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『同級生に女装コスプレしてたのを見られちゃいました。』
画像の女の子は……(泰我side)
しおりを挟む「なあ、この子すげぇ可愛くない?」
俺の友人がスマートフォンの画面を俺に見せてきた。
そこにはコスプレをした女の子の写真。
「今バズってる画像。再現度がすごくて可愛いって。」
アニメについてはよく分からんが、確かに可愛い。
恥ずかしいのか、頬が僅かに紅く染まっていて、大きな目が不安げなのが、庇護欲をそそられる。
なんだ?
なんとなくだけど、誰かに似ている……?
何枚か画像を見せられたときに、俺は一枚の画像に目が止まった。
それは、先程の女の子が振り返っている写真。風に髪が靡いて右耳が露になっていた。
右耳の窪みにホクロが見える。
そして首筋の後側には、2つ並んだようなホクロがあった。
このホクロのある位置に、俺は思い当たる人物がいた。
……これ、於莵じゃね?
体育の授業でペアになる俺は、柔軟体操のときに於莵の身体を後から押して補助している。
そのときに首筋の特徴的なホクロが見えて、何とも色っぽいなと思っていた。右耳のホクロも、最近気がついたものだ。
そして、よくよく顔を見てみると、やはり恥ずかしそうにしながら、小さく微笑む姿が、於莵に似ている。
ボブヘアにしているから、初めて会ったときの印象に近い。
他の画像には於莵の姉と思われる人物も写っていた。
ていうか、何、世間に可愛い姿を晒してんだよ。
ずっと俺だけの秘密にしていたかったのに。
……でも、これはチャンスかもしれない。
いまいち、於莵との距離が縮まらずにヤキモキしていた俺は、於莵ともっと仲良くするきっかけが欲しかった。
この画像で、話を持ち掛けられないだろうか。
そもそも、何でこんな女装をしてんだ。
この機会を逃したら、一生於莵とこのままな気がして、俺は焦っていたのだろう。
友人に頼んでその画像を何枚か送ってもらった。そして、俺は次の日の昼休みに於莵を呼び出した。
於莵は不思議そうにしながらも、二つ返事で俺についてくる。
こういう於莵の無防備なところが心配だ。
人気のない場所まで誘導すると、俺は画像を於莵に見せてやる。
於莵は最初とぼけようとしたけど、ホクロの位置と於莵の姉の存在を知っていることを伝えると、『誰にも言わないで。』と必死に訴えてきた。
だから、俺は於莵に週末一緒に過ごすように約束させた。於莵と週末は家で一緒に遊べればいいなぐらいに思っていた。
そして、無防備過ぎる罰として女装で来るようにと指定した。ちなみにスカートにしたのは、単に身近で於莵のスカート姿を見たかったからだ。
於莵は驚いたようで、目を見開いてすっとんきょうに「はい」と返事をした。
声も裏返っていたし、了承の返事ではないことは分かったが、『はい』と言ったのを逆手に取った。
半ば強引に約束を取り付けたのだ。
女装させる理由が「彼女のフリ」というのは些か無理があるが、於莵は特段気にした様子もなかった。
もう少し、警戒心を持てよ……。
待ち合わせ場所の駅に来た於莵は、それは美少女だった。
周りの男たちの目が、於莵に注目が集まっている。中には声をかけようかと耳打ちしている男グループもいた。
……俺の於莵を見んじゃねえよ。
俺は於莵の手を繋ぐと、周囲をギロリと睨み付けて牽制した。俺の顔は凶悪で、目があった男どもは視線を反らしていく。
それでいい。於莵に他のやつを近づけるもんか。
俺は人の目に可愛い於莵をこれ以上晒したくなくて、於莵の手を引きながら急いで家に帰った。
家に帰ってからは、今回の目的の写真を撮っていく。
猫のポーズをお願いしたときは、不思議そうにしながらも、右手を顔の近くで軽く握って、首を傾げながらポーズを取ったときは悶えそうになった。
素直にポーズしてくれるのは、すごくアホ可愛い。
二人でツーショットを撮ろうと、俺はベッドに腰かけて、隣に於莵が座るよう促してやる。
ちょこんと隣に座る於莵。
スカートからは白くてきめ細かな肌の太腿が露になっていた。
写真を撮影しているときから、俺はスカートからスラリと伸びる生足に視線がいっていたのだ。
白くて筋肉のあまりついていない、柔らかそうで細い足。
スカートがヒラリと舞うと、ときたまチラリと見える太腿。
……無防備すぎる…。
何とも魅惑的なその肌は、俺を誘惑しているようだった。
歯を立てたら、どんなに柔らかいだろう。
