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第三章 メスに染められて

第四十五話 女としてのオ〇ニー(3)

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 クリトリスからの快楽は、強い空しさ訴えてくる。

(子宮……からっぽ。何も、入ってないの)

 キュンキュンと引き締まる、あそこからドロドロと湧き上がる欲望が、あたしを突き動かす。
 心に溜まっていくのは、たった一つの、女の欲情の根源から来るメッセージだ。

(ほしい……誰かの精液が……白い、トロトロした精液が……)

 本能の求めるもの。

 どんなに言いつくろっても、言い訳してもこの衝動を否定できないのは、あたしがもう、魂から女だから。
 心の底からメスの欲望でグツグツに沸き立っているから。

 でも……。

 あたしはまだ知らない。
 おまんこからの快楽を。
 男のものに支配される充足感を。
 指だって、まだ……。

 狂おしいほど、苦しいほど、欲しがっている。

(ご主人様……)

 誰でもいい……わけじゃない。
 守ってくれる男性が欲しい。
 そう思うのは、やっぱりあたしが非力な犯される側の性だから。
 優れた異性つがいを求めてしまうのは、優秀なオスの精子を求めてしまうのは、あたしがメスだから。

(ほら、アカネ。本当にダメな女だよね、アカネは)

 だから、ご主人様の声を想像するだけで、あたしのあそこから愛液が溢れてくる。
 メスの本能が剥き出しになって、腰をより大胆に回してしまう。

「こんなんじゃ……ご主人様の指は、あそこは、こんなんじゃ……」

 あたしは、角でクリちゃんを刺激しながら、ご主人様を夢想する。

 三面鏡に映っているのは、発情しきったロリ娘だ。
 顔を真っ赤にして、目は口は物欲しそうに欲望を体現している。

 胸もピンと張っている。
 ネコミミも興奮して上に向かって伸びている。

(お願い、あたしを食べて。あたしのお腹の奥まで、全てを犯しつくして)

 内臓の全てが、男を、ご主人様を求めて躍動する。

 男との違い。

 それは、発情すればするほど、満たされない感覚が積み重なっていくこと。
 襲われる側なのに、食べられてしまうのに、どうにかされてしまうのに、それを本能から求めてしまうこと。
 だから……恥ずかしいところを全て、差し出すのだったら……。

「お願い……ご主人様……あたしを……アカネを……女に……取り返しのつかないくらい、本当の女に……」

 あたしは、狂いそうな欲情のまま、媚びた声で、正直に口にする。
 メスとしての注文おねがいを。
 料理されたいおかされたい本心を。
 
 
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