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使用人は亡き主人に想いを馳せる 前
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※このお話以降はここが初出となります。
【使用人エイダン視点】
ルーク様が、亡くなった。
次の満月を見ることもなく、彼は逝ってしまった。
この地に来てから三年間、ルーク様が使っていたベッドに彼の姿はもうない。晩年はずっとこのベッドの上で一人過ごされていたが、時折窓の外を見る彼の表情がとても寂しそうで、今もその光景が脳裏に焼きついている。
私の名前はエイダン、この地に来る五年程前からルーク様付きの執事をしている。
「ルーク様」
呼び慣れた、けれどもう呼ぶことのできない主人の名前を呼ぶ。主人のいなくなった部屋に虚しく響く声。亡くなる前も亡くなる時も泣くまいと気を張っていたのに、貴方の姿が見えないだけでこんなにも胸が苦しく、涙が溢れてしまう。
数時間前までは確かにここで生きていた。生きて、話をしていたはずなのに、結局彼は朝を待たず、一人で逝ってしまった。
あの華奢で小柄な身体にどれほどの痛みを、苦しみを、辛さを、そして寂しさを抱えていたのだろう。あんなにも優しい彼をどうして一人で逝かせてしまったのか、どうして私はそばにいなかったんだと悔やまれる。けれどそれは彼の――他でもないルーク様自身が願ったことだったから私達はあの瞬間彼を一人にしたのだ。
十年前、初めて会った時は彼に対してこんな気持ちを抱くなんて想像もしていなかった。
この国では黒という色は特別な意味を持つ。勿論悪い意味で、である。そんな黒を髪と瞳に持つルーク様は王都では『忌み子』と呼ばれ、嫌煙されていた。
現王の第三王子として生を受けた彼は、生まれた瞬間から周囲の人間に疎まれて育った。唯一第二王子であるウィリアム様だけはルーク様のことを疎まず、ことあるごとに世話を焼いていたらしい。どんな見た目をしていても、彼にとっては弟というだけで可愛かったのかもしれない。周囲に恵まれなかったルーク様にとって兄であるウィリアム様は、あの時までは確かに一番近くにいて信頼できる味方だった。
「ごめん、俺はもう……ルークのそばにはいられない。だからお前がついていてやってくれ」
私は元はウィリアム様の世話役だった。
二年という期間が、私が世話役としてウィリアム様と一緒にいた期間である。その短い期間でどうやら私はウィリアム様に信頼に値する男だと認識されたようだ。もしかすると『忌み子』として忌み嫌われていたルーク様に対する私の態度が気に入られたのかもしれない。
ウィリアム様には婚約者がいた。婚約者は隣国の第一皇女で、今年入学した学園を卒業し次第結婚する事になっている。婚約者の第一皇女が来年留学という形で同じ学園に通い始めるそうなのだが、どうやら国王陛下や宰相達は王族に『忌み子』がいることを余程公にはしたくないのだろう。存在自体をなかったことにするため、ルーク様を離宮へと隔離することを決めたのだと言う。その上離宮には国王以外の王族、そして離宮に移る使用人以外は立ち入り禁止とする旨を伝えられたという彼は、今後は私にルーク様を託したいということだった。
ウィリアム様は泣いていた。もう二度と会うことが出来ないかもしれない弟を思って、涙を流していた。
それは切ないながらも、とても綺麗で美しい雫だった。
ルーク様の人生が最も変化したのは、彼が十六の頃だった。
この国では十六になると貴族も王族も庶民も例外なく王立の学園、もしくは地方の学校に通わなければならないとされている。それはルーク様も例外ではなく、十六になる年には王立の学園に行く許可が下り、彼は漸く離宮から出ることが叶ったのである。しかしその頃にはウィリアム様は既に結婚し、隣国へと婿入りしてしまっていたので会うことは叶わなかった。
後で知ったことだが、ルーク様の存在を良しとしない宰相達にとって、ルーク様を庇護しようとするウィリアム様の存在が邪魔だったために体のいい厄介払いとして隣国への婿入りをさせたのだという。この国の宰相達は王子達をなんだと思っているのだろうか。
「ねえエイダン……僕、本当に学校に通っても良いのかな?」
「ええ、陛下もそのように仰っておりましたよ。制服、よくお似合いです」
「本当?ありがとう」
