『ルームメイトの服を着てナニしているのを見られちゃいました。』他、見られちゃった短編集

雨月 良夜

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『同級生に女装コスプレしてたのを見られちゃいました。』

そんなに同時にしちゃダメ ※

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「……ここでも感じるとか、於莵はマジで女なんじゃね?」


僕の小さな果実を指で捏ねながら、泰我はチロリと唇を舌舐りした。

意地悪な笑みを浮かべた顔に、僕のモノはきゅっと反応して更に硬くなってしまったんだ。



「っ!あぁ!」

左の乳首への刺激に身もだえていると、右の乳首の湿ったねっとりとした感触を感じて、僕はビクンっと大きく身体が跳ねた。


驚いて自分の胸元を見てみると、泰我が僕のことを見上げながら、先ほどチロリと見せた舌を僕の突起に這わせている。

ペロリと小さな突起を舐めあげられると、甘い声が喉から漏れ出てしまう。


泰我は口に果実を含むと、先端をつんつんと舌先で虐めて、ちゅぱっ、ちゅうーっと唇で吸い上げていく。


つんつん、ちゅうーっ。


「あっ、やぁ…。はぁあ!」


突起の先端をつんつんされると腰が勝手に動き、強引に吸われると身体が仰け反る。

僕が身体を仰け反らせた瞬間、器用に背中の後ろへ泰我の手が滑りこんで逃げられない様にされた。
突起を自分から泰我に差し出すような体勢になって、余計に泰我の舌で捏ねられ潰される。

 
こんなに、乳首で感じるなんて知らない。

 
今度は口と手を交換して、左の乳首を口に食まれて、右の乳首を指で押しつぶされる。


僕の乳首はすっかり性感帯に変わってしまったようだった。もう、ビクビクするのが止められない。
ちゅぱっという音とともに、泰我の口と指が乳首から離れていく。


「…はっ、エロ……。」


僕のことを見下ろした泰我は、短く満足げに笑った。

僕の乳首はつんと上を向いて勃起して、真っ赤に熟れてしまっている。
泰我に乳首を舐め上げられ、てらりと濡れたそこは、淫乱で勃起した果実になった。


乳首への執拗な愛撫で、僕は息も荒くなってしまって身体に力が入らない。
パンツに泰我の手が伸びて、グイっと下に降ろされた。はぎ取られて僕のモノが泰我に見られてしまう。
 

「…すげえ、ぐしょぐしょ。」

泰我に先ほど弄られて、パンツの中で達したから白濁が自分のモノにまとわりついていた。


一度達したというのに、僕のモノは既に上を向いて硬くなっていて、また快感を味わいたいと主張している。


「…い、わな…いで……。」

露骨に言われて僕は顔が真っ赤になった。

ただでさえ泰我の目の前でイッて恥ずかしいのに、そんなこと口にしないでほしい。

 

「……ここも、また勃ってる……。」

僕が恥ずかしがっているのに、泰我は耳元でワザと意地悪に囁いた。
僕には普段優しい泰我が、僕のことを虐めてくる状況になぜかぞくりと熱が上がっていく。

 
やめて。恥ずかしいよ……。


心は羞恥でいっぱいいっぱいなのに、身体は快感を素直に受け入れてる。

正反対な反応に、自分が自分じゃないような気がして混乱する。


「はうっ!」

僕の健気に勃ち上がっているモノに、硬くて熱い何かが押し当てられた。僕のモノの裏側にピタリと合わせられて、ドクドクと脈打っている。

 

これって……。

 

