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第一章 神薙降臨
第2話:召喚
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「よくぞ参った。リア殿!」
ロールプレイングゲームの始まりにありがちな王様ノリなのだけど、陛下の自己紹介が始まったあたりからずっとこの調子だ。
劇場型の政治家なのか、それともお国柄なのか。いずれにせよ危機的状況を脱したばかりのわたしには少々脂っこくて胃にもたれる。
「あの、自分の意志で来たわけではないのですが……」と冷静に答えてしまった(ごめんなさい)
「──我々がそなたを神薙として召喚した」
イケオジ陛下があまりにもサラッと言ったので、わたしは「はい?」と聞き返した。
すると、陛下は改めて「神薙としてリア殿を召喚した」と言った。
召喚……ですか。ハテ、わたしはゲームに出てくる召喚獣か何かでしたっけ?
「…………」
リアクション機能に不具合発生だ。頑張って口をぱくぱくしたけれども、言葉が出てこない。
「昔は聖女と呼ばれていたのだが、時代の流れと共に役割と呼び方が変わった」と、陛下が言った。
「は、あ……」
「今は神薙と呼ばれている」
イケオジ陛下は死ぬほどどうでもいい情報を出してくる。
「この王国にとっては、唯一無二の存在なのだ」
「え……と……」
このまま黙っていると、さらにどうでもいい情報が飛び出してきそうだ。とっとと「ごめんなさい。もうしません」と謝ってもらって家に帰してほしい。大急ぎかつ円満にここを去りたかった。
ところが陛下は「神薙が召喚に疑問を抱くのは想定外だ」と言った。
このイケオジは、ポジティブを煮詰め過ぎておかしくなっている気がする。人を攫っておいてゴメンナサイを言わないのはよろしくない。
魔導師団の件もそうだ。わたしなら顔を見て最初に謝るところだけれど、この人は何も言わなかった。謝罪どころか「召喚した」なんて上から目線で言ってくれちゃって。わたしにとっては拉致だし、犯罪だ。
言いたいことを言うべきか、もう少し様子を見るべきかで悩んだ。なにせ相手は王様だし……。言って状況が良くなるのなら言う価値もあるのだけれども。
悩んだ末、それよりも先に最重要ポイントを確認しておくことにした。
「すみません、念のため確認なのですが、家には帰して頂けるのですよね?」
イケオジ陛下の返事は「それは無理だ」だった。
もう、この人は言い方がアウトだ。人の心がないのだろうか。
「我々は異世界から人を連れてくる方法は知っているが、戻し方は知らん。ここはそなたが暮らしていた世界ではない。そこにある地図が我々の世界だ」
横柄なイケオジが指差すほうを見ると、壁に大きな地図が掛けてあった。
アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、オセアニア……わたしの知っている大陸さん達はどこへ行ったのでしょうか。はははっ、日本なんて影も形もないですよ。
──やっぱり異世界でした(号泣)
☟
「陛下、恐れながら申し上げます。我々は言葉を選ばねばなりません」
横柄なイケオジに対して、さすがに腹が立ってきていた。しかし、食って掛かったのは、意外にもくまんつ団長だった。
「リア様は天啓を受けておられないうえ、事件に巻き込まれたのです。ましてや先代のような方でもありません。こちらはお詫びをしてお願いをする立場です」
わたしの代わりにガツンと言ってくださるのは嬉しいけれども、あまりに毅然としてお説教をしているので、この方は国王に歯向かってしまって大丈夫なのだろうかと心配になってくる。
陛下は顔をしかめると、少し申し訳なさそうに「すまない、リア殿」と言った。
「どうも前の神薙と話すときのクセが抜けない」
「はあ……」
「茶でも飲んで、少し落ち着こうか」
わたしには関係ないけれど、どうやら神薙さんとイケオジ陛下は仲が悪かったようだ。
部下の方が戻るのを待たずに、陛下のプライベート用のサロンへと移動することになった。
☟
座り心地の良いソファーに陛下と向かい合わせに座ると、すぐに温かい紅茶が出てきて、お部屋にお茶の良い香りが漂う。
くまんつ団長は陛下の斜め後ろに立っていた。
「リア殿、この国にはどうしても神薙が必要だ。神薙なしには国が成り立たない。国どころか大陸が成り立たない」
陛下は真面目な顔で言った。
彼らは召喚という名の拉致行為をやめるわけにいかず、数十年に一度のサイクルで繰り返しているそうだ。そして、今回の当たりクジ(貧乏くじ?)を引いてしまったのがわたし。
今までここに召喚された人達は、天啓というのを受けていて、諸々の事情や条件を承知の上で来ていた。だから、帰りたがる人はいなかった。そういう話だった。
拉致するほうもヒドイけれども、連れて来られた人達の思考も少し変わっているように思える。家族とか、それ以外の人間関係などすべてなくしてもケロッとしていたようなので、ある種の世捨て人とか、生きることに疲れた人達だったのかも知れない。
なぜわたしには天啓がなかったのか、それは誰にも分らないそうだ。
陛下いわく「神薙の召喚は国民の幸福のため」とのことだった。
しかしこの先、国民の皆さんからどんなに感謝をされようとも、わたしは失うものが多すぎて割に合わない。
多分、父は発狂しているし、母は泣き叫んでいる。いきなり娘が消えたのだから。兄が一番地獄だろう。発狂する両親を一人でケアしなくてはならない。もう想像しただけで変な動悸がする。
くまんつ団長が心配そうな顔でこちらを見ていた。
ロールプレイングゲームの始まりにありがちな王様ノリなのだけど、陛下の自己紹介が始まったあたりからずっとこの調子だ。
劇場型の政治家なのか、それともお国柄なのか。いずれにせよ危機的状況を脱したばかりのわたしには少々脂っこくて胃にもたれる。
「あの、自分の意志で来たわけではないのですが……」と冷静に答えてしまった(ごめんなさい)
「──我々がそなたを神薙として召喚した」
イケオジ陛下があまりにもサラッと言ったので、わたしは「はい?」と聞き返した。
すると、陛下は改めて「神薙としてリア殿を召喚した」と言った。
召喚……ですか。ハテ、わたしはゲームに出てくる召喚獣か何かでしたっけ?
