108 / 111
108 伯爵家からの手紙と情報収集
しおりを挟む
結婚の報告まですることになった。
ジェラルドはいいとしても日本にいる両親にはどうすれば……。
うーん、やっぱ異世界に嫁ができたとか言えるはずもないか。
頭がおかしくなったと思われる。
* *
宴の後にミレナの家に泊まった。
カナタと一緒に客室だ。
しかし朝になって目が覚めたらなんか手足にモフモフふわふわな感触がある。
……え? まさかな? 犬のラッキーだよな?
と、思いつつ目を開けたら、やはりラッキーだったが、片方はラッキーでもう片方はミレナだった!!
横で寝てた!
何してんだ! まだ式は挙げてないぞ!!
そういや結婚式はどうなるんだ?
こそっと海の見える教会とかに移動して挙げるのかそれともミレナの両親のいるこの山里で?
結婚するとわかっていたなら日本で綺麗なドレス買って来たのに。
ふと、窓の外に嘴でコンコンいってる伝書鳥がいた。
俺のぴーちゃんではない。
窓を開けて鳥を招き入れたら手紙は伯爵家からだった。
「うみゅぅ~~」
「ワフ……」
猫みたいな声を出すミレナとラッキーが反応した。そしてカナタも起きてしまった。
「おはよう、皆」
「あ、おはよう、翔太……と、ミレナさん!?」
「こやつは何時の間にか潜りこんでいた、寝てたから何もしてないからな!」
カナタに弁明する俺だったが、ミレナはそれをスルーして、
「その手紙誰からぁ?」
寝ぼけた声で訊いてきた。
「伯爵様からだ、今から読む。えーと、我が国に聖者が降臨したのは大変喜ばしい。
そして聖国からのスパイらしき者達の件は搜索して捕まえるつもりだし、国から厳重に抗議を入れておくと、それから、何か物は仕入れて来たのに店が開かないの辛いから……こっちに受け取りの人間を寄こそうとしている!?
それか聖者を護衛する為に護衛騎士を送るからなるべく早くもどって来てほしい?」
「品物を将太が店で売らないなら買い取りに人を派遣するか逆に護衛よこすから戻って来いってこと?」
「そのようだ」
カナタの問いに俺は頷いた。
「えー、それでショータはどうするの?」
「ここに騎士が来るのはちょい物々しいよなぁ、村の人に迷惑かけたくないし、頑張って自力で帰るかな」
「翔太、ミレナさんとの結婚式はどうするの?」
「まだ指輪とドレスも用意できてないし、婚約期間って事でよくないか?」
「昨日既に婚姻届書いたじゃん!」
カナタがツッコミを入れてきた。
「まだ役所的なとこには提出してないだろ? この世界だとその書類はどこに出すんだ?」
「教会の神父に渡して承認されたら正式に結婚になるわ」
「この村にも教会はあるのか?」
「山から降りないとないわ」
「ミレナは結婚式はどこで挙げたいとか希望はあるのか?」
「綺麗なとこがいいわ」
「じゃあやはり海の見える教会とか?」
「海近くなら春とか夏ぅ」
「あ、今は秋だしな、じゃあ式は初夏あたりでいいか」
「うんーー」
今すぐ式を挙げると駄々こねなくてよかった。
気が変わったら婚約破棄! とか言ってくるかもしれん。
「ひとまず明日には家に帰ってみるか、今日はミレナも少しは故郷でゆっくりしたいだろうし、ここに滞在させて貰おう」
「明日には帰るんだね。分かった」
カナタとミレナにはそう伝えて了承を得た。
明日帰るように旅立ちますと伯爵様に手紙を書いて伝書鳥に返事を持たせた。
そしてひとまず俺は聖者というものについて勉強する事にした。
「ミレナ、聖女や聖者について詳しい人、この村にいるか?」
「村の最長老に聞けばいいわ」
そんなわけで朝食後にはミレナとミラと一緒に長老の家に向かった。
カナタはミレナの家の家事を手伝うようだから置いてきた。
長老の家に着いたらいかにも長老って感じの白くなった長いお髭の狐族のおじいちゃんが出てきた。
「ふむ、ワシに聖女と聖者について聞きたいとな」
「はい、聖者や聖女が国にいると、上とか下が決まるってどういう事ですか?」
「瘴気が大地から吹き出すとそれを浄化出来るのは聖女か聖者のみ。ゆえに関税とかを上げたり下げたり出来るんじゃよ。お助けくださいとすがる方は大抵の要求をのまないといけなくなるからのう」
「相手の足元を見るわけですね。でもそれって聖者のイメージも悪くなりますよね?」
「わざわざ大切な聖女や聖者を他国に派遣するからと、国王が言ってるだけで聖女とか聖者がそういう金銭的な対価を望む訳じゃないからそれはなかろうて」
「色々世知辛いですね。そんなに瘴気って湧き出すものなのですか?」
「ああ、瘴気のせいで荒れ地や砂漠化した土地はわりとあるんじゃよ」
いや、待てよ、俺に浄化してみろって言われたら困るが!
