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第一章 メス堕ち前夜
第七話 高まる欲求
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「ものは試しって言うしな」
頭がボーっとしていたせいだろうか。
あそこの大きさに、密かなコンプレックスを抱いていたせいだろうか。
よく分からないが、判断力を欠いていたオレは、気が付くとあの不思議なクリームを股間に塗りたくっていた。
暖かくヌルヌルとした感覚があそこを包み込む。
クリームは、溶け込むようにペニスにどんどん吸収されていく。
竿の部分から亀頭まで、じわじわと熱くなっていく。
いや、これはただの熱さというよりは……。
「ドクンドクンいってきやがった」
先ほど萎れていたのが嘘のように、はち切れんばかりに大きくなったペニスが、グロテスクに反り返る。
まるで暖かいなかに入っているときのように、ムズムズした心地よさが股間に集中していく。
「やべっ。ちょっと塗りすぎた」
どんなクリームかすら知らないのに、やりすぎた。
とはいえ、こんなに性的に興奮するなんて、単なるクリームの効果としては、さすがにおかしい。
媚薬作用でもあるのだろうか。
そんなもの、どうしてレストランで用意しているのだろうか。
意味が分からない。
「まずいな」
そうこうしているうちにも、体はどんどん発情していく。
まるで極上の女を抱いているときのように、性感が高まっていく。
腰が勝手に動き出しそうになる。
手がペニスに向かって伸びていきそうになる。
そんな強い自慰衝動に屈しそうになる。
いや、だけど……。
「こんなところでやるのは、さすがにマズいだろう」
レストランでの自慰行為なんて、サル以下じゃないか。
残っている理性が、そんなことをしてはいけないと強く訴える。
いくら常識のないオレとは言え、人様の店でそれをやるのは気が引ける。
だが、ムラムラは時間と共に高まっていく。
股間のムズムズする快感が止まらない。
小さくくすぶっていた欲望の火種は、より大きな炎に姿を変えて再び襲い掛かってくる。
理性を食い散らかしながら、際限なく大きくなっていく。
オレは何かに駆られてキョロキョロと周りを見回した。
脱衣所はシーンと静まり返っている。
物音ひとつしない。
誰がいる気配もない。
少なくとも、今すぐには誰かが来ることはなさそうだ。
「そうか。誰もいないのか」
元々意志が強い人間ではない。
密室で、誰も来ないという都合のいい状況が、欲望に屈するようにオレの背中を押してくる。
「こんなクリームを置いておいた店が悪いんだ。オレは悪くないんだ。だから……」
どうせ誰も見やしない。見られたとしても、とぼければ何とかなる。
待ちぼうけを食らわせた、店の責任だ。
オレは、何一つ悪くない。
そう言い訳しながら、勃起したペニスに触れる。
甘い電流が竿を貫き、亀頭まで這い上がる。
「うっ。すげーなこれは」
オレは気が付くと、慣れた手つきでシコシコと、股間を慰め始めていた。
頭がボーっとしていたせいだろうか。
あそこの大きさに、密かなコンプレックスを抱いていたせいだろうか。
よく分からないが、判断力を欠いていたオレは、気が付くとあの不思議なクリームを股間に塗りたくっていた。
暖かくヌルヌルとした感覚があそこを包み込む。
クリームは、溶け込むようにペニスにどんどん吸収されていく。
竿の部分から亀頭まで、じわじわと熱くなっていく。
いや、これはただの熱さというよりは……。
「ドクンドクンいってきやがった」
先ほど萎れていたのが嘘のように、はち切れんばかりに大きくなったペニスが、グロテスクに反り返る。
まるで暖かいなかに入っているときのように、ムズムズした心地よさが股間に集中していく。
「やべっ。ちょっと塗りすぎた」
どんなクリームかすら知らないのに、やりすぎた。
とはいえ、こんなに性的に興奮するなんて、単なるクリームの効果としては、さすがにおかしい。
媚薬作用でもあるのだろうか。
そんなもの、どうしてレストランで用意しているのだろうか。
意味が分からない。
「まずいな」
そうこうしているうちにも、体はどんどん発情していく。
まるで極上の女を抱いているときのように、性感が高まっていく。
腰が勝手に動き出しそうになる。
手がペニスに向かって伸びていきそうになる。
そんな強い自慰衝動に屈しそうになる。
いや、だけど……。
「こんなところでやるのは、さすがにマズいだろう」
レストランでの自慰行為なんて、サル以下じゃないか。
残っている理性が、そんなことをしてはいけないと強く訴える。
いくら常識のないオレとは言え、人様の店でそれをやるのは気が引ける。
だが、ムラムラは時間と共に高まっていく。
股間のムズムズする快感が止まらない。
小さくくすぶっていた欲望の火種は、より大きな炎に姿を変えて再び襲い掛かってくる。
理性を食い散らかしながら、際限なく大きくなっていく。
オレは何かに駆られてキョロキョロと周りを見回した。
脱衣所はシーンと静まり返っている。
物音ひとつしない。
誰がいる気配もない。
少なくとも、今すぐには誰かが来ることはなさそうだ。
「そうか。誰もいないのか」
元々意志が強い人間ではない。
密室で、誰も来ないという都合のいい状況が、欲望に屈するようにオレの背中を押してくる。
「こんなクリームを置いておいた店が悪いんだ。オレは悪くないんだ。だから……」
どうせ誰も見やしない。見られたとしても、とぼければ何とかなる。
待ちぼうけを食らわせた、店の責任だ。
オレは、何一つ悪くない。
そう言い訳しながら、勃起したペニスに触れる。
甘い電流が竿を貫き、亀頭まで這い上がる。
「うっ。すげーなこれは」
オレは気が付くと、慣れた手つきでシコシコと、股間を慰め始めていた。
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