「…………」
リアクション機能に不具合発生だ。頑張って口をぱくぱくしたけれども、言葉が出てこない。
「昔は聖女と呼ばれていたのだが、時代の流れと共に役割と呼び方が変わった」と、陛下が言った。
「は、あ……」
「今は神薙と呼ばれている」
イケオジ陛下は死ぬほどどうでもいい情報を出してくる。
「この王国にとっては、唯一無二の存在なのだ」
「え……と……」
このまま黙っていると、さらにどうでもいい情報が飛び出してきそうだ。とっとと「ごめんなさい。もうしません」と謝ってもらって家に帰してほしい。大急ぎかつ円満にここを去りたかった。
ところが陛下は「神薙が召喚に疑問を抱くのは想定外だ」と言った。
このイケオジは、ポジティブを煮詰め過ぎておかしくなっている気がする。人を攫っておいてゴメンナサイを言わないのはよろしくない。
魔導師団の件もそうだ。わたしなら顔を見て最初に謝るところだけれど、この人は何も言わなかった。謝罪どころか「召喚した」なんて上から目線で言ってくれちゃって。わたしにとっては拉致だし、犯罪だ。
言いたいことを言うべきか、もう少し様子を見るべきかで悩んだ。なにせ相手は王様だし……。言って状況が良くなるのなら言う価値もあるのだけれども。
悩んだ末、それよりも先に最重要ポイントを確認しておくことにした。
「すみません、念のため確認なのですが、家には帰して頂けるのですよね?」
イケオジ陛下の返事は「それは無理だ」だった。
もう、この人は言い方がアウトだ。人の心がないのだろうか。
「我々は異世界から人を連れてくる方法は知っているが、戻し方は知らん。ここはそなたが暮らしていた世界ではない。そこにある地図が我々の世界だ」
横柄なイケオジが指差すほうを見ると、壁に大きな地図が掛けてあった。
アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、オセアニア……わたしの知っている大陸さん達はどこへ行ったのでしょうか。はははっ、日本なんて影も形もないですよ。
──やっぱり異世界でした(号泣)
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「陛下、恐れながら申し上げます。我々は言葉を選ばねばなりません」
横柄なイケオジに対して、さすがに腹が立ってきていた。しかし、食って掛かったのは、意外にもくまんつ団長だった。
「リア様は天啓を受けておられないうえ、事件に巻き込まれたのです。ましてや先代のような方でもありません。こちらはお詫びをしてお願いをする立場です」
わたしの代わりにガツンと言ってくださるのは嬉しいけれども、あまりに毅然としてお説教をしているので、この方は国王に歯向かってしまって大丈夫なのだろうかと心配になってくる。
陛下は顔をしかめると、少し申し訳なさそうに「すまない、リア殿」と言った。
「どうも前の神薙と話すときのクセが抜けない」
「はあ……」
「茶でも飲んで、少し落ち着こうか」
わたしには関係ないけれど、どうやら神薙さんとイケオジ陛下は仲が悪かったようだ。
部下の方が戻るのを待たずに、陛下のプライベート用のサロンへと移動することになった。
☟
座り心地の良いソファーに陛下と向かい合わせに座ると、すぐに温かい紅茶が出てきて、お部屋にお茶の良い香りが漂う。
くまんつ団長は陛下の斜め後ろに立っていた。
「リア殿、この国にはどうしても神薙が必要だ。神薙なしには国が成り立たない。国どころか大陸が成り立たない」
陛下は真面目な顔で言った。
彼らは召喚という名の拉致行為をやめるわけにいかず、数十年に一度のサイクルで繰り返しているそうだ。そして、今回の当たりクジ(貧乏くじ?)を引いてしまったのがわたし。
今までここに召喚された人達は、天啓というのを受けていて、諸々の事情や条件を承知の上で来ていた。だから、帰りたがる人はいなかった。そういう話だった。
拉致するほうもヒドイけれども、連れて来られた人達の思考も少し変わっているように思える。家族とか、それ以外の人間関係などすべてなくしてもケロッとしていたようなので、ある種の世捨て人とか、生きることに疲れた人達だったのかも知れない。
なぜわたしには天啓がなかったのか、それは誰にも分らないそうだ。
陛下いわく「神薙の召喚は国民の幸福のため」とのことだった。
しかしこの先、国民の皆さんからどんなに感謝をされようとも、わたしは失うものが多すぎて割に合わない。
多分、父は発狂しているし、母は泣き叫んでいる。いきなり娘が消えたのだから。兄が一番地獄だろう。発狂する両親を一人でケアしなくてはならない。もう想像しただけで変な動悸がする。
くまんつ団長が心配そうな顔でこちらを見ていた。
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