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第一章 開かれる女の子への道(葵編)
【第24話】 染められていく思い出(2/6) ◆
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「あおいって清楚に見えるけど、本当は結構エッチなんじゃない? あたしたちがちょっとおっぱいを触るだけで、こんなに可愛い声出しちゃうし」
「そうね。普段は純真なふりをして、彼氏の前だけは女の本性を見せちゃうとか?」
「うわー、それありえる。こんな可愛い顔しているのに、やることやっちゃうとか」
「そりゃあおいだって、ボーイッシュな性格をしているけど年頃の女だよ。好きな彼に抱かれたら、嬉しいに決まってるよ」
「きっと健太君におっぱい揉まれて、『あーん』ってエッチな声を出しながら、甘えちゃうのね」
勝手に会話を進める女子たちに耐えかねて、葵は止めようとする。
「ちょっ、ちょっと。勝手に変な話しないでよ。僕のおっぱいを健太にもまれちゃうって……そ、そんなこと。そんなことありえないもん!」
僕は男とそんなエッチなことなんて絶対にしない。
葵は必死に否定する。だって僕は男なんだから。
だが健太のことを考えようとしないようにすればするほど、葵は男の体に抱かれる様子を逆に強くイメージしてしまう。
力強い腕に包まれる想像に体がどんどん熱くなってしまう。
混乱した葵は自分に「おっぱいがある」ということに、違和感を覚えることすら忘れていた。
「あははっ。あおいったら、また顔真っ赤にしてる」
「図星っぽいね。健太君に抱かれることを想像して感じちゃってるんだ。あはは」
「まるで恋する乙女ね。あの優等生のあおいに、こんな弱点があったなんて」
「素直すぎるのが弱点なのね。きっと催眠にも簡単にかかっちゃうんじゃない」
「あーあ。恥ずかしがるあおいの顔、もっと見たいな」
「あたしも」
「ねぇねぇ。あたしたちで、あおいをイカせてみない?」
「あっ面白そう。でもどうやって?」
「葵に言葉攻めで『健太君とのあんなこと、こんなことを』を想像させるの」
「賛成! あおいだったら、簡単に暗示にかかりそうだしね」
「あおいが妄想する彼氏とのエッチをあたしたちが見届けるのね。楽しみだわ」
「じつはあたし、催眠術には自信があるの。あおいくらい無垢な子だったら、簡単にかけられるよ」
「かからない。僕絶対暗示になんてかからない……」
強がる葵の細い腰を女子の一人がギュッと引き寄せて、スマホの画面を強引に見せる。
「ねえあおい、この写真を見てよ。あなたの大好きなカ・レ・シの肉体美よ」
いつ撮ったのだろうか。スマホには水着姿の健太が写っていた。甘いマスクの下は不釣り合いなほど筋骨隆々の肉体がついている。そしてどういう訳か、股間をもっこりとさせている。
葵はいやいやと首を振る。
男のおちんちんのもっこりを見て、葵はなぜか急に恥ずかしくなってくる。
自分の性器のはずなのに。男の自分と同じ男性器のはずなのに。
だが、今は女の体になっている葵が立派なおちんちんを見ると、おまんこがきゅんと引き締まる感覚に襲われてしまう。自分の性器と対になる存在に感じてしまうのだ。
「ほーら、あおい。想像してみて。あなたの彼氏があなたの可愛い下着姿に興奮して、おちんちんを勃起させてるわよ」
「な、なにを言って……僕は男の体なんかに興味は……興味は」
葵は健太の筋肉質な体から目を背けようとした。
だが、自分の中で高まる好奇心を抑えられなくなっていく。
男性の逞しい体を、葵の中に生じた女の本能が欲しがってしまう。
ゴクリ。
葵はつばを飲む。
「そうよ。彼は女のあなたを欲しがってるの。そしてあなたも女として、男の彼が欲しくてたまらなくなってしまうの」
「そ、そんなわけ……」
「そんなわけあるの。あなたの火照った顔は発情したメスそのものよ」
「ちがう……」
葵の言葉から徐々に力が失われていく。
心の中に湧き上がる女としての感情を抑えることができなくなっていく。
(健太が自分に興奮してくれている。女として見てくれている。嬉しい……って、違う、僕はそんなこと考えていない。健太に女として見られて嬉しいなんて、絶対にありえない!)