人よりも大分小柄なルーク様は少し大きい制服に袖を通して、とても嬉しそうに笑った。花が綻ぶようなとはこのような笑顔のことをいうのだろう。
彼が嬉しそうに袖を通した制服は、王家騎士団の団長をしているルイスがウィリアム様から預かっていた彼のお古の制服を、綺麗にクリーニングしてサイズを調整したものである。国王陛下は兎も角、宰相や大臣達がルーク様に新しい制服を与えるだろうかと危惧していたウィリアム様が、ご自身の二着あるうちの一着を殆ど使わずにとっておき、それをルイスに手渡していたと聞いた時は涙が出そうになった。お陰でこうして綺麗な制服を着ることができている。
だからこそ余計に制服姿のルーク様の姿を一番楽しみにしていたウィリアム様にこの姿を見せられなかったことが本当に悔やまれるのだ。
そうしてルーク様が学園に通い始めてひと月後、国王陛下が離宮を訪れた。彼らが初めて邂逅した瞬間だった。
「ルークか……?」
ルーク様を前に、陛下は目を見開いて声を震わせながらそう言った。
「は、はい」
「そうか……そうか……っ」
ルーク様が戸惑いがちに首肯すると、陛下の声はますます震える。色々な思いを噛み締めたような声色と表情に、見ているこちらの胸も僅かばかり熱くなった。
「あの……大丈夫、ですか?」
「っ、ああ……大丈夫だ。少し目にゴミが入ってしまったようでな……気にしないでおくれ」
陛下はそう言いながら目元を袖で拭い、微笑んだ。
私はその瞬間、ルーク様は決して望まれなかった子どもではなかったのだと確信した。第二王子であるウィリアム様同様、父であるこの方も確かにルーク様のことを気にしておられたのだ。しかしその立場故、忌み子とされる黒髪黒目のルーク様に会うことが出来ず、今まさにやっとこうして会うことが出来たのだろう。
「ルーク、今まで会いに来れずにすまなかった。父親として何もしてやれず、本当に申し訳ない」
「い、いえ、大丈夫です」
ルーク様はどこか緊張した面持ちで陛下を見つめている。どうしたらいいかわからない、彼の顔にはそうはっきりと書かれていた。
陛下がここを訪れた理由は、ルーク様ととある方との婚約が成立したという話をするためだった。そのとある方というのが、現在ルーク様が通っていらっしゃる学園の同級生であるユベイルという青年である。彼はとても珍しい光属性の魔力を持ち、その魔力量も国で一番だと言われるほどなのだとか。
王族に彼の血を取り入れる為に婚約者に適任の人物を探したのだが、現在の王族に婚約者のいない者はルーク様以外いない。二人は同性ではあるが、王族に伝わる秘薬を使用すれば同性であっても子どもを成すことができるため、偶々同い年であり婚約者のいないルーク様にお鉢が回って来たのだという。
あれもこれも全てがあの腹黒宰相の思う壺だと思うと虫唾が走る。色々あったとはいえ現国王が優しすぎるが為に、王妃リディアナの実父である宰相の思い通りに動かされるお飾りの人形となってしまっている現実をまざまざと見せられて吐き気がした。国王陛下は本当は王になるはずの方ではなかったので仕方ないかもしれないが、ルーク様の使用人である私からすればそこにどんな事情があろうとも同情の余地はない。
「ユベイル……そう、ですか……彼が」
「ああ……このようなことになってしまって申し訳なかった」
「いえ、婚約者がユベイルでよかったです」
ルーク様のその物言いと表情に、そういえばと思い出した。
学園に通い始めてすぐの頃、ルーク様は毎日落ち込んだように帰って来ていたのだが、ある日を境に少しずつ笑顔で帰ってくることが増えたのである。聞けば、友人が出来たのだとか。
通い初めの頃は王子というだけで寄って来ていた生徒達も、ルーク様が黒髪黒目の忌み子だと知るとすぐに暴言を吐いて離れていったのだ。しかしその出来た友人は、ルーク様が忌み子であると言われる所以である黒髪黒目を綺麗だと言って笑ってくれたのだそう。嬉しそうに話していた友人の名前が、確かユベイルと言っていたはずだ。
ユベイルと名前を聞いたルーク様の表情は安堵と期待に満ちており、私はほっと胸を撫で下ろした。
翌日以降、ルーク様の口からユベイルという名前を聞くことが多くなった。
今日は剣の授業でペアになっただとか昼食を一緒にとっただとか、そんな他愛のない関わりを毎日少しずつ増やしていっているようで、ルーク様の表情は日に日に明るくなっていく。相変わらず通学以外この離宮から出ることは出来ないが、それでもルーク様は今まで以上に幸せだったのだと思う。
しかしそんな幸せは長くは続かなかった。
【使用人エイダン視点】
ルーク様が、亡くなった。
次の満月を見ることもなく、彼は逝ってしまった。
この地に来てから三年間、ルーク様が使っていたベッドに彼の姿はもうない。晩年はずっとこのベッドの上で一人過ごされていたが、時折窓の外を見る彼の表情がとても寂しそうで、今もその光景が脳裏に焼きついている。
私の名前はエイダン、この地に来る五年程前からルーク様付きの執事をしている。
「ルーク様」
呼び慣れた、けれどもう呼ぶことのできない主人の名前を呼ぶ。主人のいなくなった部屋に虚しく響く声。亡くなる前も亡くなる時も泣くまいと気を張っていたのに、貴方の姿が見えないだけでこんなにも胸が苦しく、涙が溢れてしまう。
数時間前までは確かにここで生きていた。生きて、話をしていたはずなのに、結局彼は朝を待たず、一人で逝ってしまった。
あの華奢で小柄な身体にどれほどの痛みを、苦しみを、辛さを、そして寂しさを抱えていたのだろう。あんなにも優しい彼をどうして一人で逝かせてしまったのか、どうして私はそばにいなかったんだと悔やまれる。けれどそれは彼の――他でもないルーク様自身が願ったことだったから私達はあの瞬間彼を一人にしたのだ。
十年前、初めて会った時は彼に対してこんな気持ちを抱くなんて想像もしていなかった。
この国では黒という色は特別な意味を持つ。勿論悪い意味で、である。そんな黒を髪と瞳に持つルーク様は王都では『忌み子』と呼ばれ、嫌煙されていた。
現王の第三王子として生を受けた彼は、生まれた瞬間から周囲の人間に疎まれて育った。唯一第二王子であるウィリアム様だけはルーク様のことを疎まず、ことあるごとに世話を焼いていたらしい。どんな見た目をしていても、彼にとっては弟というだけで可愛かったのかもしれない。周囲に恵まれなかったルーク様にとって兄であるウィリアム様は、あの時までは確かに一番近くにいて信頼できる味方だった。
「ごめん、俺はもう……ルークのそばにはいられない。だからお前がついていてやってくれ」
私は元はウィリアム様の世話役だった。
二年という期間が、私が世話役としてウィリアム様と一緒にいた期間である。その短い期間でどうやら私はウィリアム様に信頼に値する男だと認識されたようだ。もしかすると『忌み子』として忌み嫌われていたルーク様に対する私の態度が気に入られたのかもしれない。
ウィリアム様には婚約者がいた。婚約者は隣国の第一皇女で、今年入学した学園を卒業し次第結婚する事になっている。婚約者の第一皇女が来年留学という形で同じ学園に通い始めるそうなのだが、どうやら国王陛下や宰相達は王族に『忌み子』がいることを余程公にはしたくないのだろう。存在自体をなかったことにするため、ルーク様を離宮へと隔離することを決めたのだと言う。その上離宮には国王以外の王族、そして離宮に移る使用人以外は立ち入り禁止とする旨を伝えられたという彼は、今後は私にルーク様を託したいということだった。
ウィリアム様は泣いていた。もう二度と会うことが出来ないかもしれない弟を思って、涙を流していた。
それは切ないながらも、とても綺麗で美しい雫だった。
ルーク様の人生が最も変化したのは、彼が十六の頃だった。
この国では十六になると貴族も王族も庶民も例外なく王立の学園、もしくは地方の学校に通わなければならないとされている。それはルーク様も例外ではなく、十六になる年には王立の学園に行く許可が下り、彼は漸く離宮から出ることが叶ったのである。しかしその頃にはウィリアム様は既に結婚し、隣国へと婿入りしてしまっていたので会うことは叶わなかった。
後で知ったことだが、ルーク様の存在を良しとしない宰相達にとって、ルーク様を庇護しようとするウィリアム様の存在が邪魔だったために体のいい厄介払いとして隣国への婿入りをさせたのだという。この国の宰相達は王子達をなんだと思っているのだろうか。
「ねえエイダン……僕、本当に学校に通っても良いのかな?」
「ええ、陛下もそのように仰っておりましたよ。制服、よくお似合いです」
「本当?ありがとう」
人よりも大分小柄なルーク様は少し大きい制服に袖を通して、とても嬉しそうに笑った。花が綻ぶようなとはこのような笑顔のことをいうのだろう。
