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しおりを挟む朝起きて、今日も学校へと向かう。
いつも通り絡んでくる真琴と話して、今日もいない隣を確認して、授業を受けて、放課後になる。
今日は真琴と一緒に、途中まで同じな帰り道を歩く。
「瑠、どうしたんだよ?」
「何が」
「なんかどっかボーッとしてるというか…珍しく考え事してるみたいだったから」
珍しくって何だ、珍しくって
俺だって考え事くらいするわ。
「……別に。いつも通りだろ」
「そ? じゃ、また明日なー」
そう言って、それ以上追及する事なく真琴は駅のある方角に分かれ道を曲がっていった。
因みに真琴は電車通学だ。
それを軽く手を上げて見送り、踵(きびす)を返して俺も自分の家へと向かう。
当然そのまま進んで行けば、あの緩い傾斜の坂へと差し掛かる。
そして、登りきればあの公園がある。
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