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第十四章 少年
第329話:決闘講座
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お庭でのお茶会が始まっても、テオとショーンはお菓子そっちのけで騎士様ごっこをやっていた。新聞紙を丸めて作った剣で「エイ、ヤァ、トォ!」と打ち合っている。
「今日も始まったぁ」と、ニッコリさんが笑った。
「俺なら絶対にお菓子を取るけどな」と隊長さんも笑顔を見せる。
「でも、あの子らなかなかスジがいいんッスよねー。今から育てて騎士にしちゃおっかな」
ニッコリさんは隊長さんと楽しげに話しながら新聞紙で手早く剣を二本作ると、それを一本ずつ両手に持ち、二人を同時に相手してくれた。両手の剣を自在に操る彼は両利きだそうで、文字を書くのも刃物を扱うのも、左右どちらの手でも難なくこなせるという。
子ども達にイチゴのプチケーキを取り分けていると、ふと肘に何かが触れた。
アレンさんの手だ。見上げると、彼はこちらに目配せをしながら、ある方向を指差した。
「始まりましたよ。例のアレが……」
「なあに?」
「あの顔を見てください」
「ん? うわっ……」
何気なく指差されたほうへ注意を向ける。アレンさんはエメラルドグリーンの瞳をした大きなお友達を指差していた。
ニッコリさんに向かって下唇を突き出し、またもや大人げない顔をしている。
「で、出た。しゃくれハゼ」
「またすごい名前をつけていますね」
「わたし思うに、いつもライバル視するところが少しズレていると思うのですけれども」
「あれは『俺が一番じゃないと気が済まない病』です」
「んもぉぉ……困った王子様ですねぇ」
彼は今日もヴィル太郎である。
おとなしくお茶を飲んでいれば良いのに、何かひらめいたようにポンと手を叩くと、一瞬にしてどこかへ飛んでいった。しばらくして戻ってきたかと思いきや、今度はしゃがみ込んでセッセと何かやっている。
子ども達がヘバッてきた頃、まるでそれを待っていたかのように立ち上がり、ヴィルさんはゆっくりとニッコリさんに近づいた。
「俺とも勝負してもらおうか」
「は?」と振り返ったニッコリさんに向かって、彼は手袋を投げつけた。手にはお手製の新聞ソードが握られている。
「決闘を申し込む!」
「な、なにやってるのヴィル太郎……」
わたしのフォークに乗っていたケーキがぽろりとお皿に落ちるのと同時に、アレンさんがブハッと噴き出した。
声を殺して笑っていたくまんつ様が、肩を震わせながら「婚約者に呆れられているぞ」と言った。
「そのうち愛想を尽かされますよ」とアレンさんが言う。
「決闘の申し込みなんて古典ですよ?」
「どうせ時代物でも読んだのだろう。すーぐ感化されるからな」
ヴィルさんはクルリと子ども達に向き直り、人差し指を立てて説明をし始めた。
「いいか、君たち。相手に決闘を申し込む際は、このように手袋を投げるのだ。拾った場合は決闘を受けたことになる。自信がない・戦いたくない。そんな時は無理に拾わなくていい。用があって日を改めたい時は相手と相談することもできる。分かったかな?」
突然始まった『決闘講座』にテオとショーンが目を輝かせると、彼は満足そうに目を細めた。
「では、君たちに騎士の手袋をプレゼントしよう。これは以前、私が実際に使っていたものだ」
「おわっ、すげえ! 本物だ!」
「うわー! おっきい!」
騎士様の手袋をもらい、彼らは憧れの眼差しでヴィルさんを見上げた。それを見下ろす彼は猛烈に機嫌が良さそうだ。
ニッコリさんはゆっくりと屈んで手を伸ばすと手袋を拾いあげた。
「受けて立つッスよ。新聞剣なら俺にも勝機がある」
彼は手袋をヴィルさんに返すと、ヴィルさんと一緒に広場の真ん中へと出ていった。そして、彼が二本の剣をハの字になるようにして構えると、周りで見ていた第一騎士団員がどよめいた。
「あれが彼の二刀流の構えです」と、アレンさんが言った。
「捨て身とまでは言いませんが、結構危険なので彼も普段は使いません。新聞剣は彼の技術を安全に体験するには良い方法です」
ヴィルさんがこちらを指差して「アレン、風ッ!」と言った。
アレンさんがポソッと短い詠唱をすると、庭園をさっと風が吹き抜け、剣を構える二人の外套がひらひらと揺れる。どうやら演出用の風を要求していたようだ(笑)
静まり返る庭園──
なんだか緊張してきてしまい、ゴクリとつばを飲み込んだ。
「クリス、号令!」ヴィルさんは再びこちらを指差した。
「いいだろう。では……始め!」
うおおぉぉぉ! という声と同時に二人は駆け出した。お遊びとは言え表情は真剣そのもの。
中央で新聞ソードが激しく合わさった。
間髪入れずニッコリさんの左の剣がヴィルさんの脇腹に向かって一直線に飛び出す。
「ああっぶね!」と彼がバックステップしながら払いのけると、もう右の剣が次の攻撃を繰り出していた。
「うわっ! ちょっ待て!」
次々と繰り出されるニッコリさんの剣に、ヴィルさんは序盤から思わぬ劣勢を強いられている。苦戦する彼を見て第一騎士団員から再び大きなどよめきが上がった。
「迂闊でしたね」と、アレンさんは呟いた。
「普段の癖でしょうが、団長が危険な間合いに飛び込んでしまいました」
「ニッコリさんて、すごい方なのですねぇ」
「実はそうなのです」
「ヴィルさんは負けてしまうのでしょうか」
「あの左の剣を封じなければ勝機はないですね」
「でも、どうやって?」
「陽動を織り交ぜ、左を防御に使わせるのです」
アレンさんが言うには、フェイントを使って手数を増やしたように見せかけると、反射的にニッコリさんは左で防御しようとするので、結果的に左からの攻撃が出しにくくなるとのことだった。
「なるほどぉ。そうすれば同じ条件で戦えますねぇ」
「……どうしてあなたはこんな話がすんなり理解できるのでしょうか。母国で誰かと戦っていました?」
「いえいえ。単に情報が多かっただけというか」
最初は防戦一方だったヴィルさんが次第に攻撃に転じ、物凄い打ち合いが始まった。
アレンさんの言った通り、ニッコリさんがフェイントにかかって左手をピクッピクッと反応させ、左を攻撃に使えない場面が増えている。
「す、すごいですね……二人とも」
第一騎士団員が見物のために続々とお庭に集まってきていた。
ぺこんッ!
ぽこっ ぺこ ぽこん ぱこっ!
ぺこぺこぺこぽこ、ぱこん!
「でも、音がユルすぎて、どうしても決闘感が薄まりますねぇ」と、わたしは言った。
アレンさんはまたもや噴き出して「なにせ紙ですからね」と笑った。
子ども達は『ニッコリ親衛隊』と化しており、誰もヴィルさんの味方をしてくれない。
「ちょっと待て、お前ら俺のことも応援しろ!」「手袋をやっただろう!」「なぜ俺が悪役なのだ!」と文句を言いながら新聞ソードを振り回す彼はかなりコミカルで、とても高度な技術を駆使して戦っているようには見えなかった。
くまんつ様と隊長さんは「あんなにすごいことをやっているのに不憫すぎる」と言って二人で肩を叩き合いながら大笑いだ。
人気はニッコリさんの圧勝だった。
「今日も始まったぁ」と、ニッコリさんが笑った。
「俺なら絶対にお菓子を取るけどな」と隊長さんも笑顔を見せる。
「でも、あの子らなかなかスジがいいんッスよねー。今から育てて騎士にしちゃおっかな」
ニッコリさんは隊長さんと楽しげに話しながら新聞紙で手早く剣を二本作ると、それを一本ずつ両手に持ち、二人を同時に相手してくれた。両手の剣を自在に操る彼は両利きだそうで、文字を書くのも刃物を扱うのも、左右どちらの手でも難なくこなせるという。
子ども達にイチゴのプチケーキを取り分けていると、ふと肘に何かが触れた。
アレンさんの手だ。見上げると、彼はこちらに目配せをしながら、ある方向を指差した。
「始まりましたよ。例のアレが……」
「なあに?」
「あの顔を見てください」
「ん? うわっ……」
何気なく指差されたほうへ注意を向ける。アレンさんはエメラルドグリーンの瞳をした大きなお友達を指差していた。
ニッコリさんに向かって下唇を突き出し、またもや大人げない顔をしている。
「で、出た。しゃくれハゼ」
「またすごい名前をつけていますね」
「わたし思うに、いつもライバル視するところが少しズレていると思うのですけれども」
「あれは『俺が一番じゃないと気が済まない病』です」
「んもぉぉ……困った王子様ですねぇ」
彼は今日もヴィル太郎である。
おとなしくお茶を飲んでいれば良いのに、何かひらめいたようにポンと手を叩くと、一瞬にしてどこかへ飛んでいった。しばらくして戻ってきたかと思いきや、今度はしゃがみ込んでセッセと何かやっている。
子ども達がヘバッてきた頃、まるでそれを待っていたかのように立ち上がり、ヴィルさんはゆっくりとニッコリさんに近づいた。
「俺とも勝負してもらおうか」
「は?」と振り返ったニッコリさんに向かって、彼は手袋を投げつけた。手にはお手製の新聞ソードが握られている。
「決闘を申し込む!」
「な、なにやってるのヴィル太郎……」
わたしのフォークに乗っていたケーキがぽろりとお皿に落ちるのと同時に、アレンさんがブハッと噴き出した。
声を殺して笑っていたくまんつ様が、肩を震わせながら「婚約者に呆れられているぞ」と言った。
