9 / 22
第2章 新たな生活の始まりと出会い
あっるぇ?おかしいんですけど何か?
しおりを挟む手から水晶に魔力を流す、ある程度加減はする。まぁ、国最強くらいには…ね?
「えっ、ま、魔力量999,999,999?全帝さんのほぼ2倍…?
しかも全属性?」
アレー、ドーシテコーナッタノカナ?
俺はおそらく4億ちょいを考えて魔力を流したのに…なぜだ!?
すると、どこからともなく一枚のメモ用紙が落ちてきた。それになんか文字が書いてある。何々
ゼロ《帝フラグを確実に立てるために最初の計測で水晶の割れる-1まで魔力が流れるようにしたんだよね、アハハwww》
おい、ゼロこの野郎
《p.s. このメモは見た10秒後に消滅します》
ピカッ
ちょ、おま何して――
ボフッ…
?
なんだよ!爆発するかと思っただろ!
なんだし、ただ燃えてなくなっただけじゃないか!!
はぁ…
なんなんだゼロは…天界にいるときからなんか襲われかけるし、酔った勢いでファーストキス奪われるし、それに飽き足らず首筋まで舐めてきおった…
なんだよ!俺は男だぞ!?
と、それに何故か懐かしい感覚を覚えたのは気のせいだと信じておく。
いろいろ考えながら俺が悶えていると、後ろから受付さんが申し訳なさそうに
「あ、あの…すみません…ギルマスが戦わせろと…」
やっぱりかー!
「あの糞マスターには言い聞かせますから、今回だけは闘技場向かってください…
どうやってO・SHI・O・KIしてあげようかしら…フフフフフフ…」
わお…、受付さんからくろぉいオーラ出てるよ…。
受付さんにいわれたとおりに道をたどり、迷うこともなく闘技場へと到着した。
… 一本道だったが。
そこには明らかに道中絡んできた阿呆なギルド員とはオーラの違う人が一人、壁際に立っていた。
「来たか…」
その凛とした雰囲気を放つ人から放たれた一言…
…コイツ…、絶対ただの戦闘狂だ…!
短髪にされた赤い髪に、紅茶色の瞳のイケメソ………殺るか☆
背は190cmくらい…クソッ、赤髪はかぶってるし、背も負けてるしなんだよこの屈辱!!
「俺の名はシード=フレイオード。火の貴族現当主にしてこのギルド、炎舞のマスターをしている。君のような素質がありそうな子…と…戦えることを…」
うんひとついいかな
「シードさんそのしゃべり方疲れない?」
「えっ、ばれた?うわ…妻に『貴族らしくしろ!』っていわれてこういうしゃべり方してたけどばれたらしかたないよねー、はははははは、さて戦おうじゃないか、さぁさぁさぁさぁ!」
うぉ…予想以上にメンドイ。
「このコインが下に落ちたら開始だ。君も遠慮なく俺を倒しに来い。」
もうこうなったら遠慮なんてする気毛頭ないけど
そしてシードの手から一枚のコインがはじかれる。
それは放物線を描きながら宙を舞う、
そして
チャリーン…
落ちた。
0
お気に入りに追加
172
あなたにおすすめの小説

悪役令息に転生したけど…俺…嫌われすぎ?
「ARIA」
BL
階段から落ちた衝撃であっけなく死んでしまった主人公はとある乙女ゲームの悪役令息に転生したが...主人公は乙女ゲームの家族から甘やかされて育ったというのを無視して存在を抹消されていた。
王道じゃないですけど王道です(何言ってんだ?)どちらかと言うとファンタジー寄り
更新頻度=適当
主人公の兄になったなんて知らない
さつき
BL
レインは知らない弟があるゲームの主人公だったという事を
レインは知らないゲームでは自分が登場しなかった事を
レインは知らない自分が神に愛されている事を
表紙イラストは マサキさんの「キミの世界メーカー」で作成してお借りしています⬇ https://picrew.me/image_maker/54346
某国の皇子、冒険者となる
くー
BL
俺が転生したのは、とある帝国という国の皇子だった。
転生してから10年、19歳になった俺は、兄の反対を無視して従者とともに城を抜け出すことにした。
俺の本当の望み、冒険者になる夢を叶えるために……
異世界転生主人公がみんなから愛され、冒険を繰り広げ、成長していく物語です。
主人公は魔法使いとして、仲間と力をあわせて魔物や敵と戦います。
※ BL要素は控えめです。
2020年1月30日(木)完結しました。

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)

主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。
小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。
そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。
先輩×後輩
攻略キャラ×当て馬キャラ
総受けではありません。
嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。
ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。
だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。
え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。
でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!!
……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。
本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。
こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。

アリスの苦難
浅葱 花
BL
主人公、有栖川 紘(アリスガワ ヒロ)
彼は生徒会の庶務だった。
突然壊れた日常。
全校生徒からの繰り返される”制裁”
それでも彼はその事実を受け入れた。
…自分は受けるべき人間だからと。

自己評価下の下のオレは、血筋がチートだった!?
トール
BL
一般家庭に生まれ、ごく普通の人生を歩んで16年。凡庸な容姿に特出した才もない平凡な少年ディークは、その容姿に負けない平凡な毎日を送っている。と思っていたのに、周りから見れば全然平凡じゃなかった!?
実はこの世界の創造主(神王)を母に持ち、騎士団の師団長(鬼神)を父に持つ尊い血筋!? 両親の素性を知らされていない世間知らずな少年が巻き起こすドタバタBLコメディー。
※「異世界で神様になってたらしい私のズボラライフ」の主人公の息子の話になります。
こちらを読んでいなくても楽しめるように作っておりますが、親の話に興味がある方はぜひズボラライフも読んでいただければ、より楽しめる作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる