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第二章 メス化調教

第二十五話 はじめてのフェラ(2)

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『待った』をかけられて五分。

 ご主人様のおちんちんを目の前にお預けを食らってしまった。
 むんとした匂いが鼻孔に広がる。
 何もしていないのに、体の火照りは治まるどころか、勢いを増していく。

(仕方がないの。あたしはご主人様のペットだから、「待った」しなきゃいけないの)

 ちがう。頭で流れているのは、決してあたしの心の声じゃない。

「アカネは本当に、エッチだなぁ。とろけたメスって顔してるよ」

 そんなわけない。そんな顔してない。

「だって、あたしご主人様の立派なおちんちんを前にしたら、我慢なんてできません」

 そんなこと思ってない。
 口が勝手に言っているだけ。

 体だってそう。
 勝手に熱くなっているだけ。

 本当に、それだけなの。
 あたしの真の意志とは関係ないの。
 全ては呪いのせいなの。

「しょうがないなぁ。パンツを下ろすのを許す」

「本当ですか。嬉しいです。ありがとうございます」

 感謝、なんてしてない。
 するわけない。

 でも、あたしの手は喜び勇んで、ご主人様のパンツを下ろしてしまう。
 やだ、はしたないかしら。でも、我慢が……。

 じゃなくて、こんなことしているのは、あたしの意思じゃないの。

 目の前のご主人様のあそこは、ちゃんと反り返っていて、大きくなってくれていて。
 嬉しい……なんて思ってないの。

「これが欲しいんだろ。淫乱のメス奴隷め。もう股間をぐじょぐじょにしやがって」

 そんな……。
 言われるだけで、何か熱いものが股間からこみ上げてくる。
 否定したいのに、なんであたしの体、言うことを聞いてくれないの?

「ほら、触れてみろ。メスとして僕にちゃんとご奉仕するんだ」

「はい……」

 トクン。

 初めての行為を前に、顔がかーっと熱くなる。
 あたしの優しいご主人様が許可をくれた。
 あたしは、そーっと温めた指を、ご主人様の逞しいあそこに近づけていく。

(ダメ……欲しがってはダメ)

 触れた途端、雄々しいイチモツから暖かな感触が伝わってくる。 
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