雪のように白い肌に、俺のモノだという痕を残してやりたい。
きっと甘い果実のように鮮やかな紅い痕ができる。
全身に所有痕がつけられた於莵は、さぞ扇情的で、嗜虐心も煽られるだろう。
間近に迫った蠱惑的な魅力に、我慢なんて出来なかった。
少し離れた位置に座っていた於莵の左肩を組んで、グイっとこちら側に引き寄せる。小さい身体は簡単に引き寄せることができた。
あまりにも華奢だから、壊れてしまいそうで力加減は難しい。
ツーショットを取るためにスマートフォンを構えた。何枚か写真を撮った後に、俺はもっと於莵に触れたくて、於莵の身体を横抱きにして膝に座らせた。
俺の腕にすっぽりと収まってしまう身体。
胸元にしがみ付いている手が可愛い。身体が密着して、於莵の体温と心地良い吐息が感じられる。
そして、男であれば誰でも気になるであろうことを於莵に質問した。
「そういえば、この中ってどうなってんの?」
ぺらっと於莵が履いているスカートの裾を捲り上げた。於莵はジタバタしていたが、俺の手のほうが早い。
スカートを捲り上げて隠されていたモノを暴いた。
於莵は、黒色のぴったりとした生地のスパッツを履いていた。
太腿のキュっとした筋肉に張り付き、於莵のモノの形をうっすらと主張していた。
見せパンを履いているのは少しがっかりしたが、見せパンが余計に於莵の丸みを帯びた尻や健気なモノの形を表し、卑猥な服と化していた。
隠せば隠されるほど、中を暴いて見たくなるものだ。
「……裾、持ってろ。」
俺は於莵に自分でスカートの裾を持つように促した。
「…恥ずかしいよ……。」
於莵は小さな声でそう呟くと、堪らいながらも、おずおずとスカートの裾を持って自ら捲り上げた。
恥ずかしそうに頬を紅く染めて
羞恥と混乱で潤んでいる瞳で、
窺がうように見つめる。
上目遣いでこちらを見つめる於莵に、俺はゾクゾクっと欲情の震えが全身に走った。
於莵は本当に分かってないんだな。
心は嫌で泣きそうな顔をしているのに、
身体は破廉恥に自分の淫部を曝け出しているなんて……。
命令されて嫌々やっているようで、本気で抵抗していないのが見て取れる。
悪いやつにつけ入る隙を与えている。
そんなんじゃ、襲ってほしいと自分から首筋を差し出しているようなものだ。
白く無垢な肌が俺の眼前に晒される。
この太腿に今すぐに吸い付いて、齧り付いたいと本能が戦慄いた。
俺はじっくりと味見をするように、無垢な肌を指先で撫で上げる。
触るか、触らないかの力加減で。焦らすように、於莵の中の欲情が徐々に熱を帯びていくように誘導する。最初は於莵はくすぐったそうに身を捩っていた。
於莵の肌は本当に指に吸い付くようで、ずっと触っていたい。でも、もっと於莵に俺を感じてほしい。
俺は、指先を内腿に滑られて、於莵のモノに近づくように際どい足の付け根辺りを指先でなぞった。
「……んっ…。」
於莵の口から、鼻にかかったような甘い声が漏れ出る。ビクッと身体を跳ねさせても、口をキュっと閉じて我慢しているのが、逆に嗜虐的な部分を煽った。
際どい部分を何度か撫でまわしてやると、膝の力が抜けていっているようで、両足が軽く左右に開いていた。
無防備になったそこに右手を差し入れて、スパッツの上から於莵の健気に勃ち上がっているモノを擦って可愛がる。
「……ここ、反応してる……。」
「んんっ!…ふぁ、…まっ……て!たい、が!」
俺の愛撫にビクビクと反応している於莵が可愛い。
この状況で『待て』と制止の言葉をかけるのは、自分を追いつめているということに於莵は気が付かないのだろうか?
雄の嗜虐心を煽るのが、本当に於莵は上手だ。
俺は於莵の制止の言葉を無視して、俺はピッタリとしたスパッツの上から於莵のモノを何度も擦り上げた。於莵は快感に身悶えながらスカートの裾を下ろそうとした。
俺はその小さな両手を右手で制する。
「スカート持ってろって、言ったろ?」
少し低い声で、先ほどの命令を言い聞かせる。
於莵は耳まで真っ赤に染め上げて、泣きそうな顔をしながら見上げてくる。
困ったように眉根を寄せ、この淫靡な戯れを早く終えてほしいと懇願するような顔だった。
好きな子って、優しく甘やかしたいけど、同時に困らせて虐めたくなるんだな。
さらに於莵を追いつめようと、俺は意地悪く於莵の耳元で囁いた。
「……女の格好を人に見られて、ここも勃たせるなんて、変態だな。変態な於莵に、もっと良いことしてやるよ。」
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