「試練の洞窟に放り込むより分かりやすい判定方法があるんじゃないですか」
「聖女も聖者も覚醒前だと浄化出来る前に瘴気に触れると常人のように死ぬことがある、あれは毒の固まりのようなものだからのう」
洞窟内でも出られなければどのみち死んでるが、覚醒……とな。
「覚醒ってどうやってするんですか?」
「人それぞれらしいがだいたい大切なものが死にかけると救いたくて覚醒するらしいぞい」
それわざと故郷の村とかを焼かれそうで怖いな。
「あ、聖者って結婚しても大丈夫なものですか?」
「聖女は処女でないといけないらしいが聖者は問題ないぞい」
謎の不公平! でも男の聖者は結婚できるって、よかった。
「長老様、本日はお話を聞かせていただき、ありがとうございました」
「ほっほ、なんのなんの」
長老様にお話を聞かせてもらったお礼に柔らかいパンと美味しいジャムを渡し、俺とミレナはミレナの家に戻った。
カナタも家事手伝いを終えて客室に戻ってきた。
「やばいな、例の帳面に浄化出来る杖とかなんか道具を願うべきか」
「早く描いておきなさいよ、また地獄のような判定されたら困るでしょ」
「杖だと雰囲気は出るけど、それを奪われたり折れたりすると困るんじゃないかな? あと荷物になるような」
「あー、そうか、指輪とかのがいいかも」
それは確かにカナタの言うとおりだな。
「翔太、それなら指輪を誰かに奪われないようにね、杖よりは壊れにくい気はするけど」
「ああ」
浄化の指輪はちゃんと帳面に描けたけど五ページを消費した。
しかも使いすぎると崩壊するらしい。注意事項の説明書きが紙に浮き出てきたのだ。
気をつけて使おう。
ちなみに俺のいない間は店が開かない理由が伯爵様から方々へ伝わり、聖国のスパイのせいとか聖者が自国に現れたとかで、耳の早い貴族王族は大騒ぎになったそうだ。
ジェラルドはいいとしても日本にいる両親にはどうすれば……。
うーん、やっぱ異世界に嫁ができたとか言えるはずもないか。
頭がおかしくなったと思われる。
* *
宴の後にミレナの家に泊まった。
カナタと一緒に客室だ。
しかし朝になって目が覚めたらなんか手足にモフモフふわふわな感触がある。
……え? まさかな? 犬のラッキーだよな?
と、思いつつ目を開けたら、やはりラッキーだったが、片方はラッキーでもう片方はミレナだった!!
横で寝てた!
何してんだ! まだ式は挙げてないぞ!!
そういや結婚式はどうなるんだ?
こそっと海の見える教会とかに移動して挙げるのかそれともミレナの両親のいるこの山里で?
