54 / 352
第二章 出会い
第49話:多いのか少ないのか
しおりを挟む
◇◆◇
お披露目会まで、残り五日。
いよいよ目前となり、王宮から参加人数の確報が届いた。
イケ仏様は届いたメモを見ながら眼鏡を光らせていた。
「何人ですか?」
「六百三十八人です」
「……はい?」
「どうせ直前に飛び込みがあって増えますから、ざっくり六百五十から七百人ですね」
「そんな……、前に聞いたときは四百人ぐらいって」
「直前に駆け込む人達がいますからね」
「人気歌舞伎役者の結婚披露宴みたい……」
「カブ……なんですか?」
「あ、カブキは、わたしの母国の伝統芸能です。意外と面白くて。ははは」
もう、逃げてもいいですか……
当初、多くても五十人程度だと思っていた。
天人族の人達が実際に何人くらい暮らしているのかは知らない。しかし、あれよあれよと百人だの二百人だのと言い始め、気がついたときには四百を超えていた。そして、最終確報がこれだ。
これでもまだ来たい人が全員来られるわけではないそうだ。仕事などの都合で、この日に来られない人達から苦情が届いているらしい。
あちこちの領地に散らばって生活している人達を、王都に集めるだけでも大変だった。
なにせ、この国には飛行機がないし、自動車もない、そして鉄道もないのだ。乗り物は馬車一択。
馬で青森や鹿児島あたりから東京へ出張することを考えたら、その感覚は江戸時代に近い。端のほうだと移動にかかる時間は一週間とか二週間とかだ。旅程の単位が「日」ではなく「週」になる。
しかも、結婚を考えるような年頃の男性たちは、お仕事でも周りから頼りにされる世代だ。「ちょっと新しい神薙を見に行ってくる」と、スンナリ出られない人もいるだろう。
王宮では第二回目のお披露目会開催を検討中だという(勘弁して)
過去にも神薙お披露目会が催されていたというので、以前はどうだったのか宰相に尋ねた。
しかし、先代までの神薙は素行がすこぶる悪く(そうでしょうね)まったく参考にならないとのことだった。
年上好きの神薙が降臨し、息子ではなくお父さん達が次々と夫に指名されて地獄と化したなど、その手の話は腐るほどあるとか……。
そうした苦い経験が多いせいか、父親世代がとばっちりを受けないよう、お披露目会は適齢期の男性しか参加させないことにしていたそうだ。
わたしの場合は、お申し込み、審査、そしてお見合いを経て、双方の合意をもって婚約という、過去に例を見ないクソ真面目さなので、誰でも安心して参加できることになっている。
参加条件は緩く「成人している天人族なら誰でも参加可」だ。親子で来て頂いても良いし、オジイチャンを含む三世代で来て頂いても良い。
「想定よりも、だいぶ参加者が少ない」と、イケ仏様は眉間に皺を寄せていた。
こんなに集客(?)しているのに、不人気とは聞き捨てならない。
「六百人を超えているのに?」
「全体の数から見たら少ないです。これをどう捉えるべきか……」
彼がアゴをいじりながら何かブツブツ呟いていたので、わたしは首をかしげた。
「これが国の実情だと捉えるのが妥当かも知れません」と、彼は眉間の皺をそのままにして言った。
「来たくても来られない家が、私の想定以上に多いのだと思います」
先代にしゃぶり尽くされ、自分たちが生きるだけで手一杯の家が多いと彼は言う。これは仕方のないことなので、今は経済的な体力をつけることを優先するしかないそうだ。
「天人族は、罪人でないかぎり皆、貴族です。働いてさえいれば、いずれは元に戻ります。今は辛抱のときでしょうね」
わたしはフンフンと頷いた。
彼はメガネの位置を直しながら続けた。
「ただ、経済難の家だけではないですね。周りの評判を聞いてから考えようと、参加を見送っている連中も相当数いる気がします。そうでなければ六百人などという数字にはなりません。それから、二度目の開催をしろと要望すれば叶えてもらえると考えている連中も然りです」
「でも、皆さんお仕事もあってお忙しいでしょうし」
「国王が出した招待状には、先代とはまるで異なる可憐な女神が降りていると書いてあるのです」
「ぐ、ぐはっ……。そ、それは本当ですか? わたし、聞いていないですが」
陛下、陛下、陛下ぁ~。
あんまりです。本人の承諾なしに、招待状でハードルを上げないでくださいぃ(泣)
「毎度毎度、暴露本が飛ぶように売れているわけですから、この期に及んで、王が嘘をつくわけがないのです。何が何でも都合を合わせてくるのが今回の会ですよ」
わたしが保守的すぎて面白くないと思われているだけかも、と呟くと、彼は鼻で笑った。
「二度目の開催を打診されていましたが、お断りして良いと思いますよ」
「そうですか? それとなくイヤイヤはしてみたのですが、押し切られそうというか……」
「この参加者数は、経済力のない者と愚か者をざっくり差し引いた残数だと見るのが妥当です。愚かな連中にあなたを見せてやる必要はありません。私が王宮の要求を夢と希望ごと、ぶった切っておきましょう」
わぁい♪
「副団長さまは、意外とズバズバ言う毒舌家……?」と言うと、彼がピクリと反応した。
「昔はすべて我慢して黙っておくのが正義だと思っていました。しかし、学生時代に王族の先輩から、『今後の人生、思ったことはすべてハッキリ言え』と命じられたのです」
「王族の方から? それは凄いですねぇ」
「それならばと話し始めたところ、同じ人物から『お前は口が悪すぎる』と言われまして」
「ぷっ、ふ……」
「しかし、命じたのはその王族です。私は忠実に守っているだけですね。真面目でしょう?」
そこまで言うと、彼はニヤリと笑った。
最近のイケ仏様は、面白い人の片鱗をチラチラと見せてくる。
「当日の段取りもほぼ確定ですね」
「んー、わたし、大丈夫でしょうか。お行儀とか、もう少し習ったほうが……」
「昼餐会と茶会ですか?」
頷いた。
お披露目会の前に、一部の大臣などを中心とした陛下と仲良しなオジサマを集めたランチ会があり、さらにその後、外国から来てくれた王族の皆さんとのお茶会がある。それを経て、ようやく夕方のお披露目会なのだ。
着替えとヘアメイク、ランチ以外の食事の時間を考えると、なかなかの殺人スケジュールにしてくれちゃっている。
「マナーについては、侍女から何の問題もないと報告が上がっています。それに、毎週、王と食事会もしているので今さら何を習うのかという話になるのですが」
「でも、きちんと習ったこともないので」
「では、当日までの間、食事のときに何度か確認をしますか」
「あ、そうしましょう。一緒にお食事をしませんか? 騎士様を数名と、侍女も呼んで、ダメなところをダメと言って頂く会ということに。それからお茶会のほうも」
「なるほど、ではそのように。ただ……」
「ただ?」
「恐らくは、料理人が猛烈に張り切り、ただの楽しい食事会と茶会になって終わります。楽しみです」
また彼はニコリと笑った。
わたしはプレッシャーでペチャンコになりそうなのに、彼は相変わらず飄々としていて「何を不安がっているのか分からない」という顔をしている。
お食事もお茶も、メシ友の陛下が一緒だからまだ良いけれど、外国から来る王族ばかりのお茶会は不安だった。通訳さんがいるらしいけれども、言葉の壁だってあるのに……。
翌日のランチから数回、お家の中でお食事会とお茶会を開いて、わたしのマナーチェックをしてもらった。
しかし、彼の予告通り何度やっても指摘は出ず、ただの楽しいお食事会とお茶会になって終わってしまった。
イケ仏様はオシャレでグルメなイケメンだった。
お披露目会まで、残り五日。
いよいよ目前となり、王宮から参加人数の確報が届いた。
イケ仏様は届いたメモを見ながら眼鏡を光らせていた。
「何人ですか?」
「六百三十八人です」
「……はい?」
「どうせ直前に飛び込みがあって増えますから、ざっくり六百五十から七百人ですね」
「そんな……、前に聞いたときは四百人ぐらいって」
「直前に駆け込む人達がいますからね」
「人気歌舞伎役者の結婚披露宴みたい……」
「カブ……なんですか?」
「あ、カブキは、わたしの母国の伝統芸能です。意外と面白くて。ははは」
もう、逃げてもいいですか……
当初、多くても五十人程度だと思っていた。
天人族の人達が実際に何人くらい暮らしているのかは知らない。しかし、あれよあれよと百人だの二百人だのと言い始め、気がついたときには四百を超えていた。そして、最終確報がこれだ。
これでもまだ来たい人が全員来られるわけではないそうだ。仕事などの都合で、この日に来られない人達から苦情が届いているらしい。
あちこちの領地に散らばって生活している人達を、王都に集めるだけでも大変だった。
なにせ、この国には飛行機がないし、自動車もない、そして鉄道もないのだ。乗り物は馬車一択。