彼が嬉しそうに袖を通した制服は、王家騎士団の団長をしているルイスがウィリアム様から預かっていた彼のお古の制服を、綺麗にクリーニングしてサイズを調整したものである。国王陛下は兎も角、宰相や大臣達がルーク様に新しい制服を与えるだろうかと危惧していたウィリアム様が、ご自身の二着あるうちの一着を殆ど使わずにとっておき、それをルイスに手渡していたと聞いた時は涙が出そうになった。お陰でこうして綺麗な制服を着ることができている。
だからこそ余計に制服姿のルーク様の姿を一番楽しみにしていたウィリアム様にこの姿を見せられなかったことが本当に悔やまれるのだ。
そうしてルーク様が学園に通い始めてひと月後、国王陛下が離宮を訪れた。彼らが初めて邂逅した瞬間だった。
「ルークか……?」
ルーク様を前に、陛下は目を見開いて声を震わせながらそう言った。
「は、はい」
「そうか……そうか……っ」
ルーク様が戸惑いがちに首肯すると、陛下の声はますます震える。色々な思いを噛み締めたような声色と表情に、見ているこちらの胸も僅かばかり熱くなった。
「あの……大丈夫、ですか?」
「っ、ああ……大丈夫だ。少し目にゴミが入ってしまったようでな……気にしないでおくれ」
陛下はそう言いながら目元を袖で拭い、微笑んだ。
私はその瞬間、ルーク様は決して望まれなかった子どもではなかったのだと確信した。第二王子であるウィリアム様同様、父であるこの方も確かにルーク様のことを気にしておられたのだ。しかしその立場故、忌み子とされる黒髪黒目のルーク様に会うことが出来ず、今まさにやっとこうして会うことが出来たのだろう。
「ルーク、今まで会いに来れずにすまなかった。父親として何もしてやれず、本当に申し訳ない」
「い、いえ、大丈夫です」
ルーク様はどこか緊張した面持ちで陛下を見つめている。どうしたらいいかわからない、彼の顔にはそうはっきりと書かれていた。
陛下がここを訪れた理由は、ルーク様ととある方との婚約が成立したという話をするためだった。そのとある方というのが、現在ルーク様が通っていらっしゃる学園の同級生であるユベイルという青年である。彼はとても珍しい光属性の魔力を持ち、その魔力量も国で一番だと言われるほどなのだとか。
王族に彼の血を取り入れる為に婚約者に適任の人物を探したのだが、現在の王族に婚約者のいない者はルーク様以外いない。二人は同性ではあるが、王族に伝わる秘薬を使用すれば同性であっても子どもを成すことができるため、偶々同い年であり婚約者のいないルーク様にお鉢が回って来たのだという。
あれもこれも全てがあの腹黒宰相の思う壺だと思うと虫唾が走る。色々あったとはいえ現国王が優しすぎるが為に、王妃リディアナの実父である宰相の思い通りに動かされるお飾りの人形となってしまっている現実をまざまざと見せられて吐き気がした。国王陛下は本当は王になるはずの方ではなかったので仕方ないかもしれないが、ルーク様の使用人である私からすればそこにどんな事情があろうとも同情の余地はない。
「ユベイル……そう、ですか……彼が」
「ああ……このようなことになってしまって申し訳なかった」
「いえ、婚約者がユベイルでよかったです」
ルーク様のその物言いと表情に、そういえばと思い出した。
学園に通い始めてすぐの頃、ルーク様は毎日落ち込んだように帰って来ていたのだが、ある日を境に少しずつ笑顔で帰ってくることが増えたのである。聞けば、友人が出来たのだとか。
通い初めの頃は王子というだけで寄って来ていた生徒達も、ルーク様が黒髪黒目の忌み子だと知るとすぐに暴言を吐いて離れていったのだ。しかしその出来た友人は、ルーク様が忌み子であると言われる所以である黒髪黒目を綺麗だと言って笑ってくれたのだそう。嬉しそうに話していた友人の名前が、確かユベイルと言っていたはずだ。
ユベイルと名前を聞いたルーク様の表情は安堵と期待に満ちており、私はほっと胸を撫で下ろした。
翌日以降、ルーク様の口からユベイルという名前を聞くことが多くなった。
今日は剣の授業でペアになっただとか昼食を一緒にとっただとか、そんな他愛のない関わりを毎日少しずつ増やしていっているようで、ルーク様の表情は日に日に明るくなっていく。相変わらず通学以外この離宮から出ることは出来ないが、それでもルーク様は今まで以上に幸せだったのだと思う。
しかしそんな幸せは長くは続かなかった。
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