【R18】美少女専門学園 強制"性転換"部 特別洗脳コース【TS】

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第二章 開かれる女の子への道(クリスティーナ編)

【第40話】 特訓の成果

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 一カ月が過ぎた。

 クリスティーナへの厳しい女性化訓練は、昼夜を問わず続けられた。着せかえ人形のように様々なガールズの服と、髪型を強制される。
 この日も朝から、お化粧やスキンケアの練習だ。

「女は目で意中の男を落とすの。すっぴんでも可愛いけど、こうするともっと魅力的よ」
 
 お手本に、目元をメイクされる。
 注意して見ないと分からないくらい薄いアイシャドーだ。
 続けて、ビューラーで長いまつ毛をカールさせる。
 たったそれだけで、クリスティーナの澄んだ瞳はいつも以上に引き立てられる。
 女性ですら息をのむほどだ。
 続いて、ナチュラルカラーのリキッドルージュが口元を濡らしていく。
 元々瑞々しい唇は、塗られたそばから、とろけそうなほど潤っていく。
 甘いキスを想起させる魅惑の唇だ。
 口を少し開けるだけで、吸い込まれてしまいそうなほど色っぽい。

 メークの次は髪のアレンジに入った。
 ストレートの金髪は二つに結わえ、ツインテールにされた。
 髪型を変えただけで、実年齢よりも数歳幼げに見える。
 美しさよりも可愛らしさが強調されるヘアアレンジだ。
 一方で、艶かしいうなじは大人の女性の雰囲気を醸し出している。 

 服は上が黒で、下が白の清楚なコーデが選ばれた。
 透け感のあるレーストップスを、柔らかな胸が押し上げる。
 育ち盛りの双丘の間には、谷間ができつつある。
 ここ一月で乳腺はますます発達し、その周りに弾力のある脂肪がつき始めている。
 薄桃色の乳輪も程よく大きくなり、乳首も綺麗に盛り上がっている。
 成長中だが、既に感度は抜群だ。
 
 胸だけではない。
 腰のくびれや内股に至るまで、感じやすくなっている。
 
 プリーツスカートの下から、真っ白な素足がのぞく。
 すべすべの地肌は、保湿クリームによるケアで、より潤いが増して輝いている。
 ハイヒールは、彼女の長い脚をさらに長く見せ、引き立てる。

 あどけなさと、大人の女の色気を兼ね備えた白い妖精がそこにいた。
 イリスは満足そうに頷く。
 狂犬マッド・ドッグと呼ばれた少年を見出した自分の目に狂いはなかった。
 ダイヤの原石は、磨けば磨くほど輝きを増す。
 一カ月の女性化調教を経て、美少年は、BS学園の特進生として十分相応しい美少女へと変貌を遂げていた。
 だが、クリスティーナに求められているのは外見の美しさ、可愛らしさだけではない。

ーーーーー


「次はお勉強の時間よ」

 取りつく島もなく、日本語教育と女性化調教を兼ねた朗読訓練が行われる。

 クリスティーナは慣れた手つきで、ゆったりとページをめくる。
 細い指先では、艶やかに磨かれたピンクのネールが輝いている。
 喧嘩で出来た細かい傷は、若さと最高の薬のおかげで完全に治癒している。
 もう取り返しがつかないほど女性の手になってしまっていた。

 もっとも、クリスティーナは自分の手ではなく目の前のことに集中している。

(大丈夫。いける。あたし、いや、ぼくは負けない。今日は最後まで何が何でも読み切ってみせるの)

 クリスティーナはそう強く自分に言い聞かせる。
 心のこもっていない素振りを少しでも見せると、強烈なムチが襲いかかってくる。
 音と風圧で背筋が凍ってしまうが、ここで歩みを止めるわけにはいかない。
 イリスに見放されれば、雌奴隷コース一直線なのだ。

 この文もこれでニ十回目のトライだ。
 クリスティーナは可愛らしい声で、すらすらと朗読する。
 
「彼の顔を思い出すだけで、胸が押しつぶれそうになる。
 声を思い浮かべるだけで、体が熱くなっていく。
 昨日まで平気で見ていた彼の顔なのに、今は直視することができない。
 子宮の奥がキュンキュンと切なくなっていく。
『一体、あたしどうしちゃったの?』
 そう自分に問いかける。
 だが、体は聞くまでもなく、既に答えを知っていた。
 あたしの手は、勝手に切ないあそこへと伸びていく。
『やだっ。濡れてる……』」

 今回はついにダメ出しされることなく、最後の文まで読み終えた。

(やった!)

 クリスティーナは心の中でガッツポーズを決める。
 ダメ出しされ続けて、何度悔し涙を流したことだろう。

「おめでとうございます。ティーナお嬢様。合格です」

 イリスの言葉は、これまでになく優しい。
 一カ月で日本語を習得しろと言ったのは確かにイリス本人だった。

(期待はしていたけど、まさかこれほどとは)

 その言語能力の高さに、イリスは素直に感服する。
 孤児院のドイツ人やフランス人と会話をしていたこともあり、クリスティーナの言語習得適性は高い。
 日本語と触れ合う機会もそれなりにあったことも、プラスに働いた。
 それでも一カ月という短期間で外国語を覚えるというのは、天才のなせる業だろう。

 今回の朗読は、十分心がこもっていたとは言い難い。
 より完ぺきを求めることは、もちろんできる。だが、

(それはBS学園に入ってから調教すればいいわ。お楽しみは最後まで取っておくものよね。ふふふ)

 イリスはそう思い直した。


「これでBS学園への入学条件を満たしました。頑張りましたね。後はこちらの書類にサインするだけです」

 イリスに差し出された短い文を、クリスティーナは読み上げる。

「私、クリスティーナ・ミュラーはBS学園に入学し、性転換手術を受け、身も心も真の女性に生まれ変わることに同意いたします」
 
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