ヒースの傍らに

碧月 晶

文字の大きさ
上 下
1 / 55

prologue

しおりを挟む
人生は、得るものと失うもので出来ている。


何かを得れば何かを失って、何かを失えば何かをまた得る。

そうして繰り返していく軌跡が人生となっていく。


それは全ての人に平等で、変わることのない絶対の法則。


けれど、何を得て、何を失うのか。それは誰にも分からない。

終始良いものだけを取捨選択し続けられるならば、それは理想というものだろう。

だけど現実というものはそう甘くはない。

得るも失うも、全てが良いものだけとは限らないのだから。


prologue ーendー
しおりを挟む

処理中です...