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第2章 新たな生活の始まりと出会い
ギルマスあんま強くないんですけど何か?
しおりを挟む「このコインが下に落ちたら開始だ。君も遠慮なく俺を倒しに来い。」
もうこうなったら遠慮なんてする気毛頭ないけど
そしてシードの手から一枚のコインがはじかれる。
それは放物線を描きながら宙を舞う、
そして
落ちた。
刹那
「【フレアボム】」
シードから放たれたのは中級魔法のフレアボム、まぁ、名の通り。
相手は火…ということは水でいこうか。
「【アクアボム】」
俺から放たれた、シードのものより一回り小さい水でできた球体は中心でフレアボムとぶつかるとそれを突き破り、相手へと向かう。
「ほう…セオリー通りでも、密度の高い魔法だ、しかし避ければ何の問題も…へぶっ!?」
何が起こったのか…、答えは簡単。魔力コントロールのよさを生かし、アクアボムを避けた方向へと曲げる。すると、こっちにくると思っていないシードに当たる、ということ。
さて、面倒になったな…疲れた。
「悪いけど終わりにします。【バーン・ブラスト】」
俺から先ほどのアクアボムレベルの今度は炎でできた球体が放たれる。
「俺に炎で挑むとはいい度胸だ!しかし、まだこんなもので終わりにはしないぞ」
そう長々となんかしゃべってるところを指さし、俺はクイッ、と魔法を曲げる。
すると、
ドオオォォォォォォン!!!!
わお、想像以上にでかい爆発がおきたよ。
しかし煙で何が何だかだな…。
俺は無詠唱で風魔法を展開して、煙を払う。
すると、そこには倒れたシードの姿。
「おーい、シードさん?」
…返事がない、ただの屍のようだ。
仕方がない…。
「【ボルト】」
俺が魔法名を唱えるとちっちゃい雷がシードに落ちる。
「ぬあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!???」バリバリバリ
やっぱり起こし方に関しては、橘式は最高だと思うんだ。
「俺は…負けたのか……」
改めて現実を受け入れているオッサン(テッテレー!シードはオッサンにランクアップしたwww)
うん、うざいしどうでもいいしジメってて気持ち悪いから無視。
「で、いろいろどうすんの?」
ちょっと面倒になったので切れ気味オーラを醸し出すように申し上げます
「あ、うん、問題なしで、ギルドランクSからだね、うん」
え?
「ちょっとまて、そこはもっとなんか高いランクから~とかじゃないの?」
テンプレならそうなるはずなんだが…
「ああ、なんかギルドランクを決めるときは最高でもSランクからっていうふうに規則が作られちゃったんだよね、昔の勇者かなんかが好き勝手しちゃったせいで」
昔の勇者ェ…何してくれてやがるんでございますか…
「つってもフータくんならすぐに帝招集して試験受けさせてもいいんだけど」
おっさんが言うには、XXXランクならば帝を全員集めた状態で現在いるうち8人中5人が認めればランク昇格を可能とする制度があるらしい。
そしておっさんはなんとXXXランクの【炎武】という二つ名らしく、けっこう有名らしい(まぁギルマスだしね)。そんなおっさんを無傷で倒した俺なら帝もミジンコ程の苦労で倒せるんじゃね?っていう考えらしいのだ。
「よしやろう、今すぐやろう」
思い立ったが吉日、という言葉にのっとりすぐにやらせていただく。
「いや、今平和だから帝の招集は楽なんだが…、いいのか俺と戦ったすぐあとで」
「想像してみよう、逆に、戦った後でも、いいくらいしか、披露してないのだよwwww」
少しだけおっさんの心を折りにいきますwww
■□■
もうちょっと初ギルド続きます。
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