結婚するとわかっていたなら日本で綺麗なドレス買って来たのに。
ふと、窓の外に嘴でコンコンいってる伝書鳥がいた。
俺のぴーちゃんではない。
窓を開けて鳥を招き入れたら手紙は伯爵家からだった。
「うみゅぅ~~」
「ワフ……」
猫みたいな声を出すミレナとラッキーが反応した。そしてカナタも起きてしまった。
「おはよう、皆」
「あ、おはよう、翔太……と、ミレナさん!?」
「こやつは何時の間にか潜りこんでいた、寝てたから何もしてないからな!」
カナタに弁明する俺だったが、ミレナはそれをスルーして、
「その手紙誰からぁ?」
寝ぼけた声で訊いてきた。
「伯爵様からだ、今から読む。えーと、我が国に聖者が降臨したのは大変喜ばしい。
そして聖国からのスパイらしき者達の件は搜索して捕まえるつもりだし、国から厳重に抗議を入れておくと、それから、何か物は仕入れて来たのに店が開かないの辛いから……こっちに受け取りの人間を寄こそうとしている!?
それか聖者を護衛する為に護衛騎士を送るからなるべく早くもどって来てほしい?」
「品物を将太が店で売らないなら買い取りに人を派遣するか逆に護衛よこすから戻って来いってこと?」
「そのようだ」
カナタの問いに俺は頷いた。
「えー、それでショータはどうするの?」
「ここに騎士が来るのはちょい物々しいよなぁ、村の人に迷惑かけたくないし、頑張って自力で帰るかな」
「翔太、ミレナさんとの結婚式はどうするの?」
「まだ指輪とドレスも用意できてないし、婚約期間って事でよくないか?」
「昨日既に婚姻届書いたじゃん!」
カナタがツッコミを入れてきた。
「まだ役所的なとこには提出してないだろ? この世界だとその書類はどこに出すんだ?」
「教会の神父に渡して承認されたら正式に結婚になるわ」
「この村にも教会はあるのか?」
「山から降りないとないわ」
「ミレナは結婚式はどこで挙げたいとか希望はあるのか?」
「綺麗なとこがいいわ」
「じゃあやはり海の見える教会とか?」
「海近くなら春とか夏ぅ」
「あ、今は秋だしな、じゃあ式は初夏あたりでいいか」
「うんーー」
今すぐ式を挙げると駄々こねなくてよかった。
気が変わったら婚約破棄! とか言ってくるかもしれん。
「ひとまず明日には家に帰ってみるか、今日はミレナも少しは故郷でゆっくりしたいだろうし、ここに滞在させて貰おう」
「明日には帰るんだね。分かった」
カナタとミレナにはそう伝えて了承を得た。
明日帰るように旅立ちますと伯爵様に手紙を書いて伝書鳥に返事を持たせた。
そしてひとまず俺は聖者というものについて勉強する事にした。
「ミレナ、聖女や聖者について詳しい人、この村にいるか?」
「村の最長老に聞けばいいわ」
そんなわけで朝食後にはミレナとミラと一緒に長老の家に向かった。
カナタはミレナの家の家事を手伝うようだから置いてきた。
長老の家に着いたらいかにも長老って感じの白くなった長いお髭の狐族のおじいちゃんが出てきた。
「ふむ、ワシに聖女と聖者について聞きたいとな」
「はい、聖者や聖女が国にいると、上とか下が決まるってどういう事ですか?」
「瘴気が大地から吹き出すとそれを浄化出来るのは聖女か聖者のみ。ゆえに関税とかを上げたり下げたり出来るんじゃよ。お助けくださいとすがる方は大抵の要求をのまないといけなくなるからのう」
「相手の足元を見るわけですね。でもそれって聖者のイメージも悪くなりますよね?」
「わざわざ大切な聖女や聖者を他国に派遣するからと、国王が言ってるだけで聖女とか聖者がそういう金銭的な対価を望む訳じゃないからそれはなかろうて」
「色々世知辛いですね。そんなに瘴気って湧き出すものなのですか?」
「ああ、瘴気のせいで荒れ地や砂漠化した土地はわりとあるんじゃよ」
いや、待てよ、俺に浄化してみろって言われたら困るが!