どんなに取り繕うとも、葵は男の体を見れば見るほど、心臓のドキドキしてしまう。それを隠すことは、もうできない。
「ふふっ。いい娘ね。ねぇ、想像して。今あなたは大好きな彼とラブホテルにいるの。彼は海パンを脱いで、裸であなたの横に腰かけている。あなたは真っ赤な勝負下着を着て、彼の愛撫を今か今かと待っているの。あなたは彼の体から目を背けることができないの。立派な男の体に見とれてしまうの」
そんな想像したくないのに、どうして……。男と裸で一緒にいるなんて、気持ち悪い。気持ち悪いはずなのに……。
どんなに抵抗しても、葵は女子生徒の暗示から逃れることができない。
女子生徒の言葉に引き込まれて、葵は徐々に虚ろな目になっていく。
「そうよ、あおい。あなたは女の子として感じているの。優秀なオスの肉体に犯されることをメスとして心から求めてしまうの。男に魅力を感じれば感じるほど、あなたの心は女に染まっていくの。男の心が洗い流されていくの」
その言葉は葵の本能の奥底に強く響いていく。
葵の中の男の本能をもみほぐして、その隙間に女の本能を刷り込んでいく。
「そうよ、あおい。あなたはもう女性なの。身も心も女なの。オスの体に興奮した一匹の可憐なメスなのよ」
女子生徒は葵のとろんとした表情を確認して黒い笑みを浮かべ、さらに健太との情事の暗示を深めていく。
「あなたは魅力的な女の子。だから彼もつい本音で『あおい、きれいだよ』って言ってくるの。彼の低い声に、あなたはさらに胸の奥が熱くなる。かわいいと、女として魅力的と言われて、嬉しさで心が満たされるの。
『あたし、幸せ。彼に抱いてもらって本当の女にしてもらえるんだ』
そんな気持ちがあなたの中に湧いてくるの。
愛しの彼はあなた肩を引き寄せて、ギュッを抱き締めてくる。気持ちいいでしょ?
その力強い腕のぬくもりに、あなたの胸はキュンキュンしちゃうの。顎をくいっと上げられると、彼の唇が入ってくるのを期待して、だんだん口が開いてきてしまうの……」
ど、どうして……。葵は女子生徒が作り出すエッチな妄想から抜け出せなくなっていく。彼からのキスを期待して、色っぽく口が開かれていくのを止めることができないのだ。
「あおい、エッチな顔してる」
「メスの顔だわ」
「こんな顔をされたら、どんな男も我慢できないね。すぐ犯されちゃうね」
他の女子たちは口々に言うが、葵の頭には入らない。
聞こえてくるのは暗示をかけている女子生徒の声のみだ。
「ふふっ。だいぶ色っぽい顔になってきたわ。彼の舌があなたの中に入ってきて、あなたの口の中を犯していくの。ピチャピチャと言う音が口から響いてくる」
葵はまるで本当にディープキスをされているかのように舌を動かし始めていた。
「そうね。普段は純真なふりをして、彼氏の前だけは女の本性を見せちゃうとか?」
「うわー、それありえる。こんな可愛い顔しているのに、やることやっちゃうとか」
「そりゃあおいだって、ボーイッシュな性格をしているけど年頃の女だよ。好きな彼に抱かれたら、嬉しいに決まってるよ」
「きっと健太君におっぱい揉まれて、『あーん』ってエッチな声を出しながら、甘えちゃうのね」
勝手に会話を進める女子たちに耐えかねて、葵は止めようとする。
「ちょっ、ちょっと。勝手に変な話しないでよ。僕のおっぱいを健太にもまれちゃうって……そ、そんなこと。そんなことありえないもん!」
僕は男とそんなエッチなことなんて絶対にしない。
葵は必死に否定する。だって僕は男なんだから。
だが健太のことを考えようとしないようにすればするほど、葵は男の体に抱かれる様子を逆に強くイメージしてしまう。
力強い腕に包まれる想像に体がどんどん熱くなってしまう。
混乱した葵は自分に「おっぱいがある」ということに、違和感を覚えることすら忘れていた。
「あははっ。あおいったら、また顔真っ赤にしてる」
「図星っぽいね。健太君に抱かれることを想像して感じちゃってるんだ。あはは」
「まるで恋する乙女ね。あの優等生のあおいに、こんな弱点があったなんて」
「素直すぎるのが弱点なのね。きっと催眠にも簡単にかかっちゃうんじゃない」
「あーあ。恥ずかしがるあおいの顔、もっと見たいな」
「あたしも」
「ねぇねぇ。あたしたちで、あおいをイカせてみない?」
「あっ面白そう。でもどうやって?」
「葵に言葉攻めで『健太君とのあんなこと、こんなことを』を想像させるの」
「賛成! あおいだったら、簡単に暗示にかかりそうだしね」
「あおいが妄想する彼氏とのエッチをあたしたちが見届けるのね。楽しみだわ」
「じつはあたし、催眠術には自信があるの。あおいくらい無垢な子だったら、簡単にかけられるよ」
「かからない。僕絶対暗示になんてかからない……」
強がる葵の細い腰を女子の一人がギュッと引き寄せて、スマホの画面を強引に見せる。
「ねえあおい、この写真を見てよ。あなたの大好きなカ・レ・シの肉体美よ」
いつ撮ったのだろうか。スマホには水着姿の健太が写っていた。甘いマスクの下は不釣り合いなほど筋骨隆々の肉体がついている。そしてどういう訳か、股間をもっこりとさせている。
葵はいやいやと首を振る。
男のおちんちんのもっこりを見て、葵はなぜか急に恥ずかしくなってくる。
自分の性器のはずなのに。男の自分と同じ男性器のはずなのに。
だが、今は女の体になっている葵が立派なおちんちんを見ると、おまんこがきゅんと引き締まる感覚に襲われてしまう。自分の性器と対になる存在に感じてしまうのだ。
「ほーら、あおい。想像してみて。あなたの彼氏があなたの可愛い下着姿に興奮して、おちんちんを勃起させてるわよ」
「な、なにを言って……僕は男の体なんかに興味は……興味は」
葵は健太の筋肉質な体から目を背けようとした。
だが、自分の中で高まる好奇心を抑えられなくなっていく。
男性の逞しい体を、葵の中に生じた女の本能が欲しがってしまう。
ゴクリ。
葵はつばを飲む。
「そうよ。彼は女のあなたを欲しがってるの。そしてあなたも女として、男の彼が欲しくてたまらなくなってしまうの」
「そ、そんなわけ……」
「そんなわけあるの。あなたの火照った顔は発情したメスそのものよ」
「ちがう……」
葵の言葉から徐々に力が失われていく。
心の中に湧き上がる女としての感情を抑えることができなくなっていく。
(健太が自分に興奮してくれている。女として見てくれている。嬉しい……って、違う、僕はそんなこと考えていない。健太に女として見られて嬉しいなんて、絶対にありえない!)
どんなに取り繕うとも、葵は男の体を見れば見るほど、心臓のドキドキしてしまう。それを隠すことは、もうできない。
「ふふっ。いい娘ね。ねぇ、想像して。今あなたは大好きな彼とラブホテルにいるの。彼は海パンを脱いで、裸であなたの横に腰かけている。あなたは真っ赤な勝負下着を着て、彼の愛撫を今か今かと待っているの。あなたは彼の体から目を背けることができないの。立派な男の体に見とれてしまうの」
そんな想像したくないのに、どうして……。男と裸で一緒にいるなんて、気持ち悪い。気持ち悪いはずなのに……。
どんなに抵抗しても、葵は女子生徒の暗示から逃れることができない。
女子生徒の言葉に引き込まれて、葵は徐々に虚ろな目になっていく。
「そうよ、あおい。あなたは女の子として感じているの。優秀なオスの肉体に犯されることをメスとして心から求めてしまうの。男に魅力を感じれば感じるほど、あなたの心は女に染まっていくの。男の心が洗い流されていくの」
その言葉は葵の本能の奥底に強く響いていく。
葵の中の男の本能をもみほぐして、その隙間に女の本能を刷り込んでいく。
「そうよ、あおい。あなたはもう女性なの。身も心も女なの。オスの体に興奮した一匹の可憐なメスなのよ」
女子生徒は葵のとろんとした表情を確認して黒い笑みを浮かべ、さらに健太との情事の暗示を深めていく。
「あなたは魅力的な女の子。だから彼もつい本音で『あおい、きれいだよ』って言ってくるの。彼の低い声に、あなたはさらに胸の奥が熱くなる。かわいいと、女として魅力的と言われて、嬉しさで心が満たされるの。
『あたし、幸せ。彼に抱いてもらって本当の女にしてもらえるんだ』
そんな気持ちがあなたの中に湧いてくるの。
愛しの彼はあなた肩を引き寄せて、ギュッを抱き締めてくる。気持ちいいでしょ?
その力強い腕のぬくもりに、あなたの胸はキュンキュンしちゃうの。顎をくいっと上げられると、彼の唇が入ってくるのを期待して、だんだん口が開いてきてしまうの……」
ど、どうして……。葵は女子生徒が作り出すエッチな妄想から抜け出せなくなっていく。彼からのキスを期待して、色っぽく口が開かれていくのを止めることができないのだ。
「あおい、エッチな顔してる」
「メスの顔だわ」
「こんな顔をされたら、どんな男も我慢できないね。すぐ犯されちゃうね」
他の女子たちは口々に言うが、葵の頭には入らない。
聞こえてくるのは暗示をかけている女子生徒の声のみだ。
「ふふっ。だいぶ色っぽい顔になってきたわ。彼の舌があなたの中に入ってきて、あなたの口の中を犯していくの。ピチャピチャと言う音が口から響いてくる」
葵はまるで本当にディープキスをされているかのように舌を動かし始めていた。
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※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
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