【R18】注文の多い料理店【TS】ー完結ー

ジオラマ

文字の大きさ
上 下
13 / 54
第一章 メス堕ち前夜

第十三話 胸からの女体化(2)

しおりを挟む
 甘ったるい痺れが充満して、体から力が抜けていく。
 暴力的な快楽の嵐が、敏感になった体を蹂躙じゅうりんする。
 止めどなく湧き上がる熱気が、胸から体の奥へ、さらに奥へと流れていく。
 乳首からの鋭くも甘ったるい切なさが、心と体を蝕んでいく。

 あまりの脱力感に座ってさえいられなくなり、床に仰向けに転がってしまう。
 フローリングのひんやりとした触感が、背中とお尻、太ももから伝わってくる。

「だめっ。飲まれてはだめ。流されてはだめ」

 ブラさえ外せば何とかなる。
 そう思って、背中に手を伸ばすが、フックが固まって外れない。
 どう足掻あがいても、メス化のエキスが乳首から胸へと注入されていくのを止めることができない。

 股間が空しくうずき、たまらず太ももを擦り合わせる。
 寝返りを打ちながら、体をくねらせてしまう。
 乳首から狂おしいほど切ない甘さが、絶え間なくじわじわと沸き上がる。

(特製クリームもだいぶ効いてきたみたいね。あれだけ沢山塗ったんですもの。体の隅々まで、即効性の媚薬と女性ホルモンでビチョビチョよ。だから、これからもっともっと発情していくわ。淫乱な女の子として。エッチなメスとして)

「ちが……ぅぁ……ぁん……」

 反論しようとしても呂律が回らない。
 逆に、自分のものとは信じられない、かすれた少女の喘ぎ声が、自分の口から漏れてしまう。
 恥ずかしくなって慌てて口を塞ぐが、感じている女の声を止められない。

(いいことを教えてあげる。変化は体だけじゃないの。あなたの心も、メスに変わってきているのよ)

「心も?」

 あり得ない。ぼくは心は、心だけは、変わらない。

(いいえ。心は体の奴隷なのよ。体がメスに染まれば染まるほど、あなたの心も引きずられて女になっていくの。正真正銘のメスになっていくの)

「そんな……ぁんっ」

 ぼくは快楽に浮かされながらも、かろうじて首を振る。

(そうよ。可愛らしい声。オスに媚びて、エッチに誘うメスの声そのものよ。もっと感じなさい。乳房からの快楽を。乳首からくるとろけるような女の悦びを。そしてあなたの心はもっと染まるの。女の色にね)
しおりを挟む
感想 16

あなたにおすすめの小説

OLサラリーマン

廣瀬純一
ファンタジー
女性社員と体が入れ替わるサラリーマンの話

リアルフェイスマスク

廣瀬純一
ファンタジー
リアルなフェイスマスクで女性に変身する男の話

ビキニに恋した男

廣瀬純一
SF
ビキニを着たい男がビキニが似合う女性の体になる話

ナースコール

wawabubu
青春
腹膜炎で緊急手術になったおれ。若い看護師さんに剃毛されるが…

奇妙な日常

廣瀬純一
大衆娯楽
新婚夫婦の体が入れ替わる話

パンツを拾わされた男の子の災難?

ミクリ21
恋愛
パンツを拾わされた男の子の話。

性転のへきれき

廣瀬純一
ファンタジー
高校生の男女の入れ替わり

入れ替わった恋人

廣瀬純一
ファンタジー
大学生の恋人同士の入れ替わりの話

処理中です...