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第一章/進級試験―狩り―
プロローグ
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「うわっ。可愛いっ。誰っスかこの子!」
ドヤドヤと仲間たちが集まってきた。
数人の長身の男たちに囲まれると、ベンチに座ったままのレイチェルの姿は周囲からは見事に隠れてしまう。
(うわ、急にワラワラ湧いてきたな!)
「顔ちっちゃ! 色、白ぉい。チョット立ってみて君。うわ、腰の位置たっけっ! 手脚も長いし、君ハーフかなんか?」
酔っ払いたちに囲まれて身体をベタベタと触られる。
「こんな夜中に何してんの? 君未成年でしょ。危ない人に連れて行かれちゃうよ?」
確かに人間でいうとレイチェルの見た目は現在十八歳くらい。
でもオマエらの数倍は軽く生きてるけどね。
レイチェルは濡れたような黒い瞳を潤ませきゅっと唇を噛むと、ふるふると身体を震わせながら上目遣いに男たちを見上げた。
「あの……ボク、帰りたくなくて……ッ」
ちなみに『行くところがなくて困ってるの。助けて、おじさんたち』というプチ家出設定でいこうと思う。
「君、……っ」
瞳を合わせるなり男たちは次々と目に見えて色めき立った。
ゴクリと生唾を飲む音が聞こえてくる。
一人の男が手を伸ばしてレイチェルの腕を掴んだ。
「あ、ン。いたい、……や」
かよわい声でピクンと身体を震わせビクビクした風に見上げると、男たちの目の色が変わる。
ギラギラとした雄の、見慣れたソレ。
レイチェルの魅了眼で我を忘れた男たちが、一旦顔を見合わせて下卑た笑みを浮かべ合った。
乱暴に腕を引かれて閑散とした夜の公園に連れ込まれる。
「あっ、ぃやだ……っ!」
お決まりの文句で嗜虐心を煽りながら、頭の中では別のことを考えていた。
スーツ姿の男たちの黒い頭を順に目で追う。
(いち、にい、さん、しい、ご……? ちょうど五人!? キタァ――――ッ!!)
レイチェルはくわっと目を見開き、内心ガッツポーズをした。
(吸いすぎない。咬みつかないっ! 吸いすぎない。咬みつかないっ! 赤はナシ! 白だけっ!)
(イケル! オレはやればできる子!)
レイチェルはオマジナイのように何度も頭の中でそう繰り返す。
「暴れないで。じっとしていれば酷いことはしないよ……」
耳元で痺れるような低く甘いバリトンが囁いた。
無駄にいい声にぞくっと肌が粟立つ。
「ほんと……に?」
「ああ、本当だ。君を気持ち悦くしてあげたいだけだよ」
(ウソばっかり)
「あっ、やだぁっ」
背後から身体を押しつけられて、するりとシャツをたくし上げて潜り込んだ大きな手がレイチェルの身体を扇情的に撫でまわす。
「ここ、気持ち悦いかい?」
コリコリと既に勃ち上がった胸の尖りを強弱をつけて捏ねられて、ビクッと身体が跳ねる。
(……コイツ、上手いっ!?)
「ひゃっ! ぁ、ん、キモチイィ……っ」
たちまち痺れるような快楽に引きずり込まれながら、思わず甘い声で喘ぐと、ゴクリと息を呑む気配が周囲に立ちこめる。
背後の密着した男の股間は既に張りつめており、レイチェルのお尻にボトム越しにグイグイと押しつけてくる。
「あの、……当たってます」
「わざと当てているんだよ」
レイチェルが怯えたように言うと社長はよけいに興奮したようにねっとりとした声音を耳元へと落とした。
周囲で見ている男たちは『も、オレら我慢できませんっ!』と自らを慰め始めた。
「君、すごく可愛いよ。コレ、脱いでしまおうね」
「あぁ……っ」
手慣れた様子でベルトを緩められ、黒いボトムがストンと足元に落ちた。
露わになったレイチェルの自慢の身体に男たちの視線が舐めるように絡みつく。
「おや? もうこんなだよ。いけない子だね。胸だけで感じてしまったのかな」
クチュリ……ッと下着ごと自身を握り込まれて、湿った淫猥な音を聞く。
レイチェルは恥ずかしそうにぎゅっと目を閉じ、身を縮めてみせた。
「欲しいかい? オネダリしてごらん」
「あっ、あっ、やあぁっ!」
グイグイとスーツ越しに昂りを押しつけられて、レイチェルは本当に欲しくなって涙ぐむ。
快楽を知る蕾は既に淫らに収縮を繰り返していた。
「あ、ん。ボクもぉ、欲しぃ。いれて……。おじさんの、おっきぃの……チョウダイ」
腰を突き出していつものようにねだると、男はゆっくりとスラックスの前を寛がせると、見せつけるように怒張した男根を取り出した。
(はあ? デッカ……ッ)
「やっ! あっ、ひっ、アァ――ッ!」
グチュウ……、スブブブッ!
