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第三章 美少女学園一年目 芽吹き根付く乙女心
【第1話】 再教育(1)あおい◆
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■あおいサイド
あおいは、地下の特別再教育室に幽閉されていた。
「入学してたった一カ月で、ここまでやらかしたのはあなたたちが初めてよ。悪い娘たちにはお仕置きが必要ね」
早紀の冷たい声が響く。
あおいは、ヘッドギアを被せられて、虚ろな表情で呟いている。
両脚は錠で固定されており、股間近くをねっとり触手が蠢いていた。
「お願い。許して……。そんなつもりじゃなかったの」
あおいはもう一人の特進生、末舛つばさの名前を思い浮かべる。
つばさにはめられた。
そう気づいたときは既に遅かった。
「誰も信じてはいけない」と言ったクリスティーナは正しかった。
男に戻れると微かな希望を抱いてしまった、自分たちが甘かった。
だが、もう遅い。
ヘッドギアから発せられる強力な脳波によって、あおいは思考能力を奪われていく。
「言い訳はいいわ。そもそも、あなたたちに選択肢はないの。入学の時に誓約したのにもう忘れたの? あなたは女になるしかないの」
下着姿のあおいの肩を、早紀はそっと撫でる。
きめ細やかで透き通るような白い肌に、ぱっちりした大きな目。
真っすぐ通った鼻筋に、少しぷっくりとした魅力的な唇。
膨らみ始めた思春期の少女の胸と、きれいなピンク色のぷっくりとした乳首。
だが、真っ白なショーツからはみ出した、ポークビッツのような小さな性器が、唯一彼女が女性ではないことを自己主張している。
「違う、僕は女の子なんかじゃない……女の子じゃ……」
抵抗する少女の耳に、彼女自身の声は届かない。
代わりに、ゆったりとした催眠音楽とともに、スピーカーから優しい囁き声がエコーしながら頭の中に響いていく。
本能の深い部分へと届いてくるその声は、少女が聞きたくない悪魔のメッセージだ。
その日のカリキュラムが終わるまで、ヘッドギア―を解除して、耳をふさぐことはできない。
(いいえ。あなたは女の子。逞しい男性に犯されるのを妄想して下着を濡らしちゃう、エッチな女の子なの)
「ちがっ……女の子じゃない……犯されたくなんて…ない…男になんて犯されたく……」
少女は意志の力で首を振るが、とても弱々しい。
その目は虚ろで、考える力を失っているようだ。
(いいえ、あなたは女の子。食べちゃいたいくらい小っちゃくて可愛い女の子。女だから、カッコいい男の子に憧れるのは当たり前なの。好きな男の子のことを考えて赤面しちゃう、恋する乙女に生まれ変わるの)
「ちがう。ならない……。女の子になんて……男を好き……好きになんて」
少女の声はか細く、今にも立ち消えそうだ。
その心の隙に入り込むように、エコーの声が囁いてくる。
(ふふっ。自信がなくなってきたようね。いい傾向だわ。ふふふ)
少女は意味深なエコーの声に、なぜか背筋がぞくぞくしてしまう。
少女の性感を高めるように、機械で出来た柔らかい触手が、彼女の胸や腰を撫でまわす。
愛撫なんて嫌なはずなのに、彼女の意に反して、感じている女の子のように体が反応してしまう。
心臓の鼓動が早まり、息がだんだんと浅くなる。
首に力が入らなくなり、顎がだんだんと上を向いていく。
可愛らしい唇が、無意識に開かれていく。
(ねぇ、想像してみて。筋肉質な男性の胸板を。
あなたの柔らかく膨らみ始めた胸と違って、逞しいでしょ。
あなたは男性のがっしりした腕で、ギュッと抱き寄せられちゃうの。
あなたの細い腰に伝わる、男性の暖かさ。どう、気持ちいいでしょ? もっとしてほしいでしょ?
あなたの敏感な太ももを、男性の指がゆっくりと撫で上げるの。すべすべの肌に滑らすように。
どう? 何か感じない? 股間がむずむずしてくるでしょ。
ふふっ。隠したって無駄よ。分かっちゃうんだから。
この勃起しているかわいらしい、おちんちん、いえ、ちょっと大きめのクリちゃんはどうしたの。ねぇ、ふふふ)
少女の股間は膨らんで、ショーツから先っぽがはみ出していた。
同い年の少年たちからすると小さすぎるが、それはおちんちんと言っていいだろう。
彼女が男と主張できる唯一の部分。
ねっとりとした触手は、ショーツ越しに少女の最後の砦を撫で上げる。
撫でられるたびに、彼女の体がビクンと揺れる。
小さな手で押さえた口元から「あんっ」と可愛らしい声が漏れてくる。
その反応に、男の子らしさは一切含まれていない。
いや、どう見ても初々しい処女の見せる姿に相違なかった。
(ふふふ。女の子として感じているのね。男性に犯されることを期待して、興奮しているのよ、あなた)
その声を否定するように、少女はぶんぶんと首を振る。
自分は男なのだと、強く意思を持とうとする。
だが、触手がくねくねと粘液を出しながら蟻の門渡りを弄ると、脊髄から脳天にじわじわと広がる快感に身を震わせてしまう。
予期せぬ女の悦びに耐えようと少女は目をつぶり、声にならない「ひー」という息を吐きながら、悩ましそうに腰を左右に振ってしまう。
女の子として感じていることを隠すことすら出来ていない。
どこからどう見ても、おちんちんの侵入を待ちわびる、発情した少女になってしまっている。
女の快感で脳内が満たされれば満たされるほど、少女の神経回路は女性のものに作り替えられていく。
女としての性欲が高められていく。彼女がどんなに拒絶したくても。
(ほら、体は正直よ。認めちゃいなさい。「あたしは、あおいはエッチな女の子です」って。そうすれば楽になるわ)
「ちがう……ぼくは男。女の子じゃない……うぅ」
(いいえ、あなたは男性からの荒々しいキスが欲しくてたまらない、発情期のウサギちゃんになったの。
だって、あなたの体を流れているのは、男性ホルモンじゃなくて、女性ホルモンなのよ)
「そんな……」
体が日に日に女性化していくのは自覚していた。
やはり、女性ホルモンだったのだ。
寝ている間に女性ホルモンを打たれていた事実を、あおいはこの時確信した。
(そうよ。入学して二週間も経っているのに、自覚の足りないあなたにもう一度教えてあげる。
あなたは生まれ変わるの。
逞しい体に抱かれて、胸の奥がキュンキュンしてしまう女の子に。
男性との情事を妄想してショーツを濡らしてしまうエッチな女の子に。
大好きな彼のおちんちんをなめて、うっとりと笑みを浮かべてしまう女の子に。
自分のおちんちんの成れの果て、クリトリスをなめられて、「あんっ」と甘い声をあげてしまう女の子に。
彼の暖かい子種を注がれて、幸福感で身が包まれる女の子に。
大好きな彼の精液を浴びて、お腹の中に赤ちゃんを宿してしまう正真正銘の女の子に。
あなたはそのために、世界一の美少女になるためにこの世に生まれてきたのよ)
「ち、ちがう……」
(いいから黙って、触手からの快楽に身を任せなさい。あなたの中の女を、もっと開花させてあげるわ)
あおいは、地下の特別再教育室に幽閉されていた。
「入学してたった一カ月で、ここまでやらかしたのはあなたたちが初めてよ。悪い娘たちにはお仕置きが必要ね」
早紀の冷たい声が響く。
あおいは、ヘッドギアを被せられて、虚ろな表情で呟いている。
両脚は錠で固定されており、股間近くをねっとり触手が蠢いていた。
「お願い。許して……。そんなつもりじゃなかったの」
あおいはもう一人の特進生、末舛つばさの名前を思い浮かべる。
つばさにはめられた。
そう気づいたときは既に遅かった。
「誰も信じてはいけない」と言ったクリスティーナは正しかった。
男に戻れると微かな希望を抱いてしまった、自分たちが甘かった。
だが、もう遅い。
ヘッドギアから発せられる強力な脳波によって、あおいは思考能力を奪われていく。
「言い訳はいいわ。そもそも、あなたたちに選択肢はないの。入学の時に誓約したのにもう忘れたの? あなたは女になるしかないの」
下着姿のあおいの肩を、早紀はそっと撫でる。
きめ細やかで透き通るような白い肌に、ぱっちりした大きな目。
真っすぐ通った鼻筋に、少しぷっくりとした魅力的な唇。
膨らみ始めた思春期の少女の胸と、きれいなピンク色のぷっくりとした乳首。
だが、真っ白なショーツからはみ出した、ポークビッツのような小さな性器が、唯一彼女が女性ではないことを自己主張している。
「違う、僕は女の子なんかじゃない……女の子じゃ……」
抵抗する少女の耳に、彼女自身の声は届かない。
代わりに、ゆったりとした催眠音楽とともに、スピーカーから優しい囁き声がエコーしながら頭の中に響いていく。
本能の深い部分へと届いてくるその声は、少女が聞きたくない悪魔のメッセージだ。
その日のカリキュラムが終わるまで、ヘッドギア―を解除して、耳をふさぐことはできない。
(いいえ。あなたは女の子。逞しい男性に犯されるのを妄想して下着を濡らしちゃう、エッチな女の子なの)
「ちがっ……女の子じゃない……犯されたくなんて…ない…男になんて犯されたく……」
少女は意志の力で首を振るが、とても弱々しい。
その目は虚ろで、考える力を失っているようだ。
(いいえ、あなたは女の子。食べちゃいたいくらい小っちゃくて可愛い女の子。女だから、カッコいい男の子に憧れるのは当たり前なの。好きな男の子のことを考えて赤面しちゃう、恋する乙女に生まれ変わるの)
「ちがう。ならない……。女の子になんて……男を好き……好きになんて」
少女の声はか細く、今にも立ち消えそうだ。
その心の隙に入り込むように、エコーの声が囁いてくる。
(ふふっ。自信がなくなってきたようね。いい傾向だわ。ふふふ)
少女は意味深なエコーの声に、なぜか背筋がぞくぞくしてしまう。
少女の性感を高めるように、機械で出来た柔らかい触手が、彼女の胸や腰を撫でまわす。
愛撫なんて嫌なはずなのに、彼女の意に反して、感じている女の子のように体が反応してしまう。
心臓の鼓動が早まり、息がだんだんと浅くなる。
首に力が入らなくなり、顎がだんだんと上を向いていく。
可愛らしい唇が、無意識に開かれていく。
(ねぇ、想像してみて。筋肉質な男性の胸板を。
あなたの柔らかく膨らみ始めた胸と違って、逞しいでしょ。
あなたは男性のがっしりした腕で、ギュッと抱き寄せられちゃうの。
あなたの細い腰に伝わる、男性の暖かさ。どう、気持ちいいでしょ? もっとしてほしいでしょ?