「そのうち愛想を尽かされますよ」とアレンさんが言う。
「決闘の申し込みなんて古典ですよ?」
「どうせ時代物でも読んだのだろう。すーぐ感化されるからな」
ヴィルさんはクルリと子ども達に向き直り、人差し指を立てて説明をし始めた。
「いいか、君たち。相手に決闘を申し込む際は、このように手袋を投げるのだ。拾った場合は決闘を受けたことになる。自信がない・戦いたくない。そんな時は無理に拾わなくていい。用があって日を改めたい時は相手と相談することもできる。分かったかな?」
突然始まった『決闘講座』にテオとショーンが目を輝かせると、彼は満足そうに目を細めた。
「では、君たちに騎士の手袋をプレゼントしよう。これは以前、私が実際に使っていたものだ」
「おわっ、すげえ! 本物だ!」
「うわー! おっきい!」
騎士様の手袋をもらい、彼らは憧れの眼差しでヴィルさんを見上げた。それを見下ろす彼は猛烈に機嫌が良さそうだ。
ニッコリさんはゆっくりと屈んで手を伸ばすと手袋を拾いあげた。
「受けて立つッスよ。新聞剣なら俺にも勝機がある」
彼は手袋をヴィルさんに返すと、ヴィルさんと一緒に広場の真ん中へと出ていった。そして、彼が二本の剣をハの字になるようにして構えると、周りで見ていた第一騎士団員がどよめいた。
「あれが彼の二刀流の構えです」と、アレンさんが言った。
「捨て身とまでは言いませんが、結構危険なので彼も普段は使いません。新聞剣は彼の技術を安全に体験するには良い方法です」
ヴィルさんがこちらを指差して「アレン、風ッ!」と言った。
アレンさんがポソッと短い詠唱をすると、庭園をさっと風が吹き抜け、剣を構える二人の外套がひらひらと揺れる。どうやら演出用の風を要求していたようだ(笑)
静まり返る庭園──
なんだか緊張してきてしまい、ゴクリとつばを飲み込んだ。
「クリス、号令!」ヴィルさんは再びこちらを指差した。
「いいだろう。では……始め!」
うおおぉぉぉ! という声と同時に二人は駆け出した。お遊びとは言え表情は真剣そのもの。
中央で新聞ソードが激しく合わさった。
間髪入れずニッコリさんの左の剣がヴィルさんの脇腹に向かって一直線に飛び出す。
「ああっぶね!」と彼がバックステップしながら払いのけると、もう右の剣が次の攻撃を繰り出していた。
「うわっ! ちょっ待て!」
次々と繰り出されるニッコリさんの剣に、ヴィルさんは序盤から思わぬ劣勢を強いられている。苦戦する彼を見て第一騎士団員から再び大きなどよめきが上がった。
「迂闊でしたね」と、アレンさんは呟いた。
「普段の癖でしょうが、団長が危険な間合いに飛び込んでしまいました」
「ニッコリさんて、すごい方なのですねぇ」
「実はそうなのです」
「ヴィルさんは負けてしまうのでしょうか」
「あの左の剣を封じなければ勝機はないですね」
「でも、どうやって?」
「陽動を織り交ぜ、左を防御に使わせるのです」
アレンさんが言うには、フェイントを使って手数を増やしたように見せかけると、反射的にニッコリさんは左で防御しようとするので、結果的に左からの攻撃が出しにくくなるとのことだった。
「なるほどぉ。そうすれば同じ条件で戦えますねぇ」
「……どうしてあなたはこんな話がすんなり理解できるのでしょうか。母国で誰かと戦っていました?」
「いえいえ。単に情報が多かっただけというか」
最初は防戦一方だったヴィルさんが次第に攻撃に転じ、物凄い打ち合いが始まった。
アレンさんの言った通り、ニッコリさんがフェイントにかかって左手をピクッピクッと反応させ、左を攻撃に使えない場面が増えている。
「す、すごいですね……二人とも」
第一騎士団員が見物のために続々とお庭に集まってきていた。
ぺこんッ!
ぽこっ ぺこ ぽこん ぱこっ!
ぺこぺこぺこぽこ、ぱこん!
「でも、音がユルすぎて、どうしても決闘感が薄まりますねぇ」と、わたしは言った。
アレンさんはまたもや噴き出して「なにせ紙ですからね」と笑った。
子ども達は『ニッコリ親衛隊』と化しており、誰もヴィルさんの味方をしてくれない。
「ちょっと待て、お前ら俺のことも応援しろ!」「手袋をやっただろう!」「なぜ俺が悪役なのだ!」と文句を言いながら新聞ソードを振り回す彼はかなりコミカルで、とても高度な技術を駆使して戦っているようには見えなかった。
くまんつ様と隊長さんは「あんなにすごいことをやっているのに不憫すぎる」と言って二人で肩を叩き合いながら大笑いだ。
人気はニッコリさんの圧勝だった。
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