とりあえず転生しましたが何か?

柚野ぽんづ

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第2章 新たな生活の始まりと出会い

あっるぇ?おかしいんですけど何か?

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手から水晶に魔力を流す、ある程度加減はする。まぁ、国最強くらいには…ね?


 「えっ、ま、魔力量999,999,999?全帝さんのほぼ2倍…?


   しかも全属性?」


アレー、ドーシテコーナッタノカナ?


俺はおそらく4億ちょいを考えて魔力を流したのに…なぜだ!?


すると、どこからともなく一枚のメモ用紙が落ちてきた。それになんか文字が書いてある。何々


ゼロ《帝フラグを確実に立てるために最初の計測で水晶の割れる-1まで魔力が流れるようにしたんだよね、アハハwww》


おい、ゼロこの野郎


 《p.s. このメモは見た10秒後に消滅します》


ピカッ

ちょ、おま何して――






ボフッ…





なんだよ!爆発するかと思っただろ!


なんだし、ただ燃えてなくなっただけじゃないか!!


はぁ…


なんなんだゼロは…天界にいるときからなんか襲われかけるし、酔った勢いでファーストキス奪われるし、それに飽き足らず首筋まで舐めてきおった…
なんだよ!俺は男だぞ!?
と、それに何故か懐かしい感覚を覚えたのは気のせいだと信じておく。


いろいろ考えながら俺が悶えていると、後ろから受付さんが申し訳なさそうに


 「あ、あの…すみません…ギルマスが戦わせろと…」


やっぱりかー!


 「あの糞マスターには言い聞かせますから、今回だけは闘技場向かってください…


どうやってO・SHI・O・KIしてあげようかしら…フフフフフフ…」


わお…、受付さんからくろぉいオーラ出てるよ…。


受付さんにいわれたとおりに道をたどり、迷うこともなく闘技場へと到着した。


… 一本道だったが。


そこには明らかに道中絡んできた阿呆なギルド員とはオーラの違う人が一人、壁際に立っていた。


 「来たか…」


その凛とした雰囲気を放つ人から放たれた一言…


…コイツ…、絶対ただの戦闘狂だ…!


短髪にされた赤い髪に、紅茶色の瞳のイケメソ………殺るか☆


背は190cmくらい…クソッ、赤髪はかぶってるし、背も負けてるしなんだよこの屈辱!!


 「俺の名はシード=フレイオード。火の貴族現当主にしてこのギルド、炎舞のマスターをしている。君のような素質がありそうな子…と…戦えることを…」


うんひとついいかな


 「シードさんそのしゃべり方疲れない?」


 「えっ、ばれた?うわ…妻に『貴族らしくしろ!』っていわれてこういうしゃべり方してたけどばれたらしかたないよねー、はははははは、さて戦おうじゃないか、さぁさぁさぁさぁ!」






うぉ…予想以上にメンドイ。



 「このコインが下に落ちたら開始だ。君も遠慮なく俺を倒しに来い。」


もうこうなったら遠慮なんてする気毛頭ないけど


そしてシードの手から一枚のコインがはじかれる。


それは放物線を描きながら宙を舞う、


そして


チャリーン…






落ちた。
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