「俺のも、気持ち良くしろよ。」


そう言うと、泰我は僕の右手を引っ張って僕のモノと泰我の熱いモノを一緒に握らせた。

その上からさらに泰我の大きな手が重ねられる。泰我のモノは僕のと違って赤黒くて、ビキビキと筋ばっている。


泰我が僕の手ごと、ゆっくりと手を上下に動かし始める。


「あっ、あっ!…だ、…めぇ……。」

泰我のモノが熱すぎて、裏筋に感じる熱とゴリゴリした硬い感触が気持ちいい。

一度イッている僕のモノは敏感になっていて、些細な刺激も快感に変わっていった。


「はぁ…。ダメじゃないだろ?先走りすげえ出てる。」


僕に分からせるように、泰我が親指を先端の穴に当てて、粘っこい液体をピトピトと遊ばせる。

上下に扱いている泰我の左手は、段々と早くなって僕を昂らせる動きになっていく。


ぐちょっ、ぐちゅっと卑猥な水音が部屋に響いて、耳から羞恥を煽られた。


ぐちゅっ、ぐちゅぐちゅ。


「……ここも、触んぞ。」

 
……とんとん、つぷっ。


「っ!ふぁあっ?!」

僕の窄まりの入り口をとんとんっと指でノックすると、泰我の指が1本つぷりと入ってきた。


そこはモノを入れる場所じゃないのに……。


泰我の指は慎重にゆっくりと中に入ってきて、グニグニと内壁を広げるように蠢く。
お尻に指が入っている違和感で、僕は自然と身体が強張ってしまった。


「……力抜け。」

「っあぁ!、あっ、あっ!…はげ…しっ…よぉ…!」


前を弄る泰我の左手の動きが突然激しく変わる。

上下に容赦なぐじょぐじょと扱かれて、僕は腰がガクガクと震えた。身体の力が抜けた瞬間に、僕の中を弄っていた指が奥へと進んでいく。


奥まで進んだ指は、ぐにっと内壁を押して何かを探しているような不穏な動きをしていた。


僕は前への刺激が強すぎて、意識が僕のモノに集中していた。
また絶頂の波が押し寄せてきて、内ももが震えていたそのときだった。


ぐりっ。

 
「あンっ!」

突然のピリッとした強い快感が襲ってきて、電流が走ったようにビクンっと身体が跳ねた。

泰我の指が当たった部分から、白濁を出すのとは違った感じたことのない快感が生まれる。


……今の、なに???


余りにも強い快感に、僕は混乱して泰我を見上げる。


「……ここか。」

泰我は低く呻くと、獲物を追いつめたと言わんばかりのギラついた目で、僕を射貫いた。

 
追いつめられた獲物の僕は、何をされるのかという恐怖と期待でぶるりと打ち震える。


「っあ?!…あぁっ、やぁ!そ、こ…!…だ…めぇ…!!」
「だめじゃねぇだろ。」

獲物の弱点を探り当てた泰我は、何度も何度もしこりを指で押しつぶした。
指で敏感なしこりを押される度に、過ぎる快感に目がチカチカする。


中に入ってくる指は、いつの間にか2本に増やされていて、しこりの指で摘ままれて引っ張られる。

引っ張った後は労わるように挟まれて指でしこりを擦られた。

 
ピンっ、ピンっ、こすこす。
 

「あっ!あっ!あぁあん!」

もう、甲高い嬌声が止まらない。泰我の指がしこりを弄ぶたびに、魚のようにビクビクと身体は跳ねる。

泰我は本当に意地悪で、重点的にその敏感なしこりばかりを狙ってきた。


中の指は3本に増やされて、くちゅっと中を擦るように抜き差しを始める。

もちろん、指先は敏感なしこり目掛けて、抉るようにピストンさせて弱点を容赦なく責める。

 

ぐちゅっ、グリっ、ぐちゅっ、グリっ
ぐぽっ、ぐぽっ……


「あぁっ、やぁ!はぁンっ!……ああっ!」

中の刺激で息も絶え絶えになっているのに、大人しくしていた前のモノへの刺激がまた再開される。

泰我の左手が上下に僕のモノと泰我のモノを擦るあげる。
 

待って!だめ!
そんなに同時にされたら……。


「あっ、あっ、んんっ!…イ、…ク!…やぁ、イッちゃ!……あっ、あっ!」


前と後ろで快感を拾って、強すぎる気持ち良さに生理的な涙が滲んだ。
全身がガクガクと震えだして、足の指先はピンと張りつめている。快感の波はすぐそこまで来ていた。

 
僕はすっかり忘れていたんだ。
今日、泰我によって作り変えられた、
もう一つの性感帯を。


カリっ。


「っ!あっ!…はぁぁああっ!!」

右胸にある卑猥で小さな果実を泰我の獰猛な牙で甘噛みされた。

3か所の性感帯を一度に責められた僕は、呆気なく2度目の絶頂を迎えた。
僕のモノからはビューっ、ビュっと白濁が勢いよく出て、泰我と僕の身体を汚していく。


瞼の裏にチカっと眩しい火花が飛んで、背中を仰け反らせてイッた。


「……はぁ、くっ…!」

僕のモノに接していた泰我の凶悪なモノも、ドクドクと脈打っている。
温かなトロリとしたものが僕の竿を伝っていくのを感じて、泰我も達したのだと気が付いた。


こんな快感、知らない……。


中を泰我に作り変えられて、新たな快感を知ってしまった身体が怖い。

 
絶頂の余韻に浸って、肩ではぁ、はぁと息をする。強すぎる快感にぐったりしていると、両足をさらに広げられて、入り口にピトッと熱の塊をあてがわれた。

 
僕はまだ思考が快感でぼんやりしていて、あてがわれた熱が何なのか分からなかった。


身体だけが、なぜか、ふるふるとその熱を欲するように震えた。



ぐぷぷぷっ……。

 
「ふぁっ?!…あぁぁあん!!」

 
熱くて指とは比べ物にならない質量のモノが、入り口から卑猥な音と一緒に入ってきた。


泰我の大きくて熱い楔が、僕の中を貫こうと、奥へ奥へと進んでいく。





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