雛希くんのパパ活日記

雛希くんとパパ活

　僕は、お金が欲しいとか、贅沢がしたいとか、そんな理由のためにパパ活をしているわけじゃない。
　もちろん、ほとんどのパパたちは対価としてお小遣いをくれるけど、そんなものがなくたって僕はパパたちと会うしセックスをする。
　僕にとって最も必要なのは、パパたちとのセックスそのものだからだ。

　男の人といやらしいことがしてみたいと思うようになったのは中学生に上がった頃。四つ上の幼なじみの部屋でエッチな動画を観た時。
　何人もの男優に身体を弄ばれて喘ぐ女優に、自分を重ねた。
　自分もこんな風に扱われてみたいと身体が……おしりが疼いた。
　僕は、男の人に抱かれたい。
　それを自覚して、ついにパパ活に手を出したのは半年前。十六歳になってすぐだった。
　それからもう何人の男の人を知っただろう。
　今の僕はすっかり、セックスなしではいられない身体になってしまった。