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二
しおりを挟む「はぁ…またかぁ」
バイトからの帰り道、いや…今や『元』バイト先と言った方が正しい。
俺、久住宗介は今日バイト先をクビになった。
理由は単純明快、度重なる失敗の数々。
俺ははっきり言って運がない。昔からそうだった。
何もない所で躓くし、炭酸飲料は必ず噴き出すし、列に並べば俺の前で締め切られるし、お約束のように皿は割る。
他にも色々あるが例を挙げればキリがない。
大人になった今も運の悪さは健在で、どうにか生きてはいけているものの…
「また新しいバイト先、見つけないとなぁ…」
溜め息と共に独り言ちたその時、どこからか「にゃあ」という鳴き声が聞こえてきた。
猫だ。鳴き声は近く俺は一目見ようと声がした方へと方向を変えた。
不運が多い俺は動物と触れ合う事が何よりも楽しみで、何よりの癒やしだった。
こういう日は特にその想いは強くなる。
けれど、俺は直ぐにこの時の行動を後悔する事になるなんて思ってもみなかった。
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