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おまけ【完結後のオファニエロ×ケルビラ】『オトナの時間』(※ネタバレ注意!)シナリオ調
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※突発的に妄想を30分で書き殴ったモノなので本当に気軽に読んでください。
Twitterで上げようと思ったけどどうしてもルビを入れたかったのでコチラで!
シナリオ調。
(本編はちゃんとした三人称一視点の小説の文体となっております)
――――――――
【Ange noir】本編終了後、数日後。
オファニエロ「随分と疲れた表情をしてますね」
深夜、ケルビラの自室を訪れ紅茶を入れてから隣に座るオファニエロ。(でっかいソファー)
ケルビラ「…………どうして、あんな奴が」
ソファーに浅く腰掛けているケルビラ。
両拳を握りしめ、項垂れてぎゅっと唇を噛み締めている。
オファニエロ「酷いクマだ……、眠れていないのですか?」
そんなケルビラをそっと覗き込み目元をするりと長い指先でなぞるオファニエロ。
心配そうな表情だが、目は閉じたまま。
ケルビラ「……ッ! 当たり前だろう。あんな奴があの方の『護り手』なんて! 絶対に相応しくない!」
淡い褐色の髪を乱して弾けるように紅潮した顔を上げて叫ぶケルビラ。
緋色の瞳は潤んでいる。
オファニエロ「……ケルビラ。あの方の決定は絶対です。聞き分けなさい」
ケルビラ「……ッ。子供に言い聞かせるような口調はやめろ! お前は、いつもそうやって俺を」
オファニエロ「貴方をあやすのは私の役目でしょう。昔から、ね」
ケルビラ「……ッ」
息を呑むケルビラの見開いた緋色の瞳に、ゆっくりと開かれる翡翠の眼が映る。
ケルビラ「やめろ、……俺を視るな」
ケルビラが情けない表情でふるふるとかぶりを振る。
オファニエロ「いつものようにあやして欲しいですか? それとも今日はお仕置きの方がいいでしょうか」
するりと淡い褐色の髪を梳く大きな手に、ケルビラは頼りない瞳を揺らす。
ケルビラ「そんなこと、言わせるな……ッ」
――分かっているくせに。
ケルビラは両腕をゆっくりとオファニエロの首の後ろにまわす。
ケルビラ「うんと酷くしてくれ。何も考えられなくなるくらいに」
吐息のように告げられたオネダリにオファニエロの唇が満足げに弧を描く。
オファニエロ「お望みのままに」
くすりと顔を見合わせてふたりは笑う。
そのまま傾斜していく重なるシルエット。
Fin
………… ニ天使はオトナの関係だと思う!
という話。
2022.3.11
ニコ
Twitterで上げようと思ったけどどうしてもルビを入れたかったのでコチラで!
シナリオ調。
(本編はちゃんとした三人称一視点の小説の文体となっております)
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【Ange noir】本編終了後、数日後。
オファニエロ「随分と疲れた表情をしてますね」
深夜、ケルビラの自室を訪れ紅茶を入れてから隣に座るオファニエロ。(でっかいソファー)
ケルビラ「…………どうして、あんな奴が」
ソファーに浅く腰掛けているケルビラ。
両拳を握りしめ、項垂れてぎゅっと唇を噛み締めている。
オファニエロ「酷いクマだ……、眠れていないのですか?」
そんなケルビラをそっと覗き込み目元をするりと長い指先でなぞるオファニエロ。
心配そうな表情だが、目は閉じたまま。
ケルビラ「……ッ! 当たり前だろう。あんな奴があの方の『護り手』なんて! 絶対に相応しくない!」
淡い褐色の髪を乱して弾けるように紅潮した顔を上げて叫ぶケルビラ。
緋色の瞳は潤んでいる。
オファニエロ「……ケルビラ。あの方の決定は絶対です。聞き分けなさい」
ケルビラ「……ッ。子供に言い聞かせるような口調はやめろ! お前は、いつもそうやって俺を」
オファニエロ「貴方をあやすのは私の役目でしょう。昔から、ね」
ケルビラ「……ッ」
息を呑むケルビラの見開いた緋色の瞳に、ゆっくりと開かれる翡翠の眼が映る。
ケルビラ「やめろ、……俺を視るな」
ケルビラが情けない表情でふるふるとかぶりを振る。
オファニエロ「いつものようにあやして欲しいですか? それとも今日はお仕置きの方がいいでしょうか」
するりと淡い褐色の髪を梳く大きな手に、ケルビラは頼りない瞳を揺らす。
ケルビラ「そんなこと、言わせるな……ッ」
――分かっているくせに。
ケルビラは両腕をゆっくりとオファニエロの首の後ろにまわす。
ケルビラ「うんと酷くしてくれ。何も考えられなくなるくらいに」
吐息のように告げられたオネダリにオファニエロの唇が満足げに弧を描く。
オファニエロ「お望みのままに」
くすりと顔を見合わせてふたりは笑う。
そのまま傾斜していく重なるシルエット。
Fin
………… ニ天使はオトナの関係だと思う!
という話。
2022.3.11
ニコ
応援ありがとうございます!
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