116 / 118
おまけ(ボタン・真人)
2
しおりを挟む
「いや、べ、別に…。」
慌てて手を引っ込めながら、平然を装う。入り口のドアを開けっぱなしにしていたせいで、悠が入ってきた事に全然気づかなかった。
「ボタンは?」
「……ある。…たぶん…。」
小さい声しか出せなかった。無くしたかも知れない…。大事に取っておいたって言いたいのに…。高1の終わりに悠にふられた時は、しょうがないんだ、諦めるんだと自分に言い聞かせるのが精一杯だった。ボタンを見る度に悠の事を思い出しそうだから、封印しようって…そして…。
『!』
母さんから封筒を貰ったんだ!あの時、母さんの部屋をノックして…母さんが『これしかないわよ?』って白い封筒を出してきてくれたっ!あれだ!今見つけたやつ。机の引き出しから奥に落ちちゃったんだ!…たぶん。
「ふうん…。無くしたかもしれないんだ……。」
不穏な空気に、後ろにいる悠を振り向くと、タオルから転がり出ていたディ・ドを目の前に掲げて悠がジッとそれを見ていた。慌てて立ち上がる。
「ゆ、悠っ!?」
俺とほぼ同じく立ち上がった悠が、ディ・ドを持ったまま、俺の背中に腕を回した。悠の胸に顔を押し付けられ、香りが鼻の奥に広がる。一日中働いてきたワイシャツから、微かに漂う汗と香水の香り…。
「真人…しよ?」
「ま、待って…」
ご飯食べて、お風呂に入ってから…。続けたい言葉は悠の口の中で消えていった。
キスをしながらベッドに向かって後退させられ、そのまま押し倒された。
「足あげて。」
「えっ!?」
いつの間にかズボンのボタンを外されて、ボクサーごと降ろされている。悠はほんとに手早い。
「エプロンは着けたままでもいいけど…。やっぱり…。」
着けたままって?エプロン?えっ!?悠…?何考えてるっ!?混乱しているうちに、全裸にされていた。俺の分身はもうすでに期待で勃ちあがり濡れていた。
「ゆう…悠も…。じゃないとヤダ。」
俺がワイシャツのボタンに手をかけると、悠がクスッと笑ってズボンを脱ぎ始めた。
「はい、後は脱がして。」
ズボンとボクサーを脱ぎ捨て、俺に覆いかぶさってくる。悠の…分身は…俺と同じに勃ち上がっている。改めて見ると大きい。ディ・ドなんて、比べ物にならない。いつもこれが俺の中に…。そう考えただけで、後ろが疼く気がした。
悠にキスをされながら、手探りでエプロンやワイシャツを脱がしていく。悠の鍛えられた上半身が露わになった。本当に、いい筋肉に覆われている…。いつ鍛えているんだろう…。仕事はいつもパソコンに向かって数字を打ち込むだけだって言ってるのに…。
「綺麗な瞳…。これは俺のもの…だろ?」
悠が俺の顔を覗き込んだ。そう言ったかと思うと、唇が俺の瞼に優しく降りてきた。
慌てて手を引っ込めながら、平然を装う。入り口のドアを開けっぱなしにしていたせいで、悠が入ってきた事に全然気づかなかった。
「ボタンは?」
「……ある。…たぶん…。」
小さい声しか出せなかった。無くしたかも知れない…。大事に取っておいたって言いたいのに…。高1の終わりに悠にふられた時は、しょうがないんだ、諦めるんだと自分に言い聞かせるのが精一杯だった。ボタンを見る度に悠の事を思い出しそうだから、封印しようって…そして…。
『!』
母さんから封筒を貰ったんだ!あの時、母さんの部屋をノックして…母さんが『これしかないわよ?』って白い封筒を出してきてくれたっ!あれだ!今見つけたやつ。机の引き出しから奥に落ちちゃったんだ!…たぶん。
「ふうん…。無くしたかもしれないんだ……。」
不穏な空気に、後ろにいる悠を振り向くと、タオルから転がり出ていたディ・ドを目の前に掲げて悠がジッとそれを見ていた。慌てて立ち上がる。
「ゆ、悠っ!?」
俺とほぼ同じく立ち上がった悠が、ディ・ドを持ったまま、俺の背中に腕を回した。悠の胸に顔を押し付けられ、香りが鼻の奥に広がる。一日中働いてきたワイシャツから、微かに漂う汗と香水の香り…。
「真人…しよ?」
「ま、待って…」
ご飯食べて、お風呂に入ってから…。続けたい言葉は悠の口の中で消えていった。
キスをしながらベッドに向かって後退させられ、そのまま押し倒された。
「足あげて。」
「えっ!?」
いつの間にかズボンのボタンを外されて、ボクサーごと降ろされている。悠はほんとに手早い。
「エプロンは着けたままでもいいけど…。やっぱり…。」
着けたままって?エプロン?えっ!?悠…?何考えてるっ!?混乱しているうちに、全裸にされていた。俺の分身はもうすでに期待で勃ちあがり濡れていた。
「ゆう…悠も…。じゃないとヤダ。」
俺がワイシャツのボタンに手をかけると、悠がクスッと笑ってズボンを脱ぎ始めた。
「はい、後は脱がして。」
ズボンとボクサーを脱ぎ捨て、俺に覆いかぶさってくる。悠の…分身は…俺と同じに勃ち上がっている。改めて見ると大きい。ディ・ドなんて、比べ物にならない。いつもこれが俺の中に…。そう考えただけで、後ろが疼く気がした。
悠にキスをされながら、手探りでエプロンやワイシャツを脱がしていく。悠の鍛えられた上半身が露わになった。本当に、いい筋肉に覆われている…。いつ鍛えているんだろう…。仕事はいつもパソコンに向かって数字を打ち込むだけだって言ってるのに…。
「綺麗な瞳…。これは俺のもの…だろ?」
悠が俺の顔を覗き込んだ。そう言ったかと思うと、唇が俺の瞼に優しく降りてきた。
0
お気に入りに追加
47
あなたにおすすめの小説
潜入した僕、専属メイドとしてラブラブセックスしまくる話
ずー子
BL
敵陣にスパイ潜入した美少年がそのままボスに気に入られて女装でラブラブセックスしまくる話です。冒頭とエピローグだけ載せました。
悪のイケオジ×スパイ美少年。魔王×勇者がお好きな方は多分好きだと思います。女装シーン書くのとっても楽しかったです。可愛い男の娘、最強。
本編気になる方はPixivのページをチェックしてみてくださいませ!