猛った凶器を強引に突き込まれて、入り口の粘膜がめくれ上がるような感覚にレイチェルは思わず悲鳴をあげた。
(ナニそのサイズ。人間のくせに……!)
しかも慣らしもせずにいきなり挿入した。
(コイツ鬼畜だ。ワルイ人間だッ! そんなサイズいきなり挿れるとか、淫魔じゃなかったら裂けてるよ!)
「オラ、騒ぐんじゃねぇよ! 口ん中コレでもつめとけ!」
「んぶっ、ぅんむーっ!」
見ているだけでは飽き足らなくなった一人の男が、自らで扱いていた猛った肉棒をレイチェルの口に突っ込んだ。
「しっかり咥えろよっ!」
「いいね。君の胎内、キュウキュウと締めつけて、熱くてトロトロで最高だ。下手な女の子より締まりがよくてクセになりそうだ。君は、男を知っている身体をしているね……」
挿入しながら背後から抱きしめて耳元で囁かれて、ぞくんっと背中が反り返った。
「あっ、いや、あんっ、あぁ! も、イ……クッ、イッチャウッ!」
「すげっ、これムービー撮ってっけど、すげぇよ! コレ4Pとかあっ! 絶対高く売れるって~ッ!」
もう一人の男は自慰をしながら片手でスマホを向けて、興奮したようにそう叫んだ。
「ひっ、や、やだァっ。撮らないでぇっ! あんっ、はああっ、ゆるしてえぇ~ッ!」
本当は別に撮られても問題ない。
再生したところで映ってはいないだろう。
魔族は人間界の鏡にだって映らないし、カメラやビデオにもその姿を収めることはできないのだ。
(せいぜい故障と思って悔しがればいい)
「すごい締めつけだ。胎内に出すよ? ……さあ、ご馳走だ。よく味わうといい」
一瞬目を合わせた社長が、妙に気になる言いまわしをした。
(……今、なんて?)
レイチェルは偽りの黒い瞳を大きく見開いた。
ドヤドヤと仲間たちが集まってきた。
数人の長身の男たちに囲まれると、ベンチに座ったままのレイチェルの姿は周囲からは見事に隠れてしまう。
(うわ、急にワラワラ湧いてきたな!)
「顔ちっちゃ! 色、白ぉい。チョット立ってみて君。うわ、腰の位置たっけっ! 手脚も長いし、君ハーフかなんか?」
酔っ払いたちに囲まれて身体をベタベタと触られる。
「こんな夜中に何してんの? 君未成年でしょ。危ない人に連れて行かれちゃうよ?」
確かに人間でいうとレイチェルの見た目は現在十八歳くらい。
でもオマエらの数倍は軽く生きてるけどね。
レイチェルは濡れたような黒い瞳を潤ませきゅっと唇を噛むと、ふるふると身体を震わせながら上目遣いに男たちを見上げた。
「あの……ボク、帰りたくなくて……ッ」
ちなみに『行くところがなくて困ってるの。助けて、おじさんたち』というプチ家出設定でいこうと思う。
「君、……っ」
瞳を合わせるなり男たちは次々と目に見えて色めき立った。
ゴクリと生唾を飲む音が聞こえてくる。
一人の男が手を伸ばしてレイチェルの腕を掴んだ。
「あ、ン。いたい、……や」
かよわい声でピクンと身体を震わせビクビクした風に見上げると、男たちの目の色が変わる。
ギラギラとした雄の、見慣れたソレ。
レイチェルの魅了眼で我を忘れた男たちが、一旦顔を見合わせて下卑た笑みを浮かべ合った。
乱暴に腕を引かれて閑散とした夜の公園に連れ込まれる。
「あっ、ぃやだ……っ!」
お決まりの文句で嗜虐心を煽りながら、頭の中では別のことを考えていた。
スーツ姿の男たちの黒い頭を順に目で追う。
(いち、にい、さん、しい、ご……? ちょうど五人!? キタァ――――ッ!!)
レイチェルはくわっと目を見開き、内心ガッツポーズをした。
(吸いすぎない。咬みつかないっ! 吸いすぎない。咬みつかないっ! 赤はナシ! 白だけっ!)
(イケル! オレはやればできる子!)
レイチェルはオマジナイのように何度も頭の中でそう繰り返す。
「暴れないで。じっとしていれば酷いことはしないよ……」
耳元で痺れるような低く甘いバリトンが囁いた。
無駄にいい声にぞくっと肌が粟立つ。
「ほんと……に?」
「ああ、本当だ。君を気持ち悦くしてあげたいだけだよ」
(ウソばっかり)
「あっ、やだぁっ」
背後から身体を押しつけられて、するりとシャツをたくし上げて潜り込んだ大きな手がレイチェルの身体を扇情的に撫でまわす。
「ここ、気持ち悦いかい?」
コリコリと既に勃ち上がった胸の尖りを強弱をつけて捏ねられて、ビクッと身体が跳ねる。
(……コイツ、上手いっ!?)
「ひゃっ! ぁ、ん、キモチイィ……っ」
たちまち痺れるような快楽に引きずり込まれながら、思わず甘い声で喘ぐと、ゴクリと息を呑む気配が周囲に立ちこめる。
背後の密着した男の股間は既に張りつめており、レイチェルのお尻にボトム越しにグイグイと押しつけてくる。
「あの、……当たってます」
「わざと当てているんだよ」
レイチェルが怯えたように言うと社長はよけいに興奮したようにねっとりとした声音を耳元へと落とした。
周囲で見ている男たちは『も、オレら我慢できませんっ!』と自らを慰め始めた。
「君、すごく可愛いよ。コレ、脱いでしまおうね」
「あぁ……っ」
手慣れた様子でベルトを緩められ、黒いボトムがストンと足元に落ちた。
露わになったレイチェルの自慢の身体に男たちの視線が舐めるように絡みつく。
「おや? もうこんなだよ。いけない子だね。胸だけで感じてしまったのかな」
クチュリ……ッと下着ごと自身を握り込まれて、湿った淫猥な音を聞く。
レイチェルは恥ずかしそうにぎゅっと目を閉じ、身を縮めてみせた。
「欲しいかい? オネダリしてごらん」
「あっ、あっ、やあぁっ!」
グイグイとスーツ越しに昂りを押しつけられて、レイチェルは本当に欲しくなって涙ぐむ。
快楽を知る蕾は既に淫らに収縮を繰り返していた。
「あ、ん。ボクもぉ、欲しぃ。いれて……。おじさんの、おっきぃの……チョウダイ」
腰を突き出していつものようにねだると、男はゆっくりとスラックスの前を寛がせると、見せつけるように怒張した男根を取り出した。
(はあ? デッカ……ッ)
「やっ! あっ、ひっ、アァ――ッ!」
グチュウ……、スブブブッ!
猛った凶器を強引に突き込まれて、入り口の粘膜がめくれ上がるような感覚にレイチェルは思わず悲鳴をあげた。
(ナニそのサイズ。人間のくせに……!)
しかも慣らしもせずにいきなり挿入した。
(コイツ鬼畜だ。ワルイ人間だッ! そんなサイズいきなり挿れるとか、淫魔じゃなかったら裂けてるよ!)
「オラ、騒ぐんじゃねぇよ! 口ん中コレでもつめとけ!」
「んぶっ、ぅんむーっ!」
見ているだけでは飽き足らなくなった一人の男が、自らで扱いていた猛った肉棒をレイチェルの口に突っ込んだ。
「しっかり咥えろよっ!」
「いいね。君の胎内、キュウキュウと締めつけて、熱くてトロトロで最高だ。下手な女の子より締まりがよくてクセになりそうだ。君は、男を知っている身体をしているね……」
挿入しながら背後から抱きしめて耳元で囁かれて、ぞくんっと背中が反り返った。
「あっ、いや、あんっ、あぁ! も、イ……クッ、イッチャウッ!」
「すげっ、これムービー撮ってっけど、すげぇよ! コレ4Pとかあっ! 絶対高く売れるって~ッ!」
もう一人の男は自慰をしながら片手でスマホを向けて、興奮したようにそう叫んだ。
「ひっ、や、やだァっ。撮らないでぇっ! あんっ、はああっ、ゆるしてえぇ~ッ!」
本当は別に撮られても問題ない。
再生したところで映ってはいないだろう。
魔族は人間界の鏡にだって映らないし、カメラやビデオにもその姿を収めることはできないのだ。
(せいぜい故障と思って悔しがればいい)
「すごい締めつけだ。胎内に出すよ? ……さあ、ご馳走だ。よく味わうといい」
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