とりあえず転生しましたが何か?

柚野ぽんづ

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第3章 水色の少年

危機の予感ですが何か?

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「あー、よく寝た。」


いつものようにフータがギルドの二階から降りてくる。
そこには毎日のように見かける水色の髪の少年がいて、笑顔でギルドから出ていくところだった。



…さて、依頼でもやるかな…。


「受付さーん、なんかいい依頼ある?」


「あらフータくん、これなんかどう?」


…この女郎…俺が来たらの依頼用意してあっただろ…


「何かしら?」ニッコリ


「イエイエナンデモゴザイマセン」


うん、この人には逆らわないのが一番。いい例がマスターだし。


「そう、で、依頼だけど」


と説明されたのは数枚の依頼。なんかの採集だったりなんかの討伐だったり、なんかの配達だったり…
ぜってぇこれ雑用だろ
と心の中で思ったのは受付嬢には内緒である。


「はいはい全部やりますよ。」


といって紙を流し見したあとギルドを去っていった。




******
****
***
**



「ただいまーつかれたー」


といいながら、受付のところに以来完遂報告に行くと、なにやらマスターと受付が切羽詰まった様子で話をしていた。まぁ、俺には関係ないだろ……







……と、おもっていたときが俺にもあった(数秒前)






「あっ!フータくん帰って来た!いいタイミング!帰って来たばかりですまないけど1人のギルド員探してくれない!?」


……はぁ。


なにやら14歳の少年が依頼に向かったまま反そ帰ってこないんだと。


その少年というのが、今朝見かけた水色の髪をした少年らしい。


名前をクロム。ランクはB昇格直前のCらしい。


「で?何処へ行ったって?」


「クロスオードの森よ..」


はああああぁぁ?


なんであの年の子をあんな場所に行かせるかね..


最悪タネヤドシに捕まってそのままオークにも捕まるとかいうことも起こりうるのに……
本当に最悪なケース、その、なんだ、『ピー』されたまま倒れてるか、気絶してるか……死んでるな。


「全く……早く行くからそのクロム?の魔力が感じられるものなんかないのか?」


「ギルド登録の書類が!」


そういって出してきたのは登録書類。おいおい、緊急とはいえこれはだめじゃね?


まぁいいけどさ、こいつ親無しみたいだし……
とりあえず、魔力探知をクロスオードの森を覆い尽くすレベルまで展開する。


そして精度を上げる……ああ……



「生きてはいる。けど、やられてるかも。」


「そんな!」



さっさといかないと命が危ないな……


俺はすぐさま転移した。



***お知らせ***
いちおうこの作品はR-18設定にはなっていないので、アレがアレでアレな描写を書くことができないので、詳しい感じのやつは別サイト(エブリスタ)のサポーター特典にて掲載させていただこうと思っています。更新できましたらまたお知らせいたします。
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