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=21381209
いつだってイキまくり♡ 部下と上司のラブラブセックス
あるのーる
BL
サラリーマンの三上には人に言えないストレス解消法があった。それは毎週金曜日、壁竿風俗で生えているペニスに向かって尻を振り、アナルをほじくり返すこと。
十年の長きにわたって同じ壁竿にアナルを捧げ続けた三上は、ついに竿の持ち主と対面することになる。恋にも似た感情を持ったまま始めて性器以外でも触れ合った相手は部下の六原であり、三上本人にも壁ごしの穴にも好意を抱いていたという六原のアタックによりなし崩し的に二人は付き合うことになった。
年齢差と六原からの好意が信用できていない三上は、体だけの関係に留めようとほだされないよう心は距離を取ろうとする。しかしそんな三上に容赦なく愛をぶつける六原によって、次第に三上もほだされていくのであった。
・・・・・
部下(26)×上司(38)のBLです。(pixiv再掲)
自分のことを疎んでいる年下の婚約者にやっとの思いで別れを告げたが、なんだか様子がおかしい。
槿 資紀
BL
年下×年上
横書きでのご鑑賞をおすすめします。
イニテウム王国ルーベルンゲン辺境伯、ユリウスは、幼馴染で5歳年下の婚約者である、イニテウム王国の王位継承権第一位のテオドール王子に長年想いを寄せていたが、テオドールからは冷遇されていた。
自身の故郷の危機に立ち向かうため、やむを得ず2年の別離を経たのち、すっかりテオドールとの未来を諦めるに至ったユリウスは、遂に自身の想いを断ち切り、最愛の婚約者に別れを告げる。
しかし、待っていたのは、全く想像だにしない展開で――――――。
展開に無理やり要素が含まれます。苦手な方はご注意ください。
内容のうち8割はやや過激なR-18の話です。
処女姫Ωと帝の初夜
切羽未依
BL
αの皇子を産むため、男なのに姫として後宮に入れられたΩのぼく。
七年も経っても、未だに帝に番われず、未通(おとめ=処女)のままだった。
幼なじみでもある帝と仲は良かったが、Ωとして求められないことに、ぼくは不安と悲しみを抱えていた・・・
『紫式部~実は、歴史上の人物がΩだった件』の紫式部の就職先・藤原彰子も実はΩで、男の子だった!?というオメガバースな歴史ファンタジー。
歴史や古文が苦手でも、だいじょうぶ。ふりがな満載・カッコ書きの説明大量。
フツーの日本語で書いています。
彼女ができたら義理の兄にめちゃくちゃにされた
おみなしづき
BL
小学生の時に母が再婚して義理の兄ができた。
それが嬉しくて、幼い頃はよく兄の側にいようとした。
俺の自慢の兄だった。
高二の夏、初めて彼女ができた俺に兄は言った。
「ねぇ、ハル。なんで彼女なんて作ったの?」
俺は兄にめちゃくちゃにされた。
※最初からエロです。R18シーンは*表示しておきます。
※R18シーンの境界がわからず*が無くともR18があるかもしれません。ほぼR18だと思って頂ければ幸いです。
※いきなり拘束、無理矢理あります。苦手な方はご注意を。
※こんなタイトルですが、愛はあります。
※追記……涼の兄の話をスピンオフとして投稿しました。二人のその後も出てきます。よろしければ、そちらも見てみて下さい。
※作者の無駄話……無くていいかなと思い削除しました。お礼等はあとがきでさせて頂きます。
護衛騎士をやめたら軟禁されました。
海月さん
BL
護衛騎士である【ルドルフ】は子爵の後継者であり麗しき美貌の持ち主である【アーロ】に想いを寄せてしまう。
けれども男であり護衛騎士の身分である為、それに耐えきれず逃げるかのように護衛騎士を退職することに。
しかしアーロによって塔に軟禁されてしまう。
メンヘラ攻め×歳上受けです。ほぼエロですがご了承ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる