【R18】美少女専門学園 強制"性転換"部 特別洗脳コース【TS】

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第三章 美少女学園一年目 芽吹き根付く乙女心

【第85話】 聡とティーナ(1)

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 クリスティーナは、ふわふわのベッドで目を覚ました。
 生まれたままの姿で聡と抱き合ったまま、いつの間にか寝落ちしていた。
 目と鼻の先に、愛しの男性の寝顔が見える。
 乱れたシーツに、男女の汗の残り香が微かに漂っている。

(あたし、一晩中聡君に抱かれてたんだわ)

 すっかり定着した女言葉を、クリスティーナは頭の中でうっとりとしながら思い浮かべた。

 一周一枚ガラスの大きな窓からは、トロピカルなトランス島全体を一望できる。
 真っ白なビーチにヤシの木が群生し、エメラルド色の海にサンゴ礁が輝いている。


 頭がはっきりしていくにつれて、昨日の情事が頭の中で蘇る。
 一晩中彼に抱かれ、体の隅々まで犯され続けた夜のことを。
 
 股間に刻まれた縦の雌孔は、男根の美味をはっきりと覚えている。
 ジュボジュボとお腹の奥までペニスが入り込み、突き上げられた感覚を。
 もはや完全に体の一部となったおまんこが、涎を垂らしながら陽根にしゃぶりつき、何度も押し広げられた。
 リズミカルなピストン運動で、何度も大きく体を揺さぶられた。
 

 大きくなった胸は、聡の手のひらで揉まれた感覚を、覚えている。
 真っ白な乳房が男性の手で自由に形を変える度に、ジュワジュワとした心地よさが、頭を支配した。
 乳首を吸われるたびに乳腺が刺激され、膨大な快楽物質が脳を直撃した。

 胸の谷間に、薄っすらと汗が浮かぶ。
 乱れた金髪が、ピンクの乳首を薄っすら隠していた。

 筋肉質で日に焼けた聡の二の腕が目に入る。
 朝立ちした聡の凶悪なペニスが、クリスティーナの柔らかいおへそに触れている。

「もう、聡君ったら……」

 クリスティーナの言葉には昨日の情事への満足感が漂っていた。
 こうして男性と一緒のベッドで朝を迎えるのは、初めてのことなのに、驚くほど自然に感じた。

 金丸とのセックスと、聡とのセックスは全く違っていた。
 金丸の高いテクニックは、暴力的な快楽を無理やり引き出された。
 固く閉ざした体を、強引に開放させられて、女のエクスタシーをこれでもかと浴びせかけられた。

 聡は包み込むように、優しく扱ってくれた。
 ゆっくりと劣情の火を灯し、心と体を蕩けさせながら、最高の女の悦びへと導いてくれた。
 膣が溢れるほど暖かい精子を中だしされ、Gスポットや胸からの快楽で、自然と何度も意識を失った。
 その中で自分の精神が何度も脱皮して、本当の女に生まれ変わっていくのを感じた。

 ベッドから起きて、ピンクのネグリジェを羽織うと、そのままシャワーに向かう。
 暖かいお湯が細い首筋、大きな胸の谷間、くびれを通って、割れ目のある股間へと曲線的に流れていく。

 目をゆっくり開けると、昨日より一段と女らしさが増した自分の顔があった。
 引き込まれるような碧く大きな瞳と、グロスを塗ったかのようにぷっくりした唇、しっとりと濡れた長い金髪。
 これほど自分の体をまじまじと見たのは、いつぶりだろうか。

「もう……この体、どこから見ても女性だわ。これが、今のあたしなのね」

 自分で体をギュッと抱き締めると、胸の深い谷間が浮かび上がる。
 男らしさが一切ない、女の体。
 まだ子宮がないことや妊娠できないことを除けば、女以上に女らしい体がそこにあった。

「でも、もっと可愛くなりたい」

 不思議とそんな言葉が漏れた。
 自分を愛してくれる聡のために、恥ずかしくない彼女でありたい。
 乙女心が止めどなく溢れてくる。

(彼のためにも、もっと女を磨くの)

 バスタオルを胸の谷間に挟んで、ドライヤーで時間をかけて髪を乾かす。
 乾いていくと、キラキラの金髪が更に輝きを増していく。
 サラサラと舞いながら、愛らしい顔を引き立てる。

 ピンクのカップを両胸に当てて、背中の後でホックする。
 バラの刺繍が描かれた、大人っぽいブラだ。
 慣れたものだと自分でも思う。
 女物の下着を、無意識でテキパキと着けていく自分がいる。
 胸を柔らかな生地で包まれると、安心する。
 胸の確かな重みを受け止めてくれる、敏感な乳首を保護してくれる女性の下着は、自分に必須になっていた。


 すらりと伸びた長い脚をショーツに通す。
 すべすべの脚をゆっくりとデリケートな生地が上っていく。
 何も膨らみのないスッキリした股間に、丁度フィットする。
 骨盤は丸みを帯びて、ヒップが大きく膨らんできている。
 
 変わってしまった自分の体、完璧な女体を見ても、それが普通のことで何も感じなくなった。
 日に日に大きくなる胸に焦っていた自分は、どこかに消えてしまった。
 今はより女らしく成長していく自分の体を見るのが、嬉しくなってしまっている。
 この体は、どこまで豊満で色っぽい女体になっていくのだろうか。

 ここまで来る道のりは壮絶だったのに、安定した自分の精神に改めて驚かされる。

 ペニスの痕跡もない股間に、どれほど涙を流したことだろう。

 コクーンで矮小化し、クリトリスになってしまった時の喪失感。
 性転換手術によって膣を作られて、縦の深い筋に変わってしまった時の絶望感。
 ダイレーションで、股間にペニスを模した棒を突っ込んで暮らしていた時の激痛。
 それら全てを乗り越えて、今の自分がいる。

 だからこそ、愛しの男性と裸体で愛し合える自分がいる。

 クリスティーナは水色のワンピースに体を通すと、鏡の前に座りお化粧を始めた。
 既に長いまつ毛を更に上にカールさせる。
 薄っすらとアイシャドーをして、日焼け止めのファンデーションを塗る。
 そして、ピンク色の口紅を塗ると、上唇と下唇でよくなじませた。

「聡君、喜んでくれるかしら」

 もっと女らしく着飾りたい。女として魅力的でありたい。
 そんな欲望がふつふつと湧いてくる。
 
「ティーナ。もう起きてたの?」

 後ろから低い男性の声がした。振り向かなくても分かる。
 大好きな聡君の声だ。

「あっ、あたしまだお化粧が終わって……」

「スッピンでもティーナは可愛いよ」

 うしろからギュッと抱き締められると、体から力が抜けていく。
 首筋に生暖かい吐息がかかり、くすぐったい。

 クリスティーナは安心しきった顔で振り返る。

 そしてどちらからということもなく、自然と二人の顔が近づき、唇と唇が優しく触れあった。
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