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第二章 開かれる女の子への道(クリスティーナ編)

【第9話】 クリスティーナの過去(7/9) ◆

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 アレックスは時計を見て、また明日来るからそれまでに「宿題」をやっておくようにと言いつけて去っていった。朝までにできていなかったら、ジェニーを辱めると言い残して。

 ジェニーを救いたいクリスに選択肢はなかった。
 言われた通りにウィッグを付け、白いタイツにメルヘンチックなピンクのドレスを着て、ベッドに腰かけている。バラが刺繍された上品な貴族のドレスだ。

『ふふっ。本物のお姫様みたいね。よく似合っているわよ、クリスティーナ』

 実際、金髪碧眼の美少女のクリスには、ひらひらのドレスがよく似合った。
 清楚な体つきと類まれな可愛らしい顔は、トップモデルが悔しがるほど輝いて見える。
 中世にタイムスリップして、本物のお姫様を見ているかのようだ。
 当然鏡の中クリスクリスティーナも、全く同じ格好で壁に写っている。本当の鏡のように、クリスの動きに合わせて動く。

『ふふっ。あなたはあたし。一心同体。今日は一晩中あたしとあなた一人きりよ、クリスティーナ。楽しみね』

 いつの間にか鏡の中クリスクリスティーナの手には、アレックスからの真っ黒な「宿題」が握られていた。

 クリスも仕方なく、その黒光した「宿題」を両手で握る。
 それは、大きな男性器ディルドだった。

 そう。宿題とは翌日の朝までにディルドを射精させなければならないというものであった。
 温かみを持ち、リアルに脈動するその疑似男性器の質感は、まるで本物のようだ。

『これはあなたの愛しい彼氏のおちんちんなの。ふふっ、逞しいでしょ。あなたを女の快楽で満たしてくれる、異性の性器よ。この大きさとこの固めの質感。大好きでしょ。あそこに挿れてほしくなっちゃうでしょ。あなたの小さなクリちゃんとは、全然大きさが違うんだから。
 首を振っているけど、だーめ。さっきあんなに美味しそうにお口に含んでいたの、ちゃんと見てたんだから。ふふふっ。
 クリスティーナはもう立派な女の子なんだから、男の人にご奉仕できるようにならなきゃダメよ。こんな風に、優しく撫でながら……あむっ』

 鏡の中クリスクリスティーナは、細い指で愛しいものを触るようにディルドを持ち、柔らかな舌の先端で、ディルドの下から上へとゆっくり丁寧に撫で上げる。

 ごくりっ。

 クリスは思わずつばをのむ。

 散々女の性感を刺激され続けたクリスだが、まだイっていない。ずっと寸止めされていた状態だ。
 女として発情中の体は、その艶めかしい姿を見ているだけで、際限なく熱くなっていく。

 鏡の中クリスクリスティーナの目で促されて、クリスは恐る恐るディルドに舌先を付けた。触れた部分から、軽く痺れるような感覚が広がっていく。

『だめよ、クリスティーナ。もっと丁寧に触りなさい。これはあなたが大好きな彼氏のおちんちんなのよ。あなたをたっぷり犯してくれる、殿方の敏感な部分なんだから、愛情をこめて優しく扱うの』

 拒否という選択肢のないクリスは、言われたとおりに優しく触る。

『そうよ。いい娘ね。素質は十分あるわ。そんな風に逞しい男性の体を想像しながら、本当にご奉仕していると思いながらやるの。あなたをギュッと抱き締めてくれる素敵な彼氏に。そう、上手よ。クリスティーナ』

 脈動するディルドを優しく触って舐めているうちに、クリスはまるで本物のおちんちんを持っているような錯覚にとらわれていく。『雌淫乱液』から来る女の性欲は、クリスの正常な思考を奪っていく。
 クリスはまるで当たり前のように、亀頭を口に含み始めた。そして、舌と口を使って美味しそうにディルドを舐めまわす。

『あらあら、もう自分から。ふふふっ。おちんちんが欲しくて欲しくてたまらないのね』

(ち、ちがう。これはジェニーのため……)

クリスの心の声を読んだかのように、鏡の中クリスクリスティーナは反応する。

『嘘ついちゃだめよ。ちゃんと分かるんだから。おちんちんが欲しいのは、クリスティーナが女の子だからよ。とってもいやらしくてエッチな女の子。それがあなたなの』
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