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しおりを挟む「ん…」
何か…眩しい…
瞼(まぶた)を通して突き刺さる光。
いつもはあまり感じないそれを不思議に思って目を開ける。
「あー…、昨日閉めてなかったっけ…」
原因は昨日締めそびれたカーテンの隙間から差し込む朝日の筋。
それがピンポイントで目の部分に通っていたようだ。
時計を見れば短針は7を指している。
何でこんな早くに…
欲を言えば休日なのだからもう少し寝ていたかった気持ちと
お陰で目が覚めてしまった苛立ちも含めて
少し乱暴にカーテンを閉め………ようとしたが、どうせ起きるのだからと結局は開けた。
そのまま部屋を出て、顔を洗いに洗面所へと向かう。
冷たい水を掛ければ、完全に覚める目。
……あ、病院
そこでふと思い出すアイツの存在。
「病院って何時から開くっけ…」
昼くらいに着けばいいか。
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