馬で青森や鹿児島あたりから東京へ出張することを考えたら、その感覚は江戸時代に近い。端のほうだと移動にかかる時間は一週間とか二週間とかだ。旅程の単位が「日」ではなく「週」になる。
しかも、結婚を考えるような年頃の男性たちは、お仕事でも周りから頼りにされる世代だ。「ちょっと新しい神薙を見に行ってくる」と、スンナリ出られない人もいるだろう。
王宮では第二回目のお披露目会開催を検討中だという(勘弁して)
過去にも神薙お披露目会が催されていたというので、以前はどうだったのか宰相に尋ねた。
しかし、先代までの神薙は素行がすこぶる悪く(そうでしょうね)まったく参考にならないとのことだった。
年上好きの神薙が降臨し、息子ではなくお父さん達が次々と夫に指名されて地獄と化したなど、その手の話は腐るほどあるとか……。
そうした苦い経験が多いせいか、父親世代がとばっちりを受けないよう、お披露目会は適齢期の男性しか参加させないことにしていたそうだ。
わたしの場合は、お申し込み、審査、そしてお見合いを経て、双方の合意をもって婚約という、過去に例を見ないクソ真面目さなので、誰でも安心して参加できることになっている。
参加条件は緩く「成人している天人族なら誰でも参加可」だ。親子で来て頂いても良いし、オジイチャンを含む三世代で来て頂いても良い。
「想定よりも、だいぶ参加者が少ない」と、イケ仏様は眉間に皺を寄せていた。
こんなに集客(?)しているのに、不人気とは聞き捨てならない。
「六百人を超えているのに?」
「全体の数から見たら少ないです。これをどう捉えるべきか……」
彼がアゴをいじりながら何かブツブツ呟いていたので、わたしは首をかしげた。
「これが国の実情だと捉えるのが妥当かも知れません」と、彼は眉間の皺をそのままにして言った。
「来たくても来られない家が、私の想定以上に多いのだと思います」
先代にしゃぶり尽くされ、自分たちが生きるだけで手一杯の家が多いと彼は言う。これは仕方のないことなので、今は経済的な体力をつけることを優先するしかないそうだ。
「天人族は、罪人でないかぎり皆、貴族です。働いてさえいれば、いずれは元に戻ります。今は辛抱のときでしょうね」
わたしはフンフンと頷いた。
彼はメガネの位置を直しながら続けた。
「ただ、経済難の家だけではないですね。周りの評判を聞いてから考えようと、参加を見送っている連中も相当数いる気がします。そうでなければ六百人などという数字にはなりません。それから、二度目の開催をしろと要望すれば叶えてもらえると考えている連中も然りです」
「でも、皆さんお仕事もあってお忙しいでしょうし」
「国王が出した招待状には、先代とはまるで異なる可憐な女神が降りていると書いてあるのです」
「ぐ、ぐはっ……。そ、それは本当ですか? わたし、聞いていないですが」
陛下、陛下、陛下ぁ~。
あんまりです。本人の承諾なしに、招待状でハードルを上げないでくださいぃ(泣)
「毎度毎度、暴露本が飛ぶように売れているわけですから、この期に及んで、王が嘘をつくわけがないのです。何が何でも都合を合わせてくるのが今回の会ですよ」
わたしが保守的すぎて面白くないと思われているだけかも、と呟くと、彼は鼻で笑った。
「二度目の開催を打診されていましたが、お断りして良いと思いますよ」
「そうですか? それとなくイヤイヤはしてみたのですが、押し切られそうというか……」
「この参加者数は、経済力のない者と愚か者をざっくり差し引いた残数だと見るのが妥当です。愚かな連中にあなたを見せてやる必要はありません。私が王宮の要求を夢と希望ごと、ぶった切っておきましょう」
わぁい♪
「副団長さまは、意外とズバズバ言う毒舌家……?」と言うと、彼がピクリと反応した。
「昔はすべて我慢して黙っておくのが正義だと思っていました。しかし、学生時代に王族の先輩から、『今後の人生、思ったことはすべてハッキリ言え』と命じられたのです」
「王族の方から? それは凄いですねぇ」
「それならばと話し始めたところ、同じ人物から『お前は口が悪すぎる』と言われまして」
「ぷっ、ふ……」
「しかし、命じたのはその王族です。私は忠実に守っているだけですね。真面目でしょう?」
そこまで言うと、彼はニヤリと笑った。
最近のイケ仏様は、面白い人の片鱗をチラチラと見せてくる。
「当日の段取りもほぼ確定ですね」