あなたの敏感な太ももを、男性の指がゆっくりと撫で上げるの。すべすべの肌に滑らすように。
どう? 何か感じない? 股間がむずむずしてくるでしょ。
ふふっ。隠したって無駄よ。分かっちゃうんだから。
この勃起しているかわいらしい、おちんちん、いえ、ちょっと大きめのクリちゃんはどうしたの。ねぇ、ふふふ)
少女の股間は膨らんで、ショーツから先っぽがはみ出していた。
同い年の少年たちからすると小さすぎるが、それはおちんちんと言っていいだろう。
彼女が男と主張できる唯一の部分。
ねっとりとした触手は、ショーツ越しに少女の最後の砦を撫で上げる。
撫でられるたびに、彼女の体がビクンと揺れる。
小さな手で押さえた口元から「あんっ」と可愛らしい声が漏れてくる。
その反応に、男の子らしさは一切含まれていない。
いや、どう見ても初々しい処女の見せる姿に相違なかった。
(ふふふ。女の子として感じているのね。男性に犯されることを期待して、興奮しているのよ、あなた)
その声を否定するように、少女はぶんぶんと首を振る。
自分は男なのだと、強く意思を持とうとする。
だが、触手がくねくねと粘液を出しながら蟻の門渡りを弄ると、脊髄から脳天にじわじわと広がる快感に身を震わせてしまう。
予期せぬ女の悦びに耐えようと少女は目をつぶり、声にならない「ひー」という息を吐きながら、悩ましそうに腰を左右に振ってしまう。
女の子として感じていることを隠すことすら出来ていない。
どこからどう見ても、おちんちんの侵入を待ちわびる、発情した少女になってしまっている。
女の快感で脳内が満たされれば満たされるほど、少女の神経回路は女性のものに作り替えられていく。
女としての性欲が高められていく。彼女がどんなに拒絶したくても。
(ほら、体は正直よ。認めちゃいなさい。「あたしは、あおいはエッチな女の子です」って。そうすれば楽になるわ)
「ちがう……ぼくは男。女の子じゃない……うぅ」
(いいえ、あなたは男性からの荒々しいキスが欲しくてたまらない、発情期のウサギちゃんになったの。
だって、あなたの体を流れているのは、男性ホルモンじゃなくて、女性ホルモンなのよ)
「そんな……」
体が日に日に女性化していくのは自覚していた。
やはり、女性ホルモンだったのだ。
寝ている間に女性ホルモンを打たれていた事実を、あおいはこの時確信した。
(そうよ。入学して二週間も経っているのに、自覚の足りないあなたにもう一度教えてあげる。
あなたは生まれ変わるの。
逞しい体に抱かれて、胸の奥がキュンキュンしてしまう女の子に。
男性との情事を妄想してショーツを濡らしてしまうエッチな女の子に。
大好きな彼のおちんちんをなめて、うっとりと笑みを浮かべてしまう女の子に。
自分のおちんちんの成れの果て、クリトリスをなめられて、「あんっ」と甘い声をあげてしまう女の子に。
彼の暖かい子種を注がれて、幸福感で身が包まれる女の子に。
大好きな彼の精液を浴びて、お腹の中に赤ちゃんを宿してしまう正真正銘の女の子に。
あなたはそのために、世界一の美少女になるためにこの世に生まれてきたのよ)
「ち、ちがう……」
(いいから黙って、触手からの快楽に身を任せなさい。あなたの中の女を、もっと開花させてあげるわ)
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