「試練の洞窟に放り込むより分かりやすい判定方法があるんじゃないですか」
「聖女も聖者も覚醒前だと浄化出来る前に瘴気に触れると常人のように死ぬことがある、あれは毒の固まりのようなものだからのう」
洞窟内でも出られなければどのみち死んでるが、覚醒……とな。
「覚醒ってどうやってするんですか?」
「人それぞれらしいがだいたい大切なものが死にかけると救いたくて覚醒するらしいぞい」
それわざと故郷の村とかを焼かれそうで怖いな。
「あ、聖者って結婚しても大丈夫なものですか?」
「聖女は処女でないといけないらしいが聖者は問題ないぞい」
謎の不公平! でも男の聖者は結婚できるって、よかった。
「長老様、本日はお話を聞かせていただき、ありがとうございました」
「ほっほ、なんのなんの」
長老様にお話を聞かせてもらったお礼に柔らかいパンと美味しいジャムを渡し、俺とミレナはミレナの家に戻った。
カナタも家事手伝いを終えて客室に戻ってきた。
「やばいな、例の帳面に浄化出来る杖とかなんか道具を願うべきか」
「早く描いておきなさいよ、また地獄のような判定されたら困るでしょ」
「杖だと雰囲気は出るけど、それを奪われたり折れたりすると困るんじゃないかな? あと荷物になるような」
「あー、そうか、指輪とかのがいいかも」
それは確かにカナタの言うとおりだな。
「翔太、それなら指輪を誰かに奪われないようにね、杖よりは壊れにくい気はするけど」
「ああ」
浄化の指輪はちゃんと帳面に描けたけど五ページを消費した。
しかも使いすぎると崩壊するらしい。注意事項の説明書きが紙に浮き出てきたのだ。
気をつけて使おう。
ちなみに俺のいない間は店が開かない理由が伯爵様から方々へ伝わり、聖国のスパイのせいとか聖者が自国に現れたとかで、耳の早い貴族王族は大騒ぎになったそうだ。
11
お気に入りに追加
206
あなたにおすすめの小説

Sランクパーティを引退したおっさんは故郷でスローライフがしたい。~王都に残した仲間が事あるごとに呼び出してくる~
味のないお茶
ファンタジー
Sランクパーティのリーダーだったベルフォードは、冒険者歴二十年のベテランだった。
しかし、加齢による衰えを感じていた彼は後人に愛弟子のエリックを指名し一年間見守っていた。
彼のリーダー能力に安心したベルフォードは、冒険者家業の引退を決意する。
故郷に帰ってゆっくりと日々を過しながら、剣術道場を開いて結婚相手を探そう。
そう考えていたベルフォードだったが、周りは彼をほっておいてはくれなかった。
これはスローライフがしたい凄腕のおっさんと、彼を慕う人達が織り成す物語。

凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

世の中は意外と魔術で何とかなる
ものまねの実
ファンタジー
新しい人生が唐突に始まった男が一人。目覚めた場所は人のいない森の中の廃村。生きるのに精一杯で、大層な目標もない。しかしある日の出会いから物語は動き出す。
神様の土下座・謝罪もない、スキル特典もレベル制もない、転生トラックもそれほど走ってない。突然の転生に戸惑うも、前世での経験があるおかげで図太く生きられる。生きるのに『隠してたけど実は最強』も『パーティから追放されたから復讐する』とかの設定も必要ない。人はただ明日を目指して歩くだけで十分なんだ。
『王道とは歩むものではなく、その隣にある少しずれた道を歩くためのガイドにするくらいが丁度いい』
平凡な生き方をしているつもりが、結局騒ぎを起こしてしまう男の冒険譚。困ったときの魔術頼み!大丈夫、俺上手に魔術使えますから。※主人公は結構ズルをします。正々堂々がお好きな方はご注意ください。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる