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第22話 僕はついに書きはじめる
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ファミレスの乾いた明かりの下、原稿用紙をひろげる。
おなじHマークのついたペンを持ち、ドリンクバーの最初の1杯、オレンジジュースに口をつける。うっ、すっぱい。
家と学校の中間にあるこの店は、夜遅くまでやっているから、ひとりで執筆するには最適だ。
自分のことを書こう。しかばね先生が教えてくれたんだ。
僕が小説を書こうと思ったあの日から、いまにいたるまでの激動の記録を。……って、大げさ?
でもすごく、いろんなことがあったよね。あんなことやこんなこと、そうだ、彼女のことも……。
思い出しながら、原稿用紙にペンをおろす。
人生最初の小説、その書き出しだ。
緊張して手が震える。だけど……
ついに僕は、書く。
「これは僕の小説。僕の身に起こったことを、僕が書いてる。これから書くことは、すべて本当のこと。だから信じて読んでほしい。」
すごい! 書けたぞ! つづけて、
「僕の名前は白滝オサム、高校1年生。小説を書かないと殺される。
そんなバカな、と思うかもしれない。でも本当なんだ。締切は明日、やばいでしょ。1秒でも遅れたら、あの編集者が絶対許さない。間違いなく殺される。」
そうだ、自分で書いてゾッとする。はやく書かないと。
「編集者ってだれなんだって、思うかもしれない。それはあとで説明する。僕の身に起こったことを書いていけば、必ず出てくるんだから。
それに、あの子もそのうち登場する。僕が小説を書いてる理由は、自分の命だけじゃない、彼女の命のためでもあるんだ。」
糸谷美南さん……彼女のためにも僕は書く。
「だけどまずは、どうしてこんなことになったのか、それから説明しないと。
そもそものはじまりは、しかばね先生だった。」
信じられないスピードだ。たった数秒で十数行も書けた。
ペンを見つめる。Hマークが赤く光る。
「ヘル出版のペンと原稿用紙もあるし、きっと書けるよ」
たしか、しかばね先生はそう言ってたよね。もしかして、これのおかげ?
だとしたら、あの不気味な出版社にも、殺し屋みたいな編集者にも、存在価値はあるってもんだ。
光が見えてきた。このスピードなら締切に間に合うかも。
勢いに乗って、ふたたびペンを走らせる。ガシガシと、これまでのできごとを書いていく。
はじまりはしかばね先生だった。僕は先生の落としたチラシを拾い、小説を書く決意をした。でも書けない。けっきょく先生の小説を公募して、出版社に行って、書かないと殺すと言われた。僕は先生に小説を教わり、そのたびにひとつ、大事なものを失っていき、ついに彼女まで……
そこまで書いて、手を止める。彼女……糸谷美南さんのことを思い出す。あ、彼女とか言っちゃってるけど、先輩なんだよね。つづきを書いていく。
彼女のために書くと決意した僕。先生に、自分のことを書けばいいと教えてもらう。ファミレスにやってきて、ついに小説を書きはじめた。僕はドリンクバーのオレンジージュースを飲み、勢いに乗ってペンを走らせ、「ドリンクバーのオレンジージュースを飲み、勢いに乗ってペンを走らせ」たところまで書いて手が止まった。
あれ? 突然、そこから1文字も書けない。電源をぬかれたロボットみたいに、ペンは生命力を失ってる。どうしたの?
なんとか力をふりしぼり、ナイフで彫るように、原稿用紙に文字を刻む。
「あれ? 突然、そこから1文字も書けないよ。電源をぬかれたロボットみたいに、ペンは生命力を失ってる。どうしたの?
なんとか力をふりしぼり、ナイフで彫るように、原稿用紙に文字を刻む。」
そこまで書いて、また止まる。
わかった。自分のことを書きつくしたんだ。現在まで書いてしまったから、これ以上書けなくなったんだ。つまりここから先は、未来。
だけど僕は、自分の未来を思い描けない。どんな姿か、まったく想像できない。だってこのあとどうなるかなんて、だれにもわからないよ!
一瞬、照明が遮られる。だれかがテーブルの前で、
「閉店30分前になりましたので、ラストオーダーになります」
顔をあげると、痩せすぎの男が立っている。ああ、ファミレスの店員だ。
「あ、いらないです……」
いつのまにか時間がたってた。いま、11時30分。店員はほかのテーブルへ移動していく。見まわすと、店内は閑散として、まるで雨の日の動物園みたい。
僕はため息をついて、いま起こったことを書く。店員が来て、ラストオーダーを聞いてきた。
わずか数行。すぐにペンは動かなくなって、また空白の時間がつづく。
まずい。こんなこと繰り返してられない。起こることをチビチビ書いていくだけじゃ、いつまでたっても小説は完成しないよ!
そのとき、また照明が遮られる、僕の前にだれか立ってる。
「いらないですよ」
原稿をにらんだまま、つぶやく。
「なんだ? 命がいらないってか?」
ハッとする。頭の回線がショートしたような鮮烈。その声は……。
顔をあげる。目の前に殺し屋が!
違った、卸屋だ。ヘル出版の編集者が、テーブルの前に立ってる。
「お、おろしやさん……」
「おう」
でも、そう言ったまま、編集は動かない。なぜだろう、全身から殺気がみなぎり、いまにも飛びかかってきそうな雰囲気なのに、1歩も動こうとしない。
「えーと、あの……」
「なんだ」
「書いてます」
「だろうな。書き終わったのか」
「い、いますごくいい感じなんです、スラスラ進んで、きっと卸屋さんにもらったペンと原稿用紙のおかげなんだと思います」
「おう」
そう言って編集者は、ぶるぶるっと体を震わせる。この震えはなに? 店内は寒くないんだよ。意味不明な武者震いがよけいに怖い。
「ですから、このまま書いていれば、明日の締切までに間に合うと思うんです」
「明日の締切、か」
「はい、間違ってないですよね、締切は明日ですよね」
「締切は明日だ」
機械的な返事、なんでこんな言い方をするの?
「明日までに書き終わればいいんですよね」
「締切は明日だ」
まるでロボットのように決められた返事。微動だにしない姿勢。だけど全身から立ちのぼる湯気のような殺気は、ただごとじゃない。
「い、いったい、なんなんですか?」
編集は引きつりながらニヤリと笑い、腕時計を見る。
「なんなんですか!」
編集が腕を前に出し、僕を制する。「待て」をされた犬のように、僕は動けない。
編集も腕時計を見たままで、僕たちふたりはまるでリモコンの一時停止を押されたみたいに、固まったまま。時間だけがすぎていく。
カチリ。
どこかで音がした。
「よし」編集が顔をあげる。「いまからおまえを殺す」
「なんでですか!」
「たったいま、日付が変わった。締切だ」
さっきのカチリは時計の針の音? でも、
「つまり今日が締切ですよね、今日はまだ、24時間ありますよ!」
「おまえはアホか」
「はい」
「いいか、レストランに入って注文したが、いつまでたってもメシは来ねー。どうする?」
「えーと、『注文したものまだですか』って……」
「聞くだろう。なのに何時間たっても来ねーんだ。ようやく閉店まぎわに『できました』って言われたら、どうする?」
「こ、こまりますね」
「こまるどころじゃねー。おまけにシェフが、営業時間内にできればそれでいいだろって態度だったら、だれだってそのシェフ刺すだろうが」
「刺しはしませんけど……」
「いいか」編集はスーツの内ポケットに手を入れる。「今日が締切だ。今日中にできればいいんじゃねー、いますぐに出すんだ。出せないなら……」
ナイフを取り出す。スーツにすれて、シューッとヘビのような音がする。
「さっきの話でいうと、おまえはシェフだ。時間ギリギリに出されたら刺されてもしかたないって、おまえも言っただろう」
「言ってませんよ!」
「言っても言わなくてもおなじだ!」
ナイフをふりあげ、編集がテーブルを乗りこえようと、
「あの、お客様、閉店時間です」
見ると、さっきの痩せすぎ店員がのんきに立ってる。ああ、バカ!
編集は、乗せた片足をもどし、店員の前にズイと立つ。
すさまじい目つき。やばいよ……。
「卸屋さん、その人は店員ですよ、シェフじゃないですよ」
「だからなんだ!」
ナイフをふりあげる。
おなじHマークのついたペンを持ち、ドリンクバーの最初の1杯、オレンジジュースに口をつける。うっ、すっぱい。
家と学校の中間にあるこの店は、夜遅くまでやっているから、ひとりで執筆するには最適だ。
自分のことを書こう。しかばね先生が教えてくれたんだ。
僕が小説を書こうと思ったあの日から、いまにいたるまでの激動の記録を。……って、大げさ?
でもすごく、いろんなことがあったよね。あんなことやこんなこと、そうだ、彼女のことも……。
思い出しながら、原稿用紙にペンをおろす。
人生最初の小説、その書き出しだ。
緊張して手が震える。だけど……
ついに僕は、書く。
「これは僕の小説。僕の身に起こったことを、僕が書いてる。これから書くことは、すべて本当のこと。だから信じて読んでほしい。」
すごい! 書けたぞ! つづけて、
「僕の名前は白滝オサム、高校1年生。小説を書かないと殺される。
そんなバカな、と思うかもしれない。でも本当なんだ。締切は明日、やばいでしょ。1秒でも遅れたら、あの編集者が絶対許さない。間違いなく殺される。」
そうだ、自分で書いてゾッとする。はやく書かないと。
「編集者ってだれなんだって、思うかもしれない。それはあとで説明する。僕の身に起こったことを書いていけば、必ず出てくるんだから。
それに、あの子もそのうち登場する。僕が小説を書いてる理由は、自分の命だけじゃない、彼女の命のためでもあるんだ。」
糸谷美南さん……彼女のためにも僕は書く。
「だけどまずは、どうしてこんなことになったのか、それから説明しないと。
そもそものはじまりは、しかばね先生だった。」
信じられないスピードだ。たった数秒で十数行も書けた。
ペンを見つめる。Hマークが赤く光る。
「ヘル出版のペンと原稿用紙もあるし、きっと書けるよ」
たしか、しかばね先生はそう言ってたよね。もしかして、これのおかげ?
だとしたら、あの不気味な出版社にも、殺し屋みたいな編集者にも、存在価値はあるってもんだ。
光が見えてきた。このスピードなら締切に間に合うかも。
勢いに乗って、ふたたびペンを走らせる。ガシガシと、これまでのできごとを書いていく。
はじまりはしかばね先生だった。僕は先生の落としたチラシを拾い、小説を書く決意をした。でも書けない。けっきょく先生の小説を公募して、出版社に行って、書かないと殺すと言われた。僕は先生に小説を教わり、そのたびにひとつ、大事なものを失っていき、ついに彼女まで……
そこまで書いて、手を止める。彼女……糸谷美南さんのことを思い出す。あ、彼女とか言っちゃってるけど、先輩なんだよね。つづきを書いていく。
彼女のために書くと決意した僕。先生に、自分のことを書けばいいと教えてもらう。ファミレスにやってきて、ついに小説を書きはじめた。僕はドリンクバーのオレンジージュースを飲み、勢いに乗ってペンを走らせ、「ドリンクバーのオレンジージュースを飲み、勢いに乗ってペンを走らせ」たところまで書いて手が止まった。
あれ? 突然、そこから1文字も書けない。電源をぬかれたロボットみたいに、ペンは生命力を失ってる。どうしたの?
なんとか力をふりしぼり、ナイフで彫るように、原稿用紙に文字を刻む。
「あれ? 突然、そこから1文字も書けないよ。電源をぬかれたロボットみたいに、ペンは生命力を失ってる。どうしたの?
なんとか力をふりしぼり、ナイフで彫るように、原稿用紙に文字を刻む。」
そこまで書いて、また止まる。
わかった。自分のことを書きつくしたんだ。現在まで書いてしまったから、これ以上書けなくなったんだ。つまりここから先は、未来。
だけど僕は、自分の未来を思い描けない。どんな姿か、まったく想像できない。だってこのあとどうなるかなんて、だれにもわからないよ!
一瞬、照明が遮られる。だれかがテーブルの前で、
「閉店30分前になりましたので、ラストオーダーになります」
顔をあげると、痩せすぎの男が立っている。ああ、ファミレスの店員だ。
「あ、いらないです……」
いつのまにか時間がたってた。いま、11時30分。店員はほかのテーブルへ移動していく。見まわすと、店内は閑散として、まるで雨の日の動物園みたい。
僕はため息をついて、いま起こったことを書く。店員が来て、ラストオーダーを聞いてきた。
わずか数行。すぐにペンは動かなくなって、また空白の時間がつづく。
まずい。こんなこと繰り返してられない。起こることをチビチビ書いていくだけじゃ、いつまでたっても小説は完成しないよ!
そのとき、また照明が遮られる、僕の前にだれか立ってる。
「いらないですよ」
原稿をにらんだまま、つぶやく。
「なんだ? 命がいらないってか?」
ハッとする。頭の回線がショートしたような鮮烈。その声は……。
顔をあげる。目の前に殺し屋が!
違った、卸屋だ。ヘル出版の編集者が、テーブルの前に立ってる。
「お、おろしやさん……」
「おう」
でも、そう言ったまま、編集は動かない。なぜだろう、全身から殺気がみなぎり、いまにも飛びかかってきそうな雰囲気なのに、1歩も動こうとしない。
「えーと、あの……」
「なんだ」
「書いてます」
「だろうな。書き終わったのか」
「い、いますごくいい感じなんです、スラスラ進んで、きっと卸屋さんにもらったペンと原稿用紙のおかげなんだと思います」
「おう」
そう言って編集者は、ぶるぶるっと体を震わせる。この震えはなに? 店内は寒くないんだよ。意味不明な武者震いがよけいに怖い。
「ですから、このまま書いていれば、明日の締切までに間に合うと思うんです」
「明日の締切、か」
「はい、間違ってないですよね、締切は明日ですよね」
「締切は明日だ」
機械的な返事、なんでこんな言い方をするの?
「明日までに書き終わればいいんですよね」
「締切は明日だ」
まるでロボットのように決められた返事。微動だにしない姿勢。だけど全身から立ちのぼる湯気のような殺気は、ただごとじゃない。
「い、いったい、なんなんですか?」
編集は引きつりながらニヤリと笑い、腕時計を見る。
「なんなんですか!」
編集が腕を前に出し、僕を制する。「待て」をされた犬のように、僕は動けない。
編集も腕時計を見たままで、僕たちふたりはまるでリモコンの一時停止を押されたみたいに、固まったまま。時間だけがすぎていく。
カチリ。
どこかで音がした。
「よし」編集が顔をあげる。「いまからおまえを殺す」
「なんでですか!」
「たったいま、日付が変わった。締切だ」
さっきのカチリは時計の針の音? でも、
「つまり今日が締切ですよね、今日はまだ、24時間ありますよ!」
「おまえはアホか」
「はい」
「いいか、レストランに入って注文したが、いつまでたってもメシは来ねー。どうする?」
「えーと、『注文したものまだですか』って……」
「聞くだろう。なのに何時間たっても来ねーんだ。ようやく閉店まぎわに『できました』って言われたら、どうする?」
「こ、こまりますね」
「こまるどころじゃねー。おまけにシェフが、営業時間内にできればそれでいいだろって態度だったら、だれだってそのシェフ刺すだろうが」
「刺しはしませんけど……」
「いいか」編集はスーツの内ポケットに手を入れる。「今日が締切だ。今日中にできればいいんじゃねー、いますぐに出すんだ。出せないなら……」
ナイフを取り出す。スーツにすれて、シューッとヘビのような音がする。
「さっきの話でいうと、おまえはシェフだ。時間ギリギリに出されたら刺されてもしかたないって、おまえも言っただろう」
「言ってませんよ!」
「言っても言わなくてもおなじだ!」
ナイフをふりあげ、編集がテーブルを乗りこえようと、
「あの、お客様、閉店時間です」
見ると、さっきの痩せすぎ店員がのんきに立ってる。ああ、バカ!
編集は、乗せた片足をもどし、店員の前にズイと立つ。
すさまじい目つき。やばいよ……。
「卸屋さん、その人は店員ですよ、シェフじゃないですよ」
「だからなんだ!」
ナイフをふりあげる。
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