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『同級生に女装コスプレしてたのを見られちゃいました。』
男の娘 (泰我side) ※
しおりを挟む「……女の格好を人に見られて、ここも勃たせるなんて、変態だな。」
「変態な於莵に、もっと良いことしてやるよ。」
俺の言葉にぽかんと呆けていた於莵は、また熱が上がったように全身を真っ赤に染めて恥ずかしがった。
俺は既に熱を持って勃ち上がっている於莵のモノを、擦っていった。
「っあ!」
もっと於莵に感じて欲しかった俺は、於莵の快感を引き出すために手の平で股間を擦りあげていく。
俺の動きに於莵のモノは硬さを増していった。ピッタリとした生地の中は窮屈そうに形を変える。
「…っンぁ、…なん…で?」
於莵はこの行為の理由を聞きたいらしい。
そんなの……。
「………於莵が、そんな可愛い恰好するからだろ…。」
正確には、可愛い恰好をしてきた於莵を、他の男に見られたのが嫌だった。
半分は欲情に駆られて行動で、もう半分は嫉妬。
俺の言葉は小さな呟きとなり、於莵には聞こえなかったようだ。まあ、聞かせるつもりもなかったが。
聞き返された言葉を、於莵の小さな唇を食べて塞いだ。
「んんっ!!」
於莵は大きな目をさらに見開いて驚いている。
於莵の反応を見ながら、何度も何度も角度を変えての柔らかな唇を食んだ。於莵が唇を薄く開いたところで、するりと舌を差し入れる。
「んっ!…ふっ、んぅ……。」
於莵の口の中は温かくて、小さい。俺は於莵の口腔内を味わうように舐めあげる。
逃げるように後ろに引っ込もうとする於莵の舌を、追いかけて絡めとった。ぐちゅ、ぐちょっと卑猥な水音が響いて、なんとも官能的だ。
於莵の小さな舌を絡めて吸って、時々甘噛みをしてやると、ビクッと於莵の身体が跳ねた。
絡み合う度に痺れてとろけるような甘さを感じて、俺は夢中になって於莵の口を貪った。
「…んくっ。んー、んー!」
胸元を両手でポカポカと於莵に叩かれ、口を離す。
何だよ。せっかく気持ちよかったのに……。
「っんだよ…。」
少し不機嫌になった俺は、於莵に文句を言った。於莵は肩で息をしていて、息も絶え絶えと言った様子だった。
「……キス、初めてだったのに…。息、できない……。」
……へぇ。俺とがファーストキスだったのか。
どうりでキスに慣れていない様子だった。
キスをするときの息の仕方も知らないなんて。
息苦しさからなのか、於莵は涙目になりながら俺を見上げてくる。唇は唾液で艶っぽく濡れていて、キスの余韻が残っている。
俺しか、この唇の甘美な味を知らないのか。
於莵の初めてを貰えた嬉しさに、自然と口角が上がり顔がにやける。
この甘い唇を知るのは、俺だけでいい。
俺は於莵に一から教え込むように、再度於莵の唇を塞いだ。先ほどの性急なキスではなく、啄むように何度も唇に触れるだけのキスを繰り返す。
下唇を優しく食んでやると、ビクビクと於莵の小さな身体が震える。
敏感で素直に反応する於莵の身体が愛おしい。
於莵が鼻で息を吸うことに慣れてきたのを見計らい、口を開けるように促す。
於莵は素直に唇を開けて俺の舌を迎え入れた。遠慮なく口腔内に舌を入り込ませて、今度はねっとりと舌を動かす。
上あごをツンツンと舌先で刺激してやると、敏感な身体は喜んでビクッと跳ねた。
於莵の舌は、本人の性格に似てやはり臆病で、俺の舌から逃げようとする。
優しく絡めとって、舌を味わうのが気持ち良いことであると教えてやる。
ワザと水音をぐちゅりと出して、耳からも於莵の羞恥と快感を煽った。
ちゅうっと舌を吸いながら唇を離してやると、チロリと舌が半開きになった於莵の口から名残惜しそうに伸びていた。
欲情に濡れる初心な瞳。
だらしなく乱れて開いた口。
そのアンバランスな姿が、
清廉潔白な白色を穢したような背徳感を感じさせて、
淫靡な嗜虐心を刺激する。
もっと、俺の色に染め上げてしまいたい。
お互いの唇に銀色の淫乱な糸が紡がれていて、俺はチュッと唇を吸って舐めとった。
於莵がキスでぼんやりとしている間に、於莵のモノを軽く擦る。
先ほどかキスをしながら擦っていたせいか、すっかり勃ち上がったそこは、スパッツの布を押し上げて触ってほしいと主張していた。
於莵の履いていたスパッツを脱がしてやると、灰色のボクサーパンツが一部だけ色が変わっていた。
中心部分だけが黒色のシミになっている。
シミになっている部分を指先でツンっと弾いてやると、敏感な先っぽに当ったようで、於莵の身体が大きく跳ねた。
パンツ越しに握りこんで、上下にゆるゆると扱いてやる。
手を動かすといやらしいシミがパンツにどんどん広がっていく。