「んー、わたし、大丈夫でしょうか。お行儀とか、もう少し習ったほうが……」
「昼餐会と茶会ですか?」
頷いた。
お披露目会の前に、一部の大臣などを中心とした陛下と仲良しなオジサマを集めたランチ会があり、さらにその後、外国から来てくれた王族の皆さんとのお茶会がある。それを経て、ようやく夕方のお披露目会なのだ。
着替えとヘアメイク、ランチ以外の食事の時間を考えると、なかなかの殺人スケジュールにしてくれちゃっている。
「マナーについては、侍女から何の問題もないと報告が上がっています。それに、毎週、王と食事会もしているので今さら何を習うのかという話になるのですが」
「でも、きちんと習ったこともないので」
「では、当日までの間、食事のときに何度か確認をしますか」
「あ、そうしましょう。一緒にお食事をしませんか? 騎士様を数名と、侍女も呼んで、ダメなところをダメと言って頂く会ということに。それからお茶会のほうも」
「なるほど、ではそのように。ただ……」
「ただ?」
「恐らくは、料理人が猛烈に張り切り、ただの楽しい食事会と茶会になって終わります。楽しみです」
また彼はニコリと笑った。
わたしはプレッシャーでペチャンコになりそうなのに、彼は相変わらず飄々としていて「何を不安がっているのか分からない」という顔をしている。
お食事もお茶も、メシ友の陛下が一緒だからまだ良いけれど、外国から来る王族ばかりのお茶会は不安だった。通訳さんがいるらしいけれども、言葉の壁だってあるのに……。
翌日のランチから数回、お家の中でお食事会とお茶会を開いて、わたしのマナーチェックをしてもらった。
しかし、彼の予告通り何度やっても指摘は出ず、ただの楽しいお食事会とお茶会になって終わってしまった。
イケ仏様はオシャレでグルメなイケメンだった。
86
お気に入りに追加
440
あなたにおすすめの小説
美しくも残酷な世界に花嫁(仮)として召喚されたようです~酒好きアラサーは食糧難の世界で庭を育てて煩悩のままに生活する
くみたろう
ファンタジー
いつもと変わらない日常が一変するのをただの会社員である芽依はその身をもって知った。
世界が違った、価値観が違った、常識が違った、何もかもが違った。
意味がわからなかったが悲観はしなかった。
花嫁だと言われ、その甘い香りが人外者を狂わすと言われても、芽依の周りは優しさに包まれている。
そばに居るのは巨大な蟻で、いつも優しく格好良く守ってくれる。
奴隷となった大好きな二人は本心から芽依を愛して側にいてくれる。
麗しい領主やその周りの人外者達も、話を聞いてくれる。
周りは酷く残酷な世界だけれども、芽依はたまにセクハラをして齧りつきながら穏やかに心を育み生きていく。
それはこの美しく清廉で、残酷でいておぞましい御伽噺の世界の中でも慈しみ育む人外者達や異世界の人間が芽依を育て守ってくれる。
お互いの常識や考えを擦り合わせ歩み寄り、等価交換を基盤とした世界の中で、優しさを育てて自分の居場所作りに励む。
全ては幸せな気持ちで大好きなお酒を飲む為であり、素敵な酒のつまみを開発する日々を送るためだ。
【完結】『飯炊き女』と呼ばれている騎士団の寮母ですが、実は最高位の聖女です
葉桜鹿乃
恋愛
ルーシーが『飯炊き女』と、呼ばれてそろそろ3年が経とうとしている。
王宮内に兵舎がある王立騎士団【鷹の爪】の寮母を担っているルーシー。
孤児院の出で、働き口を探してここに配置された事になっているが、実はこの国の最も高貴な存在とされる『金剛の聖女』である。
王宮という国で一番安全な場所で、更には周囲に常に複数人の騎士が控えている場所に、本人と王族、宰相が話し合って所属することになったものの、存在を秘する為に扱いは『飯炊き女』である。
働くのは苦では無いし、顔を隠すための不細工な丸眼鏡にソバカスと眉を太くする化粧、粗末な服。これを襲いに来るような輩は男所帯の騎士団にも居ないし、聖女の力で存在感を常に薄めるようにしている。
何故このような擬態をしているかというと、隣国から聖女を狙って何者かが間者として侵入していると言われているためだ。
隣国は既に瘴気で汚れた土地が多くなり、作物もまともに育たないと聞いて、ルーシーはしばらく隣国に行ってもいいと思っているのだが、長く冷戦状態にある隣国に行かせるのは命が危ないのでは、と躊躇いを見せる国王たちをルーシーは説得する教養もなく……。
