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第十五章 新人類
第332話:アレンさんと
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ヴァーゲンザイル侯が騎士科の教師だった関係で、騎士様と学校関係者が男性参加者の大半を占めていると聞いた。
これほどまでに火力と防御力の高い舞踏会は国内で例を見ないと言われており、荷物を預けるクロークが「ここは武器庫ですか?」と聞きたくなるほど剣で溢れていた。
こんな場所で神薙を襲撃する物好きはいない。今日は第一騎士団の護衛もアレンさん以外は指示があるまで自由に過ごして良いことになっている。
わたしの侍女二人も結婚適齢期なので、わたしのことは気にせず、遠慮なく婚活を頑張るように伝えた。
イルサが第一騎士団員と楽しそうに踊っているのが見えた。「まずは無難に知り合いから」といったところだろう。
次に侍女長のフリガが見えた。
しかし、そのお相手を見た瞬間、思わず「えっ、どっちから?!」と目を丸くしてしまった。
硬派で寡黙、孤独を愛する『組長』ことマーク・マーリス副団長である。
彼は基本的に喋らないので、一体どうやって、どちらから誘ったのかが気になって仕方ない。
「うおっ?! おい、マークだぞ!」
わたしの視線を追って二人を確認したヴィルさんも目を丸くした。
「彼が誘ったのしょうか?」
「いや、どうだろうか。一応、彼も喋るときは喋るからな。無駄話をしないというだけで」
「フリガもまるで興味なさそうでしたのに」
「彼女はいつも『騎士なんて眼中にございませんが、何か?』という顔をしている」
「なんて謎多き人達でしょう」
「冷やかしづらいうえに聞きづらい。リアから聞いてくれ」
「変に冷やかして壊れたら一大事ですわっ」
「そっとしておくか……恨まれたら嫌だしな」
謎カップルは楽しいのか楽しくないのかもよく分からないスンとした顔で踊っていた。
☟
次の曲はわたしとヴィルさんが婚約発表の夜に踊った『小鳥の挨拶』だった。
ヴィルさんはそのままわたしをアレンさんのところへ連れていき「二人で踊るといい」と言った。
舞踏会には『二曲以上続けて踊っても良いのは婚約者のみ』という謎ルールがあるのだけれども、そもそも社交とダンスを楽しむ目的で来ているので、婚約者であっても二曲続けて踊る人はあまりいないそうだ。
アレンさんは時計を見ると「承知しました」と言ってわたしの手を取った。
「リア様、中央へ行きましょう」
「ま、真ん中ッ? 曲が終わった途端、色んな人が誘いに来ませんか??」
「大丈夫です。これは団長の作戦ですから」
ニッコリさんのライバルを封じる使命を帯びたわたしは「誘えば誰でも踊れる」という雰囲気を醸し出さねばならない。
ヴィルさんの事前予想では、わたしが躍っている間は見学に徹する男性が増えるとのことだった。理由は、曲が終わった瞬間に出ていって次のダンスに誘うためだ。
しかし、実際のところ、わたしのダンスの相手はヴィルさんとアレンさんがコントロールしてくれることになっていて、身内(騎士団員)を中心にローテーションする作戦になっている。
「この曲が終わり次第、舞踏会は休憩時間に入ります」
彼は壁の大きな時計を見ると小さな声で言った。
「エッ……もうそんな時間?」
「ええ。団長がモタモタと支度をしていたのも、おそらくは作戦です。遅れて出向いて目立つだけ目立たせる。長々挨拶をしてその間にニッコロを泳がせる。しかし、リア様を部外者とは踊らせない。そういうことでしょう」
舞踏会はいわゆる婚活パーティー的な側面があるため、ホテル開催の場合、招待客が自由に歓談できる時間と楽器のメンテを兼ねた休憩時間が設けられている。これがないと「休憩しよう」を口実に物陰へ女性を誘い込む悪い男子が現れ、秩序が乱れるのだとか。
係の人が会場内の様子を見ながら、十五分から四十分ほどの間で調整するらしい。
「婚約発表で踊った印象深い曲をほかの男と踊る意味は大きいですよ。この曲を婚約者以外とも踊るつもりがあることを示しているわけですからね」
「周りの皆さんは、わたしがこの曲を最も多く踊っている相手がアレンさんだという事実を知りませんものね」
「練習を含めればそうですね」
「序盤に足を踏んだ回数もね……」
「はははっ! 今は息がピッタリです。周りには素晴らしいダンスに見えているかも知れませんね」
「ヴィルさんが『アレンとは俺とやらない技をやる』って文句を言うのですよぉ」
「そんなのありましたっけ?」
「手をチョンチョンってする振りです」
ターンの時に離れた手を再び合わせる際、肘から指先までを軽く交差させるようにチョンチョンと合わせる振りは、ハイタッチやハイファイブに近い感覚があって楽しい。簡単なこともあって周りを見てもやっている人は多かった。
「あー、これですか」
「そう、これですわ。ちょっとターンのついでにやるだけでしょう? 遊び心があって楽しいのに、ヴィルさんったら恥ずかしがってやらないのですよぅ。それで文句だけ言うのです」
「困った金色のオジサンですね」
「うふふ♪」
「ニッコロは順調そうです」
「そうなのです。先程は素敵な女性と踊っていて、今も……」
「色々あって悔しい思いをしていましたから、彼には幸せになって欲しいです」
ニッコリさんは学生時代に恋愛絡みで辛い経験をしたらしい。周りの応援がアツイのはそのせいだ。
『小鳥の挨拶』を踊り終えると、アレンさんの言ったとおり休憩時間になった。
わたしを誘いに来ようとしていた人達が場内の案内を聞いてショボンと肩を落としている。アレンさんは「残念でした」と言ってペロっと舌を出すと、わたしの手を引いてサッサとヴィルさんの元へ戻った。
これほどまでに火力と防御力の高い舞踏会は国内で例を見ないと言われており、荷物を預けるクロークが「ここは武器庫ですか?」と聞きたくなるほど剣で溢れていた。
こんな場所で神薙を襲撃する物好きはいない。今日は第一騎士団の護衛もアレンさん以外は指示があるまで自由に過ごして良いことになっている。
わたしの侍女二人も結婚適齢期なので、わたしのことは気にせず、遠慮なく婚活を頑張るように伝えた。
イルサが第一騎士団員と楽しそうに踊っているのが見えた。「まずは無難に知り合いから」といったところだろう。
次に侍女長のフリガが見えた。
しかし、そのお相手を見た瞬間、思わず「えっ、どっちから?!」と目を丸くしてしまった。
硬派で寡黙、孤独を愛する『組長』ことマーク・マーリス副団長である。
彼は基本的に喋らないので、一体どうやって、どちらから誘ったのかが気になって仕方ない。
「うおっ?! おい、マークだぞ!」
わたしの視線を追って二人を確認したヴィルさんも目を丸くした。
「彼が誘ったのしょうか?」
「いや、どうだろうか。一応、彼も喋るときは喋るからな。無駄話をしないというだけで」
「フリガもまるで興味なさそうでしたのに」
「彼女はいつも『騎士なんて眼中にございませんが、何か?』という顔をしている」
「なんて謎多き人達でしょう」
「冷やかしづらいうえに聞きづらい。リアから聞いてくれ」
「変に冷やかして壊れたら一大事ですわっ」
「そっとしておくか……恨まれたら嫌だしな」
謎カップルは楽しいのか楽しくないのかもよく分からないスンとした顔で踊っていた。
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次の曲はわたしとヴィルさんが婚約発表の夜に踊った『小鳥の挨拶』だった。
ヴィルさんはそのままわたしをアレンさんのところへ連れていき「二人で踊るといい」と言った。
舞踏会には『二曲以上続けて踊っても良いのは婚約者のみ』という謎ルールがあるのだけれども、そもそも社交とダンスを楽しむ目的で来ているので、婚約者であっても二曲続けて踊る人はあまりいないそうだ。
アレンさんは時計を見ると「承知しました」と言ってわたしの手を取った。
「リア様、中央へ行きましょう」
「ま、真ん中ッ? 曲が終わった途端、色んな人が誘いに来ませんか??」
「大丈夫です。これは団長の作戦ですから」
ニッコリさんのライバルを封じる使命を帯びたわたしは「誘えば誰でも踊れる」という雰囲気を醸し出さねばならない。
ヴィルさんの事前予想では、わたしが躍っている間は見学に徹する男性が増えるとのことだった。理由は、曲が終わった瞬間に出ていって次のダンスに誘うためだ。
しかし、実際のところ、わたしのダンスの相手はヴィルさんとアレンさんがコントロールしてくれることになっていて、身内(騎士団員)を中心にローテーションする作戦になっている。
「この曲が終わり次第、舞踏会は休憩時間に入ります」
彼は壁の大きな時計を見ると小さな声で言った。
「エッ……もうそんな時間?」
「ええ。団長がモタモタと支度をしていたのも、おそらくは作戦です。遅れて出向いて目立つだけ目立たせる。長々挨拶をしてその間にニッコロを泳がせる。しかし、リア様を部外者とは踊らせない。そういうことでしょう」
舞踏会はいわゆる婚活パーティー的な側面があるため、ホテル開催の場合、招待客が自由に歓談できる時間と楽器のメンテを兼ねた休憩時間が設けられている。これがないと「休憩しよう」を口実に物陰へ女性を誘い込む悪い男子が現れ、秩序が乱れるのだとか。
係の人が会場内の様子を見ながら、十五分から四十分ほどの間で調整するらしい。
「婚約発表で踊った印象深い曲をほかの男と踊る意味は大きいですよ。この曲を婚約者以外とも踊るつもりがあることを示しているわけですからね」
「周りの皆さんは、わたしがこの曲を最も多く踊っている相手がアレンさんだという事実を知りませんものね」
「練習を含めればそうですね」
「序盤に足を踏んだ回数もね……」
「はははっ! 今は息がピッタリです。周りには素晴らしいダンスに見えているかも知れませんね」
「ヴィルさんが『アレンとは俺とやらない技をやる』って文句を言うのですよぉ」
「そんなのありましたっけ?」
「手をチョンチョンってする振りです」
ターンの時に離れた手を再び合わせる際、肘から指先までを軽く交差させるようにチョンチョンと合わせる振りは、ハイタッチやハイファイブに近い感覚があって楽しい。簡単なこともあって周りを見てもやっている人は多かった。
「あー、これですか」
「そう、これですわ。ちょっとターンのついでにやるだけでしょう? 遊び心があって楽しいのに、ヴィルさんったら恥ずかしがってやらないのですよぅ。それで文句だけ言うのです」
「困った金色のオジサンですね」
「うふふ♪」
「ニッコロは順調そうです」
「そうなのです。先程は素敵な女性と踊っていて、今も……」
「色々あって悔しい思いをしていましたから、彼には幸せになって欲しいです」
ニッコリさんは学生時代に恋愛絡みで辛い経験をしたらしい。周りの応援がアツイのはそのせいだ。
『小鳥の挨拶』を踊り終えると、アレンさんの言ったとおり休憩時間になった。
わたしを誘いに来ようとしていた人達が場内の案内を聞いてショボンと肩を落としている。アレンさんは「残念でした」と言ってペロっと舌を出すと、わたしの手を引いてサッサとヴィルさんの元へ戻った。
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