人で一緒にお風呂に入っている。
「あったかいね」
「うむ」
僕は恥ずかしさのあまり、さっきから当たり障りのないことを言いまくっている。
シトラスも素で返事してくるから尚のことやりづらい。
それにしても。
僕は目と鼻の先にあるシトラスのうなじに酔いながら、今の状況を冷静に観察する。
シトラスは、見た目は中学生だ。
だから、狭い浴槽でもギリギリなんとかなっている。
完全に僕に身体を預けているので、下を向けば肩から下にも目が届く。
透明なお湯の中で、小ぶりなおっぱいがゆらゆらと揺れている。
続いて、綺麗なおへそに、魅惑的な太もも。
最後に、毛が一つ生えてないトライアングル。
「ダメだ……」
「宋真!?」
僕は天を仰ぐように浴槽の壁にもたれかかる。
既にのぼせ気味の僕は、思いっきり脱力する。
「シトラス、僕に構わず、自由にあがっていいよ。冷蔵庫にはバーゲンダッツもあるから、好きにしていい。ラムレーズン味」
「宋真はどうするのだ?」
「僕は……瞑想する」
「さっきから火傷しそうなくらい熱いのが当たってるのだが。一体何を瞑想してるのだ?」
「うっ……。仕方ないでしょ。こんな状況、こうならない方がおかしいんだ」
身体は脱力しているのに、ペニスだけが臨戦状態になっている。
上からシトラスのお尻で挟まれているため、膨らむたびに柔らかい感触が刺激となって、腰が浮いてしまう。
「フフ、我に興奮しているのだな。もっと素直になればいいのに」
「く、あ……」
えいえい。
可愛らしく身体を押し付けてきて、逃げられない僕は情けない声を漏らしてしまう。
「宋真、さっきから両手がビクビクしてるぞ」
「こ、これは……」
「なぜ、触ってくれないのだ? 他の女の子とは好き放題してたのに、そんなに我の身体は魅力ないのか……」
「ち、違うよ。シトラスだから我慢してるんだ」
「? 何を言っている。今の宋真なら、【魅了魔法】で好き放題出来るであろう」
確かに、【魅了魔法】を使えば、僕はどんな女の子とも、いつだって好きな時にエッチすることができる。
「でも、ダメなんだ。シトラスだけは、魔法に頼ることなく、僕を好きになってほしいから」
ピタリ、とシトラスが動きを止めた。
そして一度立ち上がって振り向くと、向かい合うように再び身を屈める。
「馬鹿だな、宋真は」
ちゃぷり、お湯が跳ねる音がして、僕のほっぺたが、お湯よりも温かくて、柔らかいものに包まれた。
「余計なことを考えなくても、我はとっくに……宋真に魅了されてるのに」
次の瞬間。
それは、僕とシトラスの唇が、初めて重なった時だった。
「んっ……ふっ……んんっ……ちゅるっ、れろ……」
じっくりと唇をなぞりあうと、シトラスの小さい舌が口の中に入ってきた。
溶け合うように絡め合い、甘く瑞々しい果実のようなそれを吸う。
「んんっ……ちゅくっ……。じゅるるっ、じゅ……ちゅぷっ……」
シトラスが僕の首に手を回す。
キスの速度と温度が上がる。
ちゃぷちゃぷとお湯が跳ねる音。
ぴちゃぴちゃと唾液が絡み合う音。
雨音のようなノイズが、浴槽内で幾重にも反響して、音のカーテンとなる。
「んあっ……、はあっ……はあっ……。キスって、こんなに気持ちいいモノなのだな」
「シトラス、本当に初めてなの?」
僕が少しだけ怪訝な顔をすると、むんずとペニスを思いっきり握りしめられた。
「ぐはっ!」
「今のは宋真が悪いぞ」
シトラスは僕の首にもたれかかると、独り言のように呟く。
「だが、私が悪魔として甘いのはこういうところだ。【魅了魔法】で誰かを犯したいんじゃなくて、好きな人と結ばれたかった。ハハ、甘々だ。ミカエリの事も笑えんな」
「もう一度言うよ、シトラスのそれは、甘いけど、優しさなんだよ」
僕はお湯の中でゆらゆらゆれる漆黒の羽にそっと触れた。
「なら、宋真も甘くて優しいな。宋真も天使なのか?」
「いや、確かに僕も甘いけど」
いたずらっぽく笑ってから、宣言する。
「僕はシトラスからもらった【魅了魔法】で、女の子を好き放題する悪魔だよ」
「……そうか。私が天使で宋真が悪魔。まるで逆だな」
首に手を回す手をほどき、浴槽の中で四つん這いになるシトラス。
お湯とキスですっかり赤くなった顔は、幼いながらも妖艶さを秘めている。
「だったら、私を好き放題してみてよ」
悪魔モードではなく、素のシトラスの声。
無理に作った低音ボイスではなく、弾むように明るい声。
それはつまり、シトラスの交じり気ない本音ということだ。
僕はその一言で魅了されてしまった。
「あんっ」
どれだけキスをしても、子供だからと一切触れてこなかったシトラスの身体。
瑞々しい果実のように、ぷっくりと先端が膨らんだおっぱいを、僕は手のひらで包み込んだ。
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