扱く手を早めてやると、於莵は悩まし気に眉を寄せて、スカートを握る手にぎゅっと力が籠められる。
……ばかだな。
快感に耐え忍ぶ姿は、余計に虐めて快感に啼かせたくなるんだぞ。
あられもない嬌声を聞きたくて、俺は於莵のモノの穴をぐりぐりと親指で弄ってやった。
男同士だから、どこが感じるなんてお見通しだ。
ぐちょぐちょとイヤラシイ音がして、俺の手で於莵が感じていることに、俺も息が荒くなっていく。
於莵の先っぽの穴をクリクリと抉ると、、甲高い嬌声を上げたけど、声を耐えるように口を引き結んだ。
大人しい割に、於莵は中々強情なのだ。
もう、観念しろよ。
我慢したって、どうせ可愛く啼かして、
ぐちゃぐちゃにしてやるんだから。
「……声、我慢すんな。」
自分でも驚くほど低い声が出た。
本能で獲物を追いつめるために、腰に響くような、誘い込んで罠に嵌める、甘くずるい声だった。
於莵の右耳に唇を寄せて、ペロリと舐め上げる。
そのまま、舌を右耳に差し込んで、わざとぐちゅっ、ちゅぱっと水音を立てた。
耳から於莵の頭をイヤラシイ音で犯して、下半身は実際に淫乱な動きで昂らせていく。
「っあぁ!耳は…だ、…めぇ…ぁっ。」
どうやら、於莵は耳も敏感だったらしい。
身を捩って逃れようとするのを、腕でがっちりと抑え込む。
ガクガクと細かく震えはじめる於莵は、もう絶頂が近いんだろう。
こんなに純粋な子が、羞恥で顔を紅く染めながら、
耐えても我慢できない快感に震えて、
淫靡な欲で濡れて汚れていく様を見てみたい。
「イけ。」
カリっ。
可愛い耳を犯すように囁いて命令する。
カプッと耳朶を食んで甘噛みしてやった。
「っ!!あぁあっ、やぁああ!」
背中を大きく仰け反らせて、於莵はイッた。
一気にじわりとパンツのシミが広がって、お尻のほうまでも濡らしていく。
於莵のモノを覆うように握っていた布部分からは漏れ出した白濁が白く布を汚していて、何とも卑猥だ。
「……すげぇ出たな。パンツにも染み出てんぞ。」
「~~っ!やっ…めて……。」
羞恥で限界になったのか、於莵はスカートを握りしめたまま俺の胸元に顔を隠すようにうずめる。
俺に甘えるようにグリグリと胸元に頭を押し付ける仕草。
なんだこれ。可愛すぎか。
あまりの可愛さにぎゅっと抱きしめる。
こんな状況で、そんな甘えた仕草をするなんて……。
我慢しようとしているのに、俺の欲情をことごとく昂らせる。
それなら、お望みどおりに食べてあげるとしよう。
「………誘ってんのか?」
美味しそうな獲物に、喉奥から呻き声が上がった。
早く全てを穢して、喰らいつきたい。
於莵は良く分からないと言った表情をしていた。
無自覚に誘うとかどんだけ天然なんだ。
キスで再び小さな於莵の唇を塞ぎ、舌で愛撫をしながら於莵のニットに手を入れる。
腰の辺りから擽るように優しく触り、徐々に上に指を這わせていく。
ニットを於莵の胸元までたくし上げたときだった。
俺でも予想外の光景が目に入り、ピクリと手が止まる。
肉付きの薄い華奢な身体に、白い肌。
膨らみのない胸には、可愛らしい暖色系チェック柄に紺色のフリルがあしらわれたブラジャーをしていた。
白い肌に暖色系の下着が良く映えて、少し子供っぽいデザインが於莵には良く似合っていた。
於莵は慌てたように身体を捩っている。
「……これ、なんだよ?」
「っ!……これ…は…。その…。」
声も震えて、今にも泣きだしそうになっている於莵。きっと姉貴の仕業だろうな。
「……み…な、いで……。」
か細い声で弱々しく告げるお願いは、ゾクリと俺の嗜虐心と熱を刺激するだけだ。
於莵がニットを下げてブラジャーを隠そうとするから、左手で於莵の両手を止める。
女性用下着をつけている理由を聞くと、やはり於莵の姉貴が着ていくように指示したらしい。
恥かしさのあまり、於莵は泣き出してしまった。
俺は於莵の全身をまじまじと見る。
羞恥で真っ赤になっている顔に、不安で潤んで涙を零した瞳。
ニットを胸元までたくし上げられ露わになった可愛らしい女性ものの下着。
スカートは捲り上げられ、白濁にぐっしょりと濡れてシミが広がった男のパンツが露になっている。
上は女の子なのに、下は男の子という危うい魅力。
可哀そうに震える、男の娘がそこにいた。
もう、淫靡すぎる光景に俺はクラりと眩暈がした。
最高に淫乱で美しい獲物を前に、待てなんてできない。
・。・。・。・。・。・。・。・。・。
いつも御愛読頂きありがとうございます🙇
パンツ脱がせるタイミングを間違えたので、
文章を修正致しました(5月5日)(>_<)
ご了承ください(TT)
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