そんな折、ある日の月夜に、明日の雨を予見して変装をせずに水汲みをしている時に「見つけた」と言われて振り向いたそこにいたのは、騎士団の中でもルーシーに優しい一人の騎士だった。
※感想の取り扱いは近況ボードを参照してください。
※小説家になろう様でも掲載予定です。
旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜
ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉
転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!?
のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました……
イケメン山盛りの逆ハーです
前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります
小説家になろう、カクヨムに転載しています
聖女としてきたはずが要らないと言われてしまったため、異世界でふわふわパンを焼こうと思います!
伊桜らな
ファンタジー
家業パン屋さんで働くメルは、パンが大好き。
いきなり聖女召喚の儀やらで異世界に呼ばれちゃったのに「いらない」と言われて追い出されてしまう。どうすればいいか分からなかったとき、公爵家当主に拾われ公爵家にお世話になる。
衣食住は確保できたって思ったのに、パンが美味しくないしめちゃくちゃ硬い!!
パン好きなメルは、厨房を使いふわふわパン作りを始める。
*表紙画は月兎なつめ様に描いて頂きました。*
ー(*)のマークはRシーンがあります。ー
少しだけ展開を変えました。申し訳ありません。
ホットランキング 1位(2021.10.17)
ファンタジーランキング1位(2021.10.17)
小説ランキング 1位(2021.10.17)
ありがとうございます。読んでくださる皆様に感謝です。
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
皆で異世界転移したら、私だけがハブかれてイケメンに囲まれた
愛丸 リナ
恋愛
少女は綺麗過ぎた。
整った顔、透き通るような金髪ロングと薄茶と灰色のオッドアイ……彼女はハーフだった。
最初は「可愛い」「綺麗」って言われてたよ?
でも、それは大きくなるにつれ、言われなくなってきて……いじめの対象になっちゃった。
クラス一斉に異世界へ転移した時、彼女だけは「醜女(しこめ)だから」と国外追放を言い渡されて……
たった一人で途方に暮れていた時、“彼ら”は現れた
それが後々あんな事になるなんて、その時の彼女は何も知らない
______________________________
ATTENTION
自己満小説満載
一話ずつ、出来上がり次第投稿
急亀更新急チーター更新だったり、不定期更新だったりする
文章が変な時があります
恋愛に発展するのはいつになるのかは、まだ未定
以上の事が大丈夫な方のみ、ゆっくりしていってください
【完結】誰にも相手にされない壁の華、イケメン騎士にお持ち帰りされる。
三園 七詩
恋愛
独身の貴族が集められる、今で言う婚活パーティーそこに地味で地位も下のソフィアも参加することに…しかし誰にも話しかけらない壁の華とかしたソフィア。
それなのに気がつけば裸でベッドに寝ていた…隣にはイケメン騎士でパーティーの花形の男性が隣にいる。
頭を抱えるソフィアはその前の出来事を思い出した。
短編恋愛になってます。
お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。
下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。
またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。
あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。
ご都合主義の多分ハッピーエンド?
小